水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
<< ヤバイとマジ | main | プラゴミの行くへ >>
テレビの在り方

時代は流れるんですね。
その昔、と言っても終戦後と言った感じの時代。
我が叔父が芸能界関係にいて、シナリオ等を手がけていたのです。

要は作家です。
その頃続々と民放テレビ局が開局したんですね。
叔父は、そんな世界に関わっていたので、何人かの仲間から、
開設される某テレビ局に運営スタッフとしてオファーを受けたのだそうです。
で、そのとき、テレビなんか、と、まあ下に見ていたので、
この話を蹴ってしまったそうです。
後に何十年かたって、テレビ全盛の時代を迎えると、
あの時、話を受けておけばよかったな、と、かなり露骨に悔やんでいました。
でも、その頃は海のものとも山のものとも分からなかったので、そんな判断をしたんでしょうね。


テレビが、まだまだよちよち歩きの頃のことです。
さる映画俳優が、テレビのドラマの出演依頼があった時、
テレビなんて出演できない、と、
これまたその業界を軽く見た発言をしたことがあったんですが、

ことほど左様に、新しい文化の登場と言うのは、
それ以前の状況に慣れているものにとっては、
素直に受け入れがたい所があるものなんですね。

 

で、テレビの全盛期がやってきますが、

これとて、いつまで続くのか定かでないでしょ。

どうも、今後の展開を考えると、そうそういいことづくめには行かないようです。
なんといってもネット系、特にスマホの発達ぶりとその普及ぶりには、
なんか、際限ないものを感じます。
ここを甘く見ると、テレビも、新聞も、メディアと言うメディアは、ほぞをかむことになりそうです。

 

とは言え、まだまだテレビは家庭の中心的娯楽提供機ですね。
で、改めて、テレビの番組構成を整理してみると、
これまた大いに変貌をしてきています。
特に、大雑把にいえば、歌番組が極端に減ってきたこと。
バラエティ番組がやたら増えてきたことでしょうか。
そもそもが、バラエティ番組の定義が何なのか、よく把握できていないのですが、
要は、ニュースでもない、音楽番組でもない、討論番組でもない、ドラマでもない、という風に
ジャンルを少しづつ削除してゆくと、なんとなくぼやっと残ったのがバラエティなんでしょうね。
少なくとも、いわゆる芸人が出演していて、
やたら笑い声が流れて、スタジオの一方に階段式の観覧席があって、
ここに、視聴者の、主に若い女性が座って見物している、と言う形態でしょうか。

 

ここでの主役は芸人です。

そもそもが芸人抜きで番組構成ができなくなっているんじゃないか、と思うんですね。
もともとは、漫才とかコントとか、いわゆるお笑いを売りにして活動している人たちです。
なんでも取り敢えず、芸人と言うひとくくりにされていますが、

それでいいのでしょいう。

要は、口が達者で機転がきいて、面白いことを言えればそれでよしとされるわけです。
ま、それにしても、一獲千金を夢見ているのか、有名になりたい病にかかっているのか、
他にやることがないからなのか、
実に多種多様な人種がうごめいています。


当然のことながら、視聴者は冷静ですから、詰まらなかったり、厭きたりすれば、
簡単に見捨ててしまいますね。
また、こういうことに敏感なテレビ局ですから、
情け容赦なく、使い捨てのごとく、一発屋さんが生み出されてゆくんです。
しかし、彼らにしても、こちらの岸からあちらの栄光の岸へ船出して、

あとちょっとでたどり着く、と言う時に、
評価が上がらないと、お呼びでなくなる。
成功と言うべき地に、たどり着く前に、

無残にも、力尽き、次の手すら繰り出せないのでしょうね。
こんな人は、きっとごまんといるはずです。
でも、だからといって、今更転職も厳しい。
うだうだと時間は過ぎる、年を取る。
そんな時、ちょっとでも小遣い稼ぎの話でもあれば、乗ってしまいますね。
しかし、詐欺グループのパーティともなれば、そこで支払われたギャラは、
善良な市民が騙されて巻き上げられたお金のわけで、
知らなかったでは済まなくなるでしょう。


ちゃんと食えるような面倒を見ていない芸能プロダクションの責任なのか、
しょせん能力もないのに、うだうだと芸能界にしがみついているものの責任なのか、
実に微妙な出来事です。

実業の世界、政治の世界、スポーツの世界、芸能の世界、どんな世界でも、
成功者と成功しそこなった人とが、混在するものです。
今回のこと、一部の人を除いて、
いさぎよく普通の人であることの認識をすることができなかった罰なのかもしれませんね。

 

 

 

 

| 水嶋かずあき | あれこれ | 19:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









http://blog.mizushima-kazuaki.com/trackback/3071
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< October 2019 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ MOBILE
qrcode
+ LINKS
+ PROFILE