水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
負け癖という癖

2・3・12.

ルマーレの今期の18節までの成績です。
2勝3分12敗。
この調子だと、幕尻から一気に十両を突き抜け
幕下まで陥落か、と言った感じでしょ。
幸か不幸か、今シーズンは降格がないそうなので、
十両落ちということはありませんが、それにしても18位という
J1の最下位に甘んじています。
.
そもそもシーズン初めから、今期は期待できない、とサポーター連中は言ってました。
たぶん最下位だろう、と。
不振の要因は、毎シーズンそうなんですが、
成長して頭角を現すと他チームに引き抜かれる。
湘南の下部組織から育成され、ベルマーレに縁深かった選手も、
同様引き抜きに会う。
正直、ベルマーレを超える年棒を提示されれば、心動きますよね。

.
そもそもサッカー選手は、大体、30代を迎えると能力が低下してくる。
早い人は、20代後半で引退でしょ。
カズなんて異色の存在です。
53歳で現役でしょ。
ですから、短い選手生活の中で、一円でも多く稼いでおきたい、
と考えるのは当たり前じゃないですか。
きっと、彼らの周辺で、選手寿命がおわり、引退した選手たちのその後、
というものを数多く目の当たりにしてきたと思うのです。
そして時に、悲惨な引退後生活などを垣間見てしまうと、
稼げるときに稼いでおこう、という気持ちになることはむしろ当然のこと。
それだけに、自分を高く評価してくれたら、そちらのチームでプレーしたい、と思うはずですよね。
.
引退後、それなりの生活を維持出来るのはほんの一握り。
まあ現役中に、最低限代表に選出されることは条件でしょうね。
そうすれば現役中の、元代表という肩書で、時にテレビなどの世界でもそこそこ活動できそうでしょ。
そこにたどり着かなかったばあい、何処かのチーム、時に大学とか高校の監督とかコーチ。
自分の出身チームのコーチになれるなどラッキーなことなんじゃないでしょうか。
.
ま、ともかく義理とか人情は絡ませない。
年棒次第で動くのは、もう大前提のなんですね。
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ベルマーレは2000年から、メインのスポンサーのフジタが手を引て以来、
地元の有志などが中心になってチームを支えてきましたけれど、
しょせん、競技場の収容力も少なく、安定した経営状態というのは望むべくもありませんでした。
したがって、J2とJ1を行ったり来たり。
好調にJ1にあがったと思えば、前年の主力をごっそり引き抜かれる。
まあ、止め置けるだけの財力がないからです。
で、陥落する。
すると、新たに選手を育成し、戦力を整える。
と、例によってまた中心選手を引き抜かれる。
もうこの繰り返しでしょ。
その意味で、今年も主力の有力選手が引き抜かれましたので、
年初から、いい成績は残せない、とネガティブな予想が立てられていましたが、
まさにその通り。
.
とくに、今年の場合、前年の半ば、チョウ監督のパワハラ問題が表面化し、
チーム内がばらばらになって、結局終盤失速してしまいました。
その延長で、新シーズンが始まったのです。
コロナの影響で、ある意味練習時間等は十分にあったとは思うのですが、
これは他チームも同じこと。
逆に、短期間にスケジュールをこなさなければならず、
試合間隔が狭まっています。
言い換えれば、タイトなスケージュールを乗り越えるだけの選手層がない。
このコロナによる短期スケジュールもマイナスになっていますね。
ま、何より、チョウ監督がいなくなったことです。
私は以前から彼のことは高く評価していました。
で、シーズンが終わる度に、来年もチョウさん留任だろ、と、情報通に確認していたくらいです。
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現監督にしてみればつらい状況だと思うのですが、
昨年シーズン途中で監督を引き受け、
今年は今年で明らかにコマ落ちの状態で戦わなければいけない。
なんとなぐネガティブな空気の中での指揮ですから、
芳しい成績が残せない。
正直気の毒だとは思うのですが、現監督には過大な荷物を抱えた状態だと思うんですね。
私は、残酷な言い方ですが、現監督ではこれ以上の戦績は望めないと思います。
冷たい言い方をするな、とかのお叱りを受けそうですが、
一応ベルマーレはプロのチーム。
プロというのは、お金を払ってゲームを見る人に支えられているのです。
その観客が、払った金額に相当しないプレーが展開されたら、不満を持つでしょ。
きっと、今のベルマーレはそこに近い状態なんだと思うのです。
やはり勝ってなんぼでしょ。
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さてサッカーど素人の意見です。
ベルマーレのプレー信条は、走って走って走りぬく。
その中からチャンスを作り出す、というのが湘南の暴れん防のイメージです。
しかし、しょせん勝てなきゃ意味がない。
つまりその大原則として負けないことです。
つまり、失点しないこと。
その意味で、フォワードからディフェンダーまで、100%ディフェンスをする、と言うことでしょ。
なんかの拍子に得点のチャンスがあれば、取りに行く。
しかし、それはあくまでもラッキーな状況とぐらいに考えれば、
負けはずっと減る。
まあ面白くもない戦術ですが、八方破れで勝ちのチャンスがある、
というのは、もっとしっかりした選手が必要なはずです。
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場違いな提案だと思うのですが、チョウさんの再来はないんでしょうか。
このままだと、Jリーグ最悪記録を作りそうでしょ。
なにより怖いのは、選手の中に負け癖がついてしまうことですね。

 

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 09:39 | comments(0) | - | - | - |
いやあ、よかったよかった

