水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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要は人の判断なんだから

先日、テレビで、アスリートたちがひな壇に座って、
それぞれの競技の世界での内輪話を披歴していました。


案外、外から見るのと違って、
何か基準がヅレていると感じたり、結構ヒューマニティに溢れていたり、
また、滑稽なことも多く、最後まで飽きずにその番組を見たのです。

その中のコーナーとして、誤審についての話が出てきました。
今はビデオが駆使されて、試合中でも、あるルールに沿って要求をすると
テレビカメラでとらえた瞬間を検証し、
極力誤審を避けようとする制度が定着しつつあります。

 

基本的には人間の目と瞬間的な判断にゆだねられているのですが、
ここに作為が働けば、かなり微妙に勝敗に影響を与えることができるわけです。
ですから、審判の能力が劣る場合は、これは問題が発生しがちなんですね。

 

ちなみに相撲では行事が判定をしますが、
その周囲には、勝負審判員という立場の人たちがぐるりとまわりを取り囲んでいて、
行事だまりに二人、正面、東、西に各一人の計5人。

彼らは、微妙な判定には、物言いをつけられます。
で、実は、控えに座っている力士も物言いを言える立場にあり、
東西、控えには2人ずつ座っていますから、
なんだかんだと行事以外に9人もの目が光っているんです。
これって、あらゆるスポーツの中で、最高の監視体制だと思うんですね。
またさらに、ビデオ判定をしますので、
相撲に関しての勝敗の決定は世界中のスポーツで、
もっともすぐれたシステムで運用されているのです。

いや判定の話で、

組織の運営の話ではありません。

そう言えば、行司がばかなことをして、また突っつかれていますね。

そこで、話は変わってということなんですが、

こんな川柳を詠んでみました。

「最高位 力士はヨコで 行司タテ」

 

ま、ともかくです。

これは、相撲の勝敗は、物理的な要因で決定できます。
先に土俵の土がついたか、もしくは土俵を割ったかのどちらかですから、
とても明快です。
テニスやバドミントンなども、ラインのうちかどうかとかの判定が基本ですから、
なんだかんだと物理的な要因で判断できます。
でも、サッカーなど、多くの競技は、イエローカードなのか、ただのファールなのかは、
審判の見方ひとつで変わってしまいます。
よく、あれはPKだろう、という場面でも、笛が吹かれなかったりしますが、
得点に大きく影響する判断に、なんだかんだと主観が持ち込まれるので、
しばしばトラブルになります。


ボクシングなどもそうでしょ。
審判は審判なりにプロなわけで、そのプロにもかかわらず、三者三様の判定ってあるでしょ。
割れるということ自体がおかしいでしょ。
それは判断の仕方が未熟だからです。

 

時に誤審は大きな影響を与えます。
そして、裁判まで持ち込まれることすらあるのです。

でも、その裁判も実は人間の判断なんですね。


司法試験を通ったという事は、法文の内容を記憶しているという事と、
それぞれの対応基準をも理解しているという事が前提でしょ。
ある犯罪でも、量刑の幅があります。
懲役になったり、禁錮刑になったり、有罪と言えど執行猶予が付いたりと、
状況が勘案されるので、固定的な判決にはなりません。


したがって、犯罪によっては、まあこんなところか、と言った量刑の目安がつくようです。

それで、司法関係の人、裁判官、検察官、弁護士などの人たちは、
確かに人の判断で、量刑が決まったりするので、
個人的な見解を恐れているようです。
したがって、彼らにとって、法を照らし合わせる場合、
ほぼ、判例と言うものに頼ります。
かつて、何年何月のどこそこの高裁で、
このような判例があった、となると、それを参考に、時に基準にして、
法の解釈をしようとします。
もちろん、法で照らし合わせる事案と言うのは、
千差万別なので、細かな個別の条件を丁寧に洗い直し、整理したうえで、
判断しやすいようにして、最終的な決断をするのでしょうが、
いずれにしても、かつてどのように扱われたか、
という事からはなかなか脱却できないようです。


それは、人間としての判断には、どうしてもムラがあり、
それによる誤差を最小にしようとすると、
どうして、過去の判例に頼らざるを得なくなるのです。

人間の判断って、実は結構あいまいで、恣意性に富んだものなのです。

 

でもいずれ、この分野も、いつかAIに頼るようになるかもしれませんね。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 11:27 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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