水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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日本の国民性

フランス全土で燃料税引き上げに抗議する大規模デモが1日に行われ、

世界的な観光地パリは都市機能がまひした、と言うことのようです。

 

十分に物事の背景を分析できず、表面的な判断をすれば、
今回のフランスの暴動騒ぎは、フランスの国民性なんだろう、と言うのが私の結論。


徴用工の問題も、従軍慰安婦の問題も、「恨」を抱え込む韓国の国民性なんだろう、

と言えば言えなくもないでしょ。
だから、国民性と言うものの見方は、大雑把な見方としては間違ってはいないのでしょうが、
それだけでは、問題を理解できないですよね。

とは言え、テレビで映し出されたパリなんかでの騒ぎを見れば、
ちょっとこれはいったいなんなんだ、と。
一夜明けたら、道端の車は焼打ちにあって、灰色の鉄の塊。
これが、ずらりと並んでいるのです。
普通じゃないでしょ。
機動隊が、デモを阻止しようとして、デモ隊に催涙弾を撃ち込む。
すると、この催涙弾をつかんで投げ返す。
思わず、なるほど、とその応戦の技に感心してしまいました。
さらに、騒ぎに乗じて、スーパーのガラスを割って、中に侵入、略奪が始まりましたが、
あの、気高いと思っていたフランス人も、どさくさまぎれでは、
品性のない行動をとるんだ、と再認識。

これらの映像を見ながら、

そう言えば、絵画として見たことのあるバスティーユの牢獄の絵を思い出しました。
1789年、バスティーユの牢獄を襲い、そこに貯蔵してあった弾薬を奪い取ったという一件です。
ですから、フランス革命の火の手を上げた時も、きっとこんなような状況だったのではないか、と。
多くの民衆が、怒りに燃え、時の体制に反抗する、というエネルギーを発揮したわけですよね。
今回のフランスの暴動の原点は、つまり、そういう国民性と言うのが内在していた、と思うのです。
と、やっぱ、国民性なのか?

 

では、我が日本人の国民性とは?
と反面教師のごとく考えてしまうでしょ。

 

日本の歴史を振り返れば、その答えはあるのでしょうが、
基本的に、歴史と言うのは、いわゆる、その年の10大ニュースのようなものを
整理して、それを歴史と言っているわけですから、
庶民のちょぼちょぼした生きざまなんて、歴史には反映されないわけですよね。
10大ニュースから漏れたような出来事は、全部整理されてしまい、
まあ、この年はこんなことがあった、というのは、
一部権力者の動向に過ぎないわけです。


でも、国民性と言うと、本来、このちょぼちょぼした生き方がベースなので、
歴史から本来伺うことができないものなんです。
その前提で、日本の国民性を考えてみると、
やはり、どこの国ともさほど変わりがないんですね。
権力を掌握したものが、権力争いをする。
で、庶民はそれに右往左往する。
そういう歴史でしょ。

 

まあ、現代から振り返って、70数年前には、
外国との権力争いをしましたね。
そのちょっと前には、中国、朝鮮と大日本帝国と言う看板で、侵略し、
正に現地での権力争いをしてきました。
そのちょっと前は、日清日露の戦争をし、
そのちょっと前には、明治の政変時に、各地で内戦を繰り返しました。
戊辰戦争が起き、その後西南戦争が起きました。
さかのぼって、江戸260年は確かに争いはなかったですね。
素晴らしいことです。
でも江戸時代が始まるまでは、
戦国の世で、同じ民族が地で血を洗うような凄まじい闘いの日々でした。


冷静に見れば、戦国の武将たちが血なまぐさい争いをしてきたのですが、
いささか観劇でもしているような、庶民は他人事のような見方をしているでしょ。

まあ、一部権力者の歴史と言えばそれまでですが、
我が日本民族も、血の気の盛んな民族だったわけです。


ただ、他国のように、民衆が決起して、時の権力者を倒す、なんてことはなかったようですね。

百姓一揆なるものがありましたが、まあ、今でいう一種のデモ行進に近く、

政権転覆と言う事態には程遠いものがありました。


ですから、フランスの昨今の騒動を見ていると、
ここは、さすが、フランス革命をおこした子孫なんじゃないか、と思います。
何しろ、肉を売るなと菜食主義者が肉屋を襲うなんて、尋常な神経じゃないでしょ。
まして、燃料税の引き上げであの騒ぎです。
日本では消費税を引き上げる、と言っても、

いや、ややこしいシステムになりそうだな、程度でしょ。

権力者が暴れるのはいつものことですが、庶民が暴れるというのは、
やはり、微妙な国民性の違いがあるのかもしれませんね。

 

| 水嶋かずあき | あれこれ | 14:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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