水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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昔ゾウの鼻は短かった

今朝、一番で波に乗ってきました。
いや、サーフィンと言っても、ネットサーフィンです。
で、時々興味深い記事に出会うのですが、
今日の一番は、最古のゾウの先祖についてです。


ともかく、牙がどうのこうのとか、歯がどうのこうのとか、
まあ専門家の記述ですから、ちょっと付いてゆけないくらい、深々とした話なんですが、
まあ、大雑把にまとめれば、その昔、ゾウのご先祖様は、
それほど鼻が長いわけではなかった、と言うんです。
ま、そうでしょうね。


そのご先祖様は、
そもそもは、およそ6000万年前に地球上に登場したそうです。
ちょうど恐竜が絶滅したのが、6500万年前と言われていますから、
地球上を我が物顔に闊歩していた恐竜連中がいなくなったのを幸いに、
哺乳類が進化分化をすすめ、500万年ほどたった時に、
ゾウのご先祖の、ゴンフォテリウムが出てきますが、
今のゾウから見ると先ず鼻が短い。


そりゃそうです。
生物種の現在の形態を見て、特徴的な部分があったとすると、
それは進化の過程でそうなってきたのであって、

最初っからその特徴を備えていたわけではないのです。
したがって、ゾウのご先祖は、今から見ればはるかに短い鼻だったようです。
このゴンフォテリウムは、牙が4本。
つまり、上2本とした2本で、なんとなくの想像ですが、
猪に近い体つきだったんじゃないか、と思うんです。
牙が進化していたのは、地を掘り起こす道具として発達したのだろう、と。


当時の地球環境は、様々な気候変動の影響を受け、
地表を覆っていた木々が、いささか勢いを失い、
その代わりに草が生い茂っていたのだそうです。
つまり、森林から草原への変貌をしていて、
多くの動物たちは、森林での食事から草原への食事に切り替えざるを得なかった、
言い換えれば、草を食べるに有能な動物たちが生き延びて進化してきたわけです。
そんな中、このゾウのご先祖は、きっと草原の草だけでは、腹が満たされないという事で、
地を掘って、根やら球根の類を常食していたのではないか、と。
いやこれは私の想像です。


そうこうするうち、体がだんだん大きくなる。
さまざまな動物で、巨体と言えるような体を持っている種がいますが、
基本は、大きいことが、他の捕食動物から身を守る最良の手段なんですね。
つまり、大きければ、食べられにくい、と。
したがって、大きな体の個体が生き残り、そのDNAを受けた子孫も大きくなり、
やがて種全体が大きくなっていったんだろうと思うんです。
ゾウもきっとその一種でしょ。
ただ、この大きければ食べられない、というメカニズムは、
巨体を維持するためにたくさん食べなきゃいけない、という事を併せ持つために、
時に、ちょっとしたバランスが崩れると、絶滅に追いやられることになります。
要は、良かれと選択した道がすべて問題を解決してくれるわけではなく、
長所と短所は背中合わせになっているという事ですね。

 

ま、ともかく、ゾウのご先祖様は、6000万年かけて、鼻を長くしてきました。
今の、地面にスレそうなくらいの長さまで長くなってきたのです。
多分、少しでも長い方が、あの巨体の肉体的なメンテナンスや、
動作を補うという意味で、有利に生き延びてきたんでしょうね。
ざっくばらんに言えば、ちょっとでも長い鼻の方の個体が、
より多くのエサを摂取できて、生き延びる可能性が高かった、という事で、
そのDNAを代々受け継いで、鼻のより長い方が、有利、というDNAを継承してきたのです。
で、キリンなどでもそうですが、
どこか特性を武器に、生き延びる作戦がうまくいくと、それをどんどん進める。
ゾウが鼻が長くなってきたように、キリンの首も長くなってきました。

そして、すべての生物種がそうなんですが、
ある肉体的な特性を伸ばしたことによって繫栄すると、
その進化した部分は、元には戻りません。
例えばです。
ゾウの鼻がますます長くなって、
普段歩いていて、ときどき自分の鼻を踏んづけるようになったとしますね。
その度に痛い思いをする。
そこで、いくらなんでも長くしすぎたから、
今度は短くしようか、なんて考えないんです。
特性を伸ばすだけ延ばして、それが、自然環境に適合しなくなったとすると、
以前の快適な状況に戻すのではなく、不自由になった肉体的特徴を抱え込んだまま、
不的確な存在として、地上から消えざるを得なくなるんですね。


まあ、一時は株でもうけたけれど、そのうち大損してしまい、結果として身を滅ぼす、なんてことでしょうね。
実はいいことはそうは長く続かない。

ですから、ゾウの類も、一時やたらと種を増やし、
地球上のいたるところにいたらしいです。
たとえば日本はかつて、ゾウの天国だったとか。
ま、そのぐらい、一時期は進化の優等生だったようですが、
今はアフリカとアジアに、ほんのわずか棲息しているだけでしょ。

 

さて、では、人間は何を特化させて、今日の繁栄を得たのでしょうか。
そしてその特化したもので、滅びることはないのでしょうか。

私は、様々な生物たちの栄枯盛衰を見てきて、
人間だけは例外、というのはありえないと思います。
ただその幕引きは何時になるのか、ですね。

| 水嶋かずあき | 環境 | 09:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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