水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
来期に向けて

昨日、ベルマーレの今季の最終戦が開催されました。
対FC東京戦です。
結果は0-1の負け。
きっと、残留が決定したので、多少は気が抜けてしまったのかな、と。
そんなこともあったので、例によって、ネットの速報を見ながら、
それなりに応援していました。
そんな合間に、来期どうなるのか、気になったんですね。
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で、ネットで検索をしていると、
過去のベルマーレの在籍経験がある選手のリストにたどり着きました。
J1昇格の1994年度からのリストで、懐かしい顔ぶれの名前が
一覧になっていて、名前をクリックすると、現職が出てきます。
日本人プレーヤーの場合、流れ流れて今のポジション、
昔の連中の場合、どこぞのチームで監督やら、コーチやらをしているのが分かります。
今も現役の場合、どこかのチーム名。
それと、外国からの助っ人もリストにあって、
懐かしいところでは、ベッチーニョ、エジソンやアウミールの名前も出てきます。
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背番号の年度別の一覧もあって、年度で著しく入れ替わる年もありますし、
数年間、あまり変化のない時もあります。
最近の背番号の変化はあまりないようですね。
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私は、それまでは普通に野球のファンでした。
平塚にプロサッカーチームができたことで、野球からサッカーに乗り変えたわけです。
したがって、何かと野球と比較してしまうのですが、
サッカーの最大の欠点は、選手の入れ替わりが激しいことです。
選手の背番号と名前が結び付くようになったら、
翌年は変わっている、と。
また覚えなきゃいけなくなる、時にシーズンの半ばになっても、
あれ誰だっけ、と言う状態が続くんですね。
その意味では、チームと言うものの実体と、サポーターとしての意識に
ずれが生じます。
サッカーチームのサポーターであることの要因は、いくつかに分かれます。
一つは、チームそのものが好きである、と言う人たちです。
中にはフジタ時代からのサポーターと言う人もいますから、
これはチーム愛としては表彰ものでしょう。
二つめは、プレーヤーのファンである、と言う人たちです。
ですから、対象が変わることもありますが、原則、そのプレーヤーが移籍したりすると、
熱が冷めることがあります。
で、サッカーと言うのはこれが多い。
去年まで、日本代表でもあった、谷と町野が海外に移籍してしまったら、
なんか、飛車角のない将棋みたいで、ちょっと興味半減と言う人もいたと思うのですね。
これは、かつての中田、遠藤など、世界レベルの選手たちに関しても、
同じで、サッカー選手は、寿命の短いアスリートですから、
どこかで、いい条件の報酬が約束されれば、これは仕方ないでしょう。
ともかく稼げるうちにしっかりと稼ぐのは当然ですから。
まあ、その意味で、ベルマーレは、経済基盤がぜい弱ですから、
いい選手が出て来ると他にぬかれてしまうわけです。
これはもう宿命ですね。
選手の移動とともに、若干サポーターも動く。
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そして、第三番目の要因ですが、それはサッカーがそもそも好き、と言う人たちです。
昔学生のころサッカー部にいたとか、大人になって草サッカーのチームにいたとか、
それ以外でも、まあ競技としてのサッカーに魅力を感じている人たちです。
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で、実は、平塚が好き、と言う郷土愛豊かな人の中にも、
ベエルマーレのファンはいます。
四番目の要素です。
このまちのプロチームじゃないか、と言うわけです。
そもそも私は、ここから入りました。
しかし、周りを見ていても、昔はよくいたこの類の人たちも、
少なくなっているような気がします。
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コミュニティを基盤とするのが、Jリーグの基本理念です。
コミュニティが活性化するための要素としてベエルマーレの存在を考えたとき、
どうも最近、市民とチーム、選手の接点がうすくなってきている、
と感じるんですね。
これは、チームの姿勢が影響しているはずです。
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来期にどのような補強があって、どのような戦いをすすめるのか、
興味津々ですが、
かつて、春先に開催されていたベエルマーレワンダーランドと言ったことの
復活も必要じゃないでしょうか。
いずれにしても、グラウンドから、一歩、街に出てきてほしいと思います。

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 13:20 | comments(0) | - | - | - |
来期に向けて