天下分け目の決戦と言うと、今川・織田の桶狭間か、
豊臣・徳川の関ヶ原か、というところでしょうが、
昨日のベルマーレも感覚としてはそれに近かったですね。

いわゆるここ一番、ということです。

 

ですから、最後のゲームを実際見に行きたかったのですが、
J1昇格決定ゲームに出場するなんてこと自体想定していませんでしたし、
12月のとかくスケジュールの多い中、すでに事前に組んでしまった予定もありました。
事もあろうか、2時スタートの打ち合わせ会議。
で、ゲームは1時キックオフですから、どう考えても、時間的にほぼかぶっています。
ですから、ゲームをリアルタイムで観戦するってことを幾分か諦めていたのです。
で、朝方、テレビをガチャガチャチャンネルを変えてみていたら、
なんとNHKBSで実況するというじゃないですか。
いや、えらいですね、NHKって。
何がいま必要なのか、ということをよく御存じ。
そこで、スケジュールとして、1時からテレビのBSで観戦する。
前半戦を観終わったところで、急ぎ会議場に向かう。
ま、時間的には、自転車を飛ばせば、ぎりぎり間に合うはずなんです。
そこで、ともかく試合のすべてを録画しておこうと、録画予約。

で、予定通り時々着替えをしながら、前半戦を見ていたんですね。

 

サッカーのゲームって、5分とか、10分単位で、風向きが変わるものなんです。
あるプレーをきっかけに、Aチームが有利に展開する。
しかし全試合追い風が吹き続ける、なんてことはありません。
どこかで、Bチームに風が吹くなど、風向きが変わる節目、きっかけのようなものがあります。
私はそのきっかけは、1つのプレーから始まる、と思っています。
まあ大体くだらないミスがきっかけです。
注意力散漫というか、不運というか、いずれにしても見た目つまらないミスです。
ですから、ここを境目に逆風が吹くとしても、
またどこかで追い風に変わる時があるのです。

 

昨日の試合がそうでした。
いきなり、ベルマーレの時間帯で展開していたのですが、
10分もしないうちに徳島の時間帯に変わります。
ともかく攻められてせめられて、という時間帯が続きます。
いやなもんですね。
相手チームの時間帯というのは。
その時間帯の象徴として、得点シーンが生まれる事が多いですね。
昨日がそうでした。
徳島の時間帯で、1点を失います。
ただ救いは、同点引き分けの場合、ベルマーレは残留できるんですね。

時間が来たので、私は出かけました。
あとは帰ってからゆっくりとビデオを観ようと。

 

で、なんてことない会議だったんですが、それでも2時間ほど。
会議が終わって、もう試合は終わったな、と、勝敗の行方を想像していました。

出がけは負けていたけどなんとか1点は返したんじゃないか、と。

自転車をこぎこぎ街なかに戻ってきたら、
新仲通とスターモール商店街の交差点を、
観戦が終わった帰り道の観客がぞろぞろと歩いているんです。
徳島のサポーター、ベルマーレのサポーターが混じっています。
ほぼ全員が、どちらかのチームのマフラーなりジャンパーなりを身に着けているので、
敵か味方は判別できます。
そこで、じっくりと信号待ちの間、観察しました。

どちらかが沈んでいて、どちらかが浮いているはずだと。
でも分からないですね。
ベルマーレが残留か降格かは、ビデオを見るしかない。
そこで家に戻ると、テレビの前に陣取り、じっくりと観戦することにしました。
早送りして後半戦から。
で、10分を過ぎたころに、松田天馬君がゴール。
1:1、いやいやこれで取り敢えず一安心。
しかし、前の松本山雅戦の例があるので、油断はできない。
と、気を引き締めたところで、家電が鳴ったんです。
友人のベルマーレサポーターからです。
ちょっとした伝言だったのですが、ついでのように、ベルマーレよかったですね、と一言。
私としてはテレビの画面を見ながらLIVE感覚で試合を観戦したかったのですが、
結果を知らされてしまいました。
いや、妙なものですね、一緒によかったと喜び合えるはずなんですが、
不意を突かれたように結果が分かってしまうと、微妙に気が抜けてしまいました。
楽しみが無くなった、と。
勝手ではありますが、その友人の言葉は、余計なお世話になってしまったんですね。
でもまあ、逆に、安心してそのあとのビデオは見れましたけど。

いやあ、ともかくよかったよかった。
取り敢えず、来期もJ1です。
いい選手も揃ってきているんですから、浮島新監督のもと、さらなる磨きをかけてもらいたいものです。
来季の新戦力も少しずつ見えてきました。
特にU18のフォワード若月君が新加入。
なかなか楽しみな存在です。

 

ちょっと気が速いですが、来年は大いに期待できそうです。
そう、来年こそDAZNに登録しようかな、と。

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 10:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
踏ん張れベルマーレ

長い長いシーズンでした。
ベルマーレにとっても、サポーターにとっても。
去年は、ルヴァンカップを優勝し、今年はその勢いで、いい位置で市シーズンを終わりたい、
と、誰もが思っていたと思うんですね。


