水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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ケに戻る日

新年あけて、早4日目。
一体、三が日は何をしていたんだろう、と思うくらい、日時の流れはすごい速さで流れます。
さすがに、ここまで来ると、おせちの重箱は空になって、
と言うか、残り物は時に寄せ集めてタッパーに入れて冷蔵庫に。
でもおそらく、もう飽きていますから、しばらく食卓には復帰しない。
で、何日か経って、タッパーのふたを開け、匂いをかいで、
ああ、ダメになっちゃったよ、と仕方なし風に捨てる。
いや、タッパーに移し替えた時にその予感はあったんですけどね。


まあ、自分で作っておいて、食べきれない、と言うのも妙な話ですが、
やはり、重箱には、あれこれ盛り込みたいですから、
結構力入れて作るんですね。
しかもマイナスの条件があって、自分で作るという事は、
時に、味見をするでしょ。
したがってどんなものなのかは百も承知なわけです。
料理の楽しみの一つに、
どれどれ、とか言って最初に一口食べた時の感触、
と言うのが結構楽しみの一つなんですが、
これが分かっているから、それほど積極的に箸が進まない。
しかも、我が家の朝食は、我が夫婦とかみさんのお父さんの三人。
義父は今年94歳。
驚くほど少食で、しかも、若干の偏食のきらいがある。
食べず嫌いのものが結構あって、

かみさんから、おじいちゃんはこれは食べない、というものが多いので、

食事の支度をするときでも、時々、おじいちゃんはこれ食べれるのか、
と事前に質問するくらいなんです。
で、かみさんが、これまた食が細い。
ですから、ごく普通のおせちのお重も、元旦に3分の1ぐらい減ればいい方なんです。
でも、なんだかんだと、二日の夜には、おせちの重箱は、空になっているんですね。


で、4日あたりは、目先を変えたいな、と言うところになっています。

これはどこもそうだと思うんです。
で、さるところが「おせちに飽きたら食べたい料理について」
と言うアンケートをしたそうです。


それによりますと、
まず、「毎年おせちを食べる」と答えたのは60%、6割の人。
「食べることが多い」14%で、
おせちを食べると答えた人は、ほぼ4人に3人。
なんだかんだと日本人はお節を食べるんですね。

で、誰も飽きてしまうので、じゃあ、飽きたら何を食べたいのか、
と言うアンケートなわけです。


圧倒的な人気で1位に輝いたのは、カレーですって。
この比率は高いようです。
ま、正月で、のんびりしたスケジュールとは言え、
余りバタバタしたくないでしょ。
となると、カレーて言うのは、割と簡便に料理できますもんね。
ですから第一位はカレーと言うのは当然と言えば当然の選択です。

 

そういえば、15,6年ほど前に、私の友人と中国の福建省に行ったことがありました。
友人としては、福建省のさる企業から仕入れをしていて、
その打合せを兼ねていたのですが、
なんとなくついでのその旅に随行したのです。
清州と言うまちでしたが、そこには3泊4日滞在しました。
で、その4日間、朝昼晩と中華料理なわけです。
でも、中華は好きなんで、それはそれは毎食大いに堪能したんです。
そして、最終日、最後の一泊は香港にしてあったので、
福建省から移動し、夕方香港に入ったんですね。
で、その友と、香港のまちをぶらぶらしながら、
腹がへったんで何か食べよう、という事になり、
何にしようか、と話し合ったんです。
で、私は、いささか秘密っぽく、これから食べたいものを、
二人同時に言おう、という事になって、
それこそ、せーの、という感じで言い合ったんですね。
そしたら、カレーだったんですね。
二人が一致したんです。

さ、それからカレーのお店を探し回ったんですが、
結局、見つからず、カレーをあきらめて、回転すしの店に入ったことがありました。

 

で、改めて、このアンケートの答えは、
おせちに飽きたら何を食べると言う趣旨ですが、
要は、普段よく食べるもの、という事でしょ。
中華に飽きたからカレーを食べるではなく、
中華以外の普段よく食べるもの、と言うのが、望むところなんですね。

 

食文化、と言うのは、要は、いつも何を食べているか、という事が基本にあるんです。
お誕生日とか、何かの記念日に食べる特別なものと言うのは、

本来の食文化の基本ではないんですね。

したがって、このアンケートに第二位は、「ラーメン」
同率で、「鍋」だったそうです。
ちなみに4位は「焼肉」。
さらに「普段の食事」と続きます。

要するに、ハレとケの比較で、
ハレが二日も三日も続けば、ケに戻りたいのです。

 

よく、ちょっとした観光旅行に出て、バタバタとしたスケジュールをこなし、
荷物を抱えて家に戻ってきて、
一段落した時に、お茶でも飲みながら一息つくと、
やっぱり家が一番だね、と言いますが、
要は、人はなんだかんだ言って、ケを安定した時間の過ごし方、
として望んでいるんですね。

 

ま、引退生活って、その意味では、ケの連続ですから、
ありがたい環境と言えばありがたいことですね。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 11:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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