水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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争いに正論はない

ホモサピエンスがアフリカの地に出現して以来、
いやもっと前から、人類の祖先がまだまだ野生動物の領域で棲息していたころから、
群れで暮らし、隣接する群れ同士、縄張り争いがあって、
時に残酷な殺し合いをしてきたんだと思うんです。


多くの、しかも群れで暮らす動物たちは、
おうおうにして食料確保のために、ごく普通に我が群れを守る行為として、
他の侵略を阻害してきたようです。
ま、一種の本能的自己保存の行為でしょうか。
それが、どこの国の歴史を見ても分かる通り、
覇権的思想がはびこり、国家を形成し、
その覇権欲は際限なく広がり、近代にいたっては、
大規模な戦争へと発展していったわけです。

受動の姿勢は時間とともに能動に変わるんです。

 

そもそもがなぜ国と国が争うのか、時に宣戦を布告し、
戦闘状態になるのか、と考えると、
それは、戦争をする、と言う決断をするからです。
当たり前と思うかもしれませんが、戦争をするという決断がなされれば、
国家としてその態勢を整え、国民は有無を言わさず戦争に巻き込まれてゆきます。
で、勝っても負けても悲惨な結末があるわけですね。
そりゃ、どう考えても、生産的な行為ではないでしょ。
破壊と殺戮、生産に当てるべき費用は戦費に回される。
いい生活ができるわけない。
国民は、そういう生活を強いられ、時に命をささげ、
終わってみればなんだ、と言う事でしょ。

 

で、冷静に反省してみると、そもそも何だってこんなこと始めたんだ、と。
それは、開戦と言う決断があったからです。
まあ、きっと昔むかし武士が戦国の頃に決断としては、
大将が、やる、と言えば始めざるを得なかったんでしょうね。
近代にいたっては、複数の人の決断が必要だったのだと思います。
とは言え、複数の戦争開始を決断できる組織にも、序列があり、

トップがそうだ、と言えばまあみんな従ったんでしょ。
要は、戦争をするという考えを強く持ったリーダーにより、戦争ははじめられたと言うことです。
確かにそう言う者を支える国民のかもしだす空気は大きな影響をするかもしれませんが、
とは言え、トップリーダーの思いが、最後の決断でしょ。
太平洋戦争だって、そんなところでしょ。

 

ではなぜ、開戦の決断をするのか、ですが、
大雑把には、何か腹を立てたからでしょ。
面白くない、と。
要は、規模は違いますが、喧嘩を始める時のきっかけですから、
双方穏やかににこにこしていたら、争いは始まらない。
何か気に障ることがあって、いや、もともと虫が好かなかった、なんてこともあるでしょうね。
ちょっとしたしぐさ、言葉尻で、なんだ、この野郎、と拳を上げる。
相手も相手で上等じゃねえか、と組みついてくる。
まあ、一昔前、路上でしばしば見られたケンカってこんなところですよね。
で、国と国の戦争でもまあこの相似形でしょ。


それぞれ腹にイチモツがある。
ちょっとしたきっかけで、それが発火点となる。
そうなると、開戦と言う事なんでしょうね。

くどいようですが、戦争のきっかけは、リーダーが決断すると言うことです。
太平洋戦争の場合、このリーダーたちが、処罰されました。
いわゆる戦犯と言うことで。

 

さて、そのような状況に傾きつつあるとき、国民はどう受け止めたのでしょうか。
終戦後、皆がそれぞれ反省をしていましたが、
私が叔父に聞いた話では、ま、勝てるとは思わなかった、という話と、
そう言う空気が形成されてゆくときに、誰もそれを変える力を持っていなかった、
成り行きに巻き込まれてゆくだけのことで、
あれよあれよと、状況が悪化し、ふと気が付いたら、
手の付けられない混乱に巻き込まれていた、と言うんですね。

 

どよんとした空気。
極右傾向のリーダー。
覇権欲の強い言動。
周囲のyesmanたち。
国民不在の国家観。
これらの条件が整えば、いつでも戦闘開始です。

ま、このご時世ですから、ドンパチはないにしても、

日韓は、ほぼ戦闘状態に突入でしょう。

 

も少し冷静に判断できないんでしょうか。
理にはかなっていても、それが正論かどうかは話が違うでしょ。
争う姿勢に正論はないですからね。

 

| 水嶋かずあき | - | 10:40 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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