水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
<< マンションの防災 | main | 味わいの原点 >>
春節の爆竹

実は、どこの国も、現状に至るまでは、かなりえげつない内部抗争があり、
その結果、多かれ少なかれ、覇権を得た者たちが、その国を支配しているわけです。
つまり、覇権に対する強い欲望が国家形成の基盤と言ってもいいかもしれません。


中に、民族と言う認識の仕方があって、
血筋の違いや、言語、文化的風習、価値観など、微妙な違いと、生活領域による区分が、
民族意識を醸成し、今日に至っています。
きっと、歴史をさかのぼれば、今は和気あいあいの仲でも、
正に犬猿の仲だったことがあったんでしょうね。

 

特に中国は、覇権の歴史と言ってもいいくらい、次々と次なる勢力が国を治めてきました。
で、結果として、漢族が主流になっているのですが、
中には、他民族だったのが、漢族になってしまった民族がいて、

現在に至ったのではないか、と勝手に想像しています。
漢族は、中国の94%をしめる一大民族で、中国以外にも散っています。
移住先では、華僑とか、華人、唐人など名乗ってはいるものの、要は漢族なんです。
その数は、世界人口の20%と言われています。

で、この中国はとてつもなく広いですから、雲南省とか、どちらかと言うと海から離れた山間部には、
少数民族と言われる、言語の違いや文化の違いを伝統的に維持している民族がいます。
この数中国全体で55。
55の少数民族には、当然ですがさまざまな名称があります。
少数と言えど、満族などは985万人、神奈川県より多いんです。
回族も860万人で、大坂とトントン。
それでも少数民族ですから、中国はでかいんですね。

 

雲南省の12万人ほどの少数民族で、チンポー族と言う民族がいます。
まあ、ちょっと変わった名前だなと、気になったので、ご報告まで。

ともかく、基本は覇権行動の繰り返しで、現在に至っているわけですが、
やはり、人口14億と言う、日本の10倍を超える人々がいるんですから、
それは相当の大きな内在的な力を持っているはずです。

 

30年前と言えば相当昔の話ですが、その頃中国を訪れた時の印象は、
都市の一部は新興していましたが、ちょっと田舎に入ると、極端な話、戦後の日本でした。
まだその時のことを印象深く覚えているのですが、
湖南省の省都、長沙に行き、そこからバスで、150キロほど南に下った湘南の本家のまち、

衡陽に向かったことがあったのです。
この時、正に田舎道をごとごと走るのですが、

まだ道は十分に整備されていなくて、道路の標識ごときものはゼロ。
道路の路肩辺りには、背丈4〜5メートル、幹の直径20センチほどの街路樹が植わっているんですね。
で、その木の下から1メートルほどの幹のところに白いペンキが塗ってあるんです。
あたかも包帯でも巻いたようにです。
で、まあこれはそれなりに、道路の何かの役を果たしているんだろうと。
まあ、日本で言えば、ガードレールに近いものか、路肩表示のポールか、そんなところです。
夜走ると、まさにまちがいなく、ライトに白いラインが浮かび上がり、路肩表示になるんですね。
そんな状態でした。

 

何より、トイレの事情が驚くほど遅れていて、
200人ほど収容のレストランでも、トイレは表に出て行って、公衆便所で用を足すのです。
またそれが汚い。
食事の途中で見るべきものではないんですね。

 

このバスでの行程でのことです。
道には、ほとんど車は走っていないので、前方の遠くの景色が展望できるのです。
で、その日は日曜日だったのですが、20分、30分走るインタバルで、遠くに人だかりが見えて来るのです。
市かなんかが立っていて、近所の人が集まってきているんですね。
で、遠くでは紺色の塊なんです。
要は紺の服を皆が着ている、ということです。
でも紺色が多い所は、人の数も少なめで、要は田舎の小さい村落なんでしょうね。
そこを抜けてしばらくすると、また人だかりが見えてきます。
こんどは、紺以外に幾分か赤だとか水色だとかの色合いが増えてきます。
これは、そこそこ大きな集落で、田舎と街の中間ぐらいの規模なんでしょうね。
つまり、道端の市にお休みだから、人が集まってくる。
で、その集落の都会度、田舎度が服装のカラフルさに如実に表れてくるんですね。

 

ま、いずれにしても、あの広い土地でも、どんなところにも人が住んでいるんだ、と言うのが実感でした。

あのころのことを言っても仕方ないのですが、
最近のニュースなどを見ていると、とてつもなく、発展しているな、と思います。
きっと、長沙から衡陽までの道もきっちり舗装され、ガードレールなんか設置され、
街路樹は街路樹として、植栽されているんだろうな、と思います。
何よりも、市場に出てくる人の服装は、さぞかしカラフルになっているに違いないでしょうね。

 

そして、中国は国際社会においても様々なイニシアティブを握りつつあります。
こういうのって、それはそれで良しとすべしなんでしょうが、
根が、覇権の国ですから、そこがちょっと怖いですね。
せめて、民主主義の国だったら、それはそれでいいのだと思うんですが、
いわば、共産主義者の独裁でしょ。
リーダーがどのような舵を取るのかアブなしくって仕方ないですね。

 

この湘南の旅で、長沙に2泊したのですが、
二日目の朝のことです。
ホテルの窓の下を、とてつもない騒音を立てて車が走ってゆくんです。
思わず飛び起きて何事が起きたのか、と外を見ると、
小さなトラックの荷台に人が乗っていて、爆竹に火をつけて、路上になげ、
それが、爆音を立ててはじける。
パンパンパン、と、道に響き渡るのです。
朝の5時にですよ。
いい迷惑でしょ。
つまり、人の迷惑顧みないのが中国の人の本質なんですね。
しかも、春節から半年も経った時のことです。

ですから、春節になったら、凄まじいでしょうね。
テレビの報道でも、春節と爆竹の関係が取りざたされていますが。
正に中国人の民意のレベルの問題なんでしょうね。
大気汚染になるほどの状況だそうです。

 

自慢じゃありませんが、日本のお正月は、

お正月だからこその澄んだ空気に覆われますね。
初日の出を見るたびにそう感じます。

 

| 水嶋かずあき | あれこれ | 11:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









http://blog.mizushima-kazuaki.com/trackback/2930
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< April 2019 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ MOBILE
qrcode
+ LINKS
+ PROFILE