水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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無事これ名馬

気に病んでいた10日のひらつな祭ですが、今のところ天気予報は晴れだそうです。

良かった、よかった。

 

さて、この日曜日を初日として、春場所が始まります。
何しろ、年6場所を戦うので、前場所が終わったと思ったらもう次の場所。
ある意味年がら年中開催されているわけです。

その昔は、相撲取りは、一年を十日で暮らすいい男、と言われていたそうですね。

私は十日と覚えていたんですが、
正確には 一年を二十日で暮らすいい男、なんだそうです。

 

それまでは大阪中心に開催されていた相撲が、江戸へ移り、
この時から、一年を二場所制度に改め、一場所が10日だったので、年20日。
ま、20日にしても、一年間の仕事が20日で成り立っているとすれば、
これは確かにいい仕事、と庶民はやっかんだんでしょうね。
当時の労働者は、盆暮れの藪入り以外は毎日が仕事でしたから、
それは羨ましかったに違いありません。
しかし、いくら特殊な能力を求められた力士と言えど、

20日の労働で一年が食えるわけじゃない。
そこで、どうしてもスポンサーが必要だったわけです。
いわゆる、タニマチ。
商売で大儲けをした豪商など、お旦那などがその主たるものでしたが、
このほかに、諸国の大名なども多かったと聞いています。
ま、大名にしてみれば、お抱えの力士になるわけです。
番付にも名が載り、土俵に上がればしこ名が呼ばれる。
その意味では地域代表のようなものですから、

どうせならと、地域の名のある地名、山や川、海などをしこ名にしたんですね。
いわば、広告塔なわけです。

ですから、今はその影は薄くなりましたが、相撲取りのしこ名に、

山とか川が多かったのは、その名残だそうです。
相模の大名、大久保なにがしが、お抱え力士を持っていたら、

箱根山、とか酒匂川とかのしこ名を付けた可能性がある、ということです。

ま、相模の国の相撲取り、と言うことです。

字がちょっと似てるでしょ。

その昔、東海大相模が、東海大相撲と勘違いされたことが多かったとか。

 

ま、ともかく、今では、出身地にちなんだ、歴史名がよくつけられますね。
大磯出身力士で、湘南乃海、と言う力士がいます。
幕下上位なんですが、頑張れば十両も可能ですね。
ついでなんですが、ご当地、朝弁慶ですが、二度目の十両で、怪我がたたって大負けし、
その後、2場所連続で休場。
公傷制度が無くなったので、休めばそれだけどんどん番付を落とすんですね。
まるで坂道を転がり落ちるようなものです。
で、三段目まで落ちてしまいましたが、どうやら怪我も癒えて、
前場所は、7戦全勝で優勝。
まずは幕下まで復帰しました。
今後が楽しみです。

 

そもそも、あれだけ強かった力士が精彩を失ったように、力を落とすことがよくあります。
当然番付も落ちる。
そういえば、あの力士はどうしているだろう、と思う程度なんですが、
テレビだって、幕内力士の取り組み以外はめったに見ないでしょ。
ですから、姿を見ないと思うんですが、実はどっこい、それなりに頑張っているんですね。
力士が番付を落とす最大の理由は、怪我です。
そのために十分な力を発揮できない。
稀勢の里だって、怪我が原因で、横綱になってからみじめな戦績しか残せませんでしたね。
で、その怪我で、番付をとことん落としてしまった元大関がいます。
伊勢ヶ浜部屋の照ノ富士です。
今はなんと序二段。
元大関とは言え、5場所連続で休場すると、そこまで番付を落とすんですね。
過酷な制度です。
休みは負けと同じ。

要は、一つも勝ち星を挙げられない、とみなされるんです。
弱くて負けると同じで、けがをして休んでいても、容赦なく、そう解釈するんですね。
大相撲史上元大関が序二段で相撲を取るのは初めてのことだそうです。
そもそもが、両ひざのけが以外に、糖尿病、腎臓結石など内臓系の病気もあったようで、
満身創痍の状態だったのですが、体調も回復したということで、ここで復帰。

 

あのでかい体でぶつかり合うんですから、怪我をしないことの方が不思議でしょ。
大体、体が大きい方が格闘技には向いているんですが、

それにしても、ひたすら体重を増やしてゆくでしょ。
ときに200キロ近くまで。
あれって、異常な世界ですよね。
体にいいわけない。
まして、筋肉以外にも、骨や筋が、大きな体重に対応できにくい。
当然そこに外から大きな力が加わるんですから、怪我につながる。
最近、見慣れてしまったんですが、
冷静に考えれば、頭にちょんまげを結い、しこを踏むところから観客に見せる。

しかもふんどし一つの裸同然。

そう言えば、四十八手と言われる番外に、ふんどしが取れても負てしまうそうです。

この場合、局所がもろに露出するんで、決まり手は、言いえて妙な「ぺろんまけ」と言うのだとか。


それにしても、なんとも、妙な世界ですよね。
土俵は一段高くて、人はこの方が安全だというんですが、
あの落差を転げ落ちるというのが、どうして安全あのか、よく分からない。
危険一杯の相撲界です。

 

ま、ともかく、技や力の勝負の世界ではあるんですが、
何より、無事これ名馬、ということですね。

 

もうちょっと、今様な進化はできないんでしょうかね。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 10:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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