水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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子どもにツケを回している

私の2011年の統一地方選挙でのメインテーマが

「子供にツケを回さない」でした。
これは選挙用のキャッチフレーズでもなんでもなく、そう思っていたからです。

 

しかし、正直言えば、この時の思いは歳月とともに、いくらか薄らいできました。
まあ言い訳がましいことを言えば、他のことを考える時間が増えてきたのかもしれません。
と言うか、年齢とともに、自分の人生も先細りになるわけで、
以前ほど、世の中を何とかしたい、と言う情熱も、
まあ、いずれそこそこの時に死んでゆくんだから、という考えが少しづつ
頭中にはびこってきて、薄らいできたんですね。

 

ま、そういう意味で、逆に自分の人生の流れを振り返ってみると、
いい時代に生きてこれた、と思うのです。
もし、10年早く生まれていたら、戦争のもっとも 過酷な側面をながめ、
心理的な影響を、ゆがんだ形で残したのではないか、と思うんです。


終戦は1歳と7か月。
まだまだ赤ん坊ですから、何も覚えちゃいないです。
でも、幼児期になると、いくらか記憶が残っています。
終戦後のことですから、粗末な食事でしたし、

決して十分ではなかったと思うんですね。

まだ、幼稚園に行くような頃、遊びに行こうと家を出る時、
母から、落ちてるものを拾って食べてはいけない、と注意されたものです。
今時だったら、自動車に気をつけなさい、とか、
知らないおじさんについて言ってはダメ、とかの注意でしょうか。
時代の落差を感じるでしょ。
道端に落ちてるものを食べるな、と言うんですから。


洋服だって着た切りすずめ。
一冬同じセーターを毎日着るんです。
でも、みじめには思いませんでしたね。
毎日とっかえひっかえ着るものを変えているかみさんを見ていて、
不思議に感じるような感覚は、その頃に身に付いたんでしょうね。

冷暖房なぞありませんから、冬は寒さに凍え、夏は暑さでばててしまいます。


でも、自然は豊かでした。
高麗山に登れば眼下は殆どが田圃か畑。
今は建物がびっしりですけどね。
夏休みと言えば昆虫採集。
蝉やトンボ、蝶などは、半日で箱一杯採集できました。

 

徐々に、あまりに徐々にではありますが、周囲の風景は変わって、
昔の子供心をワクワクさせる景色はほとんど見ることができなくなりました。

青年のころ、日本は高度成長。
オリンピックに万博。
新幹線に東名高速。
追っかけバブルがやってきて、

今では考えられないようなお金が潤沢に世の中を回っていたと思うのです。
あのころは景気がよかった、と言うのもいい経験だったでしょ。

 

で、多少老後の不安はあるものの、
まあ何とか、いい一生を送れそうだ、と。

 

そこで、じゃあ、今の子供たちはどうなんでしょう。
私達が、純真に楽しく送れた日々を彼らは送れているんでしょうか。
みんなでワイワイやった裏路地での缶けり、陣取り。
今はゲームにとって代わって孤独な時間を過ごしている。
なんとなく、あれこれ管理されている日々なんじゃないでしょうか。

 

私達の死後の日本が不安なんです。
日本の経済だって、先行き不透明でしょ。
国民の生活が今後も安定して送れそうだ、なんて保証はどうなんでしょうね。
今の子どもたちが高齢者になった時、国の借金はけりがついているんでしょうか。
地球環境は何とか人の住める状態なんでしょうか。

そう思うと、もしそのような環境になってしまったとしたら、
それは、私達の無思慮な生きざまが、ツケとして、
子どもたちに回ってしまう事でしょ。

 

やはりなんとかしなきゃですね。

| 水嶋かずあき | - | 19:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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