水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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ハワイの噴火は対岸の火事か

テレビで報道された、ハワイ島のキラウエア火山の噴火の様子をご覧になりましたか。
どこぞの道端から噴火が始まり、溶岩がふつふつと湧きだしていて、
その傍らに立っていた電柱が燃えているんですね。
ちょっと日本の火山では考えられないでしょ。
溶岩が噴き出すかもしれないところの横に電柱を立てるという事自体がです。
専門的には、ここの火山は特殊なんだそうで、
硫黄山とか、御嶽とか、桜島、阿蘇などとはどうも火山の性質が異なるらしいのです。
もともとが、キラウエアの火口からは、年中溶岩が流れ出ていて、
それが、海中の流れ込んでいるので、
ハワイの人にとって見れば、噴火が始まったからと言って、
だからなんだ的な、一種の慣れみたいなものがあるのかもしれませんね。

 

このハワイ島には、一度行ったことがあって、火口までは行きませんでしたが、
火山から吹き出てきた溶岩の台地のような所を歩いたことがあります。
結構、変わった形の石がゴロゴロしていて、
記念に一つ二つ持って帰ろうとしたら、
ガイドの方に、この地に、女神ペレと言う伝説の神がいて、
実はこの女神かなり嫉妬深く、これにまつわる話が山ほどあるのだそうですが、
ここの石を持って帰ると、そのペレの怨念がついて回るので、
不幸を呼び込むことになる、と言われたんですね。
当然、その話を聞いた途端、持っていた石は捨てました。

 

ハワイ諸島は、オアフ島、マウイ島、ハワイ島、カウアイ島、モロカイ島、ラナイ島
など、主要な島としては8つほどあるのですが、
地図でご覧の通り、南東から西北に向かって並んでいます。
これはどうして行儀よく並んでいるのかと言うと、
島が誕生したメカニズムのよるのです。


そもそもが、太平とプレートのど真ん中に、ハワイ諸島はあるのですが、
この太平洋プレートと言うのが、少しずつ移動しているんですね。
いや、厳密に言えば、地球の表面を覆ている地殻は、すべて移動しているんです。
で、この太平洋プレートは西北に向かって移動しています。
その速度は、およそ1年間で10センチ前後と言われています。
ところが、最近の研究によると、
東北地方太平洋沖地震以降、太平洋プレートの移動速度が年に10堕度だったのが、
一挙に30〜40造砲泙覗瓩なっているのだそうです。

いや、これは大変なことでしょ。
もしこの速度で、ハワイが日本に近付いてきたら、
日本のハワイの距離は6240キロですから、
1500万年後には、房総半島にハワイがとっついているかもしれないのです。
現に、伊豆半島は、かつてフィリピン海プレートの上にある島だったのです。
それは、だんだん近付いてきて、ついに日本列島の一部になってしまいました。
きっと駿河湾と相模湾の大きめの湾のど真ん中に割り込んできて、
伊豆半島、とかになったんですね。


こんなことですから、地形はどんどん変わるんです。

かつて何もない所に、噴火によって地下にあった溶岩が堆積し、
一つの島を作り出したりするのは普通のことなんですね。
西之島の例でよく分かるでしょ。
どんどん大きくなっています。
わずか数年のことです。
ですから、100万年、1000万年かければ、もっと規模の大きな形が出てくる。
それがハワイ諸島なんですね。


島の誕生のメカニズムとは、
マグマポットと言う、地球内部からどろどろに溶けた溶岩が噴出する
専門の場所があるんです。
これが現在のキラウエアの火口です。
ここでどんどん溶岩が噴出される。
で、蓄積して島を形成するんです。
しかし、島のできた地殻は、西北に向かって移動していますから、
すでにたまったところは、西北に移動しますので、少しづづ細長めの島になります。
で、ある時噴火が収まる。
すると、その島の形成は、いったん終息します。
で、しばらくすると、また火山活動が復活します。
すると、そこに新たな島が作れれて行く、という事を、長い長い時間の中で繰り返してきたので、
西北から南東に向かって、島々がぽつぽつ世形成されてきたわけです。


ですから、陸地製造現場はマグマポットの真上になりますから、
ハワイ諸島の最も南西部に位置する、ということになります。

ある意味、地殻の露出している大陸とは異なりますから、
いささか脆弱な構造なんですが、
しかし人間が住むには問題はないわけです。
ただ、火山活動によって出来上がっているわけですから、
火山活動の脅威はいつでも背中わせで、背負いこんでいるわけです。


さすが今回は青天の霹靂のようで、
マグニチュード6.9と言う地震まで発生したそうですから、
知事も緊急事態宣言を出しました。
漠然とですが、
プレートの移動速度が速まっているという事や、ハワイでの火山活性化など、
太平洋プレートの動きが活性化している、と思われます。

案外、一安心しているようですが、三陸での津波の再来、など、ありうることかもしれません。
ハワイは遠い海外の話、なんて言ってないで、
大いに注意が必要なようです。

| 水嶋かずあき | 環境 | 10:49 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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