ベルマーレに、中田英寿の入団が確定したとき、
当時のスカウトの森氏が、今度すごいやつがベルマーレに入って来るんです、
と、内緒話でもするように、私に話かけてきたのです。
私は、そのころ、チームのスタッフと比較的仲が良かったので、
気を許して、そんな話をしてくれたのだろうと思いますが、
中田と言う選手の凄さなんて全く知らなかったし、
何がどう凄いのかも、理解できていなかったのです。
で、素直に、どこがどのようにすごいのですか、と質問したら、
彼も返答に困って、ともかくサッカー選手に要求される様々な能力があるでしょ、と。
ふんふん。
で、そのすべてを兼ね備えているんです、と説明してくれたのです。
なんだか、分かるようでよく分からない。
ともかく、彼の高揚した話っぷりから、すごい選手と契約できたらしい、という事は理解できました。
その時に、中田英寿氏は、数年を経て、ヨーロッパのチームに移籍するという事が
条件になっていて、それを承知で、選手契約をしたと言うのですね。
腰かけが前提で契約するなんて、よく理解できませんでした。
まあそういう世界なんでしょうね。
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まだその頃は、日本人のプレーヤーの能力が、イタリアやイングランド、スペインやドイツで通用するなんて
考えていなかった時代ですから、逆にそういう目標を持っていたという事自体、
上を目指す志向が強かったんですね。
ヒデのベルマーレでのプレーは、非凡さを感じるほどではなかった、と感じました。
よく、あんなところにパスを出すなど、そのセンスを疑うようなプレーがしばしばあって、
何やってんだ、と言うブーイングが起きたことがありました。
しかし、冷静に考えれば、あそこにパスを出すのがベストチョイスだったな、という事が多かったのです。
つまり、彼の戦術的プレーを他の選手が理解できなかった、と言うか、
技術的に追いついてこなかったんですね。
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ある時、ヒデはこんなことを言っていました。
それは、チームメイトであり、日本代表にともに選出されていたロペスに対して、
ロペスの才能を、代表になったくらいだから、それなりの能力は認めるけど、
不満がある、と言ったのです。
もっと足の速いやつがフォワードにならなきゃ、点がとれない、と。
聞きようによっては、ロペスの能力を凡慮なフォワードと評したようなものです。
その後、ヒデは、イタリアに渡り、才能あふれるプレーヤとともに試合に臨み、
ヒデの求める選手とプレーしたことで、
より一層その能力を発揮できた、と私は思っています。
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なんだかんだと、サッカーはチームプレーですから、相性のいいプレーヤーと
一緒にゲームを共にすることも、重要なんだろうと思うのです。
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逆にチームプレーが基本だけに、いったん歯車が狂うと、
際限なく戦績が落ち込むものです。
ベルマーレが今シーズン、半ばに15戦無勝と言う状態に落ち込みました。
正直、残留なんて到底、望むべくもない、と思っていたのですが、
最後の最後、ふんばって、残留を決めました。
どこかで、チーム内でのコミュニケーションがよくなったのでしょうね。
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まだ、ひと試合残っていますが、
来期は、こんな思いはしたくないですよね。
ぜひとも、もう少し前を向いた目標に向かって、
ウキウキするようなシーズンにしてもらいたいです。

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 19:23 | comments(0) | - | - | - |
残留決定、おめでとう

昨日の午後3時ごろの話です。
突然、頭の中がはじけたようになって、そうだ!とあることを思い出したのです。
今日は、ベルマーレが天下分け目の決戦の日じゃないか、と。
そこでノートパソコンを居間の食卓の上に持ち込み、
早速、Jリーグ速報を開いたのです。
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と、タイミングがちょうどハーフタイム。
スコアーの表示が0-0となってました。
前にもブログに書き込んだように、その時点で、17位。
降格の一つ前の順位で、後ろにいるのが横浜FC。
しかも33節は残留争いの横浜FCと直接対決。
負ければ降格、勝てば残留という崖っぷちなわけです。
J2とJ1の差は、相撲で言えば、関取と取的と言われる、
十両以上の力士と幕下以下の力士の違いぐらい差があるのです。
まず、関取になると、弟弟子が、身の世話のため、一人は着く。
給料がもらえる。
大イチョウが結えて、化粧回しを付けられる。
まわしの間にぶら下がっている下がりは、ノリでかためられ、ぴんとしている。
などなど、圧倒的な待遇の差があるのです。
NHKのテレビなどの取り組みの紹介などでも、
幕内は江戸文字で表現され、それ以下はゴシック文字という、
徹底的な身分制度の世界です。
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まあ、J1とJ2がこれほどの待遇の違いはないかもしれませんが、
でも、間違いなく、各チームに配られるチームへの分配金は、
かなりの差があるはずです。
何より、観客の動員数ですね。
チームの財政で、収入の基本は、Jリーグからの分配金と
ユニフォームに付いているスポンサーの広告収入、
それと、主催ゲームの入場料が主なものです。
その重要なものが、入場料なのですが、
正直、J1のチームのサポーターのほうが、
J2のチームのサポーターの数より、圧倒的に多いのです。
したがって、グッズや飲食売店などの売り上げにも影響し、
J2よりJ1のほうが、チームの経済状況も安定し、
周辺の景気も良くなるというわけです。
.
ですから、J1残留と言うのは、ただの番付の位置だけの問題ではないのです。
で、ノートパソコンの画面を見つつ、試合のゆくへを見ていたのですが、
後半戦が始まるとすぐにゴー―――――ルの文字。
ベルマーレの得点。
おもわず、歓声を上げてしまいました。
しかし、その後、一進一退の様子。
何しろ1分に一行程度の文字が表示されるだけ。
もどかしい事この上ないのです。
そして、1−0で試合は進み、90分終了時点で、ロスタイム6分。
いやはやなげーーな。
と、じりじりと待っていると、やっと試合終了。
1ー0の勝利。
裏天王山の勝敗は、決着したのです。
表天王山は、神戸の初優勝。
ということで、最終つを待たず、安堵を得ました。
14日目で、優勝が決まったようなものです。
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話は変わりますが、熱海富士は、場合によっては優勝の芽があるんでしょ。
日本人力士には、4頑張ってもらいたいですね。
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ま、何はともかく、ベルマーレ残留お目でとう。
来期にはこんな心配差をさせないでください。

