水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
ガンバレジャパン

今更、素人が解説しても、何の意味もないのですが、
私なりのサッカー観を述べてみます。

 

実は、ベルマーレの応援団を結成するまで、サッカーを見たことがありませんでした。
で、平塚を本拠地とするフジタがJ1に参加を表明し、
へえ、平塚にもサッカーチームが!と驚いたわけです。
それでも、世間が騒いでいるJリーグの実態も、生半可な知識で、
まあ、まちの活力の一つになれば、それはそれでいいじゃない、と。


ところが、どうも町の中では、それほど関心がない。
1993年、下部リーグでそこそこの成績で、
このままいけばJ1に昇格、と言うところが見えてきても
サッカー音痴が多かった平塚では、半ば他人事のようだったんですね。
そこで、ともかく応援団を作ろう、と。
前福沢商工会議所会頭とともに動き出したのです。


まあ、その頃もすでに、サポーターのグループは数多くありましたが、
正直、中年のおじさんにはなじみ切れないスタイルの応援だったのです。
ゴール裏で、試合中立ったまんまぴょんぴょんと跳ね、
時に大声で歌を歌うなんて、先ずは体力的に無理。
そこで、大人の応援団を結成しようというわけです。

そう、座ったままでも応援出来るという応援団です。
で、できたのが湘南市民応援団。


当初、設立のかかわりから、副会長を仰せつかりその任を全うしましたが、
その後、仕事の事情など加わり、ほぼ自然退会してしまったんですが、
この初期の活動の時、ベルマーレの試合が平塚で開催されると、
当然ですが結成したての応援団が、大挙して競技場に出かけて行ったのです。
正にゴール裏に陣取り、当時は土の応援席に座り込んで観戦です。
まだ記憶にあるのですが、
その応援席に一本の木が植えられていて、それがいまにも枯れそうな様子でしたが、
その木の後ろで見ていたのです。
ゲームは行ったり来たり、攻防が続いたのですが、これと言った決定機がない。
で、後半半ば、誰か(全然覚えていないのですが)が蹴った球が、
ちょろちょろとゴロのように地べたを這って、ゴールの片隅に入ったんですね。
その瞬間の総毛だつような興奮を覚えています。
いわばあの時の感動が、サッカーのとりこになった大きなきっかけだったのです。

 

以来、時々ですが球場に足を運び、観戦しましたが、

その中で体得したサッカー観はたった一つ。
それは走ることが基本だ、という事です。
失点をしなければ、原則的にサッカーは勝てるんです。
つまり、失点をゼロに抑える守備力があれば、得点能力以上に意味を持つんですね。
確かに、失点は相手の攻撃能力の表れではありますが、
不思議と、相手の実力指数が100で、こちらが80ぐらいでも、
トントンのゲームが展開できます。
逆に、天皇杯など、ほぼ、数段階格下のチームとの戦いでも、
楽勝と言うゲームはあまりありません。
数字の上で、やっと勝ったというのがサッカーなんですね。
で、先ずは相手の攻撃力より守備力が上回り、何とか失点を少なく抑えた、
その上で、得点できた、というから勝てるのです。


で、負ける時、失点する時の共通のパターンがあります。
一つは、ちょっとしたミスを付け込まれ、守備が破たんした時です。
これは、あっと思ったときは、押し込まれていて、手の打ちようがない。
もう一つは、足が止まった時です。
以前よく見た失点シーンは、何故か、全員が申し合わせたように足が止まり、
その隙にゴールを奪われる、ということ多かったと思います。
ですから、ベルマーレは、そこをよくよく承知していて、
ともかく走る、ということをチームの戦法にしてきたのだと思うんです。
そもそもが負け試合は、なんだかんだと走り負けた時です。

ですから、もう20何年、サッカーを見てきましたが、
この走るという要素を上回るのは、

数段階技術の上回るチームに対しては通用しないかもしれませんが、
ほぼ、対等のチーム同士なら、十分に通用する戦術なんですね。
野球で言えばチーム打率が多い方が勝つ確率が高いでしょ。
サッカーの場合、チームの総走行距離の多い方が勝つ確率が高いと思うんですね。

ここ数回行われた親善国際マッチですが、

走る香川と走らない本田の差が歴然と出たじゃないですか。

 

さて、いよいよW杯は開幕です。
日本は、どのような戦いをするのか楽しみですが、
ワールドクラスとは言え、サッカーの原則である走るという事で
後塵を拝したら、先ずは勝てるはずがありません。

いいゲームを観たいものですね。
走れジャパン、頑張れジャパン。

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 09:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
来季に向けて

ベルマーレ、先ずは優勝とJ1昇格を果たし、めでたい限りなんですが、
前回昇格の時に、やはり弱小球団としての悲哀を味わいました。
それは、球団運営費、ま、行ってみれば企業規模のようなものです。
さまざまな項目がありますが、単純に、総売り上げで言えば、
J1・J2の計40チーム中、22位。
人件費、まあ、選手のギャランティの総額のようなものですが、
これが40チーム中、21位。
つまり、ほぼほぼ真ん中あたりという事です。


