水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
パワハラ認定です

チョウ・キジュ湘南ベルマーレ監督のパワハラ疑惑に関して、
調査委員会の結論が出され、
これを受けて様々な部署、人達からコメントがネットに乗りました。

実に様々ですね。


結論とは、まず、パワハラはあった、と。
その上で、けん責および監督への謹慎、5試合の指揮権の不許可と、
チームへのけん責および罰金200万円と言う裁定が出されました。

まあ、正直、全くの門外漢ですし、その調査報告書も見たことはないので、
情報として伝えられているネット上の記述だけでの判断ですから、
見当違いかもしれない、ということが大前提ですが、
私なりの感想を。

 

まずは、チョウ監督は、かなりの熱血漢ですから、
まあ、アウトセーフギリギリなんだろうな、とは思っていました。
ただ、伝えられたところによれば、かなりきつい言葉があったようです。
きっと暴力寸前の過激な行動もあったのではないか、と。

 

私は、サッカーのゲームを見ながら、一般的に監督の行動を見ていて、
さぞかし歯がゆいことが多いだろうな、と思っていました。
つまり理想とする動きとずれが出てきた場合、正にピッチの外から、
あれこれ指示を出すことと、場面に応じて選手交代をするということ以外、
試合中に出来ることはないわけです。

 

私はその昔、学生芝居ながら、オリジナルのミュージカルの演出をしたことがあります。
芝居も、踊りも、歌もそれぞれの担当がいて、

作曲だとか、振り付けだとか、分担するのですが、
総合的に全体をまとめて、けいこを通じて、

望ましいステージの構成をするのは、演出の権限と責任なんです。
学生ですから、なかなか理想のレベルにはならない。
でも精一杯、くりかえしの練習で、その精度を上げてゆく。
なんだかんだと、3か月以上は稽古するんです。
上演は、一回、2時間程度。
その瞬間のような時間のために1000時間を超える準備をするわけです。
で、いよいよ舞台が始まる。
演出としては、今までけいこを続けてきた中で、すべてを演者に伝えてきた。
だから、一度幕が開いたら、ただ見ているしかない。
つまり、あとは、彼らを信じて見守る、と言う事なんです。
1000時間と言う時間は、彼らを信頼するための時間ですし、
彼らが、歌や踊りやセリフなど、一つ一つの舞台構成要素に魂を込めてゆく時間だったんです。

 

私はサッカーの試合を見るたびに、監督の心中をいつも考えていました。
ミスが出れば、なんでそんな動きをしたんだ、
練習であれほど言っただろう、とか、
特に失点した時など、心が切り割かれんばかりの思いをしたのだと思うのです。
もちろんそれに反して、いいプレーや、得点した時など、それはそれで大いなる喜びだと思います。
ま、いずれにしても、芝居の演出も、サッカーの監督も、
当然ですがベストと言う状況を理想として、そこに近付けるためのトレーニングをしてきたわけです。
で、本番では直接的に口出し手出しをできない。
正にあなた任せの時間になるわけです。

 

チョウ監督のようなタイプの人は、理想形の体現を目指す意識が強く、
その誤差には、きっと周囲が考える以上のストレスが生まれてしまうんでしょうね。
それだけに、それが強い言葉に変わる。

様々な情報を読む限り、そこまでひどい言葉だったのか、とも思いました。
しかし、チョウ監督のパワハラを是認するつもりではありませんが、
以前のブログでも書いたように、
たとえば、何とか大学のサッカー部の監督と、
プロのサッカーチームとのとてつもない差を考えるべきではないか、と思うんです。

 

大学のチームの場合もプロチームの場合も、
極力優秀な選手を集めるところが原則だと思うんです。
そしてトレーニングする。
チームワークを醸し出せるような方法を考え実施する。
そしていざ本番、勝ちに行く。
つまり最終的には勝とうとすることです。
しかし、大学のチームとプロのチームとの大きな違いは、
観客からの入場料で、チームが運営されていると言うことです。
もちろんスポンサーシップなど、協賛的な資金も含まれるでしょうが、
まあ、それでも観客が払うお金が基本になります。
つまり、金を払っても観るというプレーが要求されているということです。

こう言うスポーツと言うのは、相対的な問題でしょ。
特に大学などのチームの場合、戦力の弱いチームには、勝つチャンスがある。
その逆もある。
しかし、プロと言うのは、
勝ち負けもさることながら、金を払うに足って観るプレーが必要だということなんですね。

 

私は以前ナパサでチョウ監督と対談した時、この意識が強い人だ、と感じました。

まあ、言っちゃあなんですが、ベルマーレのチーム運営資金というのは、
Jリーグの中でも、17,8番目ぐらい。
決して裕福なチームではありません。
そんな中で、獲得できる選手へのギャラは、やはりそのレベルになるはずです。
で、そのレベルの選手で戦うのですから、何より勝ちに行くということが第一義、

さらには、観客が金を払ってくれるプレーをさせると言うこと、
ここに腐心するはずです。
まあ、この現実的な隙間が、ちょっとばかりストレスにつながっていたんじゃないかな、と思います。

 

何はともあれ、チョウ監督が現場に戻って来るようです。
これを機に、もしかすると、もっと素晴らし指導力を発揮するんじゃないか、と期待しています。
何しろ、チームは今崖っぷちに立っていますから、
なんとか立て直してほしい。

世間からはいろいろ言われたけど、まあ、いい経験だったね、と
シーズンが終わったら、苦笑いでもできるようになってほしいですね。

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 13:24 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
金のとれるプレー

