昨日、ベルマーレの今季の最終戦が開催されました。
対FC東京戦です。
結果は0-1の負け。
きっと、残留が決定したので、多少は気が抜けてしまったのかな、と。
そんなこともあったので、例によって、ネットの速報を見ながら、
それなりに応援していました。
そんな合間に、来期どうなるのか、気になったんですね。
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で、ネットで検索をしていると、
過去のベルマーレの在籍経験がある選手のリストにたどり着きました。
J1昇格の1994年度からのリストで、懐かしい顔ぶれの名前が
一覧になっていて、名前をクリックすると、現職が出てきます。
日本人プレーヤーの場合、流れ流れて今のポジション、
昔の連中の場合、どこぞのチームで監督やら、コーチやらをしているのが分かります。
今も現役の場合、どこかのチーム名。
それと、外国からの助っ人もリストにあって、
懐かしいところでは、ベッチーニョ、エジソンやアウミールの名前も出てきます。
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背番号の年度別の一覧もあって、年度で著しく入れ替わる年もありますし、
数年間、あまり変化のない時もあります。
最近の背番号の変化はあまりないようですね。
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私は、それまでは普通に野球のファンでした。
平塚にプロサッカーチームができたことで、野球からサッカーに乗り変えたわけです。
したがって、何かと野球と比較してしまうのですが、
サッカーの最大の欠点は、選手の入れ替わりが激しいことです。
選手の背番号と名前が結び付くようになったら、
翌年は変わっている、と。
また覚えなきゃいけなくなる、時にシーズンの半ばになっても、
あれ誰だっけ、と言う状態が続くんですね。
その意味では、チームと言うものの実体と、サポーターとしての意識に
ずれが生じます。
サッカーチームのサポーターであることの要因は、いくつかに分かれます。
一つは、チームそのものが好きである、と言う人たちです。
中にはフジタ時代からのサポーターと言う人もいますから、
これはチーム愛としては表彰ものでしょう。
二つめは、プレーヤーのファンである、と言う人たちです。
ですから、対象が変わることもありますが、原則、そのプレーヤーが移籍したりすると、
熱が冷めることがあります。
で、サッカーと言うのはこれが多い。
去年まで、日本代表でもあった、谷と町野が海外に移籍してしまったら、
なんか、飛車角のない将棋みたいで、ちょっと興味半減と言う人もいたと思うのですね。
これは、かつての中田、遠藤など、世界レベルの選手たちに関しても、
同じで、サッカー選手は、寿命の短いアスリートですから、
どこかで、いい条件の報酬が約束されれば、これは仕方ないでしょう。
ともかく稼げるうちにしっかりと稼ぐのは当然ですから。
まあ、その意味で、ベルマーレは、経済基盤がぜい弱ですから、
いい選手が出て来ると他にぬかれてしまうわけです。
これはもう宿命ですね。
選手の移動とともに、若干サポーターも動く。
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そして、第三番目の要因ですが、それはサッカーがそもそも好き、と言う人たちです。
昔学生のころサッカー部にいたとか、大人になって草サッカーのチームにいたとか、
それ以外でも、まあ競技としてのサッカーに魅力を感じている人たちです。
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で、実は、平塚が好き、と言う郷土愛豊かな人の中にも、
ベエルマーレのファンはいます。
四番目の要素です。
このまちのプロチームじゃないか、と言うわけです。
そもそも私は、ここから入りました。
しかし、周りを見ていても、昔はよくいたこの類の人たちも、
少なくなっているような気がします。
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コミュニティを基盤とするのが、Jリーグの基本理念です。
コミュニティが活性化するための要素としてベエルマーレの存在を考えたとき、
どうも最近、市民とチーム、選手の接点がうすくなってきている、
と感じるんですね。
これは、チームの姿勢が影響しているはずです。
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来期にどのような補強があって、どのような戦いをすすめるのか、
興味津々ですが、
かつて、春先に開催されていたベエルマーレワンダーランドと言ったことの
復活も必要じゃないでしょうか。
いずれにしても、グラウンドから、一歩、街に出てきてほしいと思います。