水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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今の医療は日進月歩

医療は、正に日進月歩、とてつもない速度で進化し続けています。


若いころは、これと言った病気にもなりませんですから、
医療の世界がどのような状態なのか、ほとんど関心もなかったのですが、
年を取って、あちらが痛い、こちらが不調と言うことが多くなると、
病院を訪れる機会も増えて、医療のさまざまな情報に接するようになります。
で、それを聞くたびに、なんという進化だろうか、と。

 

例えば、ここにきて再度ブレイクしているボヘミアンラプソディのフレディ・マーキュリーですが、
少なくとも、今だったら、エイズでは死なない状況になりつつあるわけですから、
きっと生きていただろうね、などとフレディのファンのかみさんと話すことがあります。

 

身近なもので、最近がんの宣告を受けたものがいます。
体調不調で病院に行ったところ、精密検査の結果、このまま何もしなければ一か月、という、
びっくりする宣告を受けたのだそうです。
そりゃそうでしょ。
一か月と言ったら、何もできないまま人生を閉じるんでしょ。
で、早速治療計画が立てられ、それにしたがって治療に入ったのですが、
症状と治療法と言うのは、時に相性のようなものがあって、
適合してうまくゆく場合と、全然受け付けない場合があるようで、
正に試行錯誤の連続なようなんです。
でも、なんだかんだと、相性のいい治療法を探りつつ、

最近は、正常に近いような状況まで回復してきた、と言うんですね。


で、その試行錯誤のプロセスで、しばしば出てくるのが、新しい治療法という言葉でした。
一言で言えば、治療の選択肢が広がってきているということと、
その中でも効果的な方法が、集積されたデータで、裏づけされている、と言う事なんですね。
まあ、一言で言えば、かつて恐ろしいと思われた病気も、

なんとかなる時代になりつつある、と言うことです。

 

これも、実はそこにたどり着くまでは、うまくいかなかった例があってのことなんですね。
まあ、申し訳ないですが、失敗した治療法が成功した治療法に変わってゆくわけです。
もちろん、すべてが成功例であることが望ましいのですが、
治療法と症状は、人間の個性があるように、個性的な反応をするもので、
いい場合とうまくゆかない場合に分かれるのは仕方ないようです。
でも、失敗例は単に失敗に終わるのではなく、
次の成功への指針となっていることが厳然としてあるのです。
言い方に問題があるかもしれませんが、
ある種の犠牲的存在の上に、次の成功が生まれてくるわけなんです。

 

以前、私が重症筋無力症が発症し、その頃の最新の治療を受け、
結果として現在は、なんてことない状態まで回復しています。
その昔、記憶の片隅にあった、中村錦之介さんが車いすに座って、人前に出てきた写真があって、
その時、重症筋無力症と言う病状が報じられたことがありました。
つまり、その頃は、不治の病として、難病に指定されていたのです。
もっとも、今でも難病指定になっていますが、死亡率なんか、もう雲泥の差です。
この病気で死ぬ人はほぼいなくなったそうです。


これには、プロセス、プロセスでの治療法が向上してきたからなんですね。

この病気の治療として、先ず胸腺と言う臓器の摘出をします。
私の場合、これも、無事に済み、その後投薬での治療に移ったのですが、
手術後、ある会合で、さるご夫人から、私に、何の病気になったんですか、と聞かれたんですね。
私は、どうも重症という言葉が嫌いで、単に、筋無力症です、と答えたら、
その後夫人が、重症筋無力症だったんですか、と言葉を返してきたんです。
で、なぜ重症という言葉を付け足したのか疑問に感じ、
それを聞くと、じつは、私の主人が重症筋無力症になったんです、と。
で、詳しく話を聞くと、同じく胸腺の摘出手術をしたのだそうですが、
その時、発症の原因である、抗アセチルコリン受容体抗体が、大暴れをし、肺呼吸筋がマヒし、呼吸停止、
集中治療室に運び込まれ、数週間出てこれなかった、という、経験をしたのだそうです。
実は、私が手術した時は、そのような状況に陥らないための対応方法がとられることになっていて、
それによって、私は何てことなく手術を終えることができたんですね。
この方のご主人と私の手術した期間は2年ちょっとの差。
この間に、より安全な手術方法が見つけられたんですね。
ま、正直、そのような過酷な経験をされた方が土台になって、
より安全な手術方法が見い出されたわけです。


私はその話を聞いて、そのご夫人に、ご主人のよろしくお伝えください、
おかげさまで、私は、無事に安全に手術をうけることができました、と。

この経験から、医学の日進月歩の現状を実感することができたのです。

 

池江璃花子選手が白血病を発症したというニュースが流れました。
この病気の現状を私は知りませんが、おそらく最新の治療を受ければ、

きっと回復するだろう、と思っています。
ま、競技者としての能力まで回復するかはわかりませんが、

まずは、普通の人間としての健康を取り戻すことに専念してもらいたいですね。
もう、オリンピックなどと言う身勝手な希望を彼女に託すのはやめましょう。
すでにいままでの実績だけでも、多くの人に、夢と勇気を与えてくれたのですから、
先ずはなにより、元気になることに専念し、あの明るい笑顔を又見せてもらえれば、それで十分です。

今の医学の力を信じ、一日も早い回復を祈ります。

 

| 水嶋かずあき | あれこれ | 11:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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