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 11:36 | comments(0) | - | - | - |
天下分け目の決戦

どうする家康では、天下分け目の関ケ原の戦いが終わり、
いよいよ徳川の時代が幕開くわけですが、
この関ケ原の戦いの前後、あちらこちらでも争いがあったようで、
東北では、伊達と上杉が東北の関ケ原を繰り広げ、
西日本でも、毛利勢が小競り合いを続けていたようで、
戦国の流れは終わっちゃいなかったんですね。
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この天下分け目と言うのは、何かというと、よく使われます。
そんな意味で言えば、ベルマーレはこの25日に
まさに天下分け目の決戦を行うわけです。
相手は横浜FC。
状況を整理すれば、現在ベルマーレ勝ち点31で17位。
一方、横浜FCは勝ち点29で18位。
今年は、J1からJ2に降格するチーム数は1チームなので、
17位なら、何とか残留なのです。
そこでこの25日には、横浜FCと直接対決という事になり、
まさにこの日が天下分け目の決戦という事になるのです。
この後まだ1試合残っていますが、そんなことより、
まずはここで勝ち点3を稼いで、残留を確保したいところでしょ。
この時、ベルマーレが勝てば、勝ち点34になり、横浜FCとは5点差。
最終戦でベルマーレが負け、横浜FCが勝っても、勝ち点で上回り、残留決定。
で、天下分け目の戦いで、負けたとすると、
横浜FCが32になり、この時点では18位に転落。

また、引き分けなら、最終戦で、横浜が勝ち、ベルマーレが負けると降格。
最終戦で、ベルマーレが勝っても、横浜FCが勝てばベルマーレは降格。
ベルマーレが勝って、横浜FCが引き分け、また、ベルマーレが引き分けで、
横浜FCが負ければ、得失点で、ベルマーレの残留という事になります。
要は、25日の天下分け目の決選に勝たない限り、
極めて不安定な条件になるわけです。
最終戦でなんとか、なんて思いはよくない。
ともかく、25日には勝利以外考えないと言う不退転の覚悟が必要です。
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ちなみに、JリーグにJ2が制度化されて以来、ベルマーレは、
1999、2010、2013、2016年に、降格しています。
何と4回にもなります。
他に京都、札幌が4回の降格経験がありますが、
もし、今度、降格とかになると、Jリーグ中最多の降格経験チームと言う、
不名誉な履歴を持つことになります。
何としても、これは避けたいですよね。
ガンバレ・ベルマーレ!!!

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 10:20 | comments(0) | - | - | - |
ガンバーレベルマーレ

