水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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北朝鮮への圧力の理由が不明確

ミサイルとロケットは基本的には同じものです。
しかし、ロケットと言うと、宇宙開発に使われ、
人工衛星などの打ち上げを担っています。
また、ミサイルと言うと、核弾頭を搭載し、敵に向かって発射され、
攻撃のための武器となります。

要はその用途により呼び方が変わるんですね。

 

で、これまで、人工衛星を打ち上げた国は、米・露・仏・日など9カ国で、
日本を除く国々は、そのロケット技術をミサイルに転用しています。

つまり、世界で唯一、ミサイルの技術を持ちながら、
核を搭載することなく、平和的にロケットとして開発をしているのは、
日本だけなんですね。

これって、平和国家として誇るべきことでしょ。

 

で、一方、世界で核を保有している国の数は27カ国。
アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、インド、パキスタン、アフガニスタン、
サウジアラビア、イエメン、UAEなど中東の国々はほぼ持っています。
それに、中国、韓国、台湾、北朝鮮など。

ロケットの技術もないのに、ミサイルを持っているのは、

核搭載のミサイルを買っているからです。

まあ、武器の輸入ですね。

つまり、アメリカ・ロシア・中国などは様々なサイズのミサイルを保有していている核大国ですが、
これは自前で作ったもの。

中東などの国は、まあ、小型のミサイルを持っている程度で、
簡単に言えば、スカッドなどを買って持っている、と言ったところです。
ですから、自前で核開発をし、自前でロケット開発をしたわけではないのですが、
一応、なんかあったらまずいから、ちょっとしたミサイルぐらいは保有しておこうか、
みたいな国があるので、27カ国と言うことになっているのです。

 

さて、相変わらず、北朝鮮が、核開発やらミサイル開発やら熱心に進めていますが、
これを圧力をかけて、中止させ、やがて廃棄させようと、
国際社会が躍起になっていますが、
なぜ、そこまでムキになっているのか、という事が、
漠然としていてよく分からないのです。
なぜなら、世界中では27カ国もの国が、ボタン一つで核戦争の幕を開ける可能性を持っているのです。
ちなみに、米露はそれぞれ2000発前後が配備済。
お隣中国では、非公式ながら、300発と言われています。
この中国が、ロケット開発をし、核開発をしてきた経緯で、

国際的に一致団結してそれを阻止しようとはしてこなかったでしょ。

27カ国が核を持つ過程で、北朝鮮だけが格別な扱いを受けているわけです。

ま、これは、北朝鮮に対する信用度の問題が大きいんですね。

 

つまり、北の開発を危惧するのは、
もうこれ以上核を作らせない、と言う国際的な世論が背景で、
すでに作って、一抜けた、と言ってるところはその対象外なんですね。
妙だと思いませんか。
核戦略に既得権があるなんてことが、おかしい。
冷静に考えれば、核の脅威と言うのは、持っていることが第一なわけです。
でも既に持っている。
中国、台湾、韓国、北朝鮮、ロシアと、日本を取り囲む国々はすっかり核武装しているわけです。

そこで、日本はアメリカの核の傘の下にいるわけです。
いや、だったら日本も自前に核を持とうか、というわけではありません。
みんな日本以上に心配性が揃っていて、なんかあった時に
対抗できるぞ、と言う抑止力を想定しているんですね。

 

これって、アメリカがしばしば銃で人を殺傷する事件が発生しているのに、
身を守るために銃を携帯する、という事に似ていると思いませんか。
実際、アメリカでの銃による犯罪のうち、わずか3%が正当防衛という事ですから、
実際は護身用と言う、いわば抑止力の役目を果たしていない。
極端な 見解ですが、全米ライフル協会会長のコメントは、
「銃を持つ自由の対価として銃で撃たれるのも仕方ない」とまで言っていて、
本来銃と言う武器を持つことの意味を否定していると言ってもいいかもしれません。
ミサイルもこれと同等とは思えませんが、
持つことの抑止力と言う点では、実はあまり意味がないのではないか、と思うんですね。


さ、そこで、北朝鮮が、とやかく言われるのは、その根底に、
核のボタンを管理する人間の問題があるのですね。
つまりあいつならやりかねない、と言う危惧です。
だって、中国の核保有が結構、スルーされてきた経緯と言うのは、
中国は、絶対に先制攻撃はしない、と、かなり明確に断言しているんです。

で、国際社会はこれを信用した。

ですから、北朝鮮が核保有国になるという事を危惧するのは、
不信が前提になっているわけです。

その点が大きいのではないか、と。
もっとも、あのカリアゲくんの性格を、伝えられる情報の範囲で推し量っても、

少なくとも信頼がおける冷静沈着さを持っていて、

穏かで、人類愛に満ちているとは思えないでしょ。

お兄さんを殺し、親戚のおじさんを殺し、

ちょっとでも刃向かった部下を殺し、恫喝を得意技とするなんて人物が、

ボタンを管理することになったら大変だ、と。

 

で、もし、あのカリアゲ君以外のそこそこの人格者が次なるリーダーに収まって、

国情も安定してきたら、

今ほど、圧力をかけるという声は収まってくると思うのです。

そして、北朝鮮も核保有国になるんですね。

 

ですから、国際社会も遠慮せず、あんたはダメ、あんたがトップである限り、

圧力を緩めることはありません、と、付帯的な条件を付ければいいじゃないですか。

それも明確に。

でないと、中国がよくって、北朝鮮がだめ、と言う矛盾が残ったままになるでしょ。

 

| 水嶋かずあき | あれこれ | 09:21 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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