指揮官のパワハラ問題で、代行の監督でベルマーレがここ3試合戦っています。
戦績は2分け1敗。
3試合で勝ち点2と言うことですね。
まずは、10位をキープ。

 

さて、よしんばチョウ監督復帰と言うことになるには、
リーグでの調査委員会などで実態を審査したうえで、正に無罪放免となればのこと。
さらには、ご本人の意志もあってのことなので、
スムースに指揮権を回復するのは、難しいと思われるんですね。

 

正直、最近のさまざまなパワハラ問題、いや、パワハラに限らず、
セクハラとか、何とかハラ問題については、いささか、どさくさまぎれの
私も被害者と言うアピールが目に付きますね。
すでに過去形になりましたが、
体操協会の女子選手とコーチのパワハラ問題。
ま、人が人を管理するのですから、多少はその気があったとしても、
解釈の仕様で、パワハラともそうでないとも取れるケースが多いですね。

時に大山鳴動ネズミ一匹みたいなことがしばしばですね。

 

きっと、チョウ監督の問題も、解釈次第のギリギリのところにあるんじゃないかと思うんです。

前にも、この問題については一度触れましたが、
なんかそういうところの弱者の声を取り上げるという美風にまぎれて、
本来とはいささか違う状況にもかかわらず、
声を上げている感じがするんですね。

 

あまりいいたとえでないかもしれませんが、
電車の中の痴漢の冤罪に近いような気がするんです。
だって、ぎゅうぎゅう詰めの電車の中で、体の接触をしないようにと言うのも、結構きついでしょ。
状況次第じゃないですか。

 

ま、何より、このベルマーレの問題は、

やはりどこか、どさくさまぎれのパワハラ提訴、という感じがするんですね。
この問題で、私が一番基準にすべき要因、と思っていることは、
プロのスポーツ集団であると言うことです。

 

例えば、ある選手のプロセスを考えてみます。

Lリーガーを夢見て、子どものころからサッカーチームに所属し、
比較的身体能力も高かったので、めきめきと頭角を現し、
中学、高校と、エース級の活躍をしてきた子がいたとします。
全国大会などでも、上位の成績を収め、プロのスカウト連中からも高い評価を得られるようになってきた。
本人も、できればプロチームに所属したいと考え、交渉が始まる。
で、話はまとまり、さるチームに所属する。

さて、彼は、いつかプロチームでプレーができるようになればいい、

と夢見てきたことが実現したわけです。
ところが、おうおうにして、それはできる限りの華麗な技を披露するなど、プレーヤーとしての
パフォーマンスを披露するという事なんですが、
それだけではないんですね。
アマチュアとプロは違うんです。
高校までのさまざまなゲームでは、チームの一員として、優秀なプレーをする、
これでいいわけです。
しかし、プロでのプレーは、そのプレーをお金を払って観てもらう、

という、次元の違う世界のプレーするわけです。
ここは、同じようにいいプレーをすればいい、と考えていたら、
大違いでしょ。
じゃあどこが違うのか、と言うと、
高校までは、良い評価を得られればいい、と言うプレーです。
しかし、プロでは、金を払ってみる人々に対価に見合うプレーをしなくてはいけない。
高校までのいいプレーに、プロとしてのプラスアルファ―のプレーです。
明らかに、質とか次元とかがワンランク上がるんですね。

 

この話の発端は、チョウ監督の指導方法に不満があったということですが、
逆に、チョウ監督は、金の取れるプレーはそんなもんじゃないだろう、

と考えたのだと、私は思うんです。
選手は、チームから報酬をもらいます。
チームは観客の入場料を得てチームの運営をします。
つまり見てもらってナンボの世界なんですね。

 

私は、以前、頻繁に球場に足を運んでいたころ、例えば、入場料が3000円だとします。
で、キックオフからゲームセットまでの実質90分間の中で、
いいプレーがあると、今のは500円とか、超美技があると、弾んで1000円とか、
逆に、ぼおーとしていたための失点など、マイナスの1000円とか、
まあ、ともかくえげつないほど、プレーの一つ一つに値段をつけたことがあります。
でもこれは特殊な見方ですけど、要はそういうもんでしょ。
今日に試合は5000円の価値があったとか、

場合によっては金を返してもらいたいというゲームだってあるわけです。
現場を作り出す監督としては、金の取れるゲームをしたいと考えるでしょ。
そのために、お前のプレーでは金にならない、と思ったら、
一言二言、言葉を添えるでしょ。
時に厳しくです。
高校、大学のサッカーの延長で、プレーするな、と。
おれたちはワンプレーワンプレー観客の支払った観戦料に見合ったプレーをしなくてはならない。

そのための努力を精一杯するんだ、と言うことだと思うんですね。

 

文句を言っているトレーナーも、選手も、アマチュア精神が抜けてないんじゃないでしょうか。
プロのスポーツ集団で稼ぐというのは、生半可なことではできないぞ、ということを、
彼は言ったんではないかと思います。

 

私は、チョウ監督の熱い心は、そういうことだ、と解釈してきました。

多くの人にこのことを理解してほしいものです。

 

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 11:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
屁理屈擁護論

野球でも、サッカーでも、ボクシングでも、
要は、一対一の対戦で、勝ち負けを付けるスポーツの試合を見に行った人は理解できると思いますが、
応援するチーム、または個人が、負けてしまうと、
かなり、精神的に落ち込みます。
ま、その逆は、意気軒昂となり、正に気分爽快になるんですが。

私なんかは、ベルマーレが勝つと、その一週間は気分が上向きになりますね。

もちろん、その逆もあるのですが、

 

