水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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みんな幸せだって

外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理法改正案が昨年12月に可決され、
この4月から施行されます。
まあ、この法案審議の時も、法改正に都合がいいようなデータが出され、

どうも実態と違うようだ、と野党が嚙みつくも、
原則、日本の経済環境では、少子高齢化の厳然たる実態の前には、
さしあたっての対応としては否定のしようがなかったわけです。

で、可決。

 

国会で入管法の審議の最中に、テレビ局などが、

外国人労働者の実態みたいなレポートを様々な角度で放映していました。
私はこの一連のテーマを、テレビで見ていて、
いくつかの事実を知ることができました。
それは、技能実習とは名ばかりの、低賃金労働力の確保、ということです。
したがって、実態は「帰れない」「厳しい」「給与が安い」などのローマ字の頭文字を取って新3K労働とか。
まあ、こんなことが起きているなんて、まさに日本の恥でしょ。


すべてとは思いませんが、たとえ一部であれ、
必ずしも、バラ色の世界で仕事をしていたわけではなかったのです。

 

普通に想像できることですが、
これから異国である日本に働きに行ってみよう、と。
その決意の背景には、多分その国で抱えているいくつかの問題があって、
日本に行けば何とかなるかもしれない、という思いがあったはずです。
観光客ではないんですから、物見遊山で日本で働こうとは思ってるわけもない。
なかには、日本に行くのに、ブローカーのような人たちがいて、その人たちにいくらか金を渡して、
渡航の手続きをしてもらうのだとか。
なぜか、ここに結構な金がかかるんだそうです。
そんな背景もあって、日本にやってくるときは、

それなりの意気込みと、胸いっぱいに膨らませた希望を持って、夢を描いて、

国を後にしてきたはずなんです。

 

で、彼らは、日本にやってきて、その夢はどうなったのか、ですよね。

そこのところが気になって、SCNの番組として取り上げることになったのです。

実際は、この3月1日から、湘南ケーブルネットワークのケーブルテレビの2チャンネルで
毎日、朝9時半、夕方5時半に放映されていますので、できればそれをご覧ください。
私が構成し、撮影してきたものです。

 

さて、この取材をしてきた中で、新たに知ることができたことが多々ありました。
基本中の基本なんですが、
外国籍の人が、日本にやってきて、この平塚で暮らそうとした時、
このまちの住民になるわけですから、住民登録が必要になります。
で、先ずは、市役所に出かけて行って、住民登録の手続きをするわけです。
でも、母国語しか話せない場合も結構あるので、
この場合、言語が通じ合わないと、何が何だか分からないでしょ。
そこで、市民交流課というセクションがあって、ここに、通訳する人がスタンバイしているんですね。

いま、平塚市には、4800人ほどの外国人が生活していて、
最も多いのが、中国国籍の人、888人。
フィリピン、ブラジルと続き、およそ70カ国を超える国の人が住民登録をしているのだそうです。
言語数で10ちょっと。

ま、街中で、中国語やタガログ語など、耳にすることがありますので、
そこそこの人数になっているんだろうと、感じていましたが、
ざっと全人口の2%でしょ。
50人に1人ですから、これは時代は変わってきているぞ、という感じですね。
で、これは増々今後増えてゆくわけです。

 

気になったのは、なんだかんだと言いながら、日本語が話せないと、生活も不便ですし、
情報も得られない。
広報のスピーカーで、徘徊老人の情報提供を求められても、
何が何だかわからないわけでしょ。

 

まずは日本語の習得です。

そこで、市内の公共施設で、日本語教室がボランティアによって展開されています。
また市が取材に行ったのは、市役所の松原分庁舎。
曜日や時間帯は様々ですが、私が行ったときは夕方7時ころ。
そこには、5〜6名の先生役のボランティアと、各2〜3名の外国人の人が、
簡単な日本語が書かれた資料や、時に絵などを挟んで話をしていました。
日本人は、相手方の国の言葉を使ってはいけないんだそうです。
あくまでも日本語で話をする、と言う事なんですね。

 

で、その延長で、では子供たちは学校でどのようにしているのか、と言う取材をしました。
平塚では、一校に5名以上の外国籍の子供が通学している場合は、
国際学級を設置するんだそうです。
20名を超えると先生二人と言うことで、
子どもたちが日本語を習得し、日本の授業が理解できるようにサポートするのです。

 

最も外国籍の子が多いと言われている横内小学校に行ってきました。
40名を超える登録があるそうで、専任の先生も3名が担当。
専門教室もあって、なかなか充実した対応をしていました。
ピックアップした子等にインタビューをしたのですが、
まあ、どこの子も皆可愛い。
そして元気。
インタビューの最後に、あなたはこのまちで暮らしていて、幸せですか、と聞きました。
全員が、はつらつと、毎日たのしくて、幸せです、と答えてくれました。

やらせは一切ありません。念のため。
是非ともその様子をテレビでご覧下さい。
3月31日まで放映しています。

 

| 水嶋かずあき | 平塚のこと | 10:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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