今から30年前の1973年。
前年にJリーグがはじまり、目新しさも手伝ってか、爆発的に人気となり、
時に、入場券が手に入らず、偽物が印刷される、という事まで起きるくらい、
熱狂的なブームが起きたのです。
当時、フジタは平塚に練習拠点を置いていたことから、ベルマーレとチーム名を名乗り、
Jリーグの第一陣には乗りそこなったものの、翌年の加盟を目指して、
1階級下の、今で言うJ2リーグで健闘していたのです。
このJ2で優勝チームと2位チームが昇格できるという事で、
昇格を目指すチームは死に物狂いのゲームを展開したものです。
その年の終盤、上位2チームは、ベルマーレとジュビロ磐田。
最後の最後までもつれ込み、最終戦が磐田での直接対決。
これに勝って、ベルマーレは優勝を飾り、来期の昇格決定という事になりました。
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この夏のころ、平塚の中でも、それなりのサッカー熱が上がってきて、
我が郷土のチームがJリーグに参戦するんだ、と、夢のような話が現実味を帯びてきたのです。
しかし、一般市民はまだまだ他人事。
旧来のサッカー好きな人と、すでに地域に浸透し始めていた旧チーム、フジタのサポーターと、
こういうことが好きな人間など、ごく限られた人による応援体制しか取れていませんでした。
.
話は変わります。
夏の恒例行事として、平塚信用金庫総代の夏の懇親会が熱海で開かれたのです。
例の花火見物を兼ねての宴会でした。
私は所用があってちょっと遅れ、遅れついでにのんびりと人気のない温泉に浸かっていたのですが、
そこにさらに遅れてきた福沢さん(前商工会議所会頭)が入ってきたのです。
広い風呂場には二人きりでした。
体を流しながら、福沢さんは、私に、ベルマーレがいいところにきているのに、
もう少しこの町の連中が腰を入れて応援しなくちゃいけないんじゃないか、と。
私もそう思っていたので、ともかく何とかしよう、という事で、
明日にでもサポーターの組織づくりを進めよう、という段取りを決めたのです。
まさに裸になっての話し合いでした。
これがきっかけとなって、早速翌日から動き始め、
数日後には、市民応援団と言う組織の基本が固まっていったのです。
若い人たちのサポーター組織はいろいろありましたが、
若さゆえの多少過激なところがあったりして、
いわゆる大人のサポーターは遠巻きにしていたのです。
で、そこに大人の応援団を作ろうという事で新しい組織が動き始めたわけです。
.
その頃の課題は、観客席が土のままで、(小中学校のグランドのような状態)
少なくともJリーグに参戦できる条件を整えていなかったんですね。
まだ鮮明に覚えているのですが、最終戦に近い日程の中で、
どこだかのチームとの対戦が、平塚競技場で行われたのです。
確かピッチは土のままだったと思います。
何しろ陸上競技場として作られたものですから、
構造としては、サッカー用の内容になっていなかったんですね。
この時の試合では、私は土の上のわずかな草の生えているところで寝っ転がっていて、
のんびりと観戦していたのですが、サッカーの試合を見るのは初めて。
どこでどう驚き、どのように興奮していいのか、知らなかったのです。
ですから、何やらピッチの中を声を挙げながら右往左往する選手たちを
捉えどころのない感覚で眺めていたのです。
で、後半の半ば、ある選手が蹴り込んだボールが、とろとろと転がって、
ゴールネットに収まったんですね。
いやさすがに、いくらサッカー音痴でもこれには興奮しました。
サッカーにとりこになったのはこの瞬間からでした。
.
市民応援団の最初の仕事は、Jリーグの規定に近づいた少しはましなグランドの建設でした。
とはいえ、球団には金がない。
どう見ても市の財政だよりなわけです。
そこで、私たちも影になり日向になり、競技場の改築の必要性を声高に叫んだのです。
要するに、市民の代表である市議会が、そういう施設が必要じゃないか、
と考えることが大前提なのです。
そして、その結果、なんとかそういう機運を行政の中に作り出すことができたのです。
で、現在のスタジアムが作り上げられました。
あれから30年ですね。
.
先日も書きましたが、今年のベルマーレは、きっと降格でしょ。
30年前にいたところに戻るだけの話です。
光陰矢の如しですね。
.
振り返れば、優秀な選手に恵まれていました。
キーパーに小島、ディフェンダーには渡辺、岩元、名塚、奈良橋など、
また中盤には高田、岩本テル、ベッチーニョ、野口など。
翌年には田坂が加入、更翌年には中田英寿が加入。
いい時代でしたね。
日本の代表に、小島、中田、ベッチーニョが選ばれるなど、
まあまあのチーム力とともに、タレントが豊かでしたからね。
昔ばなしをしても仕方ないのですが、
ついついあの頃の勢いを考えると懐かしくなってしまいます。
.
そして、情けないのが、ほとんどスタジアムに足を向けなくなってしまったことです。
ただただ心の中で、エールを送るだけなんですけどね。
あの土の観客席(ゾーン)で見たゴールの瞬間は色あせることないのですが、
熱のあるサポーターからは引退という事になってしまいました。
すみません。

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 12:44 | comments(0) | - | - | - |
J2ベルマーレ