例えば、友人とベルマーレのホームゲームを観戦に行き、
負けた試合の後、球場から街なかまでの15分とか20分、歩いている間、
会話は、いまいち弾みません。
なんとなく、ネガティブな空気が支配するんですね。
その逆、スカッとした勝ち方をすると、
会話は弾むんです。
現金なもんです。
勝てばうれしい負ければ悔しい、と単純な反応をだれもがすると思うんです。

で、この負けて悔しいとか、意気消沈とかを繰り返すと、
私の場合、試合を見に行く気分がそがれるんですね。
つまり楽しみでなくなるわけです。
だって、見る試合見る試合負けて、いやな気分になると、
モチベーションが下がり、どうしようかと逡巡しているときは、
観に行かない、となるでしょ。
で、結局、私は直接、球場で観るということをしなくなってしまったのです。
まあ、意気地なしです。

 

多分、こういう経験をした人は多いと思います。
ですから、チームの戦績が良ければ、観客は増えるんですね。

ベルマーレはプロのスポーツ集団です。
観客の支払う観戦料で、食べていけるわけです。
観客をいかに満足させるか、と言うサービス業なんです。
ですから、勝ち、というよろこび、快感を提供することが

プロのスポーツチームの唯一無二の商品なんですね。

 

さて、その総責任者は、監督です。
試合運びがよかったとか、見ごたえのあるシーンが多かったとか、
まあもし負け試合なら言いわけみたいなことも、
基本的には、本来でない。
ともかく、なんであれ勝つことなんです。
どんなバタバタした試合だろうと、それがラッキーな要素での決着であろうと、
勝利を得ることに勝るパフォーマンスはないんですね。

したがって、勝つための総責任者として、監督は相応の指導をしなくてはいけない。

 

その方法論が論じられているのだと思うのですが、
勝利を厳しい訓練により得るという方法論は間違えてないと思うんです。
ま、厳しさの基準があいまいと言えばあいまいなんですが、
そもそも、そういう世界に入ってきているんですから、
いくら厳しかろうと、精神的なダメージで吐うと、
そう言う厳しさ前提の世界でしょ。
ですから何を言われたとかなんかで、チームを離れるなんて、
もともとこの世界を甘く見ていた2流選手の諸行じゃないですか。

それより、チームに残れる能力ではなかった、と考えるべきでしょうね。

 

たとえがぶっ飛びますが、
例えば、ボクシングの世界では、訓練、試合を問わず、殴られるんですね。
こいつが、外部に、殴られるんです、と、パワハラだと訴えたら、
バカじゃないの、殴り合う世界に入ったんでしょ、と笑われるでしょ。

プロの、パフォーマンスで食べてゆく世界で、
しかも勝利至上主義に世界で、
求められるパフォーマンスを発揮できないとしたら、
脱落するしかないでしょ。

 

指導者としては、なんとか能力を発揮させようとするでしょ。
あの手この手で。
でも、本人の能力がそこに届かなければ、これは脱落するしかない。

私は、敗者の言い分を聞けば、パワハラになると思いますが、
一方で勝者もテームの中には多くいるわけですよね。
この現実をしっかりと見るべきだ、と思います。

 

何やら調査委員会を設置して、この監督のパワハラ問題を精査すると言ってますが、
勝者の言い分も、十分に耳を傾けるべきだと思います。
この委員会には、
負けて尻尾巻いた敗者の言い分をまとめて結論を出さない見識を期待したいですね。

 

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 10:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
ガンバーレ・ベルマーレ!!

昨夜は、Jリーグのホームページの試合の速報を見ながら、
ベルマーレ対ジュビロの、試合をチェック。
1点先行されたか、とか、そのあと3点取って、まあ勝ち点は確保、とか思っていたんです。
これで、一応中位までいけたな、とか、順位表を見て、少しは心穏やかになっていたんです。

 

で、今朝のネットを見てびっくり。
一体どうした、という感じでしょ。
ベルマーレのチョウ・キジュ監督がパワハラ疑惑ですって。
その記事によれば、今季途中交代の可能性があるとか。

私は、チョウ監督のファンに1人だったので、もしそうならショック大きいですよね。

 

3年ほど前、シーズン直前に、ナパサのこの人と60分で対談したことがありました。
その印象は、一言で言えば熱血漢。
そして独自のサッカー観を持っているんです。
この説得力と言うのがすごい。
様々な角度で話題が展開されましたが、

ただひたすら、この監督なら何とかなりそう、という印象でした。
以来、もしチョウ監督が何らかの要因で、ベルマーレを去ることになったら、
誰がこのチームの指揮をするのか、と余計な心配をしていたんです。
ま、いつかその日はやって来るにしろ、

それまでに、チームとしての基礎力をしっかり培っておくべきだ、と思ったんですね。
正直、現在では、まだまだ不十分。
J1に残るのが精いっぱいじゃないですか。

 

遠藤航にしろ、永木亮太にしろ、手塩にかけて育て上げても、
結局チームとしての財政基盤が弱いので、簡単に他のチームに引き抜かれてしまう。
となると大幅な戦力ダウンをする。
ま、これにへこたれず、次なる選手の育成をする。
こんなことの繰り返しでしょ。
そもそもサッカーチームはそんな世界なんですね。
その選手の能力と報酬のバランスが取れなくなると、移動する。
能力向上なら、報酬の高いチームに行く。
能力ダウンなら、1ランクしたのチームに行く、と言うのが鉄則。
そもそも新陳代謝の激しい世界ですから、数年で主力が入れ替わるなんてざらな話です。

 

したがって、チームとしての軸は、スタッフが作り出さなければいけない。
もちろんその中心は監督です。
その意味で、チョウ監督がベルマーレで果たした役割は大きいですね。
チョウ監督あってのベルマーレと言っても過言でないくらい。