私は、今年春先に65インチの画面のテレビを購入しました。
これは臨場感たっぷり、画面近くで老眼鏡をかけて、しっかりと見ると、
背番号まで見えるんです。
ですから、なまじスタジアムに行くより、試合の進行がよく分かるんですね。
まして、きわどいプレーは、時にリプレーしますでしょ。
それなので、DAZNにでもはいって、しっかりと観戦しようか、と思っていたのです。
で、そうこうするうち、なんかパッとしなくなってきたんですね。
いや、私にはそう思えたんです。
斎藤や鈴木、秋野など、若手も伸びてきていましたし、
相変わらず、走りまくった湘南スタイルは貫いていましたし、
でも、ちょっとばかり精彩が無かったんですね。
そこで、例のチョウ監督のパワハラ問題。
いや、これは痛かったですね。
私なりの持論をこのブログで書きましたが、
基本的にチーム内に不信感が生まれてしまったと思うんです。
もちろん監督と選手、さらにフロントとチーム、そして、チームメイト同士も、
なんだかんだと、今までしゃにむに突き進んでいたところ、ちょっとばかり戸惑いが生まれてしまった。
そんな精神的な重荷を少しでも背負っていたとするなら、
やはりどこかチームプレーを健全に進めると言うのは難しいでしょ。
それが証拠には、6失点5失点という、ありえない失点を2試合続けましたよね。
あれを見ていて、仲間同士の信頼が、いささか傷ついてしまったのか、と思いました。
それでも、残留というがけっぷちに追い込まれて、
それはなんとかしたい、と思ったでしょうね。
不思議なことに、私の周囲のサポーター連中は、ほぼ悲観的に考えていましたね。
今日の最終戦を迎えるにあたって、何とか残留してほしいと思うでしょ。
で、条件がいろいろあります。

妙な因縁で、14位鳥栖と15位清水が最終戦を戦っています。
で、ベルマーレは18位松本との対戦。
下位の残留争いをこの2試合が見事に演じているんですね。
そこで、ベルマーレ残留の条件とは、
今日負ければ、残留はJ2との昇格、残留の対戦にまでもつれ込みます。
ですから、すっきりしたいので、最低限引き分け以上ですね。
そしてなおかつ、エスパルスが敗戦となると、残留決定。
清水と鳥栖が引き分けると、残留は未定。
で、ベルマーレが松本に勝つと、清水鳥栖戦の結果に関わらず、これは残留決定なんです。

 

まあ、こんなややこしい状況に入り込んでしまったということ自体、ふがいないことですね。
それにしても、まるでエレベーターのように、昇格降格を繰り返し、
不安定なチーム力なんですが、これも、市民球団の宿命。
メインスポンサー不在のまま、毎年毎年つぎはぎのようにスポンサーを探して、
なんとか、資金集めをしているわけです。
スタジアムも容量としては不十分でしょ。

目いっぱい入ったとしても
J1の上位常連チームのスタジアムほどの収容力がない。
そもそも、サッカーチームは、ホームゲームでの入場料が大きな運営資源になるわけです。
ですから、いくら相手チームのサポーターがやってきても、収容力が低いので、
それに応じた売り上げしか稼ぎだせない。
しばしば、サッカー専用スタジアムを確保しようとか、言ってますが、
必要な資金を誰が調達するんだ、ということで、話はちっとも前に進みません。

まあ、ベルマーレのJリーグ内での年間運営費は、
J1チームとしてはほぼ最下位。
要は貧乏チームなんですね。
ですからなかなかいい選手を確保できない。
ここがつらい所ですね。
少しでも才能を発揮するような選手が現れると、よそのチームに持っちいかれてしまう。
形を整えようとするそばから、崩されてきたんですね。
それでも、なんだかんだと、やってこれたのは、チョウ監督の独特な指導力のおかげだったわけでしょ。
その肝心のチョウさんが離脱したわけですから、
まあ、今年は、夢見の悪い年になってしまいましたね。

 

今、後半36分。
両チームともスコアレス状態。
なんともやきもきしますね。

 

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
勝利の原点を忘れるな

11月3日は、中心商店街では、魅つけ市・商業まつりが開催されました。
そこそこのにぎわいもあって、来街客も多く、盛り上がっていましたが、
その中に、ちらほらベルマーレのユニフォームを着た人たちも交じり、
ああ、今日はベルマーレのホームゲームがあるんだな、と改めて認識することになりました。


対戦相手はガンバ大阪。

Jリーグもいよいよ4コーナーを回り、最終直線コースに差し掛かっています。
しかし、最近の試合はふがいないことこの上ない。
最後の白星は、ジュビロ磐田との大戦でのことで、それが8月の11日。
なんと、3か月近くの勝利がないんです。
しかも、この時期を境に、ずるずると順位を落とし、今や降格圏内に入ってしまいました。
見様によっては残留争いと言うのもそれなりに刺激があるのですが、
今のベルマーレを見ていると、勝てそうな気がしない。
今日も負けてしまったので、この肝心な時期に、5連敗です。
しかもその負け方がよくない。


失点が19点ですから、1試合平均4点です。
4点の失点と言うのは、普段でもあまりないことです。
それが5試合続いているんですから、完全に負け癖がついてしまっているんですね。

 

そもそも、失点と言うのは、多くは、ディフェンダーの能力と考えがちですが、
本来は、極端に言えば、フォワードの能力でもあるんです。
守りに入るのは、第一陣としてフォワードがこれに当たり、
ここを突破されたらミッドフィルだーがこれに当たり、
最後はディフェンダーが守りに入る、
最後の最後はキーパーの能力で食い止める、と言う流れでしょ。
この原則をどこか忘れていないか、と思うんですね。
つまり、チームワークが欠如しているんではないか、と。


言うまでもなく、チーム全体で守る、と言う事が重要なんですね。
しっかりと守れているからこそ、攻撃ができる。
だって、フォワードがしっかり守備出来れば、
それはかなり前の方から攻撃できるという事でしょ。
フォワードは単なる得点屋だ、と思っていたら、球がつながってこない。
よく、得点に関して、決定力と言う言葉を使いますが、
これは最後の最後の瞬間であって、
ゴールしやすい状況ができて初めて、得点につながる。
なんでもかんでもゴールに向かってシュートすることではないはずです。


