N国の代表、立花氏がテレビの会見で、
丸山穂高議員の入党を公表した時の言葉、
「何も犯罪を犯したわけではない」と丸山議員を擁護しました。
ま、正直、そもそもの丸山議員は、例の戦争発言、さらには宿舎での外出騒ぎ、
酔ったうえとは言え、卑猥な言葉の連発。
余りの低次元な内容に、あんな奴と一緒にされちゃ困る、と言った感じで、
国会議員たちから、議員辞職勧告まで突きつけられても、辞職せず、
その面の皮の厚さに、世間も非難ごうごう。
と、まあ問題児と言っていい輩でしょ。
で、これをN国が拾う、というわけ。
当然世間は眉をしかめますよね。
だいいち、丸山議員は、以前、NHK受信料は払わなくてはいけない、
と公式に表明しているんですね。
言ってることとやってることがこんなにずれているのも珍しいでしょ。
で、会見場では質問が飛ぶわけですが、
その返答が、冒頭の犯罪を犯しているわけではない、という言葉。
さ、そこでちょっとまて、と。
犯罪を犯すというのは、反社会的行為の最たるものでしょ。
殺人から始まって、万引きとか、軽犯罪など、
犯罪の種類はさまざまで、その罪の大きさもいろいろですが、
でも、ひとくくりにすれば、反社会的な事ですよね。
で、これをしていない、と言うのが彼を擁護する言葉なわけです。
国会議員ですよ。
少なくとも、人にランクがあるとは思えませんが、それでもあえてランク付けすれば、
人格・品格とか、見識とか、大局観、哲学観、人生観、指導力など、
優れたものを持っているはずなのが議員先生でしょ。
選挙がうまいだけではないはずです。
その意味で、人間としての価値が、他の人よりは高いはずです。
まあ、10階級ででも例えれば、
トップの10とか9でしょ。
それがごく並みの0がいて、さらに反社会的な傾向の強い犯罪をするような人がいて、
まあここは、0以下のランクで、マイナス1とか、マイナス2とか。
で、犯罪を犯したわけではない、と言うランクは、
このマイナスとか、0とかのぎりぎりのランクだ、と言う事でしょ。
ま、正直、このレベルの国会議員がいることも問題だとは思いますが、
そんな表現をするある党の代表がいるということも、問題でしょ。
言っちゃあいけない事を云ったんですから。
そもそもが、NHKの受信料の問題を唯一テーマに掲げている党です。
この国の問題は、公共放送の受信料が政策の争点の一つなのか、と。
つまり、国会で、政党を作り出すほどのテーマなのか、と。
確かに、NHKは、700億を超える収入があり、
国家が支給する補助金(各種交付金)が70億。
最高裁大法廷で、受信料は支払うべき、と言う判決が下されてはいますが、
スマホを含め、今時テレビの受信機能と縁遠い人はいないでしょ。
つまり、なんでもかんでも払えというのは、、これは一種の税金でしょ。
つまり税金としての意味で考えれば、その内容をもう少し精査されるべきですよね。
したがって、いや、税ではない、と言うなら、スクランブルのシステムにし、
これについては支払わない、ということも正論のような気がするんですけどね。
とは言え、重要性、緊急性で言うと、それほどプライオリティが高いとは思えないでしょ。
目前の問題で言えば、日韓や領土問題、高齢化社会、年金など、問題山積。
まあ、きっと国会議事堂は、能天気な問題でも大事に取り上げようという事なんでしょうね。
これって、ちょっとしたポピュリズムではないですか。