とても残念なんですが、今期残留が絶望的になったベルマーレについてです。
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今年の春ごろ、何故かシンスタジアムと言う活動が始まったようで、
このまちに、サッカー専用球場を作ろう、と言う運動が始まったのです。
前々からそれらしき動きはありましたが、これが具体的に動き出した、という事ですね。
スターモールの交差点に横断幕まで掲出して、アピールをしていました。
.
この活動に、飲食連合会としても参加してくれと言う依頼もあり、
署名運動を展開するという事のようでした。
私は、連合会の組合長会議の席で、その詳細を把握し、
広く組合全体でとらえ、協力しようじゃないか、と考えていたのです。
で、その席で、現況の確認をしたのです。
この運動を主体的に進めている商工会議所の職員など、
関係者が出席し、その概況を説明してくれました。
.
まずなぜ専用球場なのか、と言う点です。
Jリーグ側の意向として、収容2万人以上、屋根付き専用球場、と言うのが打ち出されていて、
現在の平塚球場はその条件を満たしていない、と。
このことを知った近隣の都市が、じゃあベルマーレをわが町で引き受けましょう。
ついては、屋根付き収容2万人、駅近のスタジアムを作ってお越しをお持ちしています。
とばかり名乗りを上げ始めたのです。
茅ケ崎、藤沢などです。
それぞれのまちでも幾分か具体的な動きが出てきたので、
せっかく平塚に定着していたサッカーチームをここで手放すのは無念であるとばかり、
平塚でも、新たな球場建設を目指して、建設推進の運動を進めよう、という事になったのです。
こういう場合、その大義が多くの市民に理解されている必要があります。
何より行政の理解と、資金の確保が重要だからです。
.
私は新球場建設の説明を聞く場で、話が進めば進むほど、
この話に違和感を感じ始めました。
まず第一に、土地がないのです。
これは絶望的な話でしょ。
まあどこかにまとまった土地があって、そこが何らかの理由で使えることになったとして、
建設費だってバカにならない。
推進派の人は、行政がある程度何とかしてくれと考えている様ですが、
これって、市民の税金に手を出すことでしょ。
当然それなりの市民の理解がなければできない。
私はかつてベルマーレに対して市民が持っていた理解度は今はない、と思っています。
簡単な理由です。
かつてほど、ベルマーレと市民の関係が滑らかでない、と感じているからです。
.
2000年フジタが撤退し、ベルマーレはどうなるのか、という、
いわば球団存続の危機的状況を迎えたときがありました。
この時、多くのボランティアが、それなりに団結し、球団と市民の間を取り持つ
多くの事業を展開しました。
いわば今よりはずっと距離が近かったのです。
で、その後、その距離はだんだんと間が空くようになり、
今では、よほどのサポーターでなければ、誰がプレーしているのか、
また誰が監督なのか、など、チーム事情について言えば、
あまり知られていないんです。
確かに練習場に見学に来るサポーターもいるでしょうし、
ホームゲームにやって来るファンもいるとは思うのです。
しかし、以前のようなチームとサポーターの密接な関係と言うのは感じれられない。
と言うのが実感なんです。
.
で、シンスタジアムについてなんですが、収容2万人という事ですが、
今まで、ベルマーレのゲームで1万5千人以上の観客が来たことがない。
なのに、何をもって2万人何か。
さらに屋根付き球場ですが、
これは確かに、今時の施設としては、ドームまで行かないとしても、
雨に濡れる部分が多すぎます。
ここは改修で行けるんではないか、と。
.
で、です。
いま、シンスタジアムの運動が何らかの形で実ったとして、
どのぐらいの総投資額が必要なのか、肝心の数字が定まっていません。
それだけの投資をして、またそれに見合うだけの魅力的なチームとしての活動が
どれほど期待できるかも、見定める必要があるでしょ。
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現状で言えば、降格の可能性が大きいですよね。
そうすると、有望な選手は出て行ってしまう可能性がある。
今までも、遠藤航、斎藤未月、最近では谷、町野といった代表クラスもすぐにいなくなる。
いつまでたっても、強豪チームの位置にたどり着けない。
今後も将来有望な若手選手を引き留めるだけの資金力があるのか、という事です。
そこを賄えるだけのスポンサーが登場するとも思えない。
来期以降、しっかりとJ2に定着してしまうんじゃないか、
と言う不安はぬぐえないでしょう。
.
強い弱いではなく、夢のあるチーム作りを本気になって進めてゆかないと、
明るい未来はやってこない。
まさに、シンスタジアムどころじゃないでしょ。

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 20:43 | comments(0) | - | - | - |
シンスタジアム

