水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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好奇心こそ進化の原点

子どもたちは、良く、なぜなのとか、どうしてなのとか、質問し、
その答えの仕方によっては、無限に、真実真理に近付くほどの、繰り返しの質問を向けてくることがあります。
まあ、これらの純粋な好奇心には、大人はたじたじとなってしまうのです。
そして、人類としては、ある意味救いでもあるのですが、
大人になってもこの好奇心を持ち続けている人がいるということです。

 

子どもと大人の違いはいろいろとあります。
子どもはうそを嫌います。
大人はうそを受け入れます。
子どもは、分かろうと努力します。
大人は分からないとあきらめます。
子どもは予測できない失敗があることを知りません。
大人は予測できる失敗を恐れます。
そして、これらの資質から子供は好奇心を持ち続けるのです。

やがてさまざま経験を積む中から、
子どもの頃に持っていた好奇心は薄らぎ、唯のつまらない大人が出来上がってゆくのです。

ただのつまらないおとなになってしまった私たちは、大いに反省すべきですね。

 

さて、それでも好奇心を持ち続けている人たちはまだまだたくさんいて、
そのひとたちの活躍が、時にネットで紹介されています。


地球から光の距離で約15分、2億8000万キロ離れている

直径900辰曚匹両惑星リュウグウを探査しようというチームが、
しばしばテレビの報道で、その経緯を報告しています。

先ずこのリュウグウなんですが、本名は、162173という小惑星番号が付けられているのです。
でも、いくら小惑星の呼称とはいえ、数字の並びでは無機的すぎるでしょ。
そこで、ハヤブサ2で、小惑星の探索をしようとJAXAが計画を立て、
その探査対象として、この162173を目標にしたのですが、
計画そのものが、表面岩石を採取して持ち帰る、という内容だったので、
浦島太郎が竜宮城を訪れ、玉手箱を持ちかえったというストーリに重ねて、
リュウグウという名称を命名したのです。
さしあたって、その意味ではハヤブサ2は、浦島太郎の役割をしているんですね。
ちなみにハヤブサ2がリュウグウの表面を探査し、いくつかの岩山やくぼみに名前が付けられて、
「オトヒメ(岩)」「エジマ(岩)」「リュウジン(尾根)」「モモタロウクレーター」「キビダンゴクレーター」
など、童話の世界が広がっているようです。
桃太郎と浦島太郎の二つが同居しているのも、妙ですね。

もっとも、CMでは、これに金太郎が加わりますが。

 

さて、このプロジェクトによると、
リュウグウは、炭素の含有量の多い炭素質コンドライトからなっていて、
観測結果から含水シリケイトの存在もありそうだというんです。

炭素質コンドライトとか、含水シリケイトとか、そもそもがなんだそれ、でしょ。
このレベルの知識すら持ち合わせていない凡人たちにとっては、
何より、どうしてそんなことが分かるんだ、となりませんか。
ともかく、近場の小惑星なんだそうですが、それでも光で15分の距離ですから。
地球から電波で命令を出しても、届くのに15分かかるという事でしょ。
そんな距離のところの情報をいかに分析するのか、凄い技術ですね。
まさに好奇心の塊が、こういうことを成し遂げてゆくんでしょうね。

 

ともかく、どうも、リュウグウの表面には含水鉱物の形で水が存在しているらしいと、
玉手箱に詰め込んで持ち帰るリュウグウの表面岩石を分析し、
どんな組成かを詳しく調べるのだそうです。
そして、アミノ酸、カルボン酸、核酸塩基、アルコール、など生体関連分子も検出されるかもしれない、と、
期待されているようです。

 

さらに最近の宇宙関連のニュースでは、
超大質量のブラックホールの映像が確認できた、というニュースです。
何やら、ぼんやりとですが、真っ黒けの穴とその周辺の赤とかオレンジの楕円形の写真でしたが、
人類が始めて、目に見える形で映像としてとらえたブラックホールだそうです。
あのアインシュタインですら、論理的に可能とは言いながらも、

その存在に確証を得ていなかったそうですから、これは大変なことなんですね。

 

そもそも、ごく普通にブラックホールという言葉が使われますが、
なかなかこの概念が理解できないですよね。
大まかには、とてつもない重力を持っていて、
ありとあらゆるものを吸い込んでしまう、と言われています。
まあ、宇宙に存在するアリ地獄のようなものです。
このブラックホール、宇宙のどこにでもあるらしいのですが、
この映像は、地球から5500万光年の彼方、おとめ座銀河団の中心にある巨大楕円銀河M87の

さらに中心にあるものだそうです。
と言われてもピンとこないでしょ。
鳥取の日野町と言うところに…、なんて地名が出てきても、地図的にピンとくる人がいないようにです。
でもまあ、そんなところだそうです。
で、うっかりそこに出かけてゆくととんでもないことになります。
このブラックホールの境界線のような所があって、
そこを超えた途端に吸い込まれるわけですね。
ところがこの境界線のところは、何かで指し示されているわけではありません。
この先危険とかの立札があるわけではない。
いつの間にか超えてしまうと、ゆっくりと吸い込まれてゆきます。
まあ、簡単な話、アリジゴクのふちに落ちたアリが、どんどんまん中に落ち込んでゆくようなものです。
で、ふと気が付くと、体は細かい線状に切り裂かれてしまうんだろう、ということです。
もちろん死んでしまいます。
ま、100%体験できない話ですが。

ともかく、このブラックホールの映像を確定するには、
メキシコ、ハワイ、米アリゾナ州、チリ、スペインなどの6つの天文台の望遠鏡がM87に向けられ、
ある時シンクロして撮影をしたのだそうです。
ちょっと数字を並べても理解できないと思うので、とても抽象的ですが、
膨大なデータを解析し、2年がかりで、200人の専門家によって画像再生をし、
やっと、先日その成果を発表したわけです。
多分あの画像を見た人もいると思うのですが、
ついに人類が目で見ることのできるブラックホールの姿です、と言われてものの、
黒とオレンジと赤の楕円の映像です。
だからなんだ、の世界でしょ。

 

我々凡人には、ブラックホールの映像が可視化できた、なんてことは大して重要な事じゃないんですね。
それより、北朝鮮は本当に核を放棄できるのか、ということの方がずっと気になる。
もりかけの問題はこれでもう封印されてしまうのか、ということの方が興味がある。

でも、なんとなくこれらの宇宙関係のニュースを見ていると、
妙なロマンを感じますし、子どものように好奇心を持ち続けている人たちがいることに、
安堵の心を持つつんですね。
まあ、なんと声をかけていいか分かりませんが、関係者の方々には、頑張ってください、と言うしかないですね。
いや心からです。

| 水嶋かずあき | - | 10:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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