J1レベルで考えれば、ともに最下位という事です。
市民球団ですから、まあこんなところで上等なんでしょうが、
経営規模が小さいと、当然ギャランティが少なくなります。
つまり、選手に対して、十分な報酬が払えない、という事になります。
したがって、ちょっとばかりいい動きをする選手がいると、引き抜かれてしまいます。
つまり、ベルマーレより高い報酬を提示するんですね。
これを義理だ温情だで縛れない。
選手の寿命は短いですから、できるだけ稼げるときに稼いでおきたいんですから、
この選択は仕方ないと思うんです。
昨日の味方は今日の敵という事になります。


ここがサッカーと野球の大きな違いですね。
チームへの所属を強く拘束しているのが野球で、
所属チームの選択権が広いのがサッカーです。
ですから、前年の選手が何人残っているのか、なんてことが、
チーム力を想定する大きな要素になってきます。
つまり、うちのチームという構成は、年々変わるので、
チームそのもののサポーターなのか、選手のサパーたーなのか、
ここが悩ましい所です。


日本人的には帰属意識が強いですから、
サッカーチームの猫の目的な人事に、正直戸惑ったことがありました。
ですから、シーズン初めの何試合かは、背番号と選手名が
なかなか一致しない、という事があります。
まあ、そういうこともサッカーのだいご味、と言う人もいますが、
やはり、せめて主力は何シーズンか、維持している方が、親愛の情もわいてきますよね。

 

選手が移動する要因は、当然、ポジション的に活躍できそうなチームという事と、

年棒の金額だと思います。
ちなみに、ベルマーレは総人件費およそ7億ちょっと。
で、香川一人の年棒が、7億ちょっとですから、あれれ、という感じでしょ。
メッシやロナウドは別格ですが、海外でプレーする日本人プレーヤーは、
ほぼ、億単位の年俸を得ています。


これは、野球でも同じでしょ。
言葉や習慣に不安がある中、大リーグに次々と有力選手が流出するのは、
ひたすら、年俸の高さでしょ。
田中マー君は23億円、ダルビッシュは12億円、岩隈は16億円、
前田は12億円、とそれぞれ言われています。
まあ今度出てゆく大谷はどのぐらいなんでしょうね。
本人が安くてもいいとか言ってるとかですが、それでも10億20億の世界でしょ。


張本さんが、次々と日本から有力な選手が流出するが、

これでは日本のプロ野球がダメになる、とか嘆いていましたが、

じゃあ、どこの球団が、10億20億だすんだ、という事でしょ。
残念ながら、そういう意味でのプロスポーツのレベルは、まだまだ日本は低いんですね。

 

今季は、巨人がリーグ優勝を逃し、CSすら手に届かなかった体たらく。
もし来年も優勝できなかったとすると、球団ワーストタイの4年連続のV逸となってしまいます。
そこで、若手の育成に力を入れているものの、
ここは例の札束攻勢で、即効性のある選手補強をする、とオーナーが言ったとか。
これって、今年に限った話ではないでしょ。
巨人って、まさに金に飽かせて、出来上がった選手を集めてきましたよね。
それで戦力を維持してきた。
まあそういう体質なんです。
だから、なかなか若手が育たない。
逆に選手育成能力が弱いんじゃないか、と思います。

 

そこに行くと、ベルマーレのチョウ監督は、
育成上手ですね。
時に、再生工場とか言われるほど、
不調だった選手をよみがえらせる。
多くの選手が、育成された、と実感しているようです。
ただ、不安なのは、サッカーは、所属チームを変えることを何とも思っていない世界なので、
せっかく育てても、ほいっとよそに移ってしまうことが普通ですので、
来年は果たして何人残るのか、とびくびくしています。

ま、いずれにしても補強も行われるでしょうから、
J1でも十分に戦えるチームとして、来年も頑張ってほしいですね。
ちなみに、19日最終戦、対町田がホームで開催されます。
一年間の労をねぎらい、活躍をたたえて、応援しましょう。

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 10:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
いよいよゴールへ!

昨日、26日は、馬入のアリーナで開催されているテクノフェアの会場で、
お弁当売りをしていました。
で、いささか客足もまばらになってきた昼過ぎ、
数人の女性の方がロビー入口に現れ、
入っていいかしら、とか聞くわけです。
見ると、全員長靴を履いているんですね。
で、ピンと来たんですが、先日の台風21号で相模川が出水し、
河川敷までそれが及び、ベルマーレの練習グランドが水浸しになってしまったのです。
泥は流れ込むは、ゴミで覆われるはで、ちょっと使い物になりそうもない、という事で、
リーグ戦終盤の大事な時に、ちょっとしたトラブルに巻き込まれてしまったわけです。
で、急遽、ボランティアが集まり、泥の排除や、ゴミ拾いなど、整備を手伝うことになったんですね。
で、彼女たちは、そのボランティアでお手伝いに来た人たち。
昼の休憩に、ついでにお弁当でも買おうか、と立ち寄ったわけです。

 

さて、年間42試合の中で、29日日曜日が、39節、ホームで岡山戦。
ここで、勝ちか引き分けでも、いいので、
おそらく優勝決定という事になると思われます。
現在、2位とのゲーム差は12点。
つまり、4試合負け続けて、2位チームが4試合勝ち続けて、
勝ち点で並びますが、
負け続ければ得失点差が減りますし、
勝ち続ければ、得失点差が増えます。
したがって、勝ち点が同数の場合は得失点差の大きい方が優位になりますので、
場合によっては、優勝決定とはいかないのです。
ですから、せめて引き分ければ、勝ち点1が付きますので、
これで優勝、という事になるんですね。