 

さて、またまたマスコミがよだれをたらしそうなパワハラですって。
そもそも、セクハラにしろパワハラにしろ、時に明確な基準もないし、
これらの事案で、被害者と言うのが存在するわけですが、
加害者と被害者の関係にもよりけりでしょ。
精神的に弱な連中が、これはパワハラだと騒げば、世間は取り上げる。
なにこの程度、プロのスポーツ集団なんだから、普通だろ、と言えばそれまで。
実にデリケートな判断が求められるはずです。

 

だいいち、誰がそんなこと言いだしたんでしょうね。

外からは見ることができない世界ですから、推測で見当をつけるしかないのですが、
まあ、何だってこんなややこしい問題が持ちあがったんでしょうね。

正直、これでしばらくベルマーレは、サブマリン状態でしょ。
リーダーの能力がチームに与える影響は大きいはずです。
失礼ながら、神戸が、金に飽かせてタレントを集めていますが、
これと言った戦績に、結び付いていないでしょ。
おそらく、タレントを活用する能力のあるリーダー不在なんでしょうね。

 

サッカーチームはなんだかんだとチームワークで勝負するもの。
チームワークとは、その心の在り方でいくらでも変化するわけです。

そこを作り上げるのが監督の仕事ですものね。
私には、チョウ監督を超えるリーダーが、
そこそこのタイミングで登場するとは考えられません。

まあ、今、会社がやるべきことは、
正確な状況判断と、過剰なマスコミの情報垂れ流しのコントロールです。

 

ガンバーレ・ベルマーレ。

 

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 13:13 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
崖っぷち、とはこのこと

案の定と言うか、まあ、多くの人が微妙に不安がっていましたが、
ベルマーレの残留が微妙になってきました。
何しろ、ルバンで優勝の祝杯を挙げたのはいいものの、その後ぱっとせず、
いよいよ崖っぷち、と言うところで何とか1勝を挙げたものの、
降格候補チームが全チーム勝つ、ということになり、
これまた振出しに戻ってしまいました。

 

冷静に考え、要は危ない同士の名古屋が最終戦ですので、
ここでの勝ち負けが大きく影響します。
ベルマーレ残留の条件をざっと整理しましょう。

 

まず名古屋戦で勝てば、残留決定です。
まあ、形としたらこれが一番ですよね。
とは言え、名古屋はホーム最終戦ですし、負けたら後がないので、
とてつもない圧力がスタジアムのみなぎっているはずなんで、
実力プラスアルファ―の力が働かないと、厳しい戦いになりそうです。
で、名古屋戦を引き分けたとすると、ともに勝ち点1を足しますが、
これで、安心とはなりません。


まず、名古屋戦引き分けで、かつ鳥栖が鹿島にまけたら、
ベルマーレ・名古屋が残留です。

で、鳥栖が鹿島に勝つと、勝ち点差で、ベルマーレの残留が決まります。
つまり、最低で名古屋戦引き分けが残留の条件です。

 

で、名古屋戦負けの場合です。
点差にもよりますが、鳥栖が負けると、現在得失点差が同じなので、
最終戦のそれぞれの得失点差が1以上ひらくと、多い方が残留。
同じなら、ベルマーレが総得点が多いので、ベルマーレ残留、ということになります。

 

いささかややこしいので、ざっとですが、原則、名古屋戦に勝利、
これは単純に望ましいことです。
次が、鳥栖が負けると、幾分か可能性が出てきます。

言い換えれば、名古屋に負けて、鳥栖が勝つとなると、ベルマーレは
J2からプレーオフでJ2から勝ち上がってきた、

ベルディーか横浜かのどちらかと対決することになります。
まあ、これにも負けるとなると、
仕方なかったか、残念、ということになります。

 

いずれにしても、名古屋に全力で立ち向かう事ですね。
だって、ルバンカップに優勝して、なおかつベルマーレ創立50周年と言う時に、
J2降格はないでしょ。

 

いままで、このブログでも何回か触れてきましたが、サッカーチームのチーム力は、
なんだかんだと選手強化費、つまり、選手への年棒総額が影響して来る、と書いてきました。
ベルマーレは基本は市民球団ですから、
大旦那がいません。
市民のささやかな財布の中からお金で賄われてきました。

つまり、Jリーグ中20番目位の経済力で、まさに貧乏所帯なんです。
そこに来て、RIZAPが資金的な援助をしてくれそうだ、
という情報が入った時は、なんとなく一安心、と思ったんですが、
ここに来てRIZAPの経営状態が赤字転落した、ということで、
当然、各種の支出を締めてくるはずです。
ベルマーレも影響ないとは言えないでしょ。


そんな空気の中ですから、ここは歯を食いしばっても、
来年に展望できるようなポジションで、今シーズンを締めくくってほしいと切に切に願っています。


ちなみに、SCNクラブの新年1月の市民TVの枠では、

ベルマーレを取り上げることになりましたが、
一応、前提としては、J1に残留している、と言うところを想定したシナリオになっています。
まあ、勝手な思いですが、そんなことも絡んで、
12月1日は頑張ってほしいものです。
ちなみに、まちかど広場でパブリックビューイングを開催するとか。
最終戦盛り上がりたい方は、是非とも足を運んで下さい。

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 13:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
いやあ、勝ちましたね

昨日の午後は、かみさんは出かけていたので、テレビを一人で見ていました。
もちろん、ルヴァンカップ決勝戦の中継です。

 

