水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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ますます暑い夏になりそう

大木の枝を切り落そうと、枝にまたがって、のこぎりを引いていた男が、
どうも足場が不安定だと、幹より離れたところに腰を下ろして、
改めてのこを引き始めたのです。
つまり、切り口を挟んで幹があり、その反対に自分がいるわけです。
大きな木だったので、しっかり足場を得て、枝を切り続けたのですが、
そのまま行けば、枝が切りおわった時に、男は地面にたたきつけられるわけです。

まあ、在りえない想定ですが、実は人類はこれに似たことをしているんです。

 

地球の温暖化に関しては、すでに40年前には、
多くの関連の学者が警告を発していました。
その頃から、地球温暖化については私は、関心があって、
どうして企業規模でこれに対応しようとするところが出てこないのか、
と不思議だったんです。
ま、今では、この問題を無視した企業活動は、超極悪企業とされてしまいますので
まあ、儲けが減らない程度に、地球温暖化への配慮を見せるようになりましたが、
なんたって、ものを生産することそのものが、
温暖化への一つのプロセスなんですから、
これは、まあ、無間地獄へ入り込んだようなものです。

 

で、その主犯と名指しされたCO2に関しては、
いまだ冤罪説も出てくるわけで、
何とも微妙な状況証拠しかないのですが、
その真犯人追求はともかくとして、
現実として、どうも温暖化は進んでいるらしい。


少なくとも、温暖化が進む過程の予測がいろいろ表現されていましたが、
そのうちの一つ、風が強まる、と。
これは、海水温が上昇するため、気圧の変化が起き易くなり、
気圧の等高線と言うのがありますが、
あれの密度が高くなるんだそうです。
例としては、台風の気圧等高線の気象図を見たことがあると思いますが、
台風の目の周囲に、同心円的な密度のある輪が書いてあるでしょ。
あれは等高線の密度が近いほど、風が強くなるんですね。
いわば山の等高線のようなもので、密度があれは急な斜面になるようなものです。
で、確かに、風邪の強い日が増えてきました。


ここのマンションは、風をもろに受けるので、
窓を閉め切っていても、風切音がうるさいくらいの時があります。
夜半に風でバルコニーの植木鉢が転がされないか、床に並べ直すことがしばしばあります。


で、言われてみると、妙に大雨が多くないですか。

これに関する警告が出されました。


IPCC評価報告書が、現在の最も多くの科学的知見を集約し、
さらに、国際的に広く認められた報告書とされていますが、
このたび、第4次のレポートが出されました。
これによると、地球温暖化による影響は、気象や自然環境への影響と、
社会や経済への影響とに大別されるのですが、
気象や自然環境への影響では、気温や海水温の上昇、海水面の変動、
異常気象や激しい気象の増加、気候の変化、生態系の変化、植生や地形の変化などが挙げられています。
世界の年平均気温の偏差の経年変化では、平均気温は上昇しており、
極端な高温や熱波の増加、極端な低温の減少、大雨の増加などのほか、
なんと、 一日の長さの変化、地球の自転速度の変化、まで引き起こしているそうです。


極地の氷河が解け、水が移動することによる変化によって

1日当たり1ミリ秒ほど遅くなる影響を及ぼすとか。

と言うことは、1000年で1秒です。

大したことないか。
温暖化は、ただ温まるだけではないんですね。
確かに、地球表面の海の水の量が増えれば、自転の速度が変わる、と言うのは、そうなのかもしれません。
ま、急に24時間が、25時間になるとかではないのですが、
それでも、今までとは違った状況に向かっているのは間違いないようです。
北半球における9月の海氷面積の変化については、北極海における海氷の減少、
2007年に特に顕著な減少が見られ、本来ならば数mの厚みの氷が見られる時期の北極点においても、
断片的な氷しか見られない状況などが観測されているそうです。
太陽光を反射する氷の減少によって温暖化がさらに加速することが懸念されているほか、
温暖化により、ツンドラにも変化が生じ、
永久凍土と言われていたのが、ちっとも永久でなくなり、
その氷が解け、中に閉じ込められていたメタンガスが放出されているのだそうです。
メタンガスは、炭酸ガスの数十倍の温室化効果があると言われているので、
温暖化は、極地の変化だけでもますます促進されてゆく、という事になっています。
当然のことながら、極圏の生物にも深刻な影響が見られ、
海氷に依存するホッキョクグマなどは生活基盤そのものの減少により、絶滅の危機に瀕しています。

これらの変化は、以前想定していたより、早いペースで進んでいることを示す観測結果が報告されています。


気温の変化は、日本において、異常高温や猛暑日、
ゲリラ豪雨の出現数が増加しています。
また大雨の発生頻度も増加しています。
よく、50年に一度のなんて表現が使われますが、
これからは、毎年、50年に一度がやってくる可能性があります。

 

今年の夏は一体どんな夏になるのでしょうか。
異常な変化を伴う、いやな夏になりそうですね。
まあ、これも人間の欲望のあまり、地球を暖めてきた報いなんですが、
今更、じたばたしたって仕方ないですかね。

| 水嶋かずあき | 環境 | 10:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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