水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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オーバー・ザ・レインボー

七色の虹、と言うと、とてもロマンチックですし、夢を感じますよね。
オーバー・ザ・レインボーなんて歌もあって、私は大好きな歌の一つです。
で、いまさらですが、あの虹は、赤から始まって紫まで、
少しづつ光の波長がずれたものを見ているわけです。

よく言う、光のスペクトルです。
虹は、円弧の光りの現象なんですが、円形の外から
赤、オレンジ、黄色、緑、水色、青、紫と並んでいます。
通常私達が認識する色は、この範囲の中に存在します。
人間は、これ以外の色を認識する能力はありません。

 

ある時、赤の外側、紫の内側はどんな色なんだろうか、
と物知りの友人に聞いたことがありました。
で、答えは分からない、と。
当然何色かがあるんだろうけど、今の人間にはそれしか認識でないんだ、と言うんですね。
そこで、光の波長なので、可能不可能は抜きにして、光に向かってとてつもない速度で近付くと、
赤の外、紫の内側の色が変化するんじゃないか、と、理論的に考えられないか、と聞いたんです。
音でよく言う、ドップラー効果のようなことです。
消防車などがサイレンを鳴らしつつ近付いてくると、
音の周波数が縮まりますから、次第に音が高くなってゆきます。
そして、逆に遠ざかると、周波数が荒くなりますので、音が低くなる。
あの現象が光にもあるんじゃないだろうか、と言うことです。
とするなら、微妙ながら、赤と紫のそれぞれの先の色が見えるんじゃないか、
と言うことを聞いたわけです。
と、友人は、それは理論的にありうるけど、だとしても、人間が見える、
いわゆる、可視光はそれなりの範囲になっているんで、
要は全体に平行移動してヅレるだけで、新たに見える色はない、と言うんですね。

私は納得しました。


よく、他の動物は人間とは違う色を見ている、と言われるでしょ。
あいまいな知識ですが、犬は、モノクロの世界を見ているとか。
ま、そこまでじゃないですけど、いわゆる色盲の世界ですよね。
あの程度のがもっと進んでいる、とかです。
と言うことは、逆に人間とは違う色を認識できる動物がいても不思議じゃないでしょ。
つまりです、あの七色の虹を見上げて、赤の外の色とか、紫の外の色とか見えている動物がいるんじゃないか、と。
また逆に、虹は、青より先は見えてない、とか。
ま、この動物に関しちゃ、五色の虹になるわけです。

 

赤外線という言葉があります。
むかしの電気こたつの中に、赤い電球があって、これは赤外線を出しているんだ、
という説明を聞いたことがありますが、
もし本当に赤外線だけを出しているなら、電球から発せられる色は、見えないんですよね。
理屈から言ったらそうでしょ。
でもなぜか赤い色でしたね。
開発した人がテレビの取材で言ってましたけど、赤く見せることで、いかにも暖かそう、と言う演出だったんだとか。

 

逆に紫外線と言うことばがあるでしょ。
お肌の大敵ですよね。
この紫外線も、見えない。
色として紫がかっているとか、視認ができません。
人間の目では認識できない波長なんですね。

 

ま、どうあがいても赤から紫までの波長しか見えないということです。

で、そういうもんだと思い込んでいたら、とんでもない研究をした人がいました。

目に見えない近赤外光を可視光の緑色光に変換する微粒子をマウスの網膜下に注入し、
可視光とともに近赤外光も見えるようにする実験に成功したと、
中国科学技術大などの研究チームが発表した、と言うのです。

 

ま、これだけのことではよく分からないのですが、
マウスの視覚も人間と同様に、本来は近赤外光を捉えられないのだそうです。
ま、人間と同じ色の認識しかできない、ということです。
でも、網膜に微粒子を注入すると、別の色の認識ができる、という実験でしょ。
凡人は、このようなニュースに触れると、
ならば、虹は七色ではなく、八色とか、九色とかに見えるのか、とかに思いますでしょ。
それは素晴らしい、と。
でもだからなんだ、ですよね。

 

で、よくよくニュースを読んでみると、
「将来人間で実現すれば、視覚障害治療などの医療分野のほか、
軍事・警備分野で使える可能性がある。」というんですね。
さらには、これらの研究の先には、近赤外光を可視光に変換する微粒子の研究は、
主に太陽電池で太陽光の利用効率を上げる目的として、進められているのだそうです。

 

ちょっとばかりロマンチックに考えましたが、
ま、そういう目的なら、ますます進展することを願いますよね。

でもちょっとだけ、赤の外がどんな色なのか、知りたくありませんか。

 

オーバー・ザ・レインボーは、七色を超えた色の世界を目指していたのかも。

 

| 水嶋かずあき | あれこれ | 15:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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