水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
<< ドローンが開く明るい未来 | main | 大掃除の季節になりました >>
釣りと言うゲーム

多くの人が趣味としている釣りに関して、
私は偏見を持っています。
なぜ、我がことで偏見と言うのか、と言うと、
頭で考えていることと、本能的にとらえる釣りとのギャップがあるからです。

 

例えばです。
CATV系のチャンネルに釣り専門のチャンネルがあります。
他の番組で興味ない内容ばかりで、しかもやることもなく、
眠くもなく、とりあえずテレビでも見て暇つぶしをするか、
と言った状況の時は、釣り番組を見ます。
大体、釣れるか釣れないかよく分からない。

ま、当たり前ですが。


釣れなければ釣れないで、釣り人は妙に専門的な知識をひけらかし、
やれタナの取り方がどうの、餌の付け方がどうの、
ルアーを使う釣りに至ってはルアーの形状と魚の相性まで得々と解説します。
ま、口達者な解説もうんざりですが、
基本的には喋りの訓練をしていないわけですから、言葉使いが荒い。
視聴者をたいして話しているわけで、
何故か釣り仲間同士の話の延長で、ため口で解説するんですね。
これが気にくわない。
釣れない時間が長ければ長いほどこの時間が増えるんです。


で、もうひとつ気にくわないことが。
それは最近やたらと若い女性が一緒に釣りをするんですが、
この女性がただひたすらキャーキャー言うだけ。
確かに楽しそうではあるんですが、
何かしら画面の中で役割りを持っているんだ、と言う自覚ゼロ。
キャーキャーかしましいだけ。


時に、海外での大物狙いみたいな企画があるんですが、
3日かけて収穫ゼロなんてことがあります。
詰まり、釣れない釣り番組ですね。
これは意味がない。
釣れなかったら、番組としては没でしょ。
それも気を持たせながら、30分、一時間と引かれては、
時間を返せ、と言いたくなります。


とまあ、文句たらたらですが、それでも見てしまうんですね。
あれって、究極のドキュメンタリーじゃないか、と。

 

落語にこんなシーンが出てきます。
ある人が釣り糸を垂れている。
さっぱり食わない。
でも、じーと当たりを待っているんですね。
で、なぜか、この様子を傍らで眺めている人がいます。
通りすがりの人なんですが、
小半日、その釣れない釣りの様子を見ているんですね。
こう言う暇な人っているでしょ。
人の釣の様子を楽しんで観察している、っていうのが。
時に口出しして「あ、ひいてますよ」なんて口をはさむ。
ばらしたりすると、ちょっと引きが強すぎますね、とか注文付ける。
で、まあ、こんな状況のように、
落語に出てくる場面では、その釣れない釣りをじっと見ているんです。
で我慢できなくなって、釣り人に、声を掛ける。
どうもあたりがさっぱりですな、と。
釣り人はどこ吹く風と、話しかけられたのに、聞き流す。
追っかけ見物人は、話しかける。
あたしもさっきからずーと見ているんですが、
ここじゃ無理でしょうね、と。
釣り人は、不機嫌そうに、なんでそんなこと言うんだ、と聞き返します。
見物人、
いや、この釣り糸を垂れているところですがね、
ゆんべの雨でできた水たまりですから、
もともと魚なんていやしないんです、と。
とまあ、何とも呑気な話です。

 

で、この人に近い興味津々で釣りの様子を見るのが、私は好きなんです。
もちろん茶の間でのことですが。
で、なぜ偏見なのか、と言うと、

嫌いじゃないけど嫌いなところがある、と言うわけです。
どうも今の釣のやり方が気にくわない。

だって科学の粋を凝らして様々な道具を開発しているでしょ。
ロッドにしたってしなる割に強度があるとか、
軽量化が進み、重量的な負担が少なくなったとか、
さらには、釣糸の丈夫になったこと。
細ければ細いほどさかなは警戒心が薄くなりますからね。
でも細いという事は切れやすい。
そこで技術の向上で、細くても丈夫な糸が開発されているんですね。
さらに、リールです。
出した糸の距離が表示されるなんて当たり前。
深場なんかの場合、電動だと疲れない。
竿、糸、針、リールなど、人間の英知を結集して製造されています。
さらには、魚群探知機で、どこにどんな魚がいるか船の上から調べる。

魚にしたら、もうたまったもんじゃないでしょ。


私は、あまりにも魚が不利になりすぎている、と思うんです。
両手を縛られたボクサーが、リング上で試合をするようなものです。
人間のアドバンテージがありすぎます。
つまり公平じゃないと思うんですね。
ここがムカッとするところです。
たかだか魚相手に、大人げない、と。

 

それともう一つ。
よく、釣り上げた魚をリリースすることがあるでしょ。
そこそこに格闘して、釣り上げ、
いや、きれいだとか、サイズが上々だとか、しきりにほめたたえ、
では、とリリースする。
いささか疲れた魚は、もたもたしながら水中に戻ってゆく。


だったら、最初から釣るな、と。

おかしいですか?

| 水嶋かずあき | あれこれ | 11:21 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
おかしくはないけどウーン、難しい問題だ!
| やぶ枯らし | 2017/12/20 1:12 AM |









http://blog.mizushima-kazuaki.com/trackback/2512
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< July 2018 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ MOBILE
qrcode
+ LINKS
+ PROFILE