水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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ストロー犯人説

何やら、プラスティック製のストローが悪者になっているようです。

最近にわかにクローズアップされたものが、マイクロプラスティック(MP)。
これは、投棄されたプラスティックが海洋を漂流し、
太陽光や、海水などで分解され、小さな粒にばらされて、海水中に溶け込む。
これを魚介類が、餌などと一緒に捕食し、魚などの体に残る。
もちろん何らかのダメージがあるのではないか、という疑念は払しょくできていません。
で、さらなる問題は、これらの魚介類を人間が捕食し、
ぐるりと回って、人間の体内に蓄積された場合、これまた、何らかのダメージがあるのではないか、
という話です。

そもそも自然界にないものが、環境の中に溶け込んでしまうということ自体、

大きな問題なわけです。


マイクロプラスティックは、きめの細かい砂粒ぐらいのサイズのもので、
海水中から取り出されたものは、
さまざまな種類のプラスティック。
当然着色されたものは、もともとも製品になった時の色を持っていて、
見様によっては、結構きれいな砂粒、と言った感じなんですね。
で、実際、どの程度の問題を抱えているのか、
という事は、まだ具体的なデータにはなっていないので、
多分、体にいいわけはない、という前提で、問題提起されているのが現状です。


もちろん、だからと言って、この問題を軽視しているのではないのですが、
よく理解できないことは、なぜストローなのか、という事です。

 

もともと私はストロー嫌いで、直接グラスから飲むタイプなんですね。
もっとも、クリームソーダなんては、
直接飲もうとすると、アイスクリームが、先ず口元に来るので、
この場合はストロー派。
まあ、その場その場ですが、ストロー派いるはずで、
ここにきて規制の動きに関しては、どう対応するのか、という事なんですね。

 

ま、とりあえず、2020年辺りを目途に、大手の飲料チェーン店は、
ストローを廃止する、と言っています。
ざっと、プラスティック製品より紙製の方が、単価的には5倍ほど。
ま、1円対5円と言う感覚です。
この4円の差は、企業的には大きい。
だから、切り替えると言っても、きっとなんだかんだとその対策に時間がかかるだろう、と思います。

 

そこで、まず消費者としては、ストロー辞退をすればいい。
逆に、店としては、ストローをお使いになりますか、と聞けばいい。
最近、スーパーでは、レジ袋が有料になったり、

買い物袋持参の場合、若干のポイントを付けたりと、レジ袋をむやみに使わない傾向があります。

ま、これと同じですね。

多分、当初は客は怪訝な顔をするだろうけど、
海洋汚染の一助として、ストローの使用を控える運動ご理解ください、
とか付け加えればいいわけでしょ。

ま、どうしてもという方は仕方ないけどね。

 

私は、かつて環境問題への取り組みで、
竹の箸運動と言うのを平塚市料理飲食業組合で展開したことがありました。
そのころは割り箸がかなり大量に使われて、

地球の樹木を無駄使いしている、と非難された時期があったのです。
そこで、では、木の箸よりはましだろうと、竹の箸を使う運動を展開しました。
で、第二段階で、この使った箸を活用して、竹の炭を作り、これを各店舗で、お客様に提供する、
という事までしました。
ま、現在ではこの事業は中止しましたが、理由は、
置き箸に切り替わったところが多くなってきて、飲食店で割り箸を使うことが激減した、ということです。
振り返れば、あっという間に、置き箸になったんですね。
当初は衛生的な面、あとは客の気分の問題として、置き箸がいいのは分かっていても
なかなか切り替えられないんじゃないか、と思っていましたが、
思いのほかやってみれば抵抗がなかったんですね。
そこで、竹の箸も含めて、割り箸の消費が激減したわけです。
竹の箸の炭も、原料不足になってしまったというわけです。

で、事業は中止となったのです。

 

ま、この経験から、ストローもきっとあっという間に次の手段に変わるだろうと思います。

私達が子どもの頃は、ストローとは、まさにそのもの、麦の穂が使われていましたね。
両切の麦の穂が、いくらか束になっていて、その中から一本取りだし、
いわゆる飲み物を飲むストローとして使っていました。

十本に一本ぐらい割れていて、いくら吸っても吸えないものもあったりしましたが、
これはこれでご愛嬌。

で、いつの間にかプラスチックになってしまったのですが、
逆に、麦の穂からプラスティックに変わったように、

プラスティック以外のストローへの切り替えは何てことなくできるものだと思います。

第一候補は、紙のストローでしょうが、

なにも、提案したように、使うかどうか、という事も重要なことではないか、と思うんですね。

 

そもそも、ストローが目の敵のように取り上げられた要因は、
たまたまウミガメの鼻の穴の中にストローが刺さっていた、と言う映像が、

ネット上に流れたことがきっかけだったと思うんです。
だって、マイクロプラスティックの大本は、ストローを規制したぐらいでは解決できません。
むしろ、他のプラスティック製品、ボトルなどの方が、圧倒的は比率のはずでしょ。

まあ、ストローを使うかどうかより、ゴミとして、海洋投棄しないことが第一でしょ。

 

海洋の平均的なプラスティック汚染の数値では、
日本近海が27倍、という圧倒的な汚染度なんですね。
日本自体の廃棄もあるとは思いますが、

海流に乗って、中国、東南アジアから流れ込んできている可能性は大です。
ストローのようなちまちましたプラスティック製品より、
もっと大きなものに対する規制も考えるべきでしょうが、
やはり根幹は、ゴミ処理の在り方に帰結するのではないかと思います。

 

これも大事な環境保護なんですから。

 

| 水嶋かずあき | 環境 | 09:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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