水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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女のサガ、男のサガ

さるタレントさんが、美容整形をしたと公表し、

その行為にあれこれ意見が飛び交っています。
問題は二つ。
公表自体に関する賛否。
もう一つは美容整形に関する賛否。


で、どちらも、まあまあ穏やかな受け止め方のようで、
要はちょっとした話題に過ぎないようです。

ま、そもそも、体にメスを入れるって、不調な部分の改善の為なので、
美容整形となると、見た目の不調なので、体の内部の不調とは意味が違うと考える人が多いようです。
まあ、大体の言い分は、親にもらった体にメスを入れるなんて、と非難しますが、
見た目だって親にもらったものですし、内臓のどこかの不調だって、親にもらったものでしょ。
まあ、どっちにしても大差ない原因ですよね。

 

最近は、昔と違って、美容整形は気軽に行われるようになったようです。
少なくとも、私たちの青春時代、昭和30年代後半から40年代初めぐらいまででは、
ちょっとしたタブーに近いもので、美容整形そのものが、恥ずかしい選択とされていました。
ですから、それを公表するなんて、考えられない時代でした。

 

とは言え、見てくれが良くなるというのは、女性の願望の一つでしょ。
何より、朝起きると、せっせと鏡に向かっているかみさんを見ていると、
もう、ちょっとでも見てくれをよくするというのは、女のサガなんだな、と思いますね。

美容整形まで行かなくても、見てくれをよくしようというのは、先ずは、化粧でしょ。
私はいつも思うんですが、自分の顔にあれこれ塗りたくって、化粧をしている様を見るたびに、
きっとどこかに、ベストの顔が想定されていて、それに近付けようとしているのだろうと思うんです。

 

たとえの話ですが、王義之という書道の大先生がいます。
おそらく地球上で最も美しい字を書いた方です。
この方の字体は、書家は、少なくとも書道をする上で、一度は手本したことがあるはずです。
で、先ずはこの字体を美しい形と言う前提で、頭に叩き込みます。
それを自分流に解釈しつつ、字を書くんですね。
ま、一種の最高にバランスのとれた形の再現です。

で、化粧というのは、自分の顔かたちを前提に、その最高の美形に近付けようとする努力のことを言うわけでしょ。
つまり、字で言えば王義之の字を手本にするように、

女性で言えば、楊貴妃かクレオパトラか、
まあ今時で言えば、自分の顔かたちに近い女優さんとかモデルさんの美しさに近付けようとするわけでしょ。
例えば、そもそもが、最高の美顔だったら、化粧する必要がないわけですよね。
理屈から言えばそうでしょ。
肌のつやと言い、目、眉の形と言い、顔の骨格と言い、鼻筋の通り具合と言い、

唇の格好と言い、それらの色つやが、何もしないでベストだったら、
化粧は必要ないでしょ。
それでも、きっと楊貴妃もクレオパトらも化粧はしたんじゃないか、と思うんですね。
いやあ、なんの確証もないのですが、きっとそうだと思うんです。
つまり、化粧は女性のサガなんです。

 

いまや、男にとっても、もちろん女にとっても、女性が口紅をぬるというのに何の抵抗もないでしょ。
でもよくよく考えてみれば、口紅を塗った唇が、最高の美とは思えないでしょ。
色つやが悪く、形もいまいちなら、そりゃあ修正のために塗るのはありでしょうが、
なぜか、猫も杓子も口紅を塗るでしょ。
今や女子高校生は、何のためらいもなく口紅を塗りますよね。
色つや形の良し悪しに関係なくです。
つまり、これは人類の文化なんですね。
そういうものだ、という。
ま、勘ですが、口紅というのは、化粧の最古の美化の方法なんだと思いますね。
で、その後、目のまわり、まゆなど手を加え始め、肌の下地をぬり始めた。
と考えると、化粧も進化しているわけでしょ。
まつ毛のエクステなんか見てると、これでもか、という感じがしますもんね。

 

ですから、その延長として、美容整形があっても不思議じゃない。
化粧が良くて、整形が悪いなんて、こと女性の美の追求から行くと、
そんなこと言ってられないでしょ。
男たちのうろうろしている間に、女性たちは、いかに美しくなるかにまい進しているんです。

 

でも、ま、結構な話です。
女性が美しいというのは、当の女性自身よりも、むしろ男たちが望んでいる事なのかもしれませんね。

不思議なんですが、アスリートでも、その身体能力の評価もさることながら、

美人かどうかが、併せてついてくるでしょ。
バトミントンとか、テニスとか、柔道とか一対一の戦いの中で、特にひいきが無ければ、
なんとなくかわいい子を応援してしまいますでしょ。
テレビのワイドなどで、コメンテーターとして、有能、雄弁の女性弁護士より、
美人の弁護士の発言のほうが、聞く耳を持ってしまうでしょ。
まさにこれは男のサガなんでしょうね。

 

そう、こう考えてみると、女性がきれいになりたいという本能にも近い行動をとるのは、
男という存在なしには考えられないでしょ。
つまり、男の評価を前提にしているんじゃないか、と。
間接的であれ、女性が化粧をしているのは男のサガに呼応しているのであって、
それが習いが性になって、女性のサガのようになってきたのは、
人類の延々と続いた、男女の相関関係によるものではないか、と思うんですね。

 

つまり、男の気に入る状況づくりに、女性が協力している、と。
そこに勇気を持って体にメスまで入れて、美しくなろうとしていること自体、
賞賛すべきことではないか、というのが結論なんですね。


いや、女性の皆さん、男のわがままに付き合っていただき、ありがとうございます。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 11:07 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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