水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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正気を取り戻せ

今日は人日です。

中国では、その昔、一月、年が明けると、鳥から始まって、犬、牛、羊、馬など、

さまざまな動物のその年に運勢を占い、一通り終わって、

七日目に人間の運勢を占いました。

そこで、この日を人日と言っています。

さて、今年の人間どもの運勢はいかなるものなんでしょうか。

 

その人間ですが、どうもパッとしないようですね。

世界のあらゆるところで、人間たちが引き起こすさまざまな不協和音が、
年ごとに大きくなってきているような気がします。
経済的な格差、宗教の違い、破壊されつつある環境への無神経な対応、
対立に分断、ナショナリズムの高まり、などなど。
一言で言えば、正気を失ってきている、と思うんですね。
多くの人々もSNSを通じて手にする情報を、

正気を持って消化できなくなっているのではないか、と思うんです。

これに輪をかけ、多くのマスメディアそのものが正気を失っているので、

その影響は直接的に人間たちに響くんですね。

 

太平洋戦争が悲惨な結果をもたらし、

世界中で、6000万人の人々が命を落としました。
戦争の犠牲者、と表現すればそれまでですが、
彼らは、人に殺されたのです。
ある人は、爆風に飛ばされ、ある人は銃弾で直撃され、
その肉体を破壊され、命をつなげることができなくなったのです。
戦争と言うと、そこでの死は、半分やむを得ないような感覚がありますが、
国家が主導しようと、行われたことは殺人なわけで、
個人が行えば、時に死刑までの懲罰を受けることが、
やむを得ぬ死として、当然のように行われて、
その数、6000万人です。
この多くの犠牲とともに、世界は終戦を迎えて、我に返りました。
もう二度と戦争は起こすまいと。


日本の憲法は、焦土と化した日本の国の再生を誓うとともに、
この状況を呼び込んだ、戦争行為に二度と関わるまい、
という決意の表明だったはずです。
国連の創立趣旨書の内容と、日本国憲法の類似点が多くあります。
それは同根のように、不戦の誓いに根ざしているのです。
私は、この時の国際社会と日本の国が根底に抱えていた感情は、
正に正気であったろうと思うのです。
太平洋戦争に突入しようと言う国を覆っていたある種の空気感、
それは国に要人たちの感情とか、
一部の国民の感情とか、その精神状態について、
正気とは言わないと思うのです。
そして、終戦後、新たな国づくりに向けて立ち上がった時の空気感は、
まちがいなく正気を取り戻していた、と思うのです。

 

どこでどうずれこんだのか、今、地球を覆っている
さまざまな不協和音、軋みのような不快な音は、
いつごろから発生し始めてのでしょうか。
そして、間違いなく、それは大きくなってきています。

そもそもが、EUが設立された時は、戦争への反省がおおもとでしたから、
それは正気が行った沙汰だと思うのです。
しかし、イギリスが離脱し、各国で、移民をネタに、ナショナリズムが台頭してきた
という事は、決して正気の沙汰ではないでしょ。
なんとなくですが、アメリカのトランプをはじめ、世界中が正気を失いつつあるんですね。

 

日本もそうです。
73年前に正気を取り戻して、これだけの年月が過ぎれば、
また違った局面を迎える。
まあ、時の流れですから、ある程度は致し方ないとは思うのですが、

間違いなく、正気は崩れてきている、と思うのです。

状況に応じた憲法の在り方は検討する必要があると思いますが、
73年間日本人は曲がりななりにも、まあまあ幸せに過ごしてきたではないですか。
ですから、その経験を活かして、正気を失うことなく、
憲法の問題も考えてもらいたいものだと思います。


戦争を経験しなくては平和になれないなんて、愚の骨頂でしょ。

 

昨日、74才になりました。
後期高齢者へのカウントダウンです。
誕生日を迎え、この後何を喜びとして生きてゆくのか、
としみじみ考えたんですね。
だってこれって大事なことでしょ。

で、結論。


日々、一年一年、世界が平和に向かって前進しているという事を実感することかな、
と思いました。

これがなによりの望みです。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 10:05 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
正気を取り戻し今、国民が冷静に考えるべき問題に「沖縄県の米軍基地問題」があります。過去のブログで触れているかも知れませんが。
沖縄は1945年4月、2ヵ月の地上戦で20万人の犠牲者が出ました。その半分は一般人です。本土防衛のために「捨て石」にされ、返還後も多くの米軍基地が残され現在も様々な問題が起きています。普天間から辺野古の美しい海を埋め立てて移設することが負担軽減と言えるのでしょうか。負担軽減とは米軍基地を本土も平等に負担することではないですか。大阪府は受入れても良いとのことですがもっと他県も考えるべきです。沖縄県だけが「防衛の要衝である」とは思えません。受け入れが嫌ならばもっと国民で米軍基地の必要性や安保条約の在り方等について考え、議論すべきです。基地経済に依存している面はあるにせよ沖縄県に7割の基地・施設が集中している現状はどう考えてもおかしい。正気とは思えません。
| もっちゃん | 2018/01/09 10:43 PM |









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