水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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嘘のない政治

平成12年年末の総選挙の時のことです。
直前の麻生総理大臣が、字を読み間違えたとか、
例に寄っての過激な言葉遣いだとか、ともかく品格の無さをまき散らしていたおかげで、
自民党に対する風当たりも強く、解散総選挙になりました。

 

この時、私は花水公民館へ投票に出かけたのですが、
いつもとは様相が全然違う。
まずは、投票会場に入るのに列に並ばなくてはいけない。
今までこんなことはなかったですね。
で、公民館の入り口の列に並んで順番待ちをしているところに、
何やらお年寄りの爺さんが、やってきて、その列を見ると、
「こりゃあ、天下が変わるぞ!」と大声で叫んだのです。
まあ、一般的には、自民党の1年交替の総理大臣の在り方に、
国民は辟易としていたので、新たな政権をひそかに望んでいたわけです。
そういった空気を察知して、いつもより多くの人が投票所にやってきたのだと思うのです。
とは言えこういうのって、ふたを開けてみなければわからない。
しかし、そこでできた行列は、確かに国民の切なる願いを反映したものでした。
爺さんが、こりゃあ天下が変わるぞ、と言うのも、さもありなん、と言うところです。

 

しかし、ふたを開ければ、片山、管、野田とこれまた1年交替の首のすげ替え。
つまり、一年しか持たないということは、
それなりの期待を持って、新総理就任を受け入れるのですが、
一年以上評価に耐えるだけの政策を打てない。
ま、簡単に言うと、一年を経ずしてぼろが出てくるわけです。
実に、厳しい世界ですね。

 

そして、今度は、真逆に安倍さんが、延々と政権を維持し続ける。
これはこれで結構なんでしょうが、あまりに長いと、いささか新味に欠ける。
飽きとかではなく、時代に即応した柔軟な政策が必要なのに、
微妙にずれてくる。
当然、長い政権時代には、いくつかのぼろがあって、これは何とかごまかしてきましたが、
国民の記憶からは消せないでしょ。
森友、加計も、だれも決着したとは思っていない。
人のうわさも75日ですから、いわば時効狙いの政権運営だったわけです。

 

ここに来て、2000万円問題とか、イージス・アショアの配置の疑問だとか、
防衛費の着実な膨れ上がりだとか、
ま、これに限らず様々な問題が噴出しています。

過去を見て、よくよく考えれば、様々な問題が噴出していない瞬間ってなかったのですが、
私は、ここに来てのいくつかの問題に、不誠実な対応を感じるんですね。
ま、正直、政権担当者は、もうすこし正直になるべきだ、と。
国益とか、国家機密とか、言葉を濁すことがありますが、
とは言え、正直であるべきでしょ。


逆に言えば、なんとうその多い政権なんだろうか、と思っています。

そういう意味で、現政権には辟易としているのですが、
かといって、野党に政権をゆだねられるのか、となると、これまたもっと不安。

 

昔、アメリカの大統領選で、ある大統領が徹底的に嫌われて、
次の大統領選で、こんなフレーズが登場しました。
正直その時の大統領が誰だったか忘れましたが、
ANYONE BUT XXXX、という言葉です。
このXXXXには当事者の名前が入ります。
たとえば、例えばですよ、このXXXXがトランプだとしましょうか。
するとこの例で行けば、トランプ以外ならだれでも、という意味です。
問題は、じゃあ、トランプ以外の誰かはいないのか、となるんですね。
要は、トランプは否定したけど、肯定すべき人の候補がいない、ということになります。

もっとも、アメリカでのこの大統領選挙では、当然具体的な名前が登場しましたが、
一応はネガティブキャンペーンとしては、恰好になったわけです。

 

で、どうもこれに近いのが現状の日本ではないか、と。
安倍首相をはじめ、現自民党政権の嘘っぽさにいささかうんざりしているものの、
肯定すべき存在がない、ということですよね。
もちろん野党をじっくりと眺め渡してもです。

つまり、せめてもの言葉が、ANYONE BUT、と言うところなんですね。


こんな状態での次善の策ですが、
こうなると、自民党内でのリーダー交替でしょ。
正直、権力にすがりついている輩は一度一歩下がってもらって、
清新な志を持っている人をリーダーにする、と言う策しかないように思いますね。

 

賛否はあると思いますが、私は河野氏はその候補の一人だと思っています。
地元のラジオやテレビのインタビューとして、彼の意見を聞いてきましたが、
嘘がどうも嫌いらしい。
妙な格好つけをしないですもんね。

 

彼がプライベートで話してくれた子どもの頃の話ですが、
ある時、父洋平さんと家族で寿司を食いに行ったのだそうです。
で、最後にまきものかなんかを頼んで、仕上げようとしたんですね。
そして、太郎ちゃんは(まだ子供です)醤油小皿の醤油がなくなっていたので、

醤油を継いでその巻物を食べた。
で、家に帰ってきて、洋平さんは烈火のごとく怒ったのだそうです。
最後に食べるのは、たった一貫の巻物じゃないか。
それなのに、あの醤油の注ぎ方は、と言われたのだそうです。
まあ、結構、バット注いでしまったんでしょうね。
なんと無駄をするんだ、と言って殴られたそうです。

 

いや醤油ごときで殴るのかよ、と思いましたが、
普段の生活こそ背筋を伸ばして生きるべきだ、と言う家訓なんでしょうね。
そういう環境で育ったんですから、実に微細な神経を持ち合わせているんですね。
次がどうかとかではなく、

いずれ、嘘のない政治の担い手として登場してもらいたいものだ、と思っています。

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