水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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明日は投票日

いよいよあすは統一地方選挙の投票日。
我が平塚市も、市長、市議会議員の投票が行われます。


先に行われた知事・県議会議員の選挙は、知事選投票率40.28%、
県議選投票率41.16%となって、多少、減りましたが、ほぼ前回並み。
ただし、6選挙区が無投票ということになりました。
平塚はご存知の通り無投票でした。


立候補者は、選挙戦無しに議席を獲得したわけですが、これはこれで問題だったわけでしょ。
現に、議席を確保したある県議が、選挙費用の面では、いきばくかの支出が抑えられたけど、
これは、4年間のさまざまな活動の上に成り立っている事なんで、
トータルに見れば、選挙戦が無かったからと言って、
金銭的にそれほど大きなプラスになったわけでもない。
むしろ、ある意味4年間の評価なわけなので、それが不明であることの方がマイナスじゃないか、
と言ってました。
確かに、選挙というのは、その人の政治家としての資質を見極めるところです。
しかし、無投票ということは、その判断、選挙民の選択権を奪ってしまうことになります。
極端な話、3議席のうち、1議席は新人さんでした。
で、無投票という事ですから、この新人さんは、さる組織の推薦だけで議員になってしまって、
選挙という、一般の有権者のチェックを受けることが無かったわけです。


得票数というのは、賛意を示した人の数です。
で、有権者数から得票数を引くと、
その数が、反対、もしくは分からない、という人々の数です。
何票取ったか、より、無投票を含め、取れ無かった数の重みを受け止めるべきでしょ。
その意味で、無投票当選というのは、候補者自身も含め、
政治家としての評価があいまいなまま議員になるわけですから、
これは、ある意味、民主主義の崩壊の兆候ではないか、と思うんですね。

 

この無投票ということは、全国的に広がってきているようで、
これについて、ある機関が調査をしたのだそうです。
対象、約8000人、選挙権がない14歳から70代まで。
多くの人が、有権者の選択権を失う無投票に、強い危機感を示した、と言います。

九州での例。
45選挙区のうち18選挙区が無投票となった福岡県議選。
なんと、4回連続で無投票となった筑後市のある市民は、

多少費用がかかろうとも信任投票をすべきだ、と主張しました。
確かに、現公職選挙法では、立候補者が定数を超えない限り、選挙は行われません。
しかし、それだと、候補者のチェックができなくなります。
4回続けてということは、政治団体の意志で代表を決めてしまう訳で、
市民が議員の選出に介在できない。
せめて、信任投票ぐらいはできるような制度改革が必要だ、と言うことです。
確かにそうですね。


大体、県議選は知事選と抱き合わせ、市長選は市議選と抱き合わせなんですから、
有権者にしてみれば、投票所に出向くという手間は同じです。
そこで、信任の票を入れるか入れないかですから、実質的には、選挙での結果と同じことになるでしょ。
もちろん、不信任票の数によって、失職するということは、なしです。
ただ選挙民としてのチェック機能は持つことができるというわけですね。

 

そもそも、選挙民は、選挙という機会をどのようにとらえているかでしょ。
なんとなく、義務的に、また、与えられた権利の行使とばかり、投票に行くのですが、
その本質の大半は、人への投票なんですね。
もちろん、政治家としての必要な資質をチェックするわけですから、
いかなる人物か、ということは重要なんでしょうが、
まだまだ日本人の選択の基準が、政策というものに重きを置いていないんですね。
例えばです。
出口調査なるものを新聞社などがしています。
いくつか質問事項があるんですが、一つは支持政党、二つ目は、最も優れた政策を掲げているのは誰か、
三つ目が、誰に投票しましたか、というようなことです。
で、実態と言うと、主にだれに投票したかを主にデータ化します。
ですから、早々と当確が出る場合は、出口調査で、ある程度、読めてしまうという事なんですね。
さて、ここが問題なんです。


二つ目の政策に対しての選択と、実際に投票した人の選択が、

どういうわけかヅレているんですね。
つまり、優れた政策を掲げた人を選ぶとは限らない、ということです。
日本の選挙に関する体質は、まだまだ、どういう人か、というより、だれか、が先行するんです。

 

かつて市長選に立候補した時、ある地域を回ったのですが、

うちは代々だれだれに投票することになっているんだ、と一言。
正に、地盤のよる選択がされていることを知りました。
いまさら、おまえが来たって、何を言おうと聞く耳持たない、というわけです。
で、代々支持しているというその候補者については、実はあまりよく知らないんですね。
今度立候補したのでよろしく、で終わりなんです。

 

有権者の大半が、候補者の政策を知らないまま投票しているはずです。
いわゆる風評とか評判とかでです。
そうなると、選挙民の正しい選択が行われにくくなってるわけですね。
つまり、まあ大体そんなところか、みたいな感覚なので、
結果として、無投票になろうとたいした問題じゃない、と考えるんですね。

まさに、ある種の政治への信頼なんです。

 

しかし、これは微妙に政治不信への裏返しでもあるんですね。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 10:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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