水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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ルーシーが生きていたころの事

人間は、自分たちの先祖が、どのようにして今日にたどり着いたのか、

と言う進化の過程をとても気にしてます。
そして例によってさまざまな説が登場しているんですが、
現在はある程度、説の一本化が行われて来つつあります。

まあ、多くの学者がそうに違いない、と共通してあらすじを認めたということです。

 

先ずヒト(ホモサピエンスのこと)としての最低条件は、と言うと、
二足直立歩行です。
類人猿から分かれて、ヒトは別の進化を遂げますが、
その分岐点は、直立に歩行をしたことでした。
かつて進化の道を共にしてきたのですが、人と別れることとなったのが、
類人猿の類。
ゴリラ、チンパンジー、オランウータンなどです。
で、彼らは、二足歩行をしますが、ナッキングと言って、手の甲を地に付け、
歩行することが多いのです。
したがって、人はそれをしない分、前傾姿勢から解放されて、
直立と言う姿勢を取れるようになりました。
これは当然ですが、骨格としては直立姿勢を支えるため
骨盤の向きが変わってきます。
ですから、この骨盤の角度などが、遺跡から人骨らしきものが発見された場合、
直立を示すものか、否かが、判断の大きな基準になってくるのです。

 

そして、その時一緒に掘り出された地盤が何年前のものか、ということが計算され、
その地盤の世代に生きていた、ということになってます。

今のところの定説としては、人間の先祖、つまり二足直立歩行をするようになったヒトは、
およそ500万年前ぐらいに、登場したらしいとされています。

 

いくつかの原人の発掘された骨格の中で、もっとも有名なのがルーシー。
これは1974年11月にエチオピア法東部のハダモール村で発見された化石人骨で、
この骨は、318万年前のもので、かなりまとまった骨から、二足直立歩行をしていたことが分かり、
正に新発見となったのです。
この骨は、アウストラロピテクス・アファレンシスと言う猿人の一種で、国際アファール調査隊が、発見したんですね。
で、この時、新発見に沸いていた調査隊のキャンプで、

たまたまビートルズの「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」がかかっていて、
これにちなんで、ルーシーと名付けられたのだそうです。
ま、この逸話はともかく、318万年前、とかなり具体的な数字ですが、
すでに、この時期に二足直立歩行をする、ヒトの大先輩がいたわけです。
 
で、多くの人骨化石を輩出する東アフリカの中部ですが、
大西洋からのプレートの圧力がアフリカ大陸に掛かり、
アフリカの東部が隆起します。
そこに東アフリカ大地溝帯が形成されるのですが、
この地殻変化により、それまで、海から流れ込んできた湿った空気が遮断され、
それまで、木々に覆われていたアフリカの森が、徐々に衰退し、草原へと変わってしまいます。
つまり、木がなくなってくると、樹上生活をしていた動物は、

否応なしに地上の生活に適応しなくてはならなくなるのです。
その結果、二足で歩くことの能力を身に着け、

形態としての直立型の人の原型が作り上げれられて行きます。

 

ま、少なくとも、私はそのように聞かされてきました。
ところが、こんな記事がネットで紹介されたのです。
「ヒトが直立二足歩行するようになったきっかけに超新星爆発が...」と言うんですね。
何!新説か?
で、米カンザス大学のアドリアン・メロット名誉教授らの研究チームは、
「超新星に伴う宇宙線によって大気がイオン化(電離)し、

落雷が急激に増え、世界中で森林火災が起こった」
と推測したのです。
そして「ヒトの祖先は、森林が焼失して草原となったことで、
この環境変化に適応するため二足直立歩行を進化させたのではないか」という新たな説を示したのですね。
木がなくなって、地上に降り立った結果、二足直立歩行に移ったという点では同じなんですが、
木がなくなった原因と言うのが落雷による森林火災で、木が喪失した、と言うんですね。
ま、正直どうでもいいや、と思うんですが、もし推定通りだとすると、
超新星爆発という第一次の現象が、人類誕生のきっかけ、ということになりますでしょ。

 

ただ、その時期に若干のずれがあるんですね。
そもそも地球には800万年前から超新星からの宇宙線が到来していたのだそうですが、

そのピークは260万年前頃とみられている、と言うんですね。
と言うことは、発見されたルーシーの生きていた時代は、318万年前。
微妙にズレがあるとは思いませんか。

まあ素人がとやっく言う事でもないのですが、
数字が合わないじゃん、ということです。
ま、だからなんだの世界ですが。

| 水嶋かずあき | 環境 | 20:07 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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