水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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Be Gentleman

知らなかった、で、罪は逃れられるのか。
いつもそれが疑問なんです。
極端な例で言えば、殺意はなかった、で殺人が起きると、
殺意があるよりは軽い刑になるでしょ。
そのつもりはなかったとか、知らなかったとか、それこそ殺す気はなかったとか、
どう見ても、その心の内のありようで、罪科や量刑が決まるのが、私は納得できないんですね。

 

まあせこい話ですが、平塚駅の南口から海岸に向かうなかほどのところ、
要は河野邸がある交差点のところなんですが、以前須賀方面から走ってきて、
その交差点で、海に向かったんですね。
つまり、左折したわけです。
ここは5差路になっていて、信号もややこしいですし、右折左折に制限があるんです。
で、その左折をした時に、その先に警官が立っていて、手招きされたんですね。
正直なんだろう、と思いました。
警官は、ここは左折禁止なんだ、と言うんですね。
言われて、なんでここが左折禁止なんだ、と思い、

念のため下車をして、道路標識を確認したのです。
いやなんとも奇怪な標識で、じっくりとみてみれば、確かに左折禁止。
結論をいえば、切符を切られたのですが、
警官は、「よく見なかったんだろ」と。
これも一種の知らなかった、でしょ。
でも、切符は切られてしまいます。

 

裁判なんかで、被告が、知らなかったを強く主張すると、幾分か量刑が軽くなるんですかね。
でも、原則、知らしめる手順は、公的になされているので、
知らなかったで免罪はないんですね。

 

今期の通常国会も終わり、この会期中に、何十だかの法案が成立した、とかテレビで言ってましたが、
どんな法律がどのような目的で作られたのか、私達は知りません。
きっと国会議員の先生方も、自分の所属する委員会関係の法律ならともかく、
国会で審議されたすべての法律について詳しく理解している、

なんて議員さんはいないんじゃないでしょうか。


ともかく、次々と法律がつくられる。
生活が変わり習慣が変わり、新たな生活のツールが普及して来たりすると、
様々なひずみが生まれてくる。
で、これを解消しようと、その対応策としての新たな法律ができます。
なんとなく、法律って、廃案とか改定とか以上に、新規法律がつくられているんじゃないでしょうか。
国家として結構気軽に借金が作られて行きますが、それ以上気軽に法が作られています。
知らなきゃいけないことが法律なんですが、多すぎるとなると限界があるでしょ。
出来れば法律の数は少ない方がいい。

 

その昔、クラーク博士が札幌農学校に、赴任してきた時に、
教頭職は空席だったわけです。
しかし、学校の運営は在職する先生方で行われていましたが、
その先生連中が手を焼いていたのが、いくらか自由気ままにしている学生たちだったんですね。
まあ、これってありがちな事でしょ。
そこで、みんなで額を寄せ合って、校則を整備しようと、原案を作り出します。
で、クラーク博士が赴任してきたので、早速彼らが策定した校則原案を見せ、
意見を聞こうとします。
クラーク博士は、その原案をざっと見ると、一言、
「Be gentleman」の一行で言い、と言ったそうです。
あれこれ言うな、一つだけ言うべきとするなら、「紳士たれ」で十分じゃないか、ということです。

 

私達は暮らしの中で、様々な団体に所属しています。
業界の団体。
地元自治会。
その他趣味の団体など。
大体規約のようなものがありますが、罰則を設けた、いわば性悪説的条項と言うのは、
先ずその役割を果たしたところを見たことがありません。
決まりごとはシンプルでいいんですね。
なんだかんだと、皆善意で運営している。

 

以前私が所属していたさる民間任意団体に、ある男が入会してきました。
で、何かと規則にうるさいのです。
確かに、設立時に、通り一遍の規約を作ったんですが、
誰もその内容を覚えているわけでもなく、
細かいことを言う者は居なかったのですが、
その新人さんが入って来るなり、やたら細かいことを言い始めたんですね。
確かに規約ではそうなっている。
でも今更そんなこといちいち照合もせず運営されてきたんです。
それで、和気あいあいとやってきた。
しかし、正論の新人さんのおかげで、なんとなくぎくしゃくしてきて、
結局、一年そこそこで組織はばらばらになり、二年後には解散してしまいました。
いや確かに、その新人さんのせいだとは思いません。
運営が雑すぎたと言えば雑過ぎたのです。


しかし、規則は人間が作ったもの、

その規則に縛られるって、なんか腑に落ちないんですよいね。

Be Gentlemanで、何とかなりそうですよね。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 18:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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