今日の試合もシュート数17本。
でも状況ができていないのに打ったって、防がれてしまいます。
17本打って得点ゼロと言うのは、死地に球を送り出すようなもんです。

いわば、シュートの水子です。
これは決定力と言う最後の選手の能力と考える前に、
死地を生地に変えるシチュエーション作りができていないという事でしょ。

 

もちろん、このような状況になったのは、
監督のパワハラ問題が大きく影響していると思います。
でも、監督の問題がチームの士気に影響しているということは、
高校、大学のアマチュアチームなら許されるかもしれませんが、
少なくとも、観客からお金を払ってもらってゲームをしている
プロの意識ではないでしょ。
としたら、金返せ、となりませんか。
技術もさることながら、有料で自分たちの動きを見せている、という意識に欠けていませんか。

 

ちなみに、8月11日の最後の白星までの戦績は、
引き分けを0.5勝とすると勝率46%。
それ以降の勝率は、引き分けが2試合あるので、辛うじて16%。
余りにも戦力ダウンが露骨でしょ。
確かに監督問題が影響しているのは分かりますが、
実際プレーをするのは選手なんですから、とやかくと言い訳は聞きたくないですね。

 

だって、選手だって、近年になく充実したメンバーじゃないですか。
杉岡、斎藤、鈴木など、年代別での代表になっていますもんね。
もう少し前を向いて頑張ってほしいものです。

しゃにむに駆け回る、これが湘南スタイルでしょ。
そこれを忘れなければ、何とかなる。

あと4試合。

奮闘を期待します。

 

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 22:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
パワハラ認定です

チョウ・キジュ湘南ベルマーレ監督のパワハラ疑惑に関して、
調査委員会の結論が出され、
これを受けて様々な部署、人達からコメントがネットに乗りました。

実に様々ですね。


結論とは、まず、パワハラはあった、と。
その上で、けん責および監督への謹慎、5試合の指揮権の不許可と、
チームへのけん責および罰金200万円と言う裁定が出されました。

まあ、正直、全くの門外漢ですし、その調査報告書も見たことはないので、
情報として伝えられているネット上の記述だけでの判断ですから、
見当違いかもしれない、ということが大前提ですが、
私なりの感想を。

 

まずは、チョウ監督は、かなりの熱血漢ですから、
まあ、アウトセーフギリギリなんだろうな、とは思っていました。
ただ、伝えられたところによれば、かなりきつい言葉があったようです。
きっと暴力寸前の過激な行動もあったのではないか、と。

 

私は、サッカーのゲームを見ながら、一般的に監督の行動を見ていて、
さぞかし歯がゆいことが多いだろうな、と思っていました。
つまり理想とする動きとずれが出てきた場合、正にピッチの外から、
あれこれ指示を出すことと、場面に応じて選手交代をするということ以外、
試合中に出来ることはないわけです。

 

私はその昔、学生芝居ながら、オリジナルのミュージカルの演出をしたことがあります。
芝居も、踊りも、歌もそれぞれの担当がいて、

作曲だとか、振り付けだとか、分担するのですが、
総合的に全体をまとめて、けいこを通じて、

望ましいステージの構成をするのは、演出の権限と責任なんです。
学生ですから、なかなか理想のレベルにはならない。
でも精一杯、くりかえしの練習で、その精度を上げてゆく。
なんだかんだと、3か月以上は稽古するんです。
上演は、一回、2時間程度。
その瞬間のような時間のために1000時間を超える準備をするわけです。
で、いよいよ舞台が始まる。
演出としては、今までけいこを続けてきた中で、すべてを演者に伝えてきた。
だから、一度幕が開いたら、ただ見ているしかない。
つまり、あとは、彼らを信じて見守る、と言う事なんです。
1000時間と言う時間は、彼らを信頼するための時間ですし、
彼らが、歌や踊りやセリフなど、一つ一つの舞台構成要素に魂を込めてゆく時間だったんです。

 

私はサッカーの試合を見るたびに、監督の心中をいつも考えていました。
ミスが出れば、なんでそんな動きをしたんだ、
練習であれほど言っただろう、とか、
特に失点した時など、心が切り割かれんばかりの思いをしたのだと思うのです。
もちろんそれに反して、いいプレーや、得点した時など、それはそれで大いなる喜びだと思います。
ま、いずれにしても、芝居の演出も、サッカーの監督も、
当然ですがベストと言う状況を理想として、そこに近付けるためのトレーニングをしてきたわけです。
で、本番では直接的に口出し手出しをできない。
正にあなた任せの時間になるわけです。

 

チョウ監督のようなタイプの人は、理想形の体現を目指す意識が強く、
その誤差には、きっと周囲が考える以上のストレスが生まれてしまうんでしょうね。
それだけに、それが強い言葉に変わる。

様々な情報を読む限り、そこまでひどい言葉だったのか、とも思いました。
しかし、チョウ監督のパワハラを是認するつもりではありませんが、
以前のブログでも書いたように、
たとえば、何とか大学のサッカー部の監督と、
プロのサッカーチームとのとてつもない差を考えるべきではないか、と思うんです。

 

大学のチームの場合もプロチームの場合も、
極力優秀な選手を集めるところが原則だと思うんです。
そしてトレーニングする。
チームワークを醸し出せるような方法を考え実施する。
そしていざ本番、勝ちに行く。
つまり最終的には勝とうとすることです。
しかし、大学のチームとプロのチームとの大きな違いは、
観客からの入場料で、チームが運営されていると言うことです。
もちろんスポンサーシップなど、協賛的な資金も含まれるでしょうが、
まあ、それでも観客が払うお金が基本になります。
つまり、金を払っても観るというプレーが要求されているということです。