今年のベルマーレは、強いというより手堅く勝ちを拾ってきたチームです。
チーム得点は、54。
リーグ全体では6位タイ、と言うところで、特段攻撃力が優れている、とは言い難い。
何しろ、個人で、最多得点者はジネイで、11点、全体で15位。
ベスト20に、一人しかいません。
要は、エースがいるのかどうか、よく分からなくて、
そのたびに、誰かが点を入れる、という感じなんですね。
実は、スポーツの世界で、特にリーグ戦のように長く試合を重ねる形態では、
日替りヒーローが登場するチームと言うのが、
チーム状況としては望ましいと思っているんです。
絶対エースの存在もいいのですが、時に、エース頼みのゲームの流れになりがちです。
当然、対戦相手も、対応を絞り込んでくるわけですから、作戦が立てやすいんでしょうね。
ですから、エース不在でも、ある意味準エース級がゴロゴロしていると考えれば、
それはそれなりにチームの強みだと思うんですね。


さらにベルマーレの強みは、守備のかたさでしょうね。
無失点ゲームが21試合あります。
ざっと2試合に1試合は失点なし、という事で、失点数ではリーグ随一。
湘南と言うと駆けずり回って、果敢にアタックする、というイメージですが、
実は、守りのチームなんですね。
いや、今年はよく守った、と言うべきでしょうか。
攻撃力に不安がある分、守りで勝負してきたと言えるかもしれません。

 

私は、自分の癖なのかもしれませんが、

データを見て、そこから読み取れる様々なものを推測するのが好きなんです。
で、いつも思うのは、サッカーって、極めてデータの項目が少ないでしょ。
例えば選手名鑑など見て、出身地やら、身長、体重、これまでの在籍チームやら、

また、試合出場回数やら、色々なことが書いてありますが、
選手としての能力、成績にかかわるものとしては、
たった一つ、ゴール数と言うものがあるだけです。
要は守備系の選手には、何ら成績を評価するデータが記録されていないんです。
当然ですが、分かりやすいのは、出場試合数、で、あとはと言うとゴール数。
これだけです。


さまざまなことをもっと数値化できると思うんですね。
最近、一試合当たりの総走行距離と言うのが出てきましたが、
これ以外に、インターセプト数とか、パス精度数とか、
ファール数、被ファール数とか、イエローカード数とか、
いわばファインプレーを象徴するデータなど、
もっともっと、あってもいいのじゃないか、と思っています。


日本人の特性として、このようなものの見方を持っていると思うのです。

このある意味民族的な特性をサッカーと言う競技に付加してゆかないと、
サポーターを開拓することが難しくなるのでは、と心配しています。


聞くところによりますと、Jリーグも、高齢化の波が押し寄せているとか。
Jリーグが幕開けしてから、かれこれ四半世紀。
あのころ20代だった若者も、結婚して子供ができて、
その子供も、中には社会人になっている人もいるでしょ。
私は、50歳の時のことです。
ですから、あのころの仲間も、皆、高齢者の枠に入ってきましたし、
中には、後期高齢者の人もいるわけです。
新しいサポーターの開拓は、これからのJリーグには、
否応なしに取り組んでいかなければならないことです。

勝つためのチーム作りもさることながら、
チームを取り囲んでいる熱狂的なサポーターだけに目をやっていると、
どこかで、大きな穴を作ることになってしまうかもしれません。

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 08:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
快調、ベルマーレ

Jリーグの試合日程もだいぶ煮詰まってきました。
プロ野球で言う、優勝マジックが、そろそろベルマーレにつきそうな感じですね。


次の名古屋戦に勝ち、かつ福岡が負けるとJ1に昇格が決まります。
その意味では、現在マジック2とか3とかでしょうか。
これって、野球と違って、勝ち負け以外に引き分けがあるので、

ちょっとばかり計算がややこしいのですが、
まあ、どう見たって、優勝8割、悪くたって準優勝2割と言ったところです。


この好成績の背景は、守りが固いという事が勝因でしょうか。
ともかく失点の少ないこと。
一試合当たり0.77で、22チーム中最小。
逆に得点は51で、7位で、まあまあ。
ともかく、誰がエースと言いきれないほど、攻撃の主軸が分からないのです。
なんとなく、誰かだどこかで点を入れる、と言ったところでしょうか。
でも、なんだかんだと負け知らず。
ここ最近11試合で負けがないんですね。
立派なもんでしょ。
これと言ったエースがいないまでも勝つという事は、
やはりチョウ監督の采配なんでしょうね。
昨日のゲームなんか、前半0−0で折り返し、
後半突入とともに、野田を入れ、その10分後野田がにゴール。
後半30分で高橋を入れ、その3分後に高橋がゴールですから、
正に監督の采配の妙でしょ。


以前、ナパサでこの人と60分と言う番組で、対談をしたことがありましたが、
覇気にあふれ、かつ理想を掲げ、知性豊かで、ロジカルな戦略を持った監督だ、

と思いました。

試合終了後の監督談話のゲーム分析に、その人柄が出ていますね。
今年の活躍ぶりは、監督の手腕によるもの、と言っていいでしょうね。

一昨年度シーズンが終わると、遠藤、永木、秋元が他チームに移籍し、
挙句の果てに、フォワードのエースウェリントンが、ブラジルに帰ってしまい、
大丈夫か、と思ったんですが、まああれだけ主軸を抜かれたら、戦力は低下しますよね。

