水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
<< 日本の国民性 | main | 通販3連敗か >>
前進型・調和型

色々な国で、いろいろなリーダーがいます。
大統領と言う名称だったり、首相と言う名称だったり、総書記長と言う名称だったり、
ま、様々ですが、要はその国のトップです。
200カ国以上ある地球上の国で、
今時、王様と言うトップがいる国、つまり絶対君主制の国は、

ブルネイ、アラブ首長国連邦、オマーン国、カタール国、
クウェート国、サウジアラビア王国、バーレーン王国など中東に多いものの、
世界的にはほぼ絶滅危惧種に近いのです。
つまり他の王政の国々は立憲君主制と言って、実質的な施政権は、
民主的に選出された、首相等が把握しているわけです。

 

で、国民は、トップリーダーを選挙で、選出します。
この時、国民は微妙な国情に敏感に反応するわけですが、
結果として、一応、選挙で勝つのですから、相応の支持があったとみなされるわけです。
つまり、選挙時に対抗馬のある事情の反対の要素があって、それが支持されるわけですから、
当然、そこそこの支持率を得ます。
ま、期待値とでも言ったらいいでしょうか。


ところが、おうおうにして、いざ始めてみると、それほどでもなかった、とか、
国際的な緊張関係が影響したりとか、経済的なつまずきがあったとか、
まあ、要は国民が期待したほどの能力を発揮できそうもない、となると、
一挙に醒めるんですね。
惚れた相手が思ったほどの期待に応えられないと、気持ちが引いてしまうようなものです。
ちょっとした欠点が気になるわけですね。

 

昨日もブログに登場しましたフランスのマクロンさんは、
就任当初、66%の支持率でした。
それがここにきて、暴動が起きるほど政策が悪評をかってしまい、
なんと、25%まで落ちてしまいました。
41%の下落です。
昨日も、暴動があった現場の視察に出向いたものの、
民衆からは、マクロンやめろ、マクロンやめろのコールが出てくるほど。
まあ、人気凋落もはなはだしいですね。


同じく人気凋落組ですが、お隣韓国の文さん。
就任当時は84%という超高率の支持。
ところが、ここにきて、何かともたつきが目立ち、妙に文学青年的な理想を追い求め、
北寄りの姿勢が批判されたのか、48%のえらい急落ぶりです。
その落差36%。

と言っても約半分の48%ですけど。

しかし、国民の3人に1人が、不支持に回りこんだというわけです。

 

それと、失礼かもしれませんが、アメリカのトランプ氏は、
就任時、アメリカの歴代大統領最低の44%でした。
妙な話でしょ。
自国の大統領を選出し、その直後、半分以下の支持しかしない、と言うのも。
だって、二人の候補から一人を選択する選挙だったわけでしょ。
最低でも51%の支持が無ければ当選しないはずでしょ。
ま、これはアメリカ独自の大統領選挙のシステムが、
44%でも当選してしまう、と言う結果を作り出したのです。
ですから、あんなに物議をかもしだすような発言を連発し、
粗暴な行動をとり、旧悪を暴露されても、支持率はそれほど減少せず、
この間の中間選挙では、逆に支持率を上げてきたんですね。
この辺りはちょっと理解に苦しみます。
例外とも言っていいような、変わった事例の一つです。

 

で、要するにフランスでも韓国でも、当初の支持率が高かったというのは、
単純に前任者との比較をするからなんですね。
前任者が、不評を買うような状況になると、国民も、いい加減に他にいないのか、となります。
ですから、新しい人材に期待を寄せ、大いに支持をするわけです。
時に韓国では、前任の大統領が刑事被告人として拘束されるに至ったわけですから、
当然、新たな人材に期待をしますでしょ。
それが朴じゃなければ誰だって、と言う空気もあり、

新しい大統領に、84%が期待した、と言うことです。

 

これは、民間の組織、グループなどでもそういう傾向があって、
前任者と反対のタイプを選択し、新たな流れを期待するものです。


大きく分ければ、ぐいぐい前進を図るタイプと、

ゆったり調和を優先するタイプに分かれます。
実績は前者が挙げますが、時に人間関係で不協和音が出がちです。
後者は、あまり成果は得られませんが、組織内は融和するので、
それなりの評価を得ます。
ま、どちらがいいというわけではありません。


通常の場合、この前進型が、長期にわたってガバナンスをすると、人間関係がぎくしゃくしますし、
また、調和型が長期に指導力を握りますと、成果が得られないので、
いずれにしても、いいとか悪いとかではなく、

長期であることがおうおうにして問題を引き起こすんですね。


望ましいのは、前進型と調和型が、タイミングよく入れ替わることなんです。
で、国家レベルで見ると、そういう感覚を、国民は感じ取るので、
支持率低下と言う現象につながるのです。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 10:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









http://blog.mizushima-kazuaki.com/trackback/2865
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ MOBILE
qrcode
+ LINKS
+ PROFILE