水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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南海トラフがちょときな臭い

今でも、お医者様は、首から聴診器をだらりと下げて、
何故か、白衣の前をはだけて、病院の廊下を行き来することがあります。
で、もし、コントかなんかで、お医者様のキャラを演じようとしたら、
きっと、白衣と聴診器は必需品なんでしょうね。
とは言え、最近は、そういう病気にかかったことがないのか、
聴診器を当てられた経験がほとんどありません。

 

その昔、病院に行くとまず胸の前をはだけて、
そこに聴診器が当てられる。
ところどころ位置を変え、体の兆候を耳で確かめ、
ふむ、とかいいながら、病気の診断結果を告げたりしたものです。
そういえば、その前は打診とでもいうのでしょうか、指で、トントンとたたいて、
病気の診断をしていた時代がありましたね。
まあ、今は、レントゲンとか、MRIとかCTとかがありますから、
結構、体の内部をより精密に調べることができます。
ですから、指でたたいたその音の感じで、病気を診断するって、
ある意味、ものすごい技術だったわけですよね。

 

話は変わりますが、
もし人間の体の兆候を、打診などで知ろうとするように、
地球と言うとてつもないものの中の様子を、何らかの方法で知ることもできるんじゃないか、とも思うんですね。
現に、振動や電波などを地球の内部に送り込み、その反動で、
地球の中心部は、ほぼ、鉄とニッケルで構成されている、と分かっているようです。
しかも、液状である、と。
ですから、比較的表面の近くなどなら内部がどうなっているのかは、
かなり高い精度で分かるんじゃないだろうか、と思いますでしょ。
で、実際ボウリングするわけです。
ところがこれが一筋縄ではいかない。
ボウリングで深くなればなるほど、地熱が上がってきます。

通常、5〜6000メートルほどで、200度を超えるそうです。
するとボーリングのドリルの先端が、機能しなくなって、掘り進めることができなくなるのだそうです。
世界でのボーリングの記録は、世界ではロシアの12000叩日本では6000辰いい所。
つまり、地殻と言うのは、所によってその厚さが違いますが、
大体、30キロから50キロぐらい。
つまり結構頑張っても、ほんの表面的な部分しか分からないわけです。
注射で言えば皮下注射の深さまでもいかないでしょうね。
ですから、CTやMRIなどの人間の体内探査から見れば、
地球の内部探査は、ごくごく表層のしかもごくごく一部と言う事なんです。
でも、少しで深く掘る事によって、プレートの動きが分かって、

地震の発生などの予知に活用できるのではないか、と考えるでしょ。


そこで、海洋でのボーリングをする専門の船があって、その名を探査船「ちきゅう」と言いますが、
このちきゅう号が、南海トラフの様子を探りに、穴を掘り続けたのです。
ところが、やたら固い岩盤にぶち当たって、目標を達成できませんでした。
今月の8日に、海洋研究開発機構が、探査船「ちきゅう」で南海トラフの掘削を断念した、と発表したのです。
ま、正直、それがうまく行ったとしても、どこまで、地震発生の予知の精度を上げられるかは、疑問でしたから、
それほどがっかりする情報でもなかったのですが、
逆に、地球のガードの固さを知ったように思いました。
人間どもに、おいそれと懐をのぞかせないぞ、と言わんばかりでしょ。

 

とは言え、やはり、最大の関心事は、南海トラフ地震は、今後どのようになりそうなのか、
と言うことは何としても知りたいですよね。
ちなみに、もしこの10月までに南海地震が、想定している規模で発生したら、
当然ですが、消費税どころじゃなくなります。

 

そもそも30年以内に80%と言う確率を想定しているんですから、
これは、いつ起きてもおかしくない、と言う事でしょ。
ま、たとえて言えば、
30年、80%をそれぞれ具体的に表すとしたら、
まず、1年12か月として12枚のカードの山を作ります。
これが30個あるわけです。
この30個の山に、地震が起きるというカードが1枚入っています。
ただし、80%ですから、20%に相当する6個の山には、地震が起きないというカードだけが12枚あると言う事です。
さて、残りの24の山には、地震が起きるというカードが必ず入っているのですが、
これが何枚目に入っているかはわかりません。
そこで、30個の山のどれかを取ります。
で、上から、一か月経つたびに一枚めくります。
この時、地震が起きないというカードを引けばその月の中では起きません。
こういう風に、一枚一枚めくり、24の地震が起きるというカードが入っている山だったら、
その年の中で、地震が発生するという事なんです。
つまり、地震が起きない、と言う12枚のカードの山を運よく、6山連続で引き当てたら、
次の年の山には、地震が起きるというカードが入っているという事でしょ。
30年で80%と言うのはそういうことです。
やはりいつ起きてもおかしくないでしょ。

 

最近それらしき兆候も多々あるようです。
気象庁の発表によると、2月6日に石垣島近海(M4.7)、
10日に奄美大島近海(M4.8)、11日には紀伊水道(M3.7)。
震源の深さは、いずれも約40キロ。
つまり、フィリピン海プレートの境界に近い所で発生していて、
しかも深さが共通していると言うことは、
一枚のプレートが、ひずみをため込んでいる、ということになるんですね。

スロースリップなる現象も最近確認されています。
このスロースリップとは、地震発生の露払い的な位置づけがあって、
これも前兆に一つ。
地層掘削で、情報を集めようとしたのですが、
ま、それ以外でも、ちょっとやばそうな兆候がいろいろ出ているんですね。

 

正直その気になって、備えたほうがいいと思います。

 

| 水嶋かずあき | 環境 | 14:52 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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