水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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トップリーダーの在り方

さまざまな組織に、トップリーダーがいます。
会長とか、社長とか、組合長とか、理事長とか、もっと大規模になると、首相とか、大統領とか。
視点を変えれば、市長とか知事もそうでしょうね。


私も、現在、名目に過ぎませんが、二つの会社の社長をしていますし、
民間組織ではありますが、二つの組織の会長をしています。
ま、いいトップリーダであるのかどうかは、
ホント、自信ありませんが。

 

で、トップリーダーと言う立場は、なんとなく雰囲気で決まることもあれば、
組織のテーマに真剣に取り組み、結果として存在が重要視され、

トップとしての運営を任されるということもあります。

 

私は、会長をしているという二つのうちの一つ「すさ美会」と言う、美術家集団の組織の会長を務めています。
この会は、その名の通り、手すさびと言う概念が前提の美術家の組織で、
要は、ただ好きなだけとか、昔取った杵柄の復活とか、まあ、同好会的な集団なんです。
で、ある時、会長が逝去され、会長職が空白になってしまったんですね。
そこで、新年の総会と懇親会を兼ねて、さる中華レストランで、
年次の決算・予算を承認し、新たな会長人事をするという会合が開かれたのです。
で、決算予算案の審議が終わり、会長人事になって、これと言った会則もない組織でしたから、
司会進行係が、では誰か推薦して下さい、と言ったんですね。

すると、てんでんばらばらに、誰それさんがいいと思う、みたいな、ことを言う。
言われた人は、いやいや、あれこれ忙しくてそんな役は引き受けられない、と言う。
ひたすらこれの繰り返しで、正に堂々巡りになってしまったんです。
私も何故か、指名されたんですが、予期すらしていなかったので、しどろもどろの辞退の言い訳をしました。
で、一向に議論が煮詰まらない。
ルールがないので、決定的な詰めができないんですね。
で、事体が解決の方向に向くとは思えなかったので、
司会進行者は、らちが明かないし、時間も時間ですので、
乾杯をして、食事を開始しましょうと、提案。
全員賛成で、乾杯、食事、歓談、ということになりました。
アルコールが入ってくると、それまでの議論などすっかり忘れて、
要は、美術談義や世間話に没頭していたんです。
料理もそこそこの数が運び込まれ、宴も半ばを過ぎたころ、
司会進行者が立ちあがり、先ほどの新会長の件ですが、と切り出したのです。
これを聞いて、雑談していた声が止まりました。
そう言えば、まだ新会長を決めてなかったな、と言った程度の感じです。
ま、誰でもいいじゃない、という雰囲気でした。
で、司会進行者は、なぜかこう言ったんです。
「新会長は水嶋君に受けていただきます。」
おっと、それって断言じゃんか。
本人に何の相談もなく、また了解も取らずに断言かい?
つまり、ほぼ決定と言う感じなんですね。
私は、当然ですが、ちょっと待ってくれ、と言いました。
心の準備すらしていなかったんです。
と言うのは、私はその組織にはいって、3〜4年目。
しかも、ジャンルは油絵だったんですが、基礎も何もない。
ただ何となく気の赴くままに、絵筆を握っていただけで、
一目瞭然のど素人の作品を、やっとこさっと仕上げるのが精いっぱいだったんです。
要は、力量から言ったら、最下位レベル。
組織内の実績経験も新人レベル。
そんなものに、会長はないだろう、と。

 

瞬間ふとよぎったことが、
私が入会したその直前に、私の前前会長が逝去されたんですね。
ですから、私はその方と顔を合わせたこともなかったのです。
で、今回は、短期政権でしたが、前任の会長さんが急逝と言う事での今の事態。
つまり、会長さんが亡くなると新人事が動くわけです。
と言うことはですよ、これは、終生会長ということではないのかな、と。
つまり、死ぬまで会長職をしなくてはいけないんじゃないか、
ほぼ瞬時の判断ですが、そう思ったんです。
指名の宣告があると、無責任なもんで、みんな拍手なんかしているんですね。
中には、会長職を逃れられたと言わんばかりに大きな音を立てての拍手。

 

そこで、しどろもどろ、できれば辞退したいと言いつつ、これは逃れられそうもない、と。
で、よくよく考えれば、年に一回だけの会展が開催され、
その準備やら運営は、幹事さん達がやってくれる。
それほど負担にはなるまい、と考え、受諾したんです。

そんなくらいですから、ろくでもないトップリーダーなわけです。

 

ま、これは例外でしょうが、世のさまざまな組織のトップリーダーは、
大きく分けて二つのパターンがあります。
前進全力型と調和優先型です。
組織として、目的達成のために力で、前進をさせてゆくというタイプのリーダーシップです。
これは、効率的運営を心がけますので、成果を上げてゆくんですね。
しかし、一方で、ヒューマニティックな配慮が少なく、
成果は上がるけど組織内がガサガサになってゆく、という欠点を抱えがちです。
一方、調和優先型は組織内の人間関係を大事にしますから、穏やかな状況で組織が運営されてゆくのですが、
時に、成果を上げるという観点では、不十分になりがちなんですね。
どっちもどっちでしょ。

 

そこで、ある程度のインタバルで、この前進型と、調和型が、交替をしながら進めてゆく、
と言うのが、結果として望ましい展開をすることができるというわけです。
言い換えれば、先ほどの終生会長と言うのも問題なんですが、まあ、これは趣味の世界ですから、
そうは問題ではありません。

 

しかし、利益追求を目標とした会社や、市民国民の生活の向上などの責任の大きなものを担うトップリーダーは、
時に適宜な交替をすることが、組織の活性化には必要なことなんです。

言っちゃあなんですが、その意味で、安倍政権は長すぎますでしょ。
結果として、次世代を育てることができませんし、
時代の流れに即応した対応も取りにくくなります。
数々の不明確な政権運営があるにもかかわらず、
小手先の対応で、人のうわさも75日で、何とかその場を乗り切ろうといているような気がするんですね。
何より、なぜそこまで政権に執着するんでしょうか。


勝手な想像ですが、ただ、在位記録の更新を目標にしているんじゃないか、と思える節すらあります。

としたら、そんな個人的な意向に巻き込まれた国民はいい面の皮ですね。

 

| 水嶋かずあき | あれこれ | 11:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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