水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
<< 七夕飾り製作レポート | main | タンカー炎上 >>
安寧の日々のために

老後2000万円の話です。
まあ、基本的には、想定される範囲では、なんとかしなきゃ、でしょ。
世間がびっくりして、100年安心の話はどうなった、とかには、
100歳まで生きるとしたら、退職金で間に合うのか、
そういう計算をしたことあるか、と言うのが、麻生さんの最初の言葉。
そのうち、風向きが厳しくなってくると、
審議会としての答申を、発注者たる大臣が受け取らない、と言い出す。
まあ、こういう事体での麻生さんの対応は、つっけんどんで横柄ですから、
何かと批判を浴びてしまいます。


で、野党はここぞと攻めたてていますが、
まあこれは、これと言った政局のネタが少ないので、
参院選を控えて、格好の材料と言う捉え方でしょ。

与野党の政争として2000万円の問題は、スポットライトを浴びていますが、
そんなやり取りを超えて、冷静に私たちの老後を考えたら、
内容はともかく、意味のあるレポートだったんじゃないでしょうか。

だって、現在、決して安心できる状況じゃないでしょ。

確かに、年金がらみで考え、将来を展望した時、
老後は極めて不安材料が多く、
おそらく、今の若者が老後を迎えるときは、
相当に厳しい状況になっているでしょうね。

 

私は、2年前に、自分の老後について、経済面からチェックをしたことがありました。
つまり、2017年から始まる年度ごとの収支の推移を一覧表にしたのです。
したがって、一番上の欄は2017・2018・2019と続きます。
そして、その下の1行目は、現在の手持ち資金の合計。
現金とか、貯金とか、生命保険などの合計。
2行目に私の年金額。
これは年度を経るにしたがって、数値は少なくなります。
考えられる範囲で、このまま行く、とは思えないからです。
で、続いて3行目がかみさんの年金額。
さらに、臨時的な収入について。
例えば保険が満額になったとか、ですね。
この合計がその年度の収入総額です。

 

で、その下は支出の部です。
現在の生活形態の支出を、多少大雑把ですが算出します。
この項目は、家計簿的に項目できちんと区分けすべきですね。
実態としての現状をチェックできるからです。
で、食費とか、水道光熱費とか、マンションですからその管理費とか
さらに、諸税、交際費、衣服、趣味、医療費など、想定できる限り項目を書き出し、
それぞれに具体的に数字を入れてゆきます。
年に一度ぐらい、どこかに旅行に出ようとか、
孫たちの成長に応じた支出も想定します。
年に応じて、増えてゆくものもあります。
医療費なんかそうでしょ。
でも年に応じて減るものもあるわけです。
衣料費なんかそうでしょ。
年取れば、ファッションにそれほど金を掛けなくなるはずです。
で、その年度の支出予測額の合計が出ます。
これを収入から引き算して、剰余は翌年の一行目に手持ち資金として書き込みます。
そして、さらにその年度の収支残高の下に
私とかみさんの年齢を書き込みます。
当たり前ですが、年度ごとに一歳づつ年を取ってゆきます。
まあ、こうして年度ごとの推移の一覧が出来上がるのです。

 

こんな作業をしたのは、かみさんが、将来の経済的な変化の不安をしばしば口にしたからです。
私達は大丈夫だろうか、と。
そこで、じゃあともかく、現状でわかる範囲で数字を書き出してみよう、ということになったんですね。
想定ですから、多少の狂いはあるでしょうが、
まあ、大狂いはないでしょうね。

 

で、この作業をしながら、そうそう無限に生き延びるわけじゃないだろうから、と、
私の没年を想定しました。
つまり、その年から私の年金は入らなくなるからです。
その年は、あと11年後の86歳です。
いろいろ考えてこの年に会いました。
表に自分の寿命を書き込んだわけです。
この年の支出には、葬儀代を追加しました。
だって、何もしないわけには行かないでしょ。
ですからそこそこには葬儀を出せる費用も確保すべきでしょ。

 

ま、そんなこんなで、我が夫婦の老後はどうだろうか、ということのチェックは
とっくに、済んでいるんです。

で、これを経験してみて、逆に周囲の人が、

ほとんどそんなことしていないことに気が付きました。
いや驚くほど呑気なんですね。
とは言え、多少は不安を持っているわけでしょ。
だったら、はっきりと現状から見える範囲は目をそらさずに見つめてみるべきでしょ。

 

その結果、何とかなりそうなら、のんびりとした老後を過ごせばいいわけですし、
不安があるなら、相応の努力をすべきでしょ。

こういう話をすると、

時々ひどいことを言う人がいます。
まあなるようにしかならねえよ、と。
土壇場で、バンザイグリコなら、(お手上げ状態と言う事)生活保護って手もあるしな、とか。
いやいや待てよ、今までの生き方が、それではすべてパーじゃないの。
竜頭蛇尾なんて言葉のように、死に際をしょぼしょぼ生きるとしたら、
なんていう人生だったろうな、と、人生を丸ごと後悔するだろう。

 

でも、人生の最終章である、まあ死ぬ前10年ぐらいが穏やかで安寧の日々なら、
昔の苦労は笑い話。
いい人生だった、と思えるんじゃないかな。

つまり、老後の2000万円は、人によって当然金額は変わるだろうけど、
要は、安寧の日々のための資金である、と言うことですよね。
とかく世間は金額に右往左往していますが、
大事なことは、安寧の日々を望み、良い人生の締めくくりをできるかどうかなのであって、
正に、生きざまそのものを問うているんですね。

 

| 水嶋かずあき | あれこれ | 23:13 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









http://blog.mizushima-kazuaki.com/trackback/3058
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ MOBILE
qrcode
+ LINKS
+ PROFILE