私がベルマーレの湘南市民応援団の活動に携わったのが、
ベルマーレがJリーグに加盟を表明してから、市民の支援が必要だ、と聞いた時からです。
前商工会議所会頭だった福沢さんと一緒に応援団を立ち上げたのです。
1993年のことです。
で、その年、下部リーグで見事優勝、Jリーグ、今でいうJ1に昇格しました。
翌、1994年、まずまずの成績だったんですが、
なぜか、天皇杯では、あれよあれよと勝ち進み、

確か元旦に決勝戦が行われたんじゃないかと思います。
もちろん、国立まで出かけてゆきましたが、これに見事勝利。
天皇杯を勝ち取りました。


いわゆるカップ戦の優勝は、以来、縁遠く、
それよりも、J2陥落、J1昇格を何回か繰り返すほど、戦力は不安定でした。
基本的には、フジタが責任企業の立場を放棄し、市民球団として、資金も少ない中、
細々とやっていかざるを得なくなったことが、チームの弱体化につながったのです。

そこに、救世主のごとく登場したのが諜裁(チョウ・キジュ)さんで、監督に就任。
彼は独自の考えを持って、チーム作りをしてきました。


私は、三年前にFM湘南ナパサの番組で、対談をさせていただきましたが、
その時、その信念の強さに、感服した次第です。
ともかく走力が重要だ、と。

確かに、以前から感じていたんですが、選手がピッチの上を走り回っているときは、
基本的に、失点しないもんなんですね。
一試合90分、走り続けるというのは大変だと思うのですが、
なんかの拍子に、ある時間帯で、ふと足が止まるときがあるもんなんです。
もちろん疲れもたまってくるのでしょうが、こういう時に、微妙にマークがヅレたりして、
失点に結びつくことが多い。
逆に、これを攻撃と考えると、相手に走り勝っているときは、得点のチャンスがある、と言うことです。
諜裁監督は、このスタイルを曲げることなく貫いてきました。
攻守の切り替えを早くし、ともかくゴールに向かって走る。
そして、直線的なパスでチャンスを造る。

9回失敗しようと1回の成功でいいんですね。

そもそもサッカーとはそういうものです。


まさにその通りのゲーム展開が昨日の決勝戦でした。

これは、併せて守備についても同様に展開され、
後半、マリノスの猛攻をしのぎ切ったのも、チョウ流のゲーム展開が実ったのではないか、と思いました。
もちろん、ピッチの上の具体的なゲーム展開は、選手の能力によるところが多い、と思いますが、
そこを、日頃の指導を体現できれば、結果にコミットするわけです。
まさに、RIZAPですね。
胸にRIZAPのマークがついていたのも、いささか心強い事でした。

 

監督就任7年目。
幾多の思いがあったんだと思うんですね。
降格した時の悔しさ、育て上げた選手が、他のチームに持って行かれた時の悔しさ。
でも、なにくそと信念を貫いてきたハズです。
決勝戦に勝利した直後、人目をはばからず泣いていました。
まさに、苦節7年のさんざまな思いが、脳裏に去来したのだと思います。

1:0の拮抗した展開に、最後は、サンドバックのように叩かれ、コーナーキックの連打。
これに耐えきって、終了のホイッスルを聞いた時に、私は思わずテレビの前で、拍手をしました。
いやあ、嬉しかったですね。


下世話な話ですが、
優勝のカップの授与などの後で、赤いボードを手渡され、それに優勝賞金の額が書いてありました。
え、いったいいくらなんだ、と。
その桁数をなぞってみたら、なんと1億5千万円。
いやあ嬉しいボーナスでしょ。

 

さあ、これに弾みをつけて、一試合でも早く、降格圏を抜け出してもらいたいものです。
カップ戦に優勝しようと、J2降格ではシャレにならないでしょ。

 

ま、ともかく優勝おめでとう。

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 09:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
いよいよバックストレッチに差し掛かりました

久しぶりにベルマーレの話題。


いよいよ、第4コーナーを回り、バックストレッチに差し掛かりました。
何しろ、テーマは、J1残留。
せっかく昇格したJ1に、できれば残留したいでしょ。


J1とJ2って、幕内と十両ぐらいの差がありますね。
情報の配信量もそうですし、十両で、懸賞金が付いた取り組みを見たことがないですから、
その収入の差も推して知るべし、でしょ。
ですから、幕内の下の方の番付だと、何とか勝ち越して、幕内にとどまりたい。
そこで必死になるのですが、成績が悪ければ十両陥落。
代わりに十両で成績がいいものが幕内に入ってくる。


ま、Jリーグもこれと同じです。
ただシステムが明確で、J1の下位2チームは自動降格。
下から3番目は、入れ替え戦。

さて、われらがベルマーレは、27節現在13位。
下には5チームがうごめいていますが、これは単なる順位表の位置。
決して安穏できないのです。


先ず、勝ち点で行きますと、ベルマーレは32。
その下の14位名古屋は、32。
以下、15・16・17位と勝ち点30の鳥栖、柏、ガンバ大阪が並んでします。
単純な数字で言えば、次節ベルマーレが負けて、勝ち点を積み上げられないと、
32のままです。
で、下位4チームがそろって勝つと、勝ち点3がプラスされますから、勝ち点33(名古屋は34)。
つまり、順位が入れ替わるわけですね。
13位とは言え、薄氷の上にいるようなものです。
いや、崖っぷちと言うのが正しいかな。
どっちにしても安心はできないですよね。

 

で、最悪、降格圏に入ってしまった場合なんですが、
今年の場合、ちょっと事情があって、J2からの昇格チーム数が一つ減ります。
つまり、降格チームが減るという事ですね。
それは、町田が、J1のライセンスが取れなくて、たとえJ2で優勝しようと、
J1に昇格できないんですね。

