水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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この季節、なんてったって鍋

寒い日が続きます。
昨日みたいに、雨がしょぼしょぼ降ったりすると、余計、体の芯まで冷えてしまいますね。
こういう時は、やっぱり鍋でしょ。

日本人は、もしかすると世界の中でも、もっとも鍋好きの民族かもしれませんね。


鍋を食べる理由聞いたアンケートがありました。
1位は、寒さをしのぐため、2位は、みんなで仲よく食卓を囲むため、
3位は、野菜を多くとるため、と続きます。
ま、当たり前すぎる理由が並びました。
つまり当たり前だからこそ、みんなが好むんですね。
そこで、好きな鍋ベスト10です。
男女、年齢を超えて総合1位は「すき焼き」 75.5%
2位 「しゃぶしゃぶ」 56.4%、3位 「寄せ鍋」 53.0%、4位 「水炊き」 47.7%
5位 「カニしゃぶ、カニ鍋」 32.3%
以下、「ちゃんこ鍋」、「カキ鍋、土手鍋」、「もつ鍋」、キムチ鍋」、「石狩鍋」と続きます。
ま、ここまでは多分大体は食べたことがあると思います。

 

このほか、順位は低いのですが、食べたいランキングとしては上位のものがあります。
つまり、いろいろな理由でチャンスが少ないんですね。

でも、これはちょっと違って食べてみたい、と言う鍋です。

この上位に、ふぐちりやすっぽん鍋が入ってきますが、これって、ちょっとお値段が張るんで、なかなかチャンスがない。
その意味で、好きとは別に、願望のような意味での食べたいランキングなわけです。

 

以前、40年ほど前の話ですが、京都の老舗で、すっぽん鍋を食べたことがありました。
会費は結構な値段で、その当時で、1万円を超えていました。
ですから、その値段から、とてもいろいろと期待したんです。
で、宴が始まると、先ずは突出しが出てきて、まあ、これはごく普通で、想定内。
すると、早速、主役の鍋が持ち込まれ、くつくつと煮上がると、仲居さんがおもむろに蓋を取り、
中のものをすくって銘銘に分けてくれます。
最初に少しばかりの葱中心のお野菜、次にすっぽんのどこか(部位までは分かりません)。
確かほんのふた切れほど。
で、メインはこれで終わり。
で次はどうなる、と期待したところ、早速ご飯を鍋に投入。
え!もうシメかよ、と思ったんですが、さっさと溶き卵を入れて仕上げ、これまた銘銘に分け入れて、終宴。
正直、高いだけじゃん、という感想、半額でも又行きたいとは思いませんでした。
根が貧乏人なんですね。

 

ふぐちりも、お店で食べると、やたら高級なものなんですが、
今は、安全に調理済みのものが宅配で取り寄せることができます。
実とあらと、皮がついてきて、決して手が出せないほどのものではありません。
金額的には、上等のすき焼を食べる程度でしょうか。
下関の色々なところで、このみがきのフグを通販していますから、一度お試しください。
てっさ(フグの刺身)がメインですが、一緒にあらもついてきますから、これ鍋を楽しみつつ、
刺身で一杯と言うことで、大体、1人前2000円ぐらい。

 

ま、そもそも鍋は庶民的な食べ物ですから、このあたりの贅沢鍋は外して、
ごくごく気楽に楽しむことも大事です。
この上記ランキング以外でのお勧めは、なんといってもしょっつる鍋でしょうね。
秋田の郷土料理です。
しょっつる、と言う字は、塩・魚・汁をつづめて呼ばれるようになったものです。
しょっつるは魚醤の一種で、大豆の醤油ができる前は、魚醤が調味料の本流でした。
まあ、歴史のある調味料なんですが、これが独特の風味があって、しょっつる鍋のうまさを支えています。
中の具材は、主にハタハタなんですが、以前はうんざりするほど取れていたのが、
最近は漁獲量が減って、なかなか手に入らなくなりましたが、
この魚と、地元産のこれまた風味の豊かな野菜で、煮込みます。
ハタハタのメスの腹に卵があって、やや緑色の粒の大きいものなんですが、
これを半煮え状態で食べるんですが、食感と言い味といい、独特のものがあります。
同じ秋田の郷土鍋できりたんぽ鍋があります。
基本は比内地鶏の出汁で、鶏肉、野菜たっぷりな鍋で、最初からシメ替りにきりたんぽを入れて煮込みます。
これまた鍋の出汁と相まって絶妙な味わいです。
さすが寒い地方だけあって、鍋の熟達度は優れたものがあります。

 

最近は食事も国際色豊かで、ほぼ世界中の鍋料理を楽しみむことができますが、
お隣韓国では、キムチチゲが代表でしょうか。
素材としては日本で十分にそろえられますので、ちょっとピリ辛を楽しみのもいいでしょうね。
何より体が温まりそうです。
中国では、火鍋でしょうか。
最近流行ってきました。
この火鍋は、30年ほど前に中国に行った時に初めて食べました。
いや旨くて感動しましたね。
鍋の中央が巴形の仕切りがあって、一方に普通のだし汁、一方に薬膳系のピリ辛のだし汁。
好みの応じてどちらかのだし味で楽しむことができるのです。
で、ここがちょっと変わっていたのですが、先ずレストランに入ると、鍋が出てきます。
鍋の具材は、店の中をワゴンを引きまわしているウェイトレスが近付いてきたら、
ワゴンの上に載っている食材で好きなものを取るんですね。
ただし、食材が載っているさらには一種類だけ。
豚肉、と言ったら一皿豚肉です。
豆腐は豆腐、ねぎはねぎ、カモメはカモメという具合です。
ですから、大人数じゃないと、食べ残すか、少ない種類下食べることができないんですね。
ま、これも中国らしいかな、と思います。
ベトナム料理で、トムヤンクンというのもありますが、強いて分類すれば鍋料理。
ま、なかなかの人気ですね。
あんな暖かい所でも鍋があるんだ、と驚きます。
調べてみるとアフリカだってあるんですね。ま、要は、スープのごった煮みたいなもので、
それを私達が鍋料理、と言ってるような所もありますが。

 

ならば寒いアラスカとか、要はエスキモーの料理に鍋はないのか、と思い調べてみましたが、
基本は、エスキモーは生肉を食べるんだそうです。
野菜の類が十分取れないので、肉に火を通すと、ビタミンなどが壊れてしまうから、
と言うのが生肉を食べることの大きな理由だそうです。
これまた知恵なんですね。

 

ま、雑念に捉われず、素朴にみんなで鍋を囲んで、ワイワイと食べるなら、
何を入れようといいじゃないか、と言うのが基本ですね。

 

お詫び:ベトナム在住歴の長いわが友人から、トムヤムクンはタイの料理ではないか、と指摘がありました。

その通りです。修正してお詫びいたします。

| 水嶋かずあき | グルメ | 10:42 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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