水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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気象の言葉

おかげさまが二つです。
一つは、われらが竹飾りの作品が、昼の部、夜の部とも入選しました。
昼の部、全市域での順位が16位、夜の部10位という事ですから、
なかなかの好成績でしょ。
はじめてワールドカップに出て、予選ラウンドを突破したようなものです。
ご協力いただいた方々に感謝です。


ついでで申し訳ありませんが、
私のブログを読んで、東京からわざわざわが七夕かざりを見に来てくれた

内山さんにも感謝です。

 

そして、もう一つのおかげさまは、天気です。
で、七夕期間中は、事前の週間天気予報では、
6日、7日と、降水確率80%でした。
ありゃりゃと覚悟していたのですが、なんだかんだと雨も切れたり、
昨日なんかは晴れ間が見えたりで、予報が外れたことに感謝です。
ましてその延長で今日は最終日ですが、雨の心配はないようです。

 

で、改めて、あの降水確率はなんなのか、と思ったんですね。
例えば、その該当する日が朝から晩までの24時間降り続けた場合が100%なのか、
午前中12時間降り続けたけど、午後になって、晴れたとすると、

この時、50%と言う数字を出していた場合、これは当たり、となるのでしょうか。
いや、その日に一度は降ったから100%なのか、がよく分からないのですね。

よくよく考えると、80%と言う数字に、雨が降ることを覚悟し、
20%と言う数字だったら、傘を持たなくても何とかなる、と考えるのか、
いささか漠然とその数字をとらえていませんか。
言う方も、聞く方も、なんとなくあいまいですよね。

 

かつて、%で表現する前の天気予報は、
しばしば外れると、評判がよろしくないこともありましたが、
ある意味、きっぱりしていて、いさぎよかったでしょ。
%で表現するという事自体、いささか逃げ腰なんじゃないか、と。
少なくとも、かつて地上での観測データだけで予報を立てていた時代から見ると、
衛星から、時々刻々と雲の変化するさまをとらえて、
その先を読むんですから、
もう少し精度を上げていいんじゃないか、と。

 

さて、気象の現象などでも奇妙な表現があります。
例えば、竜巻が派生して、民家など十数棟に被害が発生した、と。
で、テレビなどの映像を見る限り、羽根瓦は飛んでいるし、

掘立小屋は吹き飛ばされているし、など言う状況でも、
気象庁の発表は、「竜巻とみられる突風」という言い方をします。
なかなか竜巻、と断言しないんですね。
理由がよく分からない。

 

じゃあ、竜巻とみられる突風を、竜巻という言葉以外で何と表現するのか、でしょ。
実際にはそれがない。
竜巻か、竜巻とみられるか、そのどちらかなんです。
竜巻と言うとなんか災いでも降りかかって来るんじゃないか、

と恐れていると、勘ぐるぐらい、この竜巻と言う表現を恐る恐る使っています。

 

それと、最近しばしば出てくるのが、50年に一度、という大雨の表現です。
50年に一度という割にはちょくちょく登場するじゃないか、と思いますが、
本来は、「その地域で」という限定された使い方なんです。
日本全国で50年に一度の大雨、という意味ではありません。
したがって、全国で観測点や基準点が多ければ多いほど、

この50年に一度の大雨、という表現は使われるんですね。

 

気象庁は、全国を5km四方に区切った地域ごとに、
この50年に一度の大雨、の基準を算出しています。
その数、全国で約14,000箇所。
つまり、14000カ所のどこかが、基準を超えると、
50年に一度、という表現がされるわけです。
ちなみに、この一年間だけでも全国で10回以上、
50年に一度の大雨が降りました。
見様によっては10の地域で大雨が降ったという事です。
しかもその母数は14000カ所ですから、全国的な数値に置き換えれば、
0,0007%に過ぎないんですね。
ただこれは、その地域のかつての降水量が基準になっていますから、
そもそも雨が多い地域では、50年に一度の数値は高くなりますし、

あまり降らない地域では
ちょっとした降雨量で、50年に一度になる可能性があります。

 

今回はまたものすごい大雨が続き、大きな被害が出ています。
昨日のテレビの報道で、ある地域の50年に一度の大雨の基準が480ミリなんだそうです。
で、この時点で、すでに基準を突破したので、
50年に一度の大雨という言い方をしたのですが、
今後の雨雲の動きを予測すると、

なんと、続いて2日間で、さらにこの雨量を超えるだろう、と言ってました。
つまり、前半二日で50年に一度、後半二日で50年に一度ですから、
50年に一度が4日間続くわけです。

 

こうして見ると、この50年に一度の使い方も難しくなりそうですね。

 

全国各地で大雨の被害が続出しています。
すでに犠牲者も、行くへ不明を入れると100名を超えそうです。
天気でよかった、なんてのんきなこと言ってすみません。

 

犠牲者の方々のご冥福をお祈りします。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 09:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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