水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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韓国の言い分

この1月いっぱい、SCNの2チャンネルの市民クラブTVと言う番組枠で、
12月に外務省、大臣接見室で収録した河野外務大臣と私の新春トークが
放映されていますので、できればそれをご覧ください。

 

この中で、河野外相が、アセアンの会議に就任4日後に出席することになったそうです。
会議が終わって、出席者のレセプションが開かれた時、
各国の外相が談笑している輪の中に、なかなか入って行きづらく、
まるで、新学期に転校してきた生徒のように、
周りになじみ切れなかったことがあったそうです。
この時、韓国の康京和(カンギョンファ)外相も、就任したばかりで、
二人とも輪の外だったため、転校生つながりのように
ま、なかよくやりましょう、と言うやり取りがあった、と話していました。

 

とは言え、二国間の外交となると、やはり丁々発止になるようです。

日本政府は、韓国政府が慰安婦問題を巡る日韓合意に関して
新たな対応方針を発表したことに強く反発しているそうで、
韓国の康京和外相が、「自発的な真の謝罪」を求めたようです。
これには一切応じない方針で、日韓合意の着実な履行を引き続き求めていく、
という姿勢を崩さなかったとのことです。

繰り返されて表現されてきましたが、
日韓合意には、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」が確認されています。

 

で、なにより不思議なのは、
韓国の求める自発的な真の謝罪という言葉の、より具体的な内容です。
地べたに頭を付けて土下座をすることなのか、
なみだをながしながら、悪かった、という事なのか、
一体何を持って自発的と解釈し、真の謝罪とみなすのか、という事でしょ。

私は、冷静に客観的に考え、今まで日本が繰り返し謝罪してきた
そのどこに自発性が感じられず、真の謝罪と受け止められなかったのか、
よく分からないのです。

外交ですから、やや抽象的なやり取りになるがちなことは、
一種の政治手法ですからやむを得ないと思うのですが、
もう少し、具体的な要求にならないと判断できないでしょ。
よくある、謝りゃいいという問題じゃねえ、みたいなことを言ってるわけでしょ。

実際は、受け止める側の姿勢がぐらついているんですね。
だから、じゃあどうすればいいのか、と言うのがあいまいになる。

ちなみに、日本が韓国、中国に関して、戦争謝罪と言うのは、
繰り返し行われてきているのです。
政権担当者だけではなく、1990年5月、今上天皇から、
「昭和天皇が『今世紀の一時期において、両国の間に不幸な過去が存したことは
誠に遺憾であり、再び繰り返されてはならない』と述べられたことを思い起こします。
我が国によってもたらされたこの不幸な時期に、貴国の人々が味わわれた苦しみを思い、
私は痛惜の念を禁じえません。」と、韓国大統領に対し発言されています。
これって、謝罪でしょ。

 

特に、慰安婦問題に関することだけでも、
1992年1月、 宮澤喜一首相。
「私は、総理として改めて貴国国民に対して反省とお詫びの気持ちを申し述べたいと思います。
いわゆる従軍慰安婦の問題が取り上げられていますが,私は、このようなことは
実に心の痛むことであり,誠に申し訳なく思っております。」
1993年8月、河野洋平内閣官房長官。
「いずれにしても、本件は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である。
政府は、この機会に、改めて、その出身地のいかんを問わず、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、
心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる。
1994年8月、村山富市首相
いわゆる従軍慰安婦問題は、女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、
私はこの機会に、改めて、心からの深い反省とお詫びの気持ちを申し上げたいと思います。
<中略>我が国のお詫びと反省の気持ちを表すことになると考えております。
さらに、1995年7月、村山富市首相。
いわゆる従軍慰安婦の問題は、
旧日本軍が関与して多くの女性の名誉と尊厳を深く傷つけたものであり、とうてい許されるものではありません。
私は、従軍慰安婦として心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対して、
深くおわびを申し上げたいと思います。
1996年6月、橋本龍太郎首相。
従軍慰安婦の問題について、私はこの問題ほど女性の名誉と尊厳を傷つけた問題はないと思います。
そして、心からおわびと反省の言葉を申し上げたいと思います。
2001年小泉純一郎首相。
いわゆる従軍慰安婦問題は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題でございました。
私は、日本国の内閣総理大臣として改めて、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、
心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し、心からおわびと反省の気持ちを申し上げます。
2007年4月、安倍晋三首相。
従軍慰安婦の問題について昨日、議会においてもお話をした。
自分は、辛酸をなめられた元慰安婦の方々に、人間として、また総理として心から同情するとともに、
そうした極めて苦しい状況におかれたことについて申し訳ないという気持ちでいっぱいである。

 

ま、これはある意味慰安婦の方々に対する謝罪の一部です。
ほとんどと言っていいほど、歴代の首相はこの従軍慰安婦問題について触れていて、
謝罪の言葉を述べています。
まだ足りない、と言うのは、何が不足しているんでしょうか。

正直、極力両国の関係を公平に見ても、私には韓国が何を求めているのかよく分かりません。
ですから、先ずは、要求をするんだったら、真の謝罪、なんて抽象的な表現では、
どうも埒が明かないと思うんですね。


それと、合意の見直しとか破棄とか言ってます。
これは前政権が交わした約束だから、今の私達にとっては無効である、みたいな理屈でしょ。
だったら、この戦争犯罪は、80年も前に、私たちの曾じいちゃん、じいちゃんたちが
起こしたトラブルだから、今の私達には関係ない、という論理が成り立つでしょ。


どう考えても、あの国の言い分と言うのは、首尾一貫していないですね。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 10:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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