これは、Jリーグの規定があって、
ホームのスタジアムの収容席数が規定に満たないとか、
正規の練習場の施設基準が規定に満たないとか、
まあ、いろいろあるんですね。

 

そもそも、サッカーチームの戦力と言うのは、
その裏付けとなるものは、選手に支払われる金額の総額に、ほぼ一致します。
お金持ちのチームはそれなりの戦力を保持できますが、
大半のチームは、資金繰りに四苦八苦しています。
そもそもが、選手へのギャラが低いと、選手としては

ちょっとでも条件が良い方へ移動しますので、
年がら年中、選手が入れ替わるんですね。
と言う事は、チームの所属選手の構成が変わります。
つまり、微妙にチームの構成が変わるという事です。
これによって、チームプレーが影響を受け、
前年、強かったチームが、今年はさほどの成績が上げられなくなる、といいう事が起きます。

 

まあ、言い訳がましいのですが、資金力が少ないチームの成績は、
不安定になりがちである、という事です。
ですから、J2とか、J3のチームの場合、この資金力不足が影響し、
チームの運営を含めた能力が低いため、
いくつかのハードルがあって、それを超えられない場合、
いくらその時が強くてもライセンスが得られないことがある、と言うわけです。

 

平塚の場合も、一応J1のライセンスはありますが、本来的には、
競技場の収容客数が17000人台と、他に比較し低いので、

これを何とかしたい、とあれこれ模索があるようです。
湘南エリア内の他都市への移転とかが、噂に出ていましたが、

もう少し大きめのサイズのスタジアム建設を目指しているのです。
これは、収容客数が、チーム資金にもろに影響するからです。
ゲームが開催された場合、ホームチームが、入場料の上りを、そっくりもらえます。
そういうシステムなんですね。
相手チームには支払われません。
ですから、ある意味、ホームアンドアウェーという方式は、

経営的な観点でも、当然のシステムなわけです。

 

ま、ともかく、ベルマーレは、勝ち点1当たりのコストパフォーマンスは、
Jリーグの中で、1位と言う経営効率がいい所なんですが、
なんせ、総収入額において、20位前後という事ですから、
まずはここの改善ですね。
噂ではRIZAPが支援してくれそうとか。

ですから、今年は、歯を食いしばってでもJ1に残留し、
来季に掛けたい、と言うところですね。

 

年間は34試合がリーグ戦として開催されますが、
あと、7試合。
怪我無く元気に戦って、悔いのない成績を残していただきたいものです。

 

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 13:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
ともかく走れ

まあ、当然と言えば当然なんですが、
多くのネットのコラムでは、ほぼワールドカップの情報ばかり。
TAHOOでは、最初の10項目の下に、いくつかのコーナーが並ぶんですが、
その中で比較的大量の情報を項目として並べているコーナーがあって、
ずらっと多種多様な項目が、ばらばらと並んでいます。
一部、PR系のものもありますが、それらを除いても
140項目ほどがアップされているんですね。
で、この140項目中およそ半分の70項目がワールドカップがらみ。
他のサイトも、似たり寄ったりで、ワールドカップ情報にいかに関心が高いか、
という事です。


これはテレビのワイドなどでも、同様で、
番組のおよそ半分近くがワールドカップネタで占められています。
まあ、ガサツな世情ですから、
どうでもいいようなマイナスなネタなど切り捨てられるので、
結構と言えば結構なことです。

 

さて、かく言う私もサッカーネタ。


私は、以前は野球ファンでした。
野球オンリー。
そしてジャイアンツファン。
ですから、ジャイアンツが負けた翌日は機嫌が悪い。
当然勝った翌日は機嫌がいい。
私の友人で、当時、さる会社のサラリーマンをしていた者の話です。
その友人の職場の直属の課長がいて、この人が、大のジャイアンツファン。
ともかく、負け試合の翌日は、会社を休んじゃおうか、と思うほど機嫌が悪い。
反対に、勝ち試合の翌日はやたらと機嫌がいい。
で、その勝ち試合の翌日は、駅の売店で売っているスポーツ紙を全部買ってくるのだそうです。
そして、自席で片っ端から新聞を読み漁る。
ある時友人が機嫌のいい課長に、どうしてそんなに、何紙も買ってくるのですか、
と聞いたところ、
だってさ、どの新聞も、ジャイアンツが勝っているんだぜ、と。
当たり前でしょ、と友達は言い返せなかったそうです。

 

そして、平塚からベルマーレがJリーグのチームとして加盟し、
以来サッカーファンになり、おかげさまで、ジャイアンツの勝敗に影響されなくなりました。
もっとも、反対にベルマーレの勝ち負けに影響はされるのですが。

まともかく、1994年以来、サッカー一筋のような所があり、
その中で、サッカーの面白みをもっと深く味わうことができるはずだ、
という観点でいろいろ考えたのです。
そこで、野球と比較をして見ました。
野球とサッカーの最も大きな違いは、そのデータの分野の広さがあります。
例えば、打者で言えば、打率、出塁率、2、3塁打の長打率、ホームランンの本数。
得点圏打率、得点数、盗塁数、四死球数、犠打数、三振数など、
相当の項目が絶えず公表されていて、試合の勝敗以外でも
ゲームを楽しめるようになっています。


例えば、どう見ても負け試合の雰囲気。
そして9回ツーアウト、走者なし、登場したバッターが、
現在29試合連続ヒットの記録更新中で、今日は残念ながらノーヒット。
でも、この最終打席でヒットが出れば、連続ヒットを30試合に伸ばせる、
となると、もう勝ち負けより、その選手の記録のために、試合を眺めるわけでしょ。
これに近いものが、野球では絶えずデータが公表され、