案の定、17位で、たった2年でJ2に降格。
なんであんなにごっそりと引き抜かれたのか、と思ったら、
そりゃ、年棒を高く提示されればチームを移ってしまいますよね。

これはある意味、チョウ監督の選手育成の巧みさで、
その指導で、力をつけるわけです。
すると、はたから目を付けられちゃう。
で、声を掛けられ、移籍、という事になるのです。
ま、サッカー選手の寿命は短いですから、
これは稼げるうちに稼いでおこう、という事で当然と言えば当然ですよね。

 

そもそも、Jリーグの選手の年棒は、あまり高くないですね。

最高の選手は、ガンバ大阪の遠藤で、1億5千万円ですって。
比較するのがおかしいですが、
世界では、とんでもない年収のようです。
あのロナウドは、95億円と言われています。
メッシも75億円とか。
もうめちゃくやでしょ。
ちなみに、香川が9億ぐらいらしいです。
これって、ベルマーレの選手の年棒総額が、7億ぐらいですから、
チームの30なにがしかの合計より、香川一人の方が多いわけです。
ま、そもそも選手の年棒は、その人の能力の評価ですから、
多い人は少ない人よりうまいに決まっているんです。
ですから、ぶっちゃけ、チームの力は選手の力ですし、
力のある選手は年棒に比例するんですね。
もっとも、正確に比例するわけではありません。
例えば、名古屋グランパスですが、
現在、勝ち点でベルマーレに15点の差を付けられていて、
順位は4位。
もう今年はどうあがいてもベルマーレを抜くことが出来そうもありません。
そのチームの選手の年棒総額が、20億ちょと。
およそ、ベルマーレの3倍です。
つまり、同じポジションのゴールキーパーの年棒が、3倍だとしましょう。
かたや700万円で、かたや2000万円です。
当然、2000万円の選手の方がうまいに決まっているでしょ。

これはフォワード同士でも同じこと。

3倍だとしたら、単純に多い方がうまいに決まっていて、それだけ点を取るんでしょ。
という事は、名古屋の場合、3倍の年棒の選手の集団が、
勝てないどころか、成績としてはかなり離されて下位に甘んじている、
という事です。
まあ、こう言うことはしばしばあるんですが、

でも、まあ、正直なもので、ほぼ、資金力がそのまま成績につながってゆくんですね。

 

J1・J2合計40チームを通じて、ベルマーレの経営状態は、
チーム運営費は、20位前後。
そして、大体ですが、その総額の45%前後が選手の人件費になっています。
ほぼ半分です。
ですから、選手の年棒総額もほぼ20位ぐらい。
つまり、J1では最下位ですが、J2では上位に位置してます。
まあその意味で、J2から昇格する位置にいるのは、ある意味当たり前なのかもしれません。

ま、このような数字的な視点で見れば、J1とJ2を行ったり来たり、
と言う経済的な事情があるんですね。

 

ま、それにしても、ここ何試合か、観客動員数が6000人台。

これってちょっとさみしくありませんか。

ホームゲームはあと3試合。
彼らの颯爽としたプレーを、ぜひ、スタジアムで観戦してください。

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 06:35 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
後味すっきり

ベルマーレ好調ですね。
シーズンを折り返したところで、まずは首位をキープ。
2位アビスパ福岡とは、僅差の勝ち点1つしかありませんが、
1位は1位。
立派なもんです。


各試合をつぶさに観戦したわけではありませんが、
まずはなんだかんだと守備が固いですね。
秋元が復帰してきたのがよかったんでしょうね。
で、2位の福岡は、攻撃力があります。
以前、ベルマーレで活躍し、

記録ずくめの好成績でJ1に昇格した時の攻撃のかなめだった

ウェリントンが、福岡の得点に多くからんでいます。
一昨年の昇格時に、彼のずば抜けた攻撃感覚が目に焼き付いていたので、
翌年、J1復帰時に、ウェリントンの名前が無くて、
がっかりしたんです。
これは私見ですが、遠藤も永木も持って行かれたのは痛いと思いましたが、
ウェリントンの不在が一番応えたんじゃないかな、通っています。
で、昨年は敢え無く降格。
ま、しかし、チョウ監督が残ってくれたので、今年に期待したんですが、
まあ、見事に頑張っています。


攻撃力がいささか弱いので、後半はそこをどう修正するのか、
ともかく、けが人を出さないように、気を付けて、頑張ってもらいたいです。


さて、1994年、J1に当時のベルマーレ平塚が昇格し、
それまでサッカーなんか見たこともないものが、観戦するようになったのです。
で、最初にサッカーの持つゲームの進行で、疑問に思ったものが、
観客の視点と、レフリーの判断の誤差でした。
ま、よくあることなんですが、
ハンドとしての認定の仕方とか、ファール、しかもイエローカードなどが絡んだ場合とか、

時にPKの判断とか、思わず、そりゃないだろう、と思うような誤差が、
レフリーと観客の間に生ずることもあって、
最初のころは、どうしてレフリーをもっと増やさないのか、と思ったんですね。
まあ、単純にピッチ内をもう一人の副審がいるだけで、
かなり近くで進行が見れるわけですから、
誤審は減るだろう、と。
こう言う主張をすると、
いや、サッカーはそもそもそういうスポーツなんだ、と言われましたが、
実態を言えば、観客たちはあとで、ビデをで確認できるわけで、
誤審は誤審で残るんですね。

