水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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正しいことをするために

昨日の日曜日は、テレビで放映していたアクションものの映画を観ました。
タイトルは、「復讐捜査線」。
主演は、お目めぐりぐりの渋い俳優、メル・ギブソン。
物語は、それこそよくある設定。

ボストン警察の殺人課刑事トーマス(ギブソン)の自宅で、
彼の一人娘のエマが殺害されてしまうんですね。
当初はトーマスが本来の殺しの標的だったと思われていたのですが、
いろいろ探ってゆくうちに、実は、エマが標的だったことが分かるんです。
エマは、超ブラック企業で仕事をしていて、

と言うか、就職先が、実はそういう所だった、と言うことなんですが、
なぜか、極秘裏に核爆弾を作っている会社だったんですね。
そして、たまたまその秘密を知ってしまうんです。
で、お決まりの通り、
政府の怪しげな高官とか、上院議員とか、もっと怪しげなブローカーとか、
さらに、正義面した顧問弁護士とか、それに殺し屋、まあ、悪人たちのオールキャスト。
悪巧みの集団が、秘密が漏れそうになったので、
殺し屋を使って、先ずはエマの口封じをしたわけです。


物語はそこから始まり、トーマスが、ぎりぎりと捜査網を絞り込んでゆきます。
カーチェイスや、爆発シーンや、銃の打ち合いなど、お決まりの中身が盛り込んであって、さ
さながら、アクションものの幕の内弁当みたいな映画なんです。
ギンダラの照り焼きに海老フライ、玉子焼きに蒲鉾、里芋と人参の煮物に、ポテトサラダ、と言った感じでしょうか。
蓋をあけた途端、大体の味が想像できてしまう、という弁当です。
ま、この映画もこれに近いものでしたが、
一つだけ、やたらと、エマの子供時代の映像が挿入されていて、
父と娘の愛情あふれるシーンが繰り返し出てくるのです。
父が死んだ娘を思い出すトーマスの心情が、悲しくなるほど美しく描かれているんですね。
ま、それ以外は、通り一遍の刑事のアクションものです。


で、その中で、同僚の刑事が、お前は何を大事にして生きているんだ、

と問うシーンがあるのです。
トーマスは、言葉を噛みしめるように、こんなことを言います。
「父親として、家族のために生きてきた。
そして、刑事として、市民のために生きてきた。
さらに、人間として、正しいことを行うために生きてきた」と。
そうなんですね。
この類の映画と言うと、イリーガルな人殺しをしばしばします。
まあ、勧善懲悪なんですから、やられる奴は、やられても仕方ない、
と思わせる設定になっているんです。
ですから、ここでも、非情に、復讐心の延長で、
犯人のグループの悪党どもを、片っ端から撃ち殺すんですが、
人殺しをしている刑事を悪人だ、なんて感じないんですね。
その、イリーガルな人殺しをしている人間が、
人間として正しいことを行うために生きている、
というセリフが、全然浮いていないんです。


それは、懲悪の対象が、とことん悪の連中だからです。

ま、ある種の巨悪っていうやつです。

ですから、このセリフを聞いて、

なんとなく大事なことだな、と思いました。
正しいことを行うために生きるって。
出来れば、どこかで胸を張って、自分の人生を総括しつつ、
そう言いたいですね。

 

さて、そう言えない人たちがたくさんいるようです。
あるサイトのヘッドラインだけをコピペしました。

*安倍首相、麻生氏の発言撤回に“言葉には慎重に” TBS系(JNN) 5/12(土) 4:41 .
*「総理守るための説明」石破元幹事長が柳瀬氏批判 テレビ朝日系(ANN) 5/11(金) 23:30 .
*愛媛知事が反論、柳瀬元首相秘書官の名刺公表 TBS系(JNN) 5/11(金) 18:47 .
*【報ステ】麻生大臣「セクハラあったとは言えない」 テレビ朝日系(ANN) 5/11(金) 23:30 .
などなど。
政府の高官の方々も、行政府のお偉いさんたちも、
一度、胸に手を当て、私は、正しいことを行うために生きる、って
言ってみたらどうでしょうか。
出来れば何度も何度もです。

 

なんか、希望の持てない政府ですね。
公明党の山口代表が、モリカケの蒸し返しが続くので、
国会の本来の仕事ができない、と苦言を呈していましたが、
ま、それも一面、ありますが、
国民は今の内閣に不信感を持っているんでしょ。
嘘ばっかりついていますから。
ですから、そんなウソつき立法府や行政府が、
仕事したって、ろくでもない結果しか出ないんじゃないか、と思っているわけです。


根本問題として、ともかくこの不信感を取り除こうとする動きがほしいですよね。

 

| 水嶋かずあき | - | 12:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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