こう言うスポーツと言うのは、相対的な問題でしょ。
特に大学などのチームの場合、戦力の弱いチームには、勝つチャンスがある。
その逆もある。
しかし、プロと言うのは、
勝ち負けもさることながら、金を払うに足って観るプレーが必要だということなんですね。

 

私は以前ナパサでチョウ監督と対談した時、この意識が強い人だ、と感じました。

まあ、言っちゃあなんですが、ベルマーレのチーム運営資金というのは、
Jリーグの中でも、17,8番目ぐらい。
決して裕福なチームではありません。
そんな中で、獲得できる選手へのギャラは、やはりそのレベルになるはずです。
で、そのレベルの選手で戦うのですから、何より勝ちに行くということが第一義、

さらには、観客が金を払ってくれるプレーをさせると言うこと、
ここに腐心するはずです。
まあ、この現実的な隙間が、ちょっとばかりストレスにつながっていたんじゃないかな、と思います。

 

何はともあれ、チョウ監督が現場に戻って来るようです。
これを機に、もしかすると、もっと素晴らし指導力を発揮するんじゃないか、と期待しています。
何しろ、チームは今崖っぷちに立っていますから、
なんとか立て直してほしい。

世間からはいろいろ言われたけど、まあ、いい経験だったね、と
シーズンが終わったら、苦笑いでもできるようになってほしいですね。

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 13:24 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
金のとれるプレー

指揮官のパワハラ問題で、代行の監督でベルマーレがここ3試合戦っています。
戦績は2分け1敗。
3試合で勝ち点2と言うことですね。
まずは、10位をキープ。

 

さて、よしんばチョウ監督復帰と言うことになるには、
リーグでの調査委員会などで実態を審査したうえで、正に無罪放免となればのこと。
さらには、ご本人の意志もあってのことなので、
スムースに指揮権を回復するのは、難しいと思われるんですね。

 

正直、最近のさまざまなパワハラ問題、いや、パワハラに限らず、
セクハラとか、何とかハラ問題については、いささか、どさくさまぎれの
私も被害者と言うアピールが目に付きますね。
すでに過去形になりましたが、
体操協会の女子選手とコーチのパワハラ問題。
ま、人が人を管理するのですから、多少はその気があったとしても、
解釈の仕様で、パワハラともそうでないとも取れるケースが多いですね。

時に大山鳴動ネズミ一匹みたいなことがしばしばですね。

 

きっと、チョウ監督の問題も、解釈次第のギリギリのところにあるんじゃないかと思うんです。

前にも、この問題については一度触れましたが、
なんかそういうところの弱者の声を取り上げるという美風にまぎれて、
本来とはいささか違う状況にもかかわらず、
声を上げている感じがするんですね。

 

あまりいいたとえでないかもしれませんが、
電車の中の痴漢の冤罪に近いような気がするんです。
だって、ぎゅうぎゅう詰めの電車の中で、体の接触をしないようにと言うのも、結構きついでしょ。
状況次第じゃないですか。

 

ま、何より、このベルマーレの問題は、

やはりどこか、どさくさまぎれのパワハラ提訴、という感じがするんですね。
この問題で、私が一番基準にすべき要因、と思っていることは、
プロのスポーツ集団であると言うことです。

 

例えば、ある選手のプロセスを考えてみます。

Lリーガーを夢見て、子どものころからサッカーチームに所属し、
比較的身体能力も高かったので、めきめきと頭角を現し、
中学、高校と、エース級の活躍をしてきた子がいたとします。
全国大会などでも、上位の成績を収め、プロのスカウト連中からも高い評価を得られるようになってきた。
本人も、できればプロチームに所属したいと考え、交渉が始まる。
で、話はまとまり、さるチームに所属する。

さて、彼は、いつかプロチームでプレーができるようになればいい、

と夢見てきたことが実現したわけです。
ところが、おうおうにして、それはできる限りの華麗な技を披露するなど、プレーヤーとしての
パフォーマンスを披露するという事なんですが、
それだけではないんですね。
アマチュアとプロは違うんです。
高校までのさまざまなゲームでは、チームの一員として、優秀なプレーをする、
これでいいわけです。
しかし、プロでのプレーは、そのプレーをお金を払って観てもらう、

という、次元の違う世界のプレーするわけです。
ここは、同じようにいいプレーをすればいい、と考えていたら、
大違いでしょ。
じゃあどこが違うのか、と言うと、
高校までは、良い評価を得られればいい、と言うプレーです。
しかし、プロでは、金を払ってみる人々に対価に見合うプレーをしなくてはいけない。
高校までのいいプレーに、プロとしてのプラスアルファ―のプレーです。
明らかに、質とか次元とかがワンランク上がるんですね。

 

この話の発端は、チョウ監督の指導方法に不満があったということですが、
逆に、チョウ監督は、金の取れるプレーはそんなもんじゃないだろう、

と考えたのだと、私は思うんです。
選手は、チームから報酬をもらいます。
チームは観客の入場料を得てチームの運営をします。
つまり見てもらってナンボの世界なんですね。

 

私は、以前、頻繁に球場に足を運んでいたころ、例えば、入場料が3000円だとします。
で、キックオフからゲームセットまでの実質90分間の中で、
いいプレーがあると、今のは500円とか、超美技があると、弾んで1000円とか、
逆に、ぼおーとしていたための失点など、マイナスの1000円とか、
まあ、ともかくえげつないほど、プレーの一つ一つに値段をつけたことがあります。
でもこれは特殊な見方ですけど、要はそういうもんでしょ。
今日に試合は5000円の価値があったとか、

