水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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地震雷火事親父

地震・雷・火事・親父。
まあよく言う、怖いものを並べ立てた言葉ですね。
出来れば最後にうちのカカ(かみさん)と言うのを付け加えたいとも思いますが。

さて、この並びは何か、とつまらない疑問を感じてしまったんですね。
怖い順かな、と思いますが、何が怖いかでしょ。
それとも、単なる語呂みたいなもので、
文字数で言えば、3・4・2・3となりますでしょ。
まあ言葉のリズムとしては悪くないですね。
ちょっといくつか順を変えてみたんです。
で、創作、火事・地震・雷・親父・うちのカカ で575。
一応順番には意味があります。

まあ、言葉遊びはともかく、
怖さとは、精神的なものがありますが、その第一原因は、
間違いなく、死でしょ。
次に大怪我。
そういうことになるのが怖いので、怖さと言う精神状態を表すわけです。
そこで、では実際、何がどういう結果を招いているのか、
という事ですが、一つ一つデータを見てみましょう。
まず、先頭の地震です。
1992年奥尻で230人、1995年の阪神淡路大震災では、
関連死を含め、6443人の方々がなくなっています。
以来、中越では68人、中越沖で15人、宮城岩手内陸で23人、
そして東日本大震災では2万2千人、
さらに熊本では関連し含め250人の方々が犠牲になっています。
年平均と言うのもおかしいのですが、この四半世紀で、
およそ2万9千人の方が地震でなくなっていますので、
年に換算すると1160人の方がなくなっているという事になります。
もちろんゼロの年が圧倒的に多いのですが、いったん発生すると、
とてつもない数の人が犠牲になるわけです。

 

次は雷です。
これは年々統計があって、すでにデータとしては公表されています。
その数は、15.1人だそうです。
比較するのもおかしいのですが、地震の77分の1という事になります。

 

さて、火事による死亡、つまり焼死ですが、
これは全国統計としては、年々少なくなってきています。
結構なことでしょ。
ちなみに最近のものでは、1625人。
実は焼死に関しては、2種類のものがあります。
それは、自殺し家に放火するという、
放火自殺と言う分野があって、これが347件。
失火に巻き込まれ焼死と言うのが、1278件で合計が1625件という事のようです。
自殺による火事をどうとらえるかですが、
これは本来の災害とは意味が違うので、外します。


すると火事で亡くなった方は1278人なので、
地震対比は110%ですから、
ほぼ地震並み、またはそれ以上の犠牲者がある、という事ですね。
地震は規模が大きいのですが、滅多に発生しない。
火事の場合は、年中、発生しているので、それなりの数になってしまう、ということです。

まあ、親父が原因で死亡という事はなさそうなので、
そこで、地震雷火事を比べ、そのデータを比較してみます。
地震1160:雷15:火事1278という事になります。
もし怖さが基準になるのだったら、火事・地震・雷の順番に修正すべきでしょ。

 

さあ、ここで、再認識すべきなんですが、
火事による被害がバカにならない、という事です。
火災による死者としては対象の関東大震災があります。
10万5千人と言われる不犠牲者の9割が焼死でした。
ま、これは火災による犠牲と言うよりは地震によるものと考えるべきです。
まず、火災の原因とその件数を見てみます。
 1、 放火 4,884 2、たばこ, 4,088 3、こんろ, 3,484. 4、放火の疑い, 3,154. 5、 たき火, 2,913.
と続きます。
放火、および放火の疑いが全件数の半分です。
放火をするって、どういう神経なんでしょうね。
大昔からこの犯罪はあとを絶ちません。
八百屋お七の頃なら、放火犯は、市中引き回しの上の獄門ですから。
公開処刑でしょ。
それは超極悪犯罪だったんですね。


で、たばこが第2位。
昔むかしの話です。
私達が子供の頃、町内会の子供会が協力して、歳末夜回りと言うのをやらされました。
一列になって、5,6人の子供たちが、拍子木を鳴らし、
大きな声で「マッチ一本火事のもと」カチカチ、とかやりながら、夜回りをしたものです。
そのころの世間様は、きっと火事の恐ろしさを身に染みて知っていたんでしょうね。
マッチ一本は、基本的にタバコを吸うためのものでしょ。
要は火災原因の主犯格だという認識が当時からあったわけです。

 

で、コンロですが、よくある天ぷら火災の類です。
これには、ネットで調べれば出てきますが、
簡易型の消火器を常備することで結構減らせるはずです。
大体1本1000円前後。
サイズは殺虫剤スプレーぐらいの大きさで、
キッチンのこんろのそばに、ホールダーごとセットしておきます。
なんかの拍子に油に火が入ったら、
これで、シュッと一吹かけて、消火します。
大体どのタイプも30秒ほど噴射できますので、
コンロ周りの火は消せるはずです。
千円で、安心できるとしたら、安いものでしょ。


この火災原因に応じて、焼死者の原因も分類されているようです。
1位は「たばこ」で125人、2位が「ストーブ」で89人、3位は「コンロ」で52人と続きます。
なんとなくですが、地震に対する警戒心は旺盛ですが、火災に関する警戒心は、
少しゆるいような気がしますね。
もっとも、最近のストーブなどは、転倒の瞬間、自動消火ですし、
ガスやプロパンも地震等に対応して、自動消火装置がついています。
地震雷火事親父では、一番その対応が進んでいるかもしれません。
しかし、忘れたころにやってくるのが災害ですから、
おめおめ気を許すことのないように。

 

| 水嶋かずあき | あれこれ | 10:01 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
最後の行の「おめおめ」は「ゆめゆめ」の打ち間違えかな?
| 老婆心 | 2018/02/21 5:08 PM |
ご指摘の通りです。
| mizushima | 2018/02/21 5:57 PM |









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