水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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地獄はないそうです

お釈迦様は、生老病死という4つの事柄について、
なぜなんだろう、と疑問を持たれ、それを解くために、
カピラ城を出奔し、修行の旅に立たれます。


生老病死とは、要は人生そのもので、いかに生きるか、何のために生きるか
といういわば人間にとっての、基本的な疑問です。
まあ、ぶっちゃけて言えば、理想的な生き方を求め、
それがどうして理想的と言えるのか、といったことも含めて、
一つの哲学的な思索をしたわけです。

 

で、我々凡人は、あの偉大なる釈尊が、悩み、そして、悟ったことを
一体どのような方法で、どのような答えを導き出したのか、
と言うことについて、できれば知ることができたら、
きっといい人生を送ることができるだろう、と、
その道を求めるわけです。
で、それを具体的にインストラクトしましょう、というのが仏教です。


釈尊が得たその方法論と、たどり着いた境地に共感し、
出来れば私も、と、その道を歩もうとし、
その上で、多くの人に、その境地にたどり着けるような指導をしようとしたのが、
仏教家で、様々な解釈のもと、独自の宗派を興し、
時に、宗派の祖となり、教えを広めました。


多くの宗派が、地獄と極楽の存在を前提に、
生きている間に善行をすることを勧めます。
中には、なかなか日々の行いとしては困難かもしれない、
と考えたところは、安易にある経文を唱えればそれでもいい、
と簡略な宗教を広めたところもあります。
ま、いずれにしても死後の世界に大いなる不安を持つ人々に、
一時でも安寧の心を与えたわけです。

 

宗教がどうしてこの世に登場したのかは、それこそ推理の世界なんですが、
かつて、小松左京氏が、それは人間が未来を考えるようになったからだ、
と主張していました。
人間は、他の動物と比較して、記憶する能力を磨き上げたために
未来を展望するようになります。
いかなる動物も捕食されないための未来予測をし、
捕食するための未来予測をします。
ある距離までライオンが近付くと、シマウマは逃げ出します。
それはこの直後の出来事を予測するからです。
また、ライオンはライオンで、攻撃をする時に、チームで狩りをする場合、
待ち伏せ係を配置します。
これも、こっちに来るかもしれない、という未来予測をするからです。
いずれにしても、人間以外の動物たちは、ほとんど論理的に先を読むことができません。
人間だけがひたすら先の先の未来の予測をするようになり、
それがあるところで、で、死んだらどうなる?と言うところにたどり着いたのです。
そこから人間は大いなる不安を抱くようになります。
そして、多くの試行錯誤を重ねて、いわゆる宗教にたどり着きます。
基本は、いかに望ましい生き方をするか、でしたが、
矢張りその延長で、どうしても死後の世界が気になり、
多くの門弟たちは、師に、死後の世界を聞いたものでした。
仏典でしばしば出てくるのですが、
同じく釈迦に、死後の世界はどうなっているのか、と聞きます。
原点的な仏典では、釈迦は答えなかった、と記録されています。

 

でも、それでは納得できない人が多いので、
その後さまざまな解釈が行われ、死後の世界が勝手に作りだされました。
代表的なのが、極楽と地獄です。
いいことしてれば、極楽(天国)へ、
悪いことしてれば、地獄に落ちる、と言われてきました。
そういえば、国会などで問題になっている人は、天国に行けるのでしょうか、心配です。


ま、それはさておき、キリスト教の世界で、
とんでもない発言があったそうです。

(ネットの記事からの転載です)
イタリアの著名日刊紙の創刊者のスカルファリ氏がローマ法王に質問。
「以前、あなたとお会いした時に、
あなたは、私たち人類はある瞬間に消えていくとおっしゃいました。
そして、神は新しい種を創造するとも。
しかし、あなたは、罪の中で死んだ人たちの魂についてのことや、
そして、それらの魂が地獄に行き、永遠に苦しみを受けることについては
私に決して話されません。
あなたは神の意図に同意した良い魂について私に語りました。
しかし、悪い魂はどうなるのですか? 彼らはどこで処罰されるのですか? 」

フランシスコ法王はそれにこのように答えます。
「彼らは罰せらません。
悔い改める者は神の許しを得るのです。
そして、神が意図している魂の階級に入ります。
しかし悔い改めずに神の許しを得ることができない者は消えるのです。
地獄はありません。
あるのは、罪深い魂の消滅なのです」と。
これはその後釈明の声明が出されますが、
なんだかんだと、あの法皇が、地獄はない、と言ったんですね。
これは、キリスト教界の根底を覆す見解なわけです。

 

私は、もともと、地獄はない、と思っているタイプです。
やっと、気付いたのか、と思う程度だったんですが、
これって、結構大きな問題になるんじゃないかと、気になっています。
でも、なんとなく、やっぱそうだったんだ、と安どする人が多いような気がします。

何よりも、国会で嘘八百を並べ立てても、

地獄に落ちることはない、と安心している人がいるかもしれません。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 11:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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