場合によっては金を返してもらいたいというゲームだってあるわけです。
現場を作り出す監督としては、金の取れるゲームをしたいと考えるでしょ。
そのために、お前のプレーでは金にならない、と思ったら、
一言二言、言葉を添えるでしょ。
時に厳しくです。
高校、大学のサッカーの延長で、プレーするな、と。
おれたちはワンプレーワンプレー観客の支払った観戦料に見合ったプレーをしなくてはならない。

そのための努力を精一杯するんだ、と言うことだと思うんですね。

 

文句を言っているトレーナーも、選手も、アマチュア精神が抜けてないんじゃないでしょうか。
プロのスポーツ集団で稼ぐというのは、生半可なことではできないぞ、ということを、
彼は言ったんではないかと思います。

 

私は、チョウ監督の熱い心は、そういうことだ、と解釈してきました。

多くの人にこのことを理解してほしいものです。

 

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 11:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
屁理屈擁護論

野球でも、サッカーでも、ボクシングでも、
要は、一対一の対戦で、勝ち負けを付けるスポーツの試合を見に行った人は理解できると思いますが、
応援するチーム、または個人が、負けてしまうと、
かなり、精神的に落ち込みます。
ま、その逆は、意気軒昂となり、正に気分爽快になるんですが。

私なんかは、ベルマーレが勝つと、その一週間は気分が上向きになりますね。

もちろん、その逆もあるのですが、

 

例えば、友人とベルマーレのホームゲームを観戦に行き、
負けた試合の後、球場から街なかまでの15分とか20分、歩いている間、
会話は、いまいち弾みません。
なんとなく、ネガティブな空気が支配するんですね。
その逆、スカッとした勝ち方をすると、
会話は弾むんです。
現金なもんです。
勝てばうれしい負ければ悔しい、と単純な反応をだれもがすると思うんです。

で、この負けて悔しいとか、意気消沈とかを繰り返すと、
私の場合、試合を見に行く気分がそがれるんですね。
つまり楽しみでなくなるわけです。
だって、見る試合見る試合負けて、いやな気分になると、
モチベーションが下がり、どうしようかと逡巡しているときは、
観に行かない、となるでしょ。
で、結局、私は直接、球場で観るということをしなくなってしまったのです。
まあ、意気地なしです。

 

多分、こういう経験をした人は多いと思います。
ですから、チームの戦績が良ければ、観客は増えるんですね。

ベルマーレはプロのスポーツ集団です。
観客の支払う観戦料で、食べていけるわけです。
観客をいかに満足させるか、と言うサービス業なんです。
ですから、勝ち、というよろこび、快感を提供することが

プロのスポーツチームの唯一無二の商品なんですね。

 

さて、その総責任者は、監督です。
試合運びがよかったとか、見ごたえのあるシーンが多かったとか、
まあもし負け試合なら言いわけみたいなことも、
基本的には、本来でない。
ともかく、なんであれ勝つことなんです。
どんなバタバタした試合だろうと、それがラッキーな要素での決着であろうと、
勝利を得ることに勝るパフォーマンスはないんですね。

したがって、勝つための総責任者として、監督は相応の指導をしなくてはいけない。

 

その方法論が論じられているのだと思うのですが、
勝利を厳しい訓練により得るという方法論は間違えてないと思うんです。
ま、厳しさの基準があいまいと言えばあいまいなんですが、
そもそも、そういう世界に入ってきているんですから、
いくら厳しかろうと、精神的なダメージで吐うと、
そう言う厳しさ前提の世界でしょ。
ですから何を言われたとかなんかで、チームを離れるなんて、
もともとこの世界を甘く見ていた2流選手の諸行じゃないですか。

それより、チームに残れる能力ではなかった、と考えるべきでしょうね。

 

たとえがぶっ飛びますが、
例えば、ボクシングの世界では、訓練、試合を問わず、殴られるんですね。
こいつが、外部に、殴られるんです、と、パワハラだと訴えたら、
バカじゃないの、殴り合う世界に入ったんでしょ、と笑われるでしょ。

プロの、パフォーマンスで食べてゆく世界で、
しかも勝利至上主義に世界で、
求められるパフォーマンスを発揮できないとしたら、
脱落するしかないでしょ。

 

指導者としては、なんとか能力を発揮させようとするでしょ。
あの手この手で。
でも、本人の能力がそこに届かなければ、これは脱落するしかない。

私は、敗者の言い分を聞けば、パワハラになると思いますが、
一方で勝者もテームの中には多くいるわけですよね。
この現実をしっかりと見るべきだ、と思います。

 

何やら調査委員会を設置して、この監督のパワハラ問題を精査すると言ってますが、
勝者の言い分も、十分に耳を傾けるべきだと思います。
この委員会には、
負けて尻尾巻いた敗者の言い分をまとめて結論を出さない見識を期待したいですね。

 

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 10:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
ガンバーレ・ベルマーレ!!