見るものをその観点からも興味を持たせてくれます。
ところがサッカーは、これがあまりない。
例えば選手名鑑などで、その選手の記録的観点で能力を見ようとすると、
先ず出場試合数、詳しい所では、先発か途中出場かの区分。
で、それ以外の項目では、ゴール数。
当然ですが、ゴ―ルーキーパーは、得点数はゼロです。
フォワード系の選手が、いくつかの数字が並ぶだけ。
で、選手の戦績ともいうべき数字は、この試合数とゴール数の二つなんです。
どう見ても守備的なポジションの選手には不公平な数字でしょ。
せめて、走行距離数はコンスタントに表示すべきです。
短時間の場合も含め、1分当たりで結構。
それと枠内シュート数。
インターセプト数。
また反対にボールを取られた数。
まだまだ試合中に、各選手の能力を示すデータは取れるはずです。

 

で、最近どういう測定方法なのか、走行距離数が出されるようになりました。
例えば、先日のセネガル戦です。
FIFAが公表したデータを見ると、やはり走り勝ちしているんですね。
チームの「走行距離」は日本の105・088キロに対して、
セネガルは102・449キロ。
選手別でもDF長友が両チームトップの走行距離11・088キロを記録し、
MF柴崎が10・661キロで2位、
MF長谷部が10・580で3位、
DF酒井宏が10・245キロで4位。
セネガルで最も走ったのは、FWサルの10・143キロで、
両チームで5位にとどまっています。
さらに、走行距離だけではなく、
「スプリント」(短距離ダッシュ)の回数も公表されています。
日本の総スプリント数は、両チームトップだった長友の53回を筆頭に計367回。
対するセネガルはMFゲイの47回がチームトップで計356回。
要は、まちがいなく、走るという面だけでも、優れていたのです。
チーム力としては、セネガルの評価が上でしたが、
これを引き分けに持ち込めたのは、日本が走ったからです。

 

以前このブログでも指摘しましたが、
矢張り同等の技術力なら、走る方が優位に立てるんですね。
ポーランド戦でも、まずは走りに勝ってほしいです。

 

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 11:50 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
ガンバレジャパン

今更、素人が解説しても、何の意味もないのですが、
私なりのサッカー観を述べてみます。

 

実は、ベルマーレの応援団を結成するまで、サッカーを見たことがありませんでした。
で、平塚を本拠地とするフジタがJ1に参加を表明し、
へえ、平塚にもサッカーチームが!と驚いたわけです。
それでも、世間が騒いでいるJリーグの実態も、生半可な知識で、
まあ、まちの活力の一つになれば、それはそれでいいじゃない、と。


ところが、どうも町の中では、それほど関心がない。
1993年、下部リーグでそこそこの成績で、
このままいけばJ1に昇格、と言うところが見えてきても
サッカー音痴が多かった平塚では、半ば他人事のようだったんですね。
そこで、ともかく応援団を作ろう、と。
前福沢商工会議所会頭とともに動き出したのです。


まあ、その頃もすでに、サポーターのグループは数多くありましたが、
正直、中年のおじさんにはなじみ切れないスタイルの応援だったのです。
ゴール裏で、試合中立ったまんまぴょんぴょんと跳ね、
時に大声で歌を歌うなんて、先ずは体力的に無理。
そこで、大人の応援団を結成しようというわけです。

そう、座ったままでも応援出来るという応援団です。
で、できたのが湘南市民応援団。


当初、設立のかかわりから、副会長を仰せつかりその任を全うしましたが、
その後、仕事の事情など加わり、ほぼ自然退会してしまったんですが、
この初期の活動の時、ベルマーレの試合が平塚で開催されると、
当然ですが結成したての応援団が、大挙して競技場に出かけて行ったのです。
正にゴール裏に陣取り、当時は土の応援席に座り込んで観戦です。
まだ記憶にあるのですが、
その応援席に一本の木が植えられていて、それがいまにも枯れそうな様子でしたが、
その木の後ろで見ていたのです。
ゲームは行ったり来たり、攻防が続いたのですが、これと言った決定機がない。
で、後半半ば、誰か(全然覚えていないのですが)が蹴った球が、
ちょろちょろとゴロのように地べたを這って、ゴールの片隅に入ったんですね。
その瞬間の総毛だつような興奮を覚えています。
いわばあの時の感動が、サッカーのとりこになった大きなきっかけだったのです。

 

以来、時々ですが球場に足を運び、観戦しましたが、

その中で体得したサッカー観はたった一つ。
それは走ることが基本だ、という事です。
失点をしなければ、原則的にサッカーは勝てるんです。
つまり、失点をゼロに抑える守備力があれば、得点能力以上に意味を持つんですね。
確かに、失点は相手の攻撃能力の表れではありますが、
不思議と、相手の実力指数が100で、こちらが80ぐらいでも、
トントンのゲームが展開できます。
逆に、天皇杯など、ほぼ、数段階格下のチームとの戦いでも、
楽勝と言うゲームはあまりありません。
数字の上で、やっと勝ったというのがサッカーなんですね。
で、先ずは相手の攻撃力より守備力が上回り、何とか失点を少なく抑えた、
その上で、得点できた、というから勝てるのです。


で、負ける時、失点する時の共通のパターンがあります。
一つは、ちょっとしたミスを付け込まれ、守備が破たんした時です。
これは、あっと思ったときは、押し込まれていて、手の打ちようがない。
もう一つは、足が止まった時です。
以前よく見た失点シーンは、何故か、全員が申し合わせたように足が止まり、
その隙にゴールを奪われる、ということ多かったと思います。
ですから、ベルマーレは、そこをよくよく承知していて、
ともかく走る、ということをチームの戦法にしてきたのだと思うんです。
そもそもが負け試合は、なんだかんだと走り負けた時です。

