水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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地震の星

2億年前、という気の遠くなるような昔々の話です。
その頃は、地球上では、すでに多くの海洋生物が活発な活動をしていましたし、
水の中にいた生物は、植物も動物も、陸に上がって新しい環境に適応していました。
で、この2億年前と言うのは、パンゲニア大陸と後に名づけられた超大陸があったのです。
今は地球のあちらこちらに様々な大陸が存在していますが、
なんとその頃はたった一つの大陸だったんです。

 

当然周りは海に囲まれていますが、面積としては今の陸地とほとんど変わらない面積だったんですね。

現在は、ユーラシア大陸、その下にアフリカ大陸。
海を渡って、北米大陸、南米大陸、太平洋の南にはオセアニア大陸、そのさらに南に南極大陸、と、
塊としては、大雑把に6つのグループに分かれます。
これらが、すべて陸続きだったわけです。
ちょっと考えられませんが、実際そうだったようです。

 

で、2億年と言う歳月をかけ、地球の内部のマントル層内の対流により、
その上に載っている地殻、プレートと言ってますが、これが移動するんです。

よく地球を玉子にたとえます。

黄身が核で、白身がマントル、カラが地殻と言う風にです。
この比率で最も大きな違いは、地球の直径と地殻の比率は、
玉子にたとえると、その直径に比べて、卵のカラの何十分の一ぐらいの比率にしかならないほど、
薄いものなんです。
まあ、ピンときませんが、薄っぺらなラップ程度の厚さの地殻なんです。
で、これがマントルの対流で移動するんですね。
プレートによりけりですが、移動速度で早いものは一年で10センチぐらい。
たかだか10造任垢、1万年で10万センチ、つまり1キロ移動します。
100万年で100キロ、1億年で1万キロになります。
地球の赤道の長さは4万キロですから、その4分の1の移動が可能なんです。
つまり、2億年前に、一塊だった超大陸が、一斉に北に南に、西に東に移動をすれば、
たとえ1年に10造任癲■臆年と言う歳月で、現在の位置にたどり着くということは100%可能な事でしょ。
ま、とはいえ、年速(一年間の速度と言う意味です)10造覆鵑董体で察知できる速度ではないのですが、
時間をかければこういう結果になる、ということですね。
で、これは今後も移動し続けるわけで、さらに2億年かけると、
多分、1周回って元の位置に戻り、何度目かの超大陸を形成するだろう、と言われています。
ま、その時の地球上は、今の人間を超えた奇妙な生き物が徘徊しているかもしれませんけど。
間違いなく人間はいないですね。

 

で、このパンゲニア大陸状態をとりあえず出発点とすると、
今のインド半島は、アフリカの南東部にくっついていました。
これがひたすらインド洋を北上し、ユーラシア大陸に衝突したのです。
そのスピード、運動量は移動距離から考えても、すごいパワーだったんですね。
ですからこの衝突で、ユーラシア大陸は、ぐいぐい押されて、そのしわ寄せのように陸地が盛り上がり、
一部に大きな山脈を形成することになります。
これがエベレスト擁する、ヒマラヤ山脈です。

 

ちょっとこの小型版ですが、
フィリピン海プレートに載っていた島が、プレート運動で、北上し、
今の静岡県に衝突し、伊豆半島になりました。
その影響で、丹沢山塊が出来上がったと言われています。
きっと、高麗山もその副産物なんでしょうね。

 

で、パンゲニア時代に、インド亜大陸と隣り合っていた陸地の塊は、東に移動し、
今のオーストラリア、ニュージーランドになったのです。
この塊の南に付いていた大陸は、さらに南下し、南極大陸になりました。

当然ですが、これらの移動が活発に進むときは、そのプレートとプレートの間に大きな力関係が働き、
火山活動が活性化したはずです。
併せて、驚くような大きな地震が繰り返し起きたんでしょうね。

言い換えれば、プレート移動が行われる限り、つまり地球に内在するエネルギーが残っている限り、
地球には火山活動と地震活動がつきものというわけなんです。
ま、そういう星なんですね、この地球は。

ですから、地震活動が起きにくい地域と言うのはありますが、
地球上から地震が無くなるということはないんです。
特にプレート境では、これは宿命的な事ですね。
残念ながら、日本列島は、4つのプレートがぶつかり合っているので、
地震列島ということになっています。

ですから、それ相応の覚悟で備えるというか、まあ、放っておいていいわけないですね。

 

地球のそもそもの活動として発生するのが地震なんですが、
バカなことに、人間の無知なる活動で地震を発生させることがあるんですね。
ま、正直その無知ぶりに驚きました。
それは、お隣の南北朝鮮半島国です。

 

先ず韓国。
おととし11月に韓国の南東部、浦項(ポハン)市でマグニチュード5.4の地震によって、

広範囲に建物が倒壊するなど被害が発生。
100名以上の人が重軽傷を負いました。
なんとこれが、周辺で進めた地熱発電開発が原因だったのだそうです。
これは、地熱発電を開発しようと、地下に高圧の水を注入したために地殻に変動があり、
地震を引き起こした、と言う事なんですね。
その被害総額85億円とか。
さすがに、これにより、政府は開発の中断を決めました。
まあ、当たり前の決断ですね。
地震がめってに起きない、と言われるところで発生したので、
まあ、そんなことがあるんだ、と思ってましたが、
なんと人間の地球へのちょっかいが原因だったんですね。

 

それともう一つ。
今度は北朝鮮です。
北朝鮮北東部の咸鏡北道吉州(ハムギョンブクトキルジュ)から北北西へ約45キロの地点で、
マグニチュード2・8の地震が起きました。
日本ではマグニチュード2.8なんて、蚊に食われた程度でしょ。
でも、ここはめったに起きない地域なんです。
これは北朝鮮が2017年に実施した6回目の核実験で地中の構造に変化が起こり、
誘発された地震と観測されています。
なんと、この地震は、「核実験により自然に誘発された地震」と表現されていますが、
自然じゃないでしょ。
人間のちょっかいで発生した地震でしょ。

ま、ちょっとありえないことですが、そもそも地殻は動いていて、その過程で一部が壊れる、

それが地震です。
ですから、地球は地震を伴って活動している星なんですね。
何もわざわざ、人間がそのことに手を貸すことはないでしょ。
本当に困った人たちです。

| 水嶋かずあき | 環境 | 10:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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