まあ、一度出た判定ですから、受け入れますけど、心底素直に受け入れているわけじゃない。

そんなビデオなどの道具がなかったころは、
一番近くで見ているのはレフリーなんだから、
観客席の判断と違っていようと、
彼らの判断でいいのだ、と言う言い分が通っていたわけです。

しかし、再確認をスローで鮮明に確認できるようになると、

これらの意見も、少しづつ色あせてきた訳です。
つまり時代の進化に併せたゲームの在り方と言うのが、求められる。


特に、誤審によって、勝ちと負けが逆転したような場合は、
余計怨念が残りますよね。
そもそも、そのゲームは相手のチームとともに、レフリーの笛の吹き方によって、
有利になったり不利になったりします。
大体、試合を開始して10分ぐらいたった時点で、
このレフリーでは勝てない、という印象を持つことがあります。
これは、ほぼ当たります。
なぜなら、サッカーは流れのゲームですから、
流れを作りやすい笛の吹き方と、チームのゲームの組み立ての相性が良いかどうかも、

勝ち負けに影響するんですね。

 

まあ、時代の流れと言いましたが、
やっとそのへんの兆候が出てきたようです。

 

ビデオアシスタントレフェリー勉強会が開催されました。
「日本サッカー協会審判委員会は、
都内で行われたレフェリーブリーフィングで、
将来的なビデオ判定の導入に備え、
22日の国際親善試合鹿島アントラーズvsセビリアで
ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の勉強会を行うことにした」そうです。
これは、電子機器メーカーの協力を得て、
本番さながらのカメラなどが設置され、
リプレーなどの手順や操作などを学ぶそうです。

実にいいことですね。

様々な競技がビデをを活用しているのに、

サッカーだけが取り入れが遅かったと思うのです。


一番肝心なことは、サポーターが納得する判定に修正できることです。
明らかな誤審で試合の流れを決められ、まして敗戦となると

帰り道の気の重いこと。

 

後味すっきりと言うのもスポーツのだいご味でしょ。

 

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 12:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
ビデオで判定

ベルマーレ快調ですね。
とりあえずは、1位。

とりあえずと言う半端な表現は、
まだまだ、各チームの内情が見えてこないからで、ある意味暫定1位、と言うことです。
3年前の記録づくめのJ2でのぶっちぎり優勝の時のメンバーが、
翌年から、他チームに移籍し、
たかだか3年で、ほとんど新顔に近いメンバー構成になってしまいましたね。
これがサッカーの欠点と言えば欠点ですね。
シーズンが始まると、ピッチで走り回る背番号を、手元のメンバー表と見比べて、
頭に叩き込む、と言う観戦方法を、毎年、繰り返してきましたが、
ここ数年、それが著しいですものね。
主力選手がごそっと抜けてしまう。
そのたびに、選手の背番号を覚えなくてはいけないなんて、正直あまり好ましいことではないでしょ。
プロ野球では、それほどのことはないですもんね。
ここがサッカーと野球の大きな違いでしょうか。
特に、サッカーは野球と違って、選手が動き回り、移動します。
野球でしたら、試合中に、ライトの選手がレフトに回り込む、なんてことないですからね。
あそこに立っているのは、だれそれだ、と分かりやすいでしょ。
所がサッカーは、年中居場所が変わる。
だから頼りになるのは背番号なんですが、
これが、シーズン初めは、なかなか番号と選手が一致しない、と言うことなんです。


それと、ついでにユニフォームのことなんですが、
きっとおしゃれなんでしょうが、ちょっとデザイン化された数字だと、
遠くからは判別しがたい。
これは、年寄りには苦手なことなんです。
ですから、できるだけ、明瞭な字体を使ってもらいたいんですね。


で、このことをあるサポーターと話していたら、
その人が、だから、もっとスタジアムに足を運んで、さっさと覚えてしまえばいいんです、
と、背番号のことの不満を、軽くいなされてしまったんですね。
まあ、熱烈なサポーターにとっては、私のこのような考えは、
もっと熱くなって、ゲームを見るようになれば、解決しますよ、
みたいなところがあるようなんです。
でも、それって、もう少し、サッカーとの距離を詰めてみようか、
と考える人にとっては、時に、カチッとくる言葉ですよね。
チームとして、そういう思いやりがあるかどうかが、
サポーターを増やすかどうかにかかわることだと思うからです。

 

さて、以前から大いに疑問だった判定についてなんですが、
いよいよ、改善が手がけられるようですね。
サッカーを見始めたころ、ムム?と思うような判定がしばしばありました。
いや今でもありますが。
で、なぜ審判数を増やすとか、ビデオでの判定を補助的に使うとかしないんだろうか、
と、ずっと疑問だったんです
何より、通常の試合は、ビデオの記録が残っていますから、
ど素人でも判定の正否が分かってしまいます。
ところがサッカーサポーター、しかもディープな連中は、
あのスピード感がいいんだ、と。
いちいちビデを見てたら流れが止まっちゃうだろ、と言うんですね。
ま、確かにそれもありますが、
どう見ても、あれはPKだろ、みたいなものが、見送られて、しまうと、
明らかに勝敗にかかわりますもんね。

 

私は、運不運を含めて、サッカーの勝敗は、ずいぶんな確率で、
審判の良しあしで決まってしまう、と思っています。
実際、ベルマーレの試合を見に行って、この審判では勝てない、
といった笛の吹き方を感じると、ほぼ、それで勝敗は決まってきましたから。