バルマーレのサッカー専用スタジアムを作ろう、という運動が
署名運動として始まっています。
街角なんかでも、ポスターをちらちら見かけることがあります。
この動きをざっと整理してみます。
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話は数年前からくすぶっていました。
現在、ベルマーレは平塚競技場を使って、ホームゲームを開催しています。
しかし、基本は陸上競技場ですから、専用球場と違って、観客の目としては、
ゲームの迫力が落ちるのは仕方ないと思っていました。
露骨に比較すれば、ボクシングの世界戦を観戦するのに、リングサイドのS席と、
ちょっと離れたB席の差ってあるでしょ。
近い方が迫力がある。
ひらつか競技場は、そもそもが陸上競技場を使いましたので、
中央のフィールドに、サッカーコートがあって、その周辺にトラックの走路があるので、
専用競技場から見れば、観客席の最前面ですら、ちょっと距離があるわけです。
ですから、他のチームのゲームで専用競技場などで観戦すると、
その違いがよく分かるんですね。
.
そこで、専用競技場が欲しいという事になるのです。
ベルマーレ自身も、またサポーターもそれぞれにそう思うのでしょうが、
先立つものの桁数が大きいので、おいそれとは実現しがたかったわけです。
そこで、まあないものねだり的な感覚があったのですが、
専用サッカー場を何とかしようという動きが徐々に高まってきたのです。
これにはいくつかの複雑な要素が絡んできました。
一つは、その資金の問題と、場所の問題です。
どこに誰の資金で建設するか、という事です。
ベルマーレとしては、平塚という限定をしていないみたいですね。
場合によっては、茅ケ崎だろうと藤沢だろうとかまわない、という事のようです。
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この近隣の町の選択肢があると聞いたとき、ずいぶん薄情なもんだな、と感じました。
1994年シーズンからJリーグに参画し、それなりのブームに乗って活躍し、
一時はワールドカップの代表に、中田、ロペス、ホンミョンボウ、小島、と4人もの選手を輩出する、
まあまあのチームでしたが、2000年スポンサー企業のフジタが撤退すると
まさに市民球団としての苦しい経営が始まります。
そこからは、真壁現会長の奮闘と、サポーターのサポートによって、どうやら命脈をつないできたわけです。
当然ですが、市内の企業も何かと資金的な面も含めて、応援した来て、
まさに市民球団としての、見本的な経営を進めてきたのです。
他の、大企業がスポンサーになっている球団とは違って、
中心的企業がいないベルマーレはいまだに市民球団です。
つまりです、ここ20年なにがしか、市民に支えられてきた球団だったわけです。
どこの市民かって?
そりゃ平塚市民でしょ。
言い換えれば、平塚市民がおむつを替え、ミルクを飲ませ、
やがて幼稚園、小学校、さらに高校大学と成長を見守り、
今や社会人としてぼちぼち自立するようになった、という事でしょ。
そのお世話になった平塚以外でも、専用球場があれば移転する、という事でしょ。
やはりそうだとすると薄情でしょ。
.
Jリーグも、30年にもなり、百年構想に近づきつつある現状で、
サッカー環境のレベルアップを図りたい、という事もあって、
屋根付き球場とか、観客席数とか、最寄りの駅からの徒歩時間とか、
少しづつ球場の条件のレベルを上げてきています。
まずは観客席数の問題ですが、最低でも2万人の収容を考えているようです。
所がですよ、平塚のホームゲームで、いまだに満席の1万5千人が入ったことがないのです。
にもかかわらず、2万人の客席数の必然という論拠が成立しないでしょ。
それと屋根付き。
まあ屋根付きとなると、プロ野球ですら、まだまだ屋根なし球場が中心でしょ。
サッカーチームでも似たり寄ったりなんです。
何より、マリノス、川崎、FC東京、セレッソ、広島など、多くの強豪チームは陸上競技場です。
ベルマーレが弱小チームだと言ってるわけではないのです。
よそのチームは陸上競技場で、いいか悪いか、やらざるを得ない。
平塚もそのレベルと受け入れられないのでしょうか。
.
シンスタジアムとなれば、どう見ても100億越えの資金が必要だと思うのです。
これを市税からの投入は厳しいでしょ。
既存の陸上競技場の改修程度ならまだしも、土地代、建設費となると、
ちょっと気軽にどうぞと返事できないでしょ。
市民の税金をそんなところに使うのか、という反論が出てきそうです。
シンスタジアムというのは、あれこれ理屈をつけても、
結局、ベルマーレのための、という形容詞がついて回りますから。
実はなにより、空いている土地がないのです。
.
何が根拠でこのような機運が生まれてきたのか分かりませんが、
国産の車に乗っていたものが、ベンツに乗りたい、と騒いでいるような印象を受けます。
とはいえ、署名運動は始まっているので、
それなりに協力しなきゃ、とは思っています。

 

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 12:33 | comments(0) | - | - | - |
号外です

昨日のベルマーレ、

対川崎戦ですが、あの絶対王者ともいえる川崎相手に4:0の勝利です。

多くのサポーターは、ちんちんにやれるんじゃないかと予想していたと思うのですが、

(いや、私がそうでした)予想に反しての大勝。

よくやったベルマーレと同時に、

どうしたフロンターレですね。

この勢いで、今後も白星を並べてほしいですね。

.

