水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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食における自己責任

へえ、そんなこともあるんだ、程度で飛ばし読みをしていたのですが、
改めて、そのニュースを読んで、
結構これは大事な事じゃないか、と思ったんですね。


何が大事かと言うと、この状況に自分がならないという保証は、ゼロ%ではない、という事なんです。

すでに、この記事を読まれた方も多いと思いますが、
オーストラリア・シドニーに住むサム・バラードさんが、
ナメクジを食べて、重篤な症状を引き起こし、先日逝去されたというニュースです。


ニュースによれば、友人たちとワインを飲んで楽しんでいたところに、ナメクジが登場。
サムさんがふざけてこれを食べてしまったというんですね。
数日後、体調を崩し、病院で診察を受けたところ、
ナメクジに寄生していた広東住血線虫という寄生虫を一緒に体内に取り込んでしまったために、
その寄生虫に感染、頭痛や神経麻痺、筋力低下などの症状につながったというのです。
8年間の闘病生活の後に、お亡くなりになってしまった、という事です。

 

そもそもが、ナメクジは、カタツムリの殻が退化し、なくなったもので、
厳密には生物学的に異種になりますが、大きな分類では、サザエなどの巻貝などと同じなんですね。
フランス料理にエスカルゴが食材として珍重されていますが、
まあ、見様によってはナメクジもそれの親戚みたいなものです。
だから、食べても不思議はないわけですが、生でとなると、話は別です。


なんと、ネットを検索していたら、ナメクジの食べ方なるサイトがありました。
いやいや、何とも奇抜なテーマでしょ。
で、その中では、確かに生食は危険だ、と触れています。
その上で、「ナメクジを食べたい!」と言うのであれば、
貝のように塩水を沸騰させた中に入れて、

充分に過熱したものを食べるようにしましょう、ですって。
そこまでして食うものか、と思いませんか。


大体、食べ慣れないものは、食べてはいけないんです。
いやこれは、食わず嫌いとは違います。
みんなが食べているものは、食べていいんです。
でも、奇妙なもの、普通はだれも食べないものは、止めた方がいい。


数年前でしたが、その年、日本で食中毒で亡くなった方が2名いました。
大体、年に、1〜2名の方が食中毒でなくなるのですが、
その年の場合は、1名が自分で釣ってきたフグを自分で調理して食べ、
ふぐ毒で亡くなりました。
もう一人の方は、山で獲ってきた茸を食べて、茸毒でなくなりました。
食べなれないものを口にしたからです。

 

以前確かこのブログでも書きましたが、
我が友人の友人が、東南アジアのどこだかの国に遊びにでかけ、
そこで、蛇の刺身を食べたのだそうです。
ま、イカモノ食いです。
帰国してしばらくすると、皮膚のそこここが痒い。
医者に行ってみてもらうと赤くあちらこちらが腫れていて、
その一つから、なんと細く小さいミミズのような虫が出てきたのだそうです。
で、他の腫れたところをメスで切ってみると、そこからも虫が出てきた。
医者は、そんな虫は初めて見たので、処方の仕様がない、という事で、
目に見えるところは、切開して取り出し、あとは様子を見ましょうと、
入院させ、どこかが赤くはれると、そこから切り出す、という事をしたのだそうです。
医師は、その虫が脳に入らないことを祈るしかありません、と言っていたそうです。
幸い、ある時期を過ぎたら、そういう症状が無くなり、おそらくこれで全部出ただろうと、
退院することができた、という事でした。


まあ、イカモノ食いは、大体調子に乗ってやることですが、
そんな一時の悪ふざけが、時に死につながる恐れあるわけですから、
特に食べ物に関する悪ふざけは止めるべきですね。

 

で、ナメクジの話に戻ります。
その昔、確かにナメクジは普通に見かけたものです。
で、何故か、女性は、ナメクジとか、こう言うもの、

たとえばゴキブリなんか、病的に嫌うでしょ。
うちの母もナメクジ嫌いで、台所の流しのふちなんかをナメクジが動いていると、
塩をたっぷり振りかけて、退治していました。
もうそんな光景は、なかなか見ませんものね。
いい時代と言っていいのでしょうか。


ま、いずれにしても、ありがちな事として、
買ってきた白菜とか、キャベツとかの葉の内側に、小さなナメクジを見かけたことがあります。
そんな頻繁ではありませんが、経験ゼロというわけではありません。
例えば、外側の葉をむしって捨てて、商品として陳列されたキャベツの、
むしられた葉の内側にナメクジがいなかった保証はないでしょ。
捨てられた葉と、残された葉の間にいる場合があるんじゃないか、と。
そうすると、広東住血線虫に汚染されていないという保証はない、という事になるでしょ。
だから、生野菜を口にする時も、畑でナメクジなどと接触していることがあるため、

十分に洗うことが大切だ、というんですね。

 

いずれにしても、食による病変は、基本的に自己責任という事です。
気を付けましょう。

| 水嶋かずあき | グルメ | 10:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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