そこで、いよいよ、こんな動きが出てきました。
日本サッカー協会の審判委員会が、

今季のJリーグ公式戦の判定に関するブリーフィングを行ったのだそうです。
今季から試合終了後に判定に関する異議があった場合、
審判団から聞き取りを行った審判アセッサーと
クラブの代表者の意見交換が行われることになっているのだそうです。
で、J公式戦で意見交換が行われたのは17試合、23事象。
のべ20クラブと意見交換を行ったところ、
23事象のうち、PKに関するものが16。
判定は覆ることはないのですが、
得点となったシーンでよく見ればオフサイドだった、と言った判定ですね。
また、相手を倒し本来はPKだった、と言う判定も出たそうです。
さらに、ある判定で、レフリーのポジションが遠いため、
正確な判定ができなかった、と言うことなど、
いわゆる誤審について、判断のし直しをするんですね。
もちろんかといって、試合結果には結びつきません。
審判の能力向上のため、と言うことでしょうね。


負けた方は、負けはそのままですが、
やはりそういう判断を覆してもれえれば、溜飲が下がるんでしょうね。
これは、ビデオを使って行う作業なんですが、
こんなこと、熱いサポーターはとっくにやってきたことですよね。

ただし、何の権限もありませんが。

 

もっと速やかにビデオの活用を広範囲に進めてもらえれば、
勝っても負けても納得のいく試合が増えてくるんじゃないでしょうか。
正直、サッカー界はちょっとその辺が遅いですね。

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 13:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
快調、ベルマーレ

鶏口(けいこう)となるも、牛後(ぎゅうご)となるなかれ


なかなか聞きなれない言葉だと思いますが、
そもそもは、牛の後ろにくっついているよりは、
たとえ小さくても、ニワトリの口先の立場でいるべし、といった意味です。

 

昔々の中国の話。
秦が強大な力を持ち、その力はますます拡大されようとしていました。
そこで、周辺の諸国は連携して秦を叩くか、
秦に降伏して秦の国の一部になるかを選択しなければならない状況に追い込まれたのです。
その諸国の中には韓という国があり、韓の国王は大いに悩みます。
その時、家来の蘇秦(そしん)という人が一言いいます。
「鶏口となるも牛後となるなかれ」と。
その意味は、秦という国の属国になり、秦王の家臣になるよりは、
小国と言えど王でいてほしい、と。
結局、蘇秦はその後6カ国をまとめ上げて秦と対抗し、
わずか、15年間でしたが、平和な世を作り出した、と言う故事に由来します。

 

ランクの上の一員よりも、ランクを下げても、頭でいる、と言う選択のことですね。
まさに今年のベルマーレです。
先ずはスタートダッシュに成功ですね。
まだ2試合ですが、3年前の、J2でのぶっちぎり優勝のイメージ髣髴です。
J1で負け試合を見るよりは、
J2であっても、勝ち試合を見るほうが、幾分か気分がすっきりします。
そんなイメージで言えば、鶏口となるも牛後となるなかれと言うことでしょうか。

 

実際、メインスポンサーのいない市民球団の経営はどこも苦しいようです。
サッカー球団の収入源は、大きく二つ。
一つは、ホームゲームにおける入場料です。
アウェイでの入場料は関係無く、全額相手チームの収入になります。
それと、あと一つはスポンサー収入ですね。
そのほかに、Jリーグからの分配金とか、グッズの売り上げなどもありますが、
ともかく本来的に主たる稼ぎは、入場料なんです。
ですから、J1の時は、浦和とか、鹿島とか、川崎とか、相手チームのサポーターが
スタンドを埋め尽くしてくれるので、そこそこ実入りがいいのですが、
J2になると、結構地方のチームが多く、
そうなると、平塚まで応援に来るサポーターの数も少なくなります。
その意味では、J2だと経営的に厳しくなるのですが、
私のような呑気ものには、勝ち試合が見れる、と言うことで、
J2も悪くない、と思ってしまうんですね。


ですから、地方のチームは実は大変なんです。
ともかく、相手チームのサポーターは、遠くのゲームだと、
時間もお金もかかるので、ついつい、パスしてしまいがちです。
そこで、アウェイチームのサポータが少なく、肝心な入場料の上がりが少ない。
そこでチーム運営費が低くなる。
いい選手を集められない。
で、勝てない。
さらに観客がへる、みたいな悪循環があるんです。


で、時に、ここ一番みたいな勝負に出る。
多少借り入れを増やしても、強化費(選手の人件費)をねん出する。
しかし、そうは簡単に問屋が卸さない。
で、それが、累積の赤字として残る。
こんなチームは、結構あるんですね。
チームの資金繰りは、こう言う流れになっています。
まず、選手との契約がありますので、この支払いがあります。
どかっと出金するんですね。
そして、年次当初、スポンサーからの入金があります。
そして、試合ごとの入場料で埋めてゆくわけですが、
これが足りなければ、赤字。
うまくいけば、黒字、と言うことになります。

J2の后Ε侫 璽譽鹹杭蠅紡个靴董
全国で英会話教室などを運営するNOVAホールディングスが

5億円を超す規模の出資をするらしい、と言う話がネットに出ていました。
そもそも后Ε侫 璽譽鹹杭蠅蓮∈鯒も赤字が出て、
その累積は3億円を超えてしまうそうです。
ここに救世主が現れたわけです。
長崎のサポーターは喜んだでしょうね。