あまりにうれしかったので、号外を出しました。

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 07:16 | comments(0) | - | - | - |
ウソつきは戦争の始まり

このブログで何度も繰り返して主張してきたことですが、
「ウソ」が人間の社会に、また個の生活に大きなダメージを与えています。
しかし、どう考えても、ウソはなくならない。
そしてそのウソが、人々の安寧のくらしの大きな障害になっているわけです。
人が、ウソをつけない動物だとしたら、きっと素晴らしい世の中になると思うのです。
.
オレオレ詐欺だって、大きなウソでしょ。
お年寄りが虎の子のお金をだまし取るんですから、極悪非道ですよね。
犯罪者が、俺はやってないとウソをついたとします。
そのために警察はさらなる調査をしたり、犯人でもない人を追い回したり、
まあケチな話ですが、そこにかかる人的な労力と人件費は、
ウソがなければかからないことになりますよね。
社会は無駄なコストを負担しているわけです。
裁判だって、きっとウソとホントを見極めるために、
最初からウソがなければ、不要なエネルギーを使わずに済むわけですよね。
.
SNSが発達している現代では、まさにフェイクニュースが氾濫しています。
ただただ世の中に混乱を持ち込んできてるわけです。
この情報の信ぴょう度をどう判断するのか、
その見極めはかなり難しい。
ウソをつくのは簡単ですが、その結果生じた多くの判断ミスは、
人間にとって不要なエネルギーでしょ。
.
どうして人はウソをつくのでしょうか。
そのウソによって得られるもの、それに影響されて現れる社会の現象など、
何らかのメリットがあるからでしょうね。
よしんばそこで得たメリットは虚しいものでしょ。
少なくともあの世に向かう時には、閻魔様に舌を抜かれてしまいます。
.
自分の子供に対して、

親は、わが子はまっとうな生き方をしてほしい、と願いますでしょ。
そこでいろいろな言葉でその教育をします。
「嘘つきは泥棒の始まり」が最もポピューラーでしたね。
事実をないがしろすれば、ろくな人間にならない、と言うことです。
それはきれいな服を着て、立派な家に住み、贅沢の限りを尽くした生活をしようと、
心が汚れていては、人間とは言えない。
ウソで固めた人生に価値はない。
さげすむべき生きざまとして、ウソをついたら泥棒になってしまうぞ、と。
最初のウソは小さくさしたる影響もなかったとしても、
やがてそれは「悪」の種をまいたようなもので、
少しずつ育ってゆき、やがて泥棒と言う卑しい性格を持った人間になってしまうぞ、
と言う警告でしょ。
私の親がそうだったのか、親とはみんなそうなのか、そこは分かりませんが、
ともかくウソをつくなと厳しく言われてきました。
今の親は、わが子にうそをつくことの罪深さを教育いているんでしょうか。

ばかばかしいことですが、

うそをついたら閻魔様に舌を抜かれる、と言う脅しも意味があったわけです。
これは、どうであれ人間の質を決める重要なことですよね。
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以前、若い従業員が何やら問題を抱え込んでいて、沈んでいたのです。
私は彼を呼んで何とかしてあげれることはできないかと、
いわば相談に乗ったのです。
で、さまざまなことを彼は話して、それに対するアドバイスなどしたのですが、
しばらくたって、その子が話したことは全部ウソだということが分かったのですね。
その時、彼の問題にもう手が出せなくなってしまったのです。
どんな善意もウソの前には無力であると実感したのです。
一人の若者を救いたい、と言うお節介な気持ちも、
まったく無意味になってしまったんですね。
その時、人は事実と真実に対してては何かできるけど、
虚構の出来事には手が出せない、と痛感したのです。
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ウソは何の足しにもならない。
第一、ウソにはうさん臭さが漂うでしょ。
まあ、千に三つは真実があるかもしれませんが、大半のウソはウソなんですね。
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この嘘つき合戦みたいなのが戦争です。
戦争なんだからウソをついてもいい、なんて誰が決めたんでしょうね。
どんな時でもウソはウソでしょ。
戦争はそもそも悲惨な出来事です。
ですからそこには、子供を殺したり、レイプをしたり、略奪をしたり、
家や施設を破壊したりと、まさに、地獄のような出来事が展開されるわけですが、
それに比べたら、ウソなんぞかわいいものだ、と思っているのでしょうか。
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いやいや、そのウソをつける性格が、戦争につながってゆくんですね。
基本は、嘘つきは泥棒の始まりなんです。

 

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 09:40 | comments(0) | - | - | - |
来年に向けて