昨夜は、Jリーグのホームページの試合の速報を見ながら、
ベルマーレ対ジュビロの、試合をチェック。
1点先行されたか、とか、そのあと3点取って、まあ勝ち点は確保、とか思っていたんです。
これで、一応中位までいけたな、とか、順位表を見て、少しは心穏やかになっていたんです。

 

で、今朝のネットを見てびっくり。
一体どうした、という感じでしょ。
ベルマーレのチョウ・キジュ監督がパワハラ疑惑ですって。
その記事によれば、今季途中交代の可能性があるとか。

私は、チョウ監督のファンに1人だったので、もしそうならショック大きいですよね。

 

3年ほど前、シーズン直前に、ナパサのこの人と60分で対談したことがありました。
その印象は、一言で言えば熱血漢。
そして独自のサッカー観を持っているんです。
この説得力と言うのがすごい。
様々な角度で話題が展開されましたが、

ただひたすら、この監督なら何とかなりそう、という印象でした。
以来、もしチョウ監督が何らかの要因で、ベルマーレを去ることになったら、
誰がこのチームの指揮をするのか、と余計な心配をしていたんです。
ま、いつかその日はやって来るにしろ、

それまでに、チームとしての基礎力をしっかり培っておくべきだ、と思ったんですね。
正直、現在では、まだまだ不十分。
J1に残るのが精いっぱいじゃないですか。

 

遠藤航にしろ、永木亮太にしろ、手塩にかけて育て上げても、
結局チームとしての財政基盤が弱いので、簡単に他のチームに引き抜かれてしまう。
となると大幅な戦力ダウンをする。
ま、これにへこたれず、次なる選手の育成をする。
こんなことの繰り返しでしょ。
そもそもサッカーチームはそんな世界なんですね。
その選手の能力と報酬のバランスが取れなくなると、移動する。
能力向上なら、報酬の高いチームに行く。
能力ダウンなら、1ランクしたのチームに行く、と言うのが鉄則。
そもそも新陳代謝の激しい世界ですから、数年で主力が入れ替わるなんてざらな話です。

 

したがって、チームとしての軸は、スタッフが作り出さなければいけない。
もちろんその中心は監督です。
その意味で、チョウ監督がベルマーレで果たした役割は大きいですね。
チョウ監督あってのベルマーレと言っても過言でないくらい。

 

さて、またまたマスコミがよだれをたらしそうなパワハラですって。
そもそも、セクハラにしろパワハラにしろ、時に明確な基準もないし、
これらの事案で、被害者と言うのが存在するわけですが、
加害者と被害者の関係にもよりけりでしょ。
精神的に弱な連中が、これはパワハラだと騒げば、世間は取り上げる。
なにこの程度、プロのスポーツ集団なんだから、普通だろ、と言えばそれまで。
実にデリケートな判断が求められるはずです。

 

だいいち、誰がそんなこと言いだしたんでしょうね。

外からは見ることができない世界ですから、推測で見当をつけるしかないのですが、
まあ、何だってこんなややこしい問題が持ちあがったんでしょうね。

正直、これでしばらくベルマーレは、サブマリン状態でしょ。
リーダーの能力がチームに与える影響は大きいはずです。
失礼ながら、神戸が、金に飽かせてタレントを集めていますが、
これと言った戦績に、結び付いていないでしょ。
おそらく、タレントを活用する能力のあるリーダー不在なんでしょうね。

 

サッカーチームはなんだかんだとチームワークで勝負するもの。
チームワークとは、その心の在り方でいくらでも変化するわけです。

そこを作り上げるのが監督の仕事ですものね。
私には、チョウ監督を超えるリーダーが、
そこそこのタイミングで登場するとは考えられません。

まあ、今、会社がやるべきことは、
正確な状況判断と、過剰なマスコミの情報垂れ流しのコントロールです。

 

ガンバーレ・ベルマーレ。

 

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 13:13 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
崖っぷち、とはこのこと

案の定と言うか、まあ、多くの人が微妙に不安がっていましたが、
ベルマーレの残留が微妙になってきました。
何しろ、ルバンで優勝の祝杯を挙げたのはいいものの、その後ぱっとせず、
いよいよ崖っぷち、と言うところで何とか1勝を挙げたものの、
降格候補チームが全チーム勝つ、ということになり、
これまた振出しに戻ってしまいました。

 

冷静に考え、要は危ない同士の名古屋が最終戦ですので、
ここでの勝ち負けが大きく影響します。
ベルマーレ残留の条件をざっと整理しましょう。

 

まず名古屋戦で勝てば、残留決定です。
まあ、形としたらこれが一番ですよね。
とは言え、名古屋はホーム最終戦ですし、負けたら後がないので、
とてつもない圧力がスタジアムのみなぎっているはずなんで、
実力プラスアルファ―の力が働かないと、厳しい戦いになりそうです。
で、名古屋戦を引き分けたとすると、ともに勝ち点1を足しますが、
これで、安心とはなりません。


まず、名古屋戦引き分けで、かつ鳥栖が鹿島にまけたら、
ベルマーレ・名古屋が残留です。

で、鳥栖が鹿島に勝つと、勝ち点差で、ベルマーレの残留が決まります。
つまり、最低で名古屋戦引き分けが残留の条件です。

 

で、名古屋戦負けの場合です。
点差にもよりますが、鳥栖が負けると、現在得失点差が同じなので、
最終戦のそれぞれの得失点差が1以上ひらくと、多い方が残留。
同じなら、ベルマーレが総得点が多いので、ベルマーレ残留、ということになります。

 

いささかややこしいので、ざっとですが、原則、名古屋戦に勝利、
これは単純に望ましいことです。
次が、鳥栖が負けると、幾分か可能性が出てきます。

言い換えれば、名古屋に負けて、鳥栖が勝つとなると、ベルマーレは
J2からプレーオフでJ2から勝ち上がってきた、

ベルディーか横浜かのどちらかと対決することになります。
まあ、これにも負けるとなると、
仕方なかったか、残念、ということになります。

 