ともかく、累積が規定を超えた赤字になると、
Jリーグに残れなくなる可能性があるんです。
ですから、チーム存続をかけて、経営陣としては、
必死になって、資金集めをしなくちゃいけない。
この時に、どのようにして集めるかで、地域性が現れるんですんね。
ベルマーレでも4年ほど前でしたか、
累積赤字が膨らんで、市民有志から持ち株とか言って、
資金集めをしましたが、そこそこ集まり、何とかなりました。
長崎ではさる大手企業がポンと出してくれた。
平塚では、市民が、かき集めた。
どっちがいいと思いますか。

 

私は、地域に根付くスポーツ振興を目指しているベルマーレですから、
市民の浄財で、存続を可能にした、と言う方が
チーム理念に沿っていると思います。

とはいえ、どでかいスポンサーが現れるのを渇望していますが。

 

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 10:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
どうするベルマーレ

いまさらですが、私は真のサポーターではない、
と自覚しています。
真のサポーターたりえない一番の要因は、

競り合いのシーンに弱いということです。
どうもまともに見ていられない、と言う気の弱さがあります。
だったら見ずに、最後の結果だけ聞けばいい、

という、臆病なところがあります。

 

例の、ロシアWカップ、二次予選で、UAE戦の時、
実に楽しみにして、テレビの前に座っていたんですが、
最初の10分ほどで、余りに奇怪な判断をするレフリーを見ていて、
このレフリーでは、勝てない、と直感したんです。
サッカーのような、微妙なプレーの連続で得点をするというゲームは、
選手の実力もさることながら、審判の笛のふき方で、
しばしば勝敗を分けることがあるものです。
ですから、このレフリーでのゲームは勝てないだっろうから、
ひやひやしたり、いらいらししたりして見ることもない、
と、判断したのです。
ともかく要因が何であれ、ひやひやイライラが苦手ですから、
ベルマーレの今年のゲームも、なるべく見ないようにしていました。
とはいえ、ちらちらと見たりして、気には、していたのです。
で、その結果、一昨年、昨年と比べて、そのプレースタイルが
著しく変化している、と思ったのです。
単純に言えば、走らなくなった、と言えばいいでしょうか。


私の持論ですが、90分間ゲームして、得点は、いい所1〜2点。
ハーフ45分で1点というのは、ごくざらな話しでしょ。
そこで、ハーフで1点取るための行動を分析すれば、
1ゲームで、一人10キロ走ったとして、ハーフなら5キロ。
10人で、50キロです。
この50キロのうち、守備と攻撃が半々として、
つまり、ボールポゼッションを50%とすれば、
攻撃に掛けた走行距離総数は、25キロ、と言うことになります。
で、1点ですから、得点に結びつく有効な走りと言うのは、
おそらく直前の100叩⊂豺腓砲茲辰討錬隠娃悪辰發覆い隼廚Δ鵑任垢諭
でもまあ100辰箸靴董■横毅娃娃哀瓠璽肇詈の100辰任垢ら、
走るという行動の0.4%と言うことになります。
1パーセントにも満たない。

つまり大半が得点に結びつかない走りをしているということです。
これを無駄と思うか、と言うことですが、

実はこれがないと、得点されてしまうんですね。
ですから、やはり走るしかない。
一見、意味がないと思われる24,900辰倭っているからこそ、
有効な1点に結びつくのだ、と思うんです。
で、今年のベルマーレはこれがない。
誰かがどこかでインターセプトしたその瞬間、
かつてのベルマーレは一斉に全員がゴールに向かって走っていたように思うんです。
ところが、この感じが希薄なんですね。
無駄な走りが、意味のある走りにするかどうかは、
ともかく走ることから始まるんですね。
しばしば、遠藤が向けたとか、秋元がいなくなったとか、言いますが、
全く影響がないことはないと思いますが、それにしてもここまでの不振ぶりは、
もっとどこかに原因があると思うんです。


私は、FM湘南ナパサのこの人と60分と言う番組で、
ゲストとして、チョウ監督と話をしましたし、当時の大倉社長とも話をしました。
で、印象に残っているのは、監督も社長も同じサッカー論を持っていて、
ある意味、サッカーに取り組む姿勢、戦術などを共有している、と感じたのです。
彼らは、同じ釜の飯を食ってきた経緯があって、
おそらく年がら年中、理想のサッカー論を戦わせてきたんだろう、と。
想像に難くないですね。
実にすばらしい関係でしょ。
現場指導する立場と、会社をコントロールする立場の両者が、
たがいに敬意を持ち、共通の夢に向かっているんですから、
まさに最強のコンビだな、と思っていました。
所が何かの事情があったんでしょ、大倉社長がベルマーレを去ります。
きっとチョウ監督にしてみれば、片手を失った感じがしたんじゃないだろうか、と思うんです。
その意味で、ベルマーレのチームに漂う空気が変わったんじゃないか、と。
そういうものが、現場に影響する確率は高いと思いますし、
現実的に、今年の成績に表れているように思うのです。
きっとベルマーレのサポータは、一縷の望みは持ちつつも、
J2降格、と言うことを覚悟していると思うんです。
いっそのこと、心機一転で、来シーズンを見越した戦えに切り替えるのも、
重要ではないか、と思うのですが。

