水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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日本の民度

嫌韓の人って、二種類あると思うのです。
それは根っからの嫌韓思想を持っている人。
まあ、一種の偏見でしょ。
人はとくに理由なく、主としては教育的な環境、成長の過程で、周囲にある考えを持った人がいると、
その影響を受ける、と言ったことがあります。

もう一つは、諸事情に対する受け入れ方によるもの、いわばその時の思いと言うことです。

 

以前、岡山のある町に行った時のことです。
その地方では、まあまあの企業で、著名な人物、いわゆる創業家の直系のオーナーと、
会食をすることになりました。
その方は、生粋の岡山県人で、岡山県人の気風をまとっていた方でした。
で、その席上、いわゆる部落の人への差別的な偏見が話題に上ったのです。
彼は、自分の企業に部落出身の人が求職してきたら、断る、と断言したのです。
私は、本人の能力を考慮することなしに、断るんですか、と聞きただしたら、
私達(その地域に住む人と言う意味)は、そういう環境にあって、
部落の人間は受け入れられない、と身に染みて教育されてきた、と言うんです。
正直、関東の、そういう意識の無い私達には、どうしてそう思うのか全く理解できませんでした。
で、私はさらに彼に質問したのです。
あなたの娘さんが、もし結婚相手に部落の人を選んだらどうしますか、と。
言下に、許しません、と。
その類の人間と結婚するなら、知性や品性に欠け、見てくれも悪く、ぐうたらな性格であっても
部落以外の人間だったら、ゆるしますよ、と。
そこまで、体に染みついた嫌悪の感情として、人を見下すことができるんだ、と驚いたのです。


この時、そういう偏見を叩き込まれることなく成長できた環境を、ありがたく思ったのです。
そう言う偏見は、誰の罪と言うわけではありません。
地域、周囲の環境のある種のものの考え方が、強い影響を与えただけのことです。
人を差別するものの見方を持たず、公正に見る力を得ることができたとしたら、
それは幸せなことの一つです。

ですから、人に偏見を持つと言うことは、

ちょっとばかり、不運な環境であったということにすぎないのではないでしょうか。
それは成長とともに、あたかも正しい考え方、見方であると思い込む。
決して言動としては望ましくない事ではあるのですが、
私としての感覚は、早くそのマイナスの循環から抜け出して、
心爽やかな空気をいっしょに吸いませんか、という感覚なんですね。

 

で、最近とみに嫌韓的な情報があふれています。
例の輸出規制が始まってから、露骨にそれが出てきましたね。
まあ、こういうのって、どっちが先かなんて判断は、極めて不明瞭なものです。
あいつが先に手を出したから、殴り返した、と言うのか、
いやいや、もともと根の深いものがあって、
どっちが先かなんてことは実はただのいんねんに過ぎない。
とした、問題は争いごとをしていること自体にあるわけです。
どちらかが、人としての器量の大きさを表すなら、
問題は必ず収束に向かうものです。


心の広さ、寛容さ、大局観など、人の品格に近い概念の思いを精一杯発揮することです。

韓国から、この輸出規制の問題解決の糸口を探そうと、二人の担当者がやってきました。
いわゆるごく初歩的なステップです。
どういう役職の人がやってきて、何を目的としたかは知りませんが、
その会議場の風景をテレビで見た時、かなり雑な扱いをしている、という感じを受けました。

まあ、考えられないくらい雑な設営です。
嫌韓的な人は、ざまあ見ろ、と思うかもしれませんが、
私は違和感を感じました。


少なくとも実に品格の欠如した対応だと思うんです。

日本人の役人の感覚ってこんなもんかい、と恥ずかしくなりました。
どんな状況であれ、人として敬意を持つことと、相応の扱いは、正に日本の民度でもあるわけでしょ、
なんか勘違いしてませんかね。

 

これもまた、時流を読んだ選挙用の行動なのでしょうか。

| 水嶋かずあき | グルメ | 10:53 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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