水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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半分は燃やして終わり

私がマンションに引っ越してきて、最初に感じたマンション生活のメリットは、
ゴミの廃棄についてでした。
一階の、奥なんですが、ゴミ収集場所があって、
そこに、いくつか置き場が決められてはいるものの、
ほとんどのゴミを捨てることができるのです。


で、何がすごいと思ったのかと言うと、いつでも、と言う事なんです。
普通は、曜日別とかにこまごま分かれていて、
一度捨て損なうと、来週まで家に中に置いておかなくてはいけない、ということになります。
でも、ゴミ収集部屋にさえ持って行けば、早朝だろうと、深夜だろうと、
日曜だろうと、祭日だろうと、ともかく廃棄することができるのです。
布団丸ごととか、何十属幣紊虜猝擇箸、何か若干の規定がありますが、
燃えるごみ(生ごみ)プラゴミ、ペットボトル、
そして資源ごみとしての、紙、ビン、缶、段ボールなど、
分類さえすれば、所定の所に置いてくればいいのですから、
まずは、ゴミカレンダーで、曜日確認なんてしなくていいんですね。
これは、生活してゆく上ではとてつもなく大きなメリットです。

 

で、あらためと思ったんですが、いつでもいいということもあってか、
ほぼ毎日、なんかのごみを捨てています。
我が家は、夫婦二人と、かみさんのお父さんの三人。
ちなみに、3人の平均年齢は79歳。
来年は平均年齢80歳のオールドファミリ―になります。
ま、ともかく、ですから、食べ盛りの子どもが何人かいる家庭から見れば、
捨てるものと言うのは少ない方だと思うんですが、
それでも、プラゴミは、最低でも2日に一回は捨てに行きます。
生ごみは、幸いかなディスポーザーがあるんで、あまり出ないんですね。

 

で、思うことは、なんだってこんなにプラスチックごみが出るんだ、と思うんです。
一度食事の準備をすると、大きめの買い物用のレジ袋は半分ほど埋まります。
考えてみると、食料品店の店頭は、なんだかんだとプラ系の容器に包まれています。
大根だって、ビニール袋に包まれていますし、レタスなんかも透明の容器に、入れこしています。
魚、肉は当然でしょ。

昔の話をしても仕方ないのですが、
その昔、肉屋さんは、竹の皮を包装用に使っていましたよね。
肉だって、油紙でくるんで、紙包装。
ふと気づくと、プラだらけになっています。

 

で、ゴミを捨てるのに分別するんですが、
うちのマンションに、もちろん誰だかわからないのですが、
なんでもかんでも、全部まとめてごみ袋に入れて出す人がいるんですね。
で、管理人さんが時々、きちんと分類してください、と貼り紙をつけたりしています。

おかげで、監視カメラを付けることになりました。

まあ、仕方ないですか。
もちろん、みんな決まり通りに、ペットボトルなんて、
ラベルをはがし、キャップは別にして、ボトルはボトルで仕分けしています。

で、これって、本当に意味があるのか、と疑問を感じることがありました。


ちらちらと噂のように聞いてはいたのですが、
ゴミの分類は意味がない、と。
で、日本はウソかホントか、プラゴミのリサイクル率が84%なんですって。
これはすごいでしょ。
日本人の生真面目さがデータ−として出た、とか言われていますが、
84%という高い数字が逆に気になってしまったんです。
そもそもが廃プラのリサイクルというのは、大きくわけて3種類。
1. マテリアルリサイクル
2. ケミカルリサイクル
3. サーマルリサイクル
の3つ。

で、1、2はともかく3のサーマルリサイクルというのは、
燃しちまう、と言う事なんです。
なんかの拍子に、キャンプファイヤーの中に、飲み終わったペットボトルを投げ込んだとします。
つまりこれだって、大雑把にはサーマルなんです。
回収率が84%、そのうちの70%がサーマル処理によるものです。
つまり、なんだかんだと半分以上は、要は燃しているんですね。
だったら、燃えるごみとして処分しても何の問題もないんじゃないの、と思うんですね。

 

ウソかホントか、ゴミ焼却の現場では、生のままのゴミだと燃焼性がよくない。
そこで、プラゴミを補助燃料として混ぜているとか。
つまりわざわざ市民に分けさせて、別々に回収して、
ゴミ焼却場で、また混ぜているとしたら、
私達の努力は意味がないという事でしょ。
これを徒労と言います。

ひどいのは、そんな風潮を作り上げていて、
いや誰ってオカミのことですよ。
事業ごみは有料だ、とか、ちょっとした分別で、これは持って行けないとか、
まあ庶民は、女将の顔色をうかがうようにごみを出しているでしょ。
まあ身近の所にはいませんが、ところによっては、分別をきちんとさせようと、
自治会の中の役員さんが、見張りをしてるとか。
もうこうなると、いい加減なルールを作りそれを市民に強制している行政の手先みたいなもんでしょ。

近々、ゴミ袋を有料にし、そのゴミ袋でないと回収しない、

というルールを実施するとか、言われています。
いやいや、その前に、私達の分類の努力がどのように生かされているか、
忠実なデータを公表すべきでしょ。

 

実は、今度の七夕のたから市と言うイベント会場で、
16コマの飲食店が出店するのですが、
この時、脱プラをテーマにして、そういう運動を興そうと、
プラスチック製の容器は使わない、ということのようです。
まあ、紙皿とか、紙コップを使うようです。
実質的な効果としては、焼け石に水の話ですが、
それはそれなりに、地球環境を考えれば、啓蒙としては意味あることだと思うんですが、
大手のフードチェーンが、ストローを紙製に切り替える、という運動に似ていて、
効果そのものよりも、うちだって環境に取り組んでいるんです的な見栄を感じますね。

何より、廃プラリサイクルの精度上げるか、サーマルで、良しとするのか、
いずれにしても決断が迫られているんじゃないでしょうか。

| 水嶋かずあき | 環境 | 19:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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