ですから、もう20何年、サッカーを見てきましたが、
この走るという要素を上回るのは、

数段階技術の上回るチームに対しては通用しないかもしれませんが、
ほぼ、対等のチーム同士なら、十分に通用する戦術なんですね。
野球で言えばチーム打率が多い方が勝つ確率が高いでしょ。
サッカーの場合、チームの総走行距離の多い方が勝つ確率が高いと思うんですね。

ここ数回行われた親善国際マッチですが、

走る香川と走らない本田の差が歴然と出たじゃないですか。

 

さて、いよいよW杯は開幕です。
日本は、どのような戦いをするのか楽しみですが、
ワールドクラスとは言え、サッカーの原則である走るという事で
後塵を拝したら、先ずは勝てるはずがありません。

いいゲームを観たいものですね。
走れジャパン、頑張れジャパン。

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 09:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
来季に向けて

ベルマーレ、先ずは優勝とJ1昇格を果たし、めでたい限りなんですが、
前回昇格の時に、やはり弱小球団としての悲哀を味わいました。
それは、球団運営費、ま、行ってみれば企業規模のようなものです。
さまざまな項目がありますが、単純に、総売り上げで言えば、
J1・J2の計40チーム中、22位。
人件費、まあ、選手のギャランティの総額のようなものですが、
これが40チーム中、21位。
つまり、ほぼほぼ真ん中あたりという事です。


J1レベルで考えれば、ともに最下位という事です。
市民球団ですから、まあこんなところで上等なんでしょうが、
経営規模が小さいと、当然ギャランティが少なくなります。
つまり、選手に対して、十分な報酬が払えない、という事になります。
したがって、ちょっとばかりいい動きをする選手がいると、引き抜かれてしまいます。
つまり、ベルマーレより高い報酬を提示するんですね。
これを義理だ温情だで縛れない。
選手の寿命は短いですから、できるだけ稼げるときに稼いでおきたいんですから、
この選択は仕方ないと思うんです。
昨日の味方は今日の敵という事になります。


ここがサッカーと野球の大きな違いですね。
チームへの所属を強く拘束しているのが野球で、
所属チームの選択権が広いのがサッカーです。
ですから、前年の選手が何人残っているのか、なんてことが、
チーム力を想定する大きな要素になってきます。
つまり、うちのチームという構成は、年々変わるので、
チームそのもののサポーターなのか、選手のサパーたーなのか、
ここが悩ましい所です。


日本人的には帰属意識が強いですから、
サッカーチームの猫の目的な人事に、正直戸惑ったことがありました。
ですから、シーズン初めの何試合かは、背番号と選手名が
なかなか一致しない、という事があります。
まあ、そういうこともサッカーのだいご味、と言う人もいますが、
やはり、せめて主力は何シーズンか、維持している方が、親愛の情もわいてきますよね。

 

選手が移動する要因は、当然、ポジション的に活躍できそうなチームという事と、

年棒の金額だと思います。
ちなみに、ベルマーレは総人件費およそ7億ちょっと。
で、香川一人の年棒が、7億ちょっとですから、あれれ、という感じでしょ。
メッシやロナウドは別格ですが、海外でプレーする日本人プレーヤーは、
ほぼ、億単位の年俸を得ています。


これは、野球でも同じでしょ。
言葉や習慣に不安がある中、大リーグに次々と有力選手が流出するのは、
ひたすら、年俸の高さでしょ。
田中マー君は23億円、ダルビッシュは12億円、岩隈は16億円、
前田は12億円、とそれぞれ言われています。
まあ今度出てゆく大谷はどのぐらいなんでしょうね。
本人が安くてもいいとか言ってるとかですが、それでも10億20億の世界でしょ。


張本さんが、次々と日本から有力な選手が流出するが、

これでは日本のプロ野球がダメになる、とか嘆いていましたが、

じゃあ、どこの球団が、10億20億だすんだ、という事でしょ。
残念ながら、そういう意味でのプロスポーツのレベルは、まだまだ日本は低いんですね。

 

今季は、巨人がリーグ優勝を逃し、CSすら手に届かなかった体たらく。
もし来年も優勝できなかったとすると、球団ワーストタイの4年連続のV逸となってしまいます。
そこで、若手の育成に力を入れているものの、
ここは例の札束攻勢で、即効性のある選手補強をする、とオーナーが言ったとか。
これって、今年に限った話ではないでしょ。
巨人って、まさに金に飽かせて、出来上がった選手を集めてきましたよね。
それで戦力を維持してきた。
まあそういう体質なんです。
だから、なかなか若手が育たない。
逆に選手育成能力が弱いんじゃないか、と思います。

 

そこに行くと、ベルマーレのチョウ監督は、
育成上手ですね。
時に、再生工場とか言われるほど、
不調だった選手をよみがえらせる。
多くの選手が、育成された、と実感しているようです。
ただ、不安なのは、サッカーは、所属チームを変えることを何とも思っていない世界なので、
せっかく育てても、ほいっとよそに移ってしまうことが普通ですので、
来年は果たして何人残るのか、とびくびくしています。

ま、いずれにしても補強も行われるでしょうから、
J1でも十分に戦えるチームとして、来年も頑張ってほしいですね。
ちなみに、19日最終戦、対町田がホームで開催されます。
一年間の労をねぎらい、活躍をたたえて、応援しましょう。

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 10:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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