 

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 09:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
きれいごとでは済まないのか
2002年、日韓ワールドカップの時のことです。
2000年から、ベルマーレからフジタが撤退し、
市民球団として運営してゆかなくてはいけなくなって、
ともかく、財政的に困窮している。
さらには、少数のスタッフで運営せざるを得ず、
何かと人手が足りない。
などなど、さまざまな窮状が伝えられてきていて、
ほっとくわけにはいかないだろう、と、
私は、さっそく、ボランティア組織を立ち上げ、さまざまな分野で、
ベルマーレの運営を支援することにしたのです。
で、立ち上げた組織が、ベルマーレボランティアクラブ、です。
たまたま設立に携わった関係で、その組織の長を仰せつかりました.
組織としては目の前の問題を一つ一つつぶしていったんですが、
根本に、お金の問題があったんです。

そこで、市議会に、市としての支援をお願いしよう、と請願文を作成し、
提出することになりました。
とはいえ、基本的には、ベルマーレは民間企業ですから、
運営資金が足りないから援助してください、とあからさまにお願いする、
というのは、ちょっと気が引けるところだったんです。
そこで、この請願文は二項目に分けたのです。
第一が、ベルマーレへの支援です。
暗に金銭的助成を求めていました。
で、第二に、2002年ワールドカップ開催時におけるキャンプ地誘致についてです。

ベルマーレのサポーターとして、この二項目を市にお願いしました。
議会での承認を得るために、
各会派の長に直接お会いして、請願文を提出し、よろしくお願いします、と
頭を下げてきたのです。
結果として、この請願は取り上げられたのですが、
金銭面での支援は、具体的には、進みませんでした。
もっとも、あまりに曖昧な表現だったため、
皆で応援しましょう的なニュアンスで、終わってしまったようでした。

で、しばらくして、このボランティアクラブの定例役員会に、
市から二人の方が、オブザーバーとしてやってきたのです。
その会合の冒頭、柳下氏をはじめとする二名の方が出席の意味を話されました。
要約すると、
2002年ワールドカップキャンプ地誘致という特命を負い、
活動を始めたのですが、何から手を付けたらいいのか見当がつかない。
そこで、まずは、サッカーを愛されている皆さんと交流を持ちながら、
今後の展開の知恵を戴ければ、とやってきました。
一つ、お仲間に加えてください、と。
私は議長をしていましたので、何で市はキャンプ誘致をすることになったのですか、
と質問したら、どこかの団体が、キャンプ誘致をせよ、と請願文を提出し、
それを議会が了承してので、市の事業として、私たちが担当することになったのです。
私は、続けざまに、質問しまし0た。
だったら、その請願文を出したグループの所に行って、
一緒に活動すればいいじゃないですか、と。
すると、柳下氏は、それがどこの組織が提出したか、きちんと聞いていないんです、と。
私は、そのずさんなやり方に、半分非難めいたことを言いながら、
もしかしたら、その請願文は、かつて、このグループで出したものじゃないか、
と、言いながら気が付いたのです。
もういまさら、とやかく言うこともできず、その場で頭を下げて、
申し訳ない、それは私が提出したものです、と謝りました。
つまり、ブーメランのように、投げたものが帰ってきたのです。

で、以来、仲良く市の誘致活動担当者とあれこれ作戦を立てたりしたんですが、
これはまさに異次元の世界のことで、
何をどうしていいか分からない。
会合のたびに、柳下氏は暗い顔をして、これと言った進展がない、
と報告していたんです。
で、ある時のことです。
柳下氏が、会議室に入って来るなり、妙に明るいんですね。
今日はどうした、と聞いたら、決まりそうなんです、と。
で、誘致活動の成果を説明してくれました。
ま、結論を言えばご存知の通り、ナイジェリアチームがやって来ることになったんです。

これはひょんないきさつで、森県議が、誘致活動で、どこだかの国に出かけることになった時、
(ちなみに彼は、自費で出かけてきたと言ってました。)
付いてくれたツーリストの方が、元サッカー少年で、森氏が現役のころの
ファンの一人だったそうです。
そんな関係で、その外国への誘致活動は、行き帰り、実に仲良く過ごしたそうなんですが、
帰ってきて、しばらくすると、そのツーリストの彼から、電話。
ある国が、キャンプ地を探している、という情報が入ってのですが、
その国の担当者と繋ぎましょうか、ということだったんです。
もう二つ返事でその話に乗ったところ、実にスムーズに話が展開し、
まとまったのだそうです。

ナイジェリアの誘致が決まった時、
当時日本中の市町村が誘致活動をしていましたが、
時に何百万、何千万とお金をかけたそうで、
平塚はいくらかかりましたか、と、よく余所のまちの人に聞かれました。
私の知る限り、ほぼゼロに近いと思うので、
うちはラッキーなことに、あちらからのオファーがあって決まったので、
費用は掛けていません、と答えていました。
まあ、これは間違いのないところだと思います。

何やら東京オリンピックで、2億2千万円の口利き料が支払われたとか。
確かに、キャンプ地誘致とは桁が違いますが、
問題は、賄賂的な金を使う、という神経ですよね。
オリンピックに関しては、平和の祭典とか、
いろいろ清新なイベントとしてのイメージがありますが、
裏は薄汚れているんですね。

その汚れたところにもし日本が触ったとしたら、至極残念です。
 
| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 11:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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