水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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徴兵制

二度目の米朝首脳会談が明日から、ハノイで始まります。
そもそも、第一回の時、なんか成果が期待できるのか、と多くの人が会談の行くへに
懐疑的でしたよね。
私は、実は、トランプ、金のご両人とも、好みのタイプではないのです。
理由は、自己主張が強く、誠実さに著しくかける、と感じているからです。
方や、叔父や実兄を手掛けた殺人者ですし、
方や、金欲の強い、女ったらしですよね。
ま、どちらもうわさに過ぎないのかもしれませんが。

 

そんなことはともかく、第1回の会談は、どう考えても、一種のパフォーマンスで、
実際、実効は上がっていないようです。
こんなこと、一市井人でも予測したことでしょ。

で、いよいよ第2回なんですが、メディアによりますと、平和協定まで話が行くんじゃないか、と。
これは、北も南も、共に望んでいる事でしょ。

 

朝鮮戦争が勃発して、北が大きく侵攻したかと思えば、南が押し返す。
で、あれこれ押し引きがあって、先ずは38度線で、一休み、と言う休戦状態に入り、
これが延々と1950年以来、およそ70年間続いているんですね。
時代が変化した今となっては、そろそろなんとかしないか、

と言う空気が生まれてきても不思議じゃないわけです。

基本的に休戦とは、交戦状態が前提ですから、
いざという時のための態勢が必要なわけで、正に臨戦態勢です。
この状態を維持することで経済的にも人的にも、大きな負担になっているはずです。
ですから、もう角突き合っている場合じゃない、となったら、
平和協定を結んで、一つ肩の荷を下ろしたくなるのは、当然ですね。

 

まあ、それなりに影響はあるでしょうが、隣国日本としては、仲良くなる同一民族の選択は
歓迎するべきだと思います。

それなりの緊張緩和となれば、それなりの動きが生まれてきます。
何より、現代の韓国の若者に、徴兵制を廃止しようという空気が蔓延してきているのだそうです。

 

昭和40年代の半ば、韓国旅行をしたことがありました。
休戦後20年は過ぎていましたが、朝鮮戦争の傷痕はそこここに残っていて、
何より、私達が幼少の頃の戦後の日本を思い出させるような景色があちらこちらで見受けられたのです。
あさ、ホテル(と言っても民宿のようなレベルの宿で)の共同洗面所で顔を洗っていると、
彼らは、指先に粗塩を取って、それを口に入れ、指で歯を磨くんですね。
歯ブラシなんか使わない。
一事が万事そんな感じで、日本の文化レベル、生活レベルに追い付くには、

かなり時間がかかるだろうな、と思ったのです。
間違いなく朝鮮戦争と言うものが、復興の遅れの大きな要因になっていたんですね。
日本にしてみれば、朝鮮戦争の軍需景気が、終戦後の第一次復興の引き金になりましたですね。
逆に、韓国にしてみれば、これが大きなマイナスになりました。
戦争のアドバンテージとハンディキャップの差が大きく出たわけです。
で、休戦後もなおかつ、南は北の脅威に対峙しなければならない。
そのため、徴兵制で、戦闘能力を確保するわけです。
結局このことは、生産性の高い若者に兵役に就かせることにより、
生産現場への労働力の供給ストップをすることになるんですね。
これは、とても大きな損失だ、と、私は韓国の社会的な様相から、感じ取ったのです。

なんだかんだと、日本は、戦争で多き鵜の若者を失いましたが、
いざ復興の時期になったら、
兵役と言うものが無かったので、若者のパワーをすべて生産の現場に投入できたのです。

物理的に、生産現場だけで言えば、そういうことですが、
兵役に付くということは、その若者の人生の計画を、時にぶち壊すことになるんですね。
夢を追い、着々と歩みを進めているときに、
いったん中断する、ということになるんですから、
人生設計も何もないでしょ。
これは、将来を展望する上で、大きな障害になっているんです。

 

私の父は、支那事変が始まると、赤紙での召集を受け、兵役に就き、
中国の前線に送られます。
そして、いったん兵役の期間が終了し、戻ってきますが、再度、召集を受けます。
今度は、首都警護と言いうことで、東京で、憲兵としての兵役に就きます。
これは終戦とともに解除され、戻ってきます。
このころの日本の若者は、兵隊にとられることが前提でしたので、
いわゆる人生設計などたてられなかった、と。
ま、せめて、結婚する。
子を得て、家庭をつくる。
ま、そこまでで、これ以上の何か将来的な展望など、だれもできなかった、と言うんですね。
何より、命の保証がなかった時代ですから。

 

兵隊となった者は、どこにどのように派兵されるか分からない。
行先によっては、生きて帰れるかどうかわからない。
赤紙で連れてゆかれて、名誉の戦死で帰ってくる、なんてことが、ごく普通にあったストーリーだったわけです。

 

まあ、幸いかな今の日本人には、兵役と言うものがありません。
ありがたいことなんですね。

ま、出来る事なら、世界中の若者が、兵役が無くなれば素晴らしいことだと思うんです。

 

そして、何より、韓国の若者に徴兵制と言う重い制度が無くなることを祈ります。

米朝首脳会談が、そういう成果を生みだしてくれるといいですね。

| 水嶋かずあき | - | 11:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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