水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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第6回目が始まっています

かつて地球は大量絶滅の経験を5回もしました。
今から4億5千年前のオルドビス紀末に最初の大量絶滅が発生します。
それまで繁栄していた三葉虫、サンゴ類、コノドントの大半が絶滅しました。
当時生息していた全ての生物種の85%が絶滅したと考えられています。
次は約3億7千万年前に、第2回目の大量絶滅があり、

板皮類や甲冑魚をはじめとした多くの海生生物が絶滅しました。
その時の、全ての生物種の82%が絶滅したと考えられています。


このころは、大陸が移動して、固まってパンゲア超大陸を形成したり、
また分裂して、ゴンドワナ大陸から、現在のユーラシア、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、
オセアニアに南極大陸などに分かれて移動したのです。
こんな風に、地球の表面が動きまわるので、時に、火山が活性化したりして、

大気の構成が変わります。
当然ですが、地球上で生まれてきた生命体は、
環境の変化に伴って、時に、生き残ることができなくなってしまい、
残念ながらその大半の種が絶滅してきたわけです。


そして最後の大量絶滅が、ご存知恐竜がすっかりいなくなってしまった、
6500万年前の第五回目の大量絶滅です。
今のところメキシコのユカタン半島に、直径11キロの隕石が落ちて来て、
地球に大被害をもたらし、それに巻き添えを食って、
多くの種が絶滅したと言われています。

まあ、要因は様々でも、地球の環境は絶えず変化していて、
それに合わせて進化する種もいれば、それで絶滅する種もいるわけです。
言い換えれば、生物種は栄枯盛衰を繰り返していて、
生物の命がいつか途絶えるように、種も、途絶えることは普通のことなんです。


ま、人間はそれを避けたいと思っているんでしょ言うが、
間違いなく、人類も絶滅と言う運命から逃れることはできません。
でも、大半の人が、その瞬間は自分は死んでいるので、
他人事、と考えているんです。
私もそう思います。
人類が、いつか滅びるということがあっても、
それは先の話で、自分、その子、その孫などは、まだまだ縁のない話のはずだ、と。


こんな笑い話があります。
ある科学者が地球の未来について話をします。
その話を聞いていた聴衆の一人が、手を挙げて質問します。
先生のおはなしの中で、地球の寿命はおよそあと5億年とおっしゃいましたよね。
と念を押したんです。
すると、先生は、おそらくあなたの聞き間違いです。
私は50億年と言ったのです、と。
すると、それを聞いたその質問者は、
いや、安心しました。
私はあと5億年で地球がなくなるのか、と聞いて驚いてしまったんです。
そうですか、50億年ですか、まずは一安心ですね、と。

まあだからなんだ、という話でしょ。


明日のことも定かでないので、10年、100年、
まして実感のないそれ以上先のことなど、大半の人は、どうでもいい、と考えているんです。
来るかどうかも分からない大量絶滅の話なんか、まゆつばものだ、と。

そんなのは、生物学者の妄言だ、と。


しかし、現実はかなりせっぱつまっているんです。
間違いなく、第6回目の大量絶滅は始まっている、と。
ごく普通に、環境系の学者の方などはそう思っているはずです。
私もそう思う。

冷静に考えるなら、この地球上の環境の変化は、原則的には
人知の届かないところにあるんですね。
ですから、種の多様化とかいうことも、
見様によっては、意味がないともいえるんです。
ま、それ言ったら終わりですが。

 

そんな前提でしばしば疑問に思うことがあるんですが、
鳥獣保護法です。
いろんな目的を持っています。
環境の保全及び農林水産業の健全な発展に寄与する、とか言いながら、
農作物を食い荒らす害獣には、処分を適用します。

何が環境に悪くて、何が人間生活に害をもたらすのか、
実にあいまいなんですね。
いたずらカラスを捕まえた、という事に関しても、
法律という面を前面に出して、
犯罪になる、と言うんですね。
まあ、確かにそういう法はありますが、
その適応方法が適切なのか、でしょ。
もう少し、ケースバイケースでの対応ができるようにすべきじゃないか、と。


何か、さるやら猪やらに畑がすっかり荒らされて、
呆然としている農家の人の映像なっか見ると、
鳥獣保護法云々の場合じゃないだろう、と思うんですね。


生物種はほんの些細なことで、繁殖し、また絶滅もするんです。
そこに人の手が介在することは、ある程度やむを得ないこと思います。
もともと、第6回大量絶滅は、人間の手ではじめられたんですから。

| 水嶋かずあき | 環境 | 11:59 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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