水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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ブレーキアクセル

運転手は、健全な体と、健全な心でハンドルを握っているはずでしょ。
だから、普通はルールを守って、事故が無いようにしているし、おかげさまで事故に巻き込まれないでいる。

でも、悲劇が繰り返されています。


あの鉄の塊が、そこそこの速度で、人間に接触したら、まあ、怪我はおろか、死に至ることは、むしろ当然でしょ。
私は、道を歩いたり、自転車の乗って走って行くとき、まあ、ありえないだろうけど、
もし向こうからくる車がなんかの拍子にこっちにハンドルを切ったら、とんでもないことになるな、
と、時々考えることがあります。
今のところ、100%そういう目にはあっていませんが、

不運な状態だと、そのわずか0.0001%位のことに遭遇してしまう人がいるわけですね。
池袋で、母子が命を落としました。
心からご冥福をお祈りいたします。

 

高齢者による、暴走事故がこんなに発生しているのに、国は、対応を具体的に示しません。
以前から主張しているように、運転免許証は、物理的にある年齢で失効させるべきです。
そして、生活の諸事情で、どうしても必要とする人には、改めて免許証取得のための再教育をし、
再試験を受けさせるべきでしょ。

受験資格に18歳と言う加減があるように、

失効の年齢に上限があっても不思議じゃないでしょ。

時に凶器になるものを操作する資格なんですから、

適切なコントロールができない条件を考慮すれば、

何歳から何歳まで、とあっても不思議じゃないでしょ。

職場での定年と同じです。

ある年齢を超えれば、相応の成果が得られないと考えているからでしょ。

つまり、それは能力の低下が前提になっているはずです。

これは運転能力にも当てはまるんじゃないでしょうか。

 

さらに、運転資格のための法律はどんどん変わってきています。

現在の高齢者、一応自分を基準にすれば、
早くて、16歳、遅くて、18歳から20歳ぐらいに取得しているはずです。
で、その当時の法律を覚えて、試験を受けているわけでしょ。

何しろ、当時は、まだウィンカーが未整備な車があって、
右折の時は運転席から腕を出し、道路面に平行に差し出せば、右折。
腕を肘で折り曲げ、上を指せば左折、ということだったんです。
今の人には信じられないでしょ。
そういう法律だったんですね。
なおかつ、危ないと危険を察知したら、クラクションを鳴らせ、という事でした。
当時は、道に車が走れば、やたらとクラクションが鳴らされ、それはブーブーとうるさいものでした。

ところがある時、突然法律が変わって、今度は、やたら鳴らすな、となったんです。
昨日まで鳴らせで、今日からは鳴らすな、です。
そんな簡単に習慣は代えられないだろうと思ったんですが、
まあ、そうやって、車の進化とともに、運転のための法律が変わってゆくわけです。

 

私はいまだに、シートベルトを止め損なうことがあります。
先日、友人を尋ねて、福井までかみさんと出かけたんですが、
友人が運転する車の助手席に乗り込んでも、どうも、安全ベルトを止めそこなってしまうんですね。
車に乗るたびに、止めそこなうので、シートベルトを止めるように注意されました。

おそらく一日で、5〜6回は注意されたんです。
私は言い訳がましかったのですが、私が免許を取った時は、

シートベルトそのものがついていなかったのですから、

そういう試験は受けていなかったので、

このことは十分身に付いていないんです、と言い訳をしました。
いや実際、そう思っているんです。


高齢者にとって、身体能力、判断力など、さまざまな能力が衰退して行ってるだけでなく、
新たに変更された法律を、十分に理解、習得していない、ということも現実なのです。
ですから、ある年齢以上は、単なる高齢者講習程度でお茶を濁すのではなく、
ともかくいったん返上させる。
なんでだ、と思うかもしれませんが、運転免許の資格は、少なくとも中学生や高校生には与えていないでしょ。
つまり、下限の年齢があって、それ以前は未熟である、という理由で、与えません。

 

実は身体的能力で言ったら、15歳ぐらいが極めて優秀なんだそうですね。

あるとき警察関係の人に聞いたことがあったんですが、
若いころ、いわゆる暴走族に入ってバイクをぶんぶん飛ばしていた経験がある奴らの方が、
警察官になって、白バイ隊などに編入されると、運転技術では抜きんでたものがある、と言ってました。

まあ、ともかく、年をとればそれは能力は落ちるわけですから、
再試験をすべきだ、と。
それで受からなければ仕方ないでしょ。

 

よく、生活の事情で、たとえば買い物難民になっているとか、

病院通いをしているとか、息子夫婦とは離れて暮らしているとか、
車の運転資格を失うと、とても不便になる、ということで

高齢者の免許返納を渋る人がいますが、
世の中、そういう時はそういう時で、不便な思いをしている人を対象とした商売が発生するのです。
まあ、多少は経済的な負担が増えるかもしれませんが、

不測の事故の可能性が残る限り、大した支出ではないでしょ。
一台車を保有するより、タクシーで移動したほうが、トータルで安上がりになる、という人もいます。
もちろん頻度でしょうが、

高齢になっての生活は、ある一定の頻度で車を使うということも少なくなるはずです。

 

高齢者の事故は、その大半がアクセルとブレーキの踏み間違い、とか。
大体、ブレーキの隣にアクセルがある、という極めて危険な構造でしょ。
ふと勘違いすることもありうる。

 

昔、と言っても50年ぐらい前の話。
アクセルとブレーキを一つのペダルにする部品が登場しました。
乗っている車を改造するんです。
で、ペダルは一つ。
踏み込むとアクセルになる、離すとブレーキになる、と言いう代物です。
新聞でこの情報を読んだ時、そんなこと考える人がいるんだ、

と、その成り行きに興味を持ったのですが、
その後、この機械を取り付けたとかいうニュースはありませんでした。

ただの話題で終わってしまったんですね。
でもこのご時世。
高齢者の運転手は増える一方でしょ。

自動運転など、危険察知するセンサーを取り付けた車が登場していますが、
池袋のケースでも機能するんでしょうかね。
ま、疑問ですね。


でも、もし免許証の上限年齢を定められないのなら、
このブレーキアクセルの合理的なシステムを開発すべきでしょ。

早急にです。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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