日刊スポーツと言うスポーツ専門紙の関連記事です。
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日刊スポーツの中でも、サッカー担当の記者が多くいて、
毎年恒例のように、その年度の順位予想をし、
年末に、その予想がどのぐらい的中したのか、を結果として発表します。
そもそも、職業的には、関連情報は山ほどあるはずで、まさに順位予想には
材料に事欠かない状態だと思うのですが、
これがなかなか難しそうで、大半が反省、と言う結果になっています。
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しかし、その豊富な情報量から、様々な要素を組み合わせて、順位予想をするのですから
素人が、贔屓半分で順位を予想するのとはわけが違うと思うのです。
基本的には、いわゆるチーム力の評価と言うことになるのですが、
このチーム力は何によって作り出されるのか、と言うと、
先日もこのブログで触れましたが、
その大半の要素は選手の年棒合計額、と言っていいと思うのです。
サッカー選手の場合、比較的選手生命が短いので、
短期間にできるだけ稼いでおきたい、と言う気持ちは大きいと思うのです。
チームへの愛とかはどうしても二の次になる。
今より高い年棒を提示されたら、気持ちは動くでしょうね。
ですから現在のサッカー界のシステムでは、
所属チームを変えるということはごく普通のことなんですね。
したがって、資金力な豊富なチームにいい選手が集まり、
その結果、戦績を上げる、と言うことになるわけです。
極端な話、各チームの選手年棒総額で、まず順位をつけ、
そのうえで、指導者とかその他の人間関係などの要素を加味して、
順位を見るのだと思うのです。
にもかかわらず、このニッカンのサッカー担当記者の読みの浅いこと。
驚きました。
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ちなみにこの順位予想をしたのは、担当記者14人です。
具体的にチェックします。
まず、優勝の予想ですが、川埼を予想した5人、的中率36%。
3位に入った神戸に関しては、評価は低く、中には10以下と予測した人が6人もいました。
予測順位よりいい成績を残したのが鳥栖です。
7位と言う大健闘でした。
この鳥栖に関しては、降格を予想した人が6人もいたのですから、
番狂わせもいいところでしょ。
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降格候補としては、14人全員が降格すると予測したのが、ベルマーレです。
皆予測を外しました。
ざまあ見ろですね。
もっとも降格予想では、徳島9人、仙台5人、横浜FC5人が挙げていましたから、
まあまあ、湘南も危ないチームと思われていたわけですね。
それにしても、ベルマーレに関しては、全員が降格を予想されていたわけですから、
チーム力としては、やはり危険ゾーンに入っていたわけでしょ。
今のところ、来期もこの領域にいるんじゃないか、と言う気がしますね。
ただひたすら、基本を鍛えなおして、来期に備えてもらいたいと思います。
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まあ、一応、情報量が豊かな専門家ですら、

読み切れないと言っていいと思うのですが、
これは、多少のずれがあっても、

上位、中位、下位と言ったレベルはなかなか大きく超えることができないのです。
くどいようですが、基本になるチーム力、さらにその裏付けとなる選手年棒総額が、
なんだかんだと絡んで来るんですね。
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このチーム格差を何とか埋めることはできないのか、と考えてみたのです。
たとえば、プロ野球のドラフト制度です。
かつてプロ野球が戦力の均衡化をしようと言ことになり、
ドラフト制度を設けました。
お金持ちだったジャイアンツがどうしてもいい選手を集めてしまうからです。
そこで、くじ引きで選手の所属先を決めて、戦力の偏りを防ごう、と。
で、これは数年をして、それなりに効果が出てきて、

その意味ではプロ野球も面白くなってきました。
チーム格差が縮まったということと併せて、

それまでのパリーグ、セリーグの格差も縮まり、
12球団全体に光が当たるようになって来たんですね。
巨人大鵬玉子焼き、と言う言葉も過去のものになったわけです。
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しかし、これをサッカー界でやろうとするには大きな問題があります。
それは、サッカー球団の資金力が影響して、
よしんばくじ引きで優秀な選手を均等に所属するようにしたところで、
その能力に見合う年棒を用意できなければ、契約は成立しないでしょ。
ですから、チーム力を強化しようとするには、
育成と言うところに力を入れることが必要です。
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湘南ベルマーレはこの度、

Jリーグが選出する「2021Jリーグ 最優秀育成クラブ賞」を受賞しました。
この賞は、2021シーズンに向けてアカデミーからトップチームへ輩出された選手数と
そのクラブでの育成期間、またその選手の公式戦出場実績などを

総合的に判断し評価されます。
これって、なかなか意義深い賞でしょ。
少し長い目で見て、育成と言う作業を進めるのですが、
まさに、市民球団としての面目躍如と言うことですね。
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改めて残留ご苦労様と、育成クラブ表彰の祝福をします。
来年も頑張りましょうね。

 

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 10:17 | comments(0) | - | - | - |
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