水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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頭のいい悪人

悪人と言うべき輩が、この世には存在します。
時に、血も涙もないような悪行を、善良な人にふるまいます。
ま、オレオレ詐欺など、その一種でしょ。
高齢者への狙い撃ちですね。
そもそも高齢者は、生産手段がほとんどない。
それまで爪に火をともしながら蓄えた虎の子と、
いくばくかの年金で、カツカツに生きているわけです。
そこから、人の情に付け込んで、金を巻き上げるなんて、
極悪非道、血も涙もない悪行でしょ。
こういうことをへ隠然とするなんて、
本当に人間としての血が通っているのか、と疑問に感じますね。

 

で、今までの私達が漠然とイメージしてきた悪人とは、
根性がねじ曲がっていて、もちろん善悪の判断ができない。
ま、一種のごろつき的なイメージがあって、
よしんば、それらしき輩に、街中で肩でもぶつけられたら、文句も返さず、
触らぬ神にたたりなし、といった風情で、その場を引く、という感じだったじゃないですか。
ま、一見、強面で、粗暴な感じがして、通常の理屈なんか通用しそうもない、

と言った雰囲気を漂わせていたでしょ。
これが悪人のイメージです。


テレビのドラマなんかでも、見るからに悪人相の人が犯人役でしたものね。
先日、茨城の女子大生殺人事件がありましたね。
ま、世間では女性側にも問題あったんじゃないの、みたいな書き込みが多くあったようですが、
だからと言って、命が戻ってくるわけじゃない。
で、この事件で、容疑者として廣瀬某なるものが逮捕され、
結構、堂々とテレビに顔出しになっていましたが、
一目瞭然の悪人面でしたね。
理由はともかく、金の金額もともかく、こんな男に身を任せる女がいるのか、

と思うほどの悪人面だったでしょ。
ま、悪人と言うのは、その意味で、悪さを平然とする分、

少し頭が足りない、というイメージだったのですが、
最近その辺が変わってきましたね。
頭のいい奴が、悪巧みをするようになった。


例のオレオレサギだって、次々と新しい手口を見つけてくるでしょ。
あのアイディアの卓抜さを、普通の生活に生かせないものか、と感じるほど、巧妙な手を考え出すんですね。
勝手な想像ですが、グループで、アイディア会議でもして、
いろんな手口を考え出して、それを練る。
で、一つ二つ実行してみて、修正し、詐欺レベルの精度を上げる、なんて、
通常、企業で行われる商品開発みたいな手順を踏んでいるんでしょうね。
ともかく、時に感心するほどの巧妙さです。


正直、頭のいい奴らが揃っているんじゃないか、と思います。

悪人が、頭脳を持ち合わせると、なかなか厄介でしょ。
通常の優れた判断を下す脳の働きは、「良い思いと、良い行い」のために

力を発揮する、と私は思っていました。
目的が正義に向かっているときは、それこそ神の助けではないか、と思うほどの、
道筋の通った、それでいて卓抜なアイディアに恵まれるものです。
うちのかみさんが、私がボランティアな活動を、次々と手掛けるもので、
あなたのその活力とアイディアを、商売に生かしてくれていたら、
我が家はもう少し裕福になっていたかもしれない、と言うんですね。
でも、私は、商売に関しては、どうもいいアイディアが生まれて来ない。
半面、確かにかみさんの言うとおり、ボランティア活動なんかには、様々なアイディアが浮かぶんです。
ですから、悪行をなすための優れたアイディアが生まれてくるということは、
人間の生理現象にあっていないんじゃないか、と、ずうーと思っていたのです。
ま、大きな勘違いでした。

 

それにしても、頭の良さには、及びもつかない悪人たちが出てきました。
案件は車の盗難です。
車の盗難と言えば、昔からよくあった、犯罪です。
大胆な手口から、こすからい手口まで様々な手段があります。
私の先輩の話ですが、さる会社のオーナーで、ま、そこそこの企業規模でしたから、
運転手つきの高級車で移動をしていました。
で、街中での会合があり、例によって、高級車でその会場の前まで乗り付け、
運転手は、降りると後ろに回り込み、後部座席の左側のドアを、いつものように恭しく開けます。
社長は、不愛想に降りてきます。
で、会場の入り口に向かう。
運転手はその後ろ姿を軽く会釈をして見送ります。
この間、数十秒。
で、ドアの向こうに社長の姿が消えたのを見計らって、
体の向きを変えたら、なぜか、車が動き出し、あれよあれよという間に、走り去ってしまったのだそうです。
このちょっとした隙に、車を盗んだやつがいたんですね。
もちろんこれは大問題なんですが、その運転手、警察なんかに通報はしたのですが、

そんなにすぐに車が出てくるわけがない。
短い会合が終わって、社長が会場から出てきました。
社長は当然、自分の車が玄関先に待機していつ思ったのですが、
運転手が立っているだけ。
車どうした、と当然の質問。
運転手はしどろもどろ、盗まれてしまったんです、と。
その説明では社長は状況が理解できない。
運転手ともども呆然としていた、と言いうことです。

 

で話を元に戻します。
車の盗難で、リレーアタック、と言う手口があるんだそうです。
ちょっと正確に理解できないのですが、どうもこういうことらしい。
最近の車は、厳重な盗難防止機能を持っているスマートキーになっていると思うんです。
うちの車もそうです。
車のスマートキーから絶えず微弱な電波が発信されていて、
キーが、およそ微弱電波の範囲、約1メートルぐらいだそうですが、
そこに近付くと、反応し、ドアのロックが解除され、エンジンもかけられるようになるわけでしょ。
で、このキーから発信されている電波をある機器がキャッチし、
要するにこれがリレーの意味なんですが、
この電波情報をとらえた機器で、車のロックを解除し、エンジンをかけることができると言うのですね。
ですから、キーの電波情報をキャッチできれば車を盗めるというわけです。


方法はほぼ二つ。
まずは自宅の駐車場に止めてある車で、高く売れそうな車種などを狙い、
その家の玄関に近付く。
大体、玄関のかべにキーホールだーがあって、ここにキーが掛けられていると、
玄関の扉あたりから、この微弱電波を検知出来るんですって。
そうなれば、あとは簡単、今度はその機器を車の所まで持って行って、

ロックを解除し、エンジンをかけて、走り去るわけです。
で、ふたつ目は、レストランかなんかの駐車場で待ち伏せ、車を降りた後、どの席に着席したかを確認。
さりげなく、その席の近くを通り、電波情報を盗み出す。
で、そのまま外に出て、その先は、簡単に車を盗む、と言う事なんです。
いや、飛んでもなく頭のいい奴らでしょ。

スマートキーなんてなんて便利なものなんだ、と思っていましたが、
そういうことでもしっかりと裏をかいてくる輩はいるんです。
ま、正直、その頭の良さに、脱帽です。
その対応策としては、鍵の置き場を家の奥にする、ぐらいしか対策はないようです。

いやあ、ややこしい世の中になったものですね。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 16:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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