いずれにしても、名古屋に全力で立ち向かう事ですね。
だって、ルバンカップに優勝して、なおかつベルマーレ創立50周年と言う時に、
J2降格はないでしょ。

 

いままで、このブログでも何回か触れてきましたが、サッカーチームのチーム力は、
なんだかんだと選手強化費、つまり、選手への年棒総額が影響して来る、と書いてきました。
ベルマーレは基本は市民球団ですから、
大旦那がいません。
市民のささやかな財布の中からお金で賄われてきました。

つまり、Jリーグ中20番目位の経済力で、まさに貧乏所帯なんです。
そこに来て、RIZAPが資金的な援助をしてくれそうだ、
という情報が入った時は、なんとなく一安心、と思ったんですが、
ここに来てRIZAPの経営状態が赤字転落した、ということで、
当然、各種の支出を締めてくるはずです。
ベルマーレも影響ないとは言えないでしょ。


そんな空気の中ですから、ここは歯を食いしばっても、
来年に展望できるようなポジションで、今シーズンを締めくくってほしいと切に切に願っています。


ちなみに、SCNクラブの新年1月の市民TVの枠では、

ベルマーレを取り上げることになりましたが、
一応、前提としては、J1に残留している、と言うところを想定したシナリオになっています。
まあ、勝手な思いですが、そんなことも絡んで、
12月1日は頑張ってほしいものです。
ちなみに、まちかど広場でパブリックビューイングを開催するとか。
最終戦盛り上がりたい方は、是非とも足を運んで下さい。

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 13:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
いやあ、勝ちましたね

昨日の午後は、かみさんは出かけていたので、テレビを一人で見ていました。
もちろん、ルヴァンカップ決勝戦の中継です。

 

私がベルマーレの湘南市民応援団の活動に携わったのが、
ベルマーレがJリーグに加盟を表明してから、市民の支援が必要だ、と聞いた時からです。
前商工会議所会頭だった福沢さんと一緒に応援団を立ち上げたのです。
1993年のことです。
で、その年、下部リーグで見事優勝、Jリーグ、今でいうJ1に昇格しました。
翌、1994年、まずまずの成績だったんですが、
なぜか、天皇杯では、あれよあれよと勝ち進み、

確か元旦に決勝戦が行われたんじゃないかと思います。
もちろん、国立まで出かけてゆきましたが、これに見事勝利。
天皇杯を勝ち取りました。


いわゆるカップ戦の優勝は、以来、縁遠く、
それよりも、J2陥落、J1昇格を何回か繰り返すほど、戦力は不安定でした。
基本的には、フジタが責任企業の立場を放棄し、市民球団として、資金も少ない中、
細々とやっていかざるを得なくなったことが、チームの弱体化につながったのです。

そこに、救世主のごとく登場したのが諜裁(チョウ・キジュ)さんで、監督に就任。
彼は独自の考えを持って、チーム作りをしてきました。


私は、三年前にFM湘南ナパサの番組で、対談をさせていただきましたが、
その時、その信念の強さに、感服した次第です。
ともかく走力が重要だ、と。

確かに、以前から感じていたんですが、選手がピッチの上を走り回っているときは、
基本的に、失点しないもんなんですね。
一試合90分、走り続けるというのは大変だと思うのですが、
なんかの拍子に、ある時間帯で、ふと足が止まるときがあるもんなんです。
もちろん疲れもたまってくるのでしょうが、こういう時に、微妙にマークがヅレたりして、
失点に結びつくことが多い。
逆に、これを攻撃と考えると、相手に走り勝っているときは、得点のチャンスがある、と言うことです。
諜裁監督は、このスタイルを曲げることなく貫いてきました。
攻守の切り替えを早くし、ともかくゴールに向かって走る。
そして、直線的なパスでチャンスを造る。

9回失敗しようと1回の成功でいいんですね。

そもそもサッカーとはそういうものです。


まさにその通りのゲーム展開が昨日の決勝戦でした。

これは、併せて守備についても同様に展開され、
後半、マリノスの猛攻をしのぎ切ったのも、チョウ流のゲーム展開が実ったのではないか、と思いました。
もちろん、ピッチの上の具体的なゲーム展開は、選手の能力によるところが多い、と思いますが、
そこを、日頃の指導を体現できれば、結果にコミットするわけです。
まさに、RIZAPですね。
胸にRIZAPのマークがついていたのも、いささか心強い事でした。

 

監督就任7年目。
幾多の思いがあったんだと思うんですね。
降格した時の悔しさ、育て上げた選手が、他のチームに持って行かれた時の悔しさ。
でも、なにくそと信念を貫いてきたハズです。
決勝戦に勝利した直後、人目をはばからず泣いていました。
まさに、苦節7年のさんざまな思いが、脳裏に去来したのだと思います。

1:0の拮抗した展開に、最後は、サンドバックのように叩かれ、コーナーキックの連打。
これに耐えきって、終了のホイッスルを聞いた時に、私は思わずテレビの前で、拍手をしました。
いやあ、嬉しかったですね。


下世話な話ですが、
優勝のカップの授与などの後で、赤いボードを手渡され、それに優勝賞金の額が書いてありました。
え、いったいいくらなんだ、と。
その桁数をなぞってみたら、なんと1億5千万円。
いやあ嬉しいボーナスでしょ。

 

さあ、これに弾みをつけて、一試合でも早く、降格圏を抜け出してもらいたいものです。
カップ戦に優勝しようと、J2降格ではシャレにならないでしょ。

 

ま、ともかく優勝おめでとう。

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 09:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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