水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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お通し不要論

ある記事からです。

テーマはお通し。

というか、お通し不要、もしくは拒否可能なシステムにせい、と言う意見についてです。


うちは居酒屋ですからお客様が着席し、飲み物のオーダーをいただくと、
原則お通しを付けて出します。

で、トラぶったことは無いですね。

ひとつは、めまぐるしく内容が変わる、と言うことと、

出来合い品をさらに盛り込むなんてことはしていないからです。

 

で、サイトでああだこうだと言ってるのは、
頼みもしないのにお通しの代金が伝票についてくるのは
理不尽だ、と言うんですね。
そして、なぜお通しと言うシステムがあるのか、
関西では突出しと言いますが、
これについてあれこれ書いてあるんです。
特に、外国からの観光客など、頼みもしないものが出てきて、
なおかつ料金に乗っているということに、疑問を持っているとか。
で、支払料金のほぼ一割がお通しの料金で、
これはいかがなものか、みたいな意見なんですね。
で、断ることができるので、そこはきちんとしたほうがいい、と。

なるほどですね。


で、順に言い訳とと主張を展開します。
まず、注文を受け、料理が出てくるまでに、カラ酒にならないよう、

という意味が最大の意義です。

ですから、最初のオーダーが出てくるまでのつなぎ的な要素は確かにあるのですが、

店によっては、我が店の最初の料理ですから、

最大の神経を注いで作ってます、と言う所もあります。
大体、居酒屋に行くと、先ずは飲み物の注文から始まるでしょ。
少なくとも、先ず料理の注文を取って、
では、と一息入れて飲み物なんて手順は経験したことがありません。
したがって、おしぼりだの小皿だのとともに、飲み物が出てきます。
さて、それから料理の注文となると、出来上がりまでのタイムラグがあるので、
ここをつながなくてはいけない。

そこで、今日のお通しみたいなものが出てくるわけです。

 

で、お通しに対する不満は、頼みもしないのに、と言う部分と、
もうひとつ、ここが重要なんですが、取ってつけたようなものが出てくることです。
それこそ出来合いの、ビニール袋を開封し、小皿に盛り分けるだけの小料理。
いわば心無いお通しです。
まあ、つなぎだから、この程度でいいだろう的なものですね。
これはよくない。
だって、お通しと言えどその店の料理なわけで、
雑に考えてはいけないはずです。


つまり、お通しに不満があるのは、お金の問題じゃないんですね。

私が、知り合いのお店に飲みに行く場合、
ほぼ100%お通しが出てきます。
なんとなくそういうもんだとも思っていますが。
で、料金に1割とは言え、それが気になったことはありません。
だって、料金て、飲み物、料理の総合計額でしょ。
生中だって、店によって値段が違いますし、やきとりだって、
一本いくらかなんて全部違うでしょ。
あるメーカーのあるカップヌードルが、1個100円なのか、120円なのか、とは意味が違うでしょ。
例えば、キリンの生中が、400円なのか、450円なのか、店によって違うでしょ。
でも、それを指摘はしないでしょ。


つまり、飲食店の料金体系は、きわめて個性的なんです。
トータルで、安かったか、まあまあなのか、ちょっと高いか、なんですね。

つまり、お店によってきわめて個性的な内容なので、お通しひとつを取り上げて
要不要の議論とか、値段をつけろとか、断れるシステムを明示しろと下の提案は、
野暮と言うものなんです。
要は気に食わなければ、その店に行かなければいいことです。
行ってみて知ったというなら、それは野暮な話です。
日本では、大昔から、お通しと言う食文化が根付いているからです。

お通しの料金に不満があるというのは、
その店に何らかの不満があったことに通じると思うんですね。

調理を運んでくれる姉さんが、ちょっと色っぽくて、好みのタイプ、

しかも、ものを運んでくれるたびに、結構人懐こい話題が交わされて、

いや良い子だね、また来るよ、とか言いながら、勘定の時にお通しなんか頼んでないよ、

なんてクレームはつけないでしょ。


トータルに店の雰囲気とか、接客のレベルとか、料理の味とか、
要は、満足すれば、お通しの料金など関係ないでしょ。
結論を言えば、あまりうまくもないお通しだったことと、

そのお店の何かが気に入らなかった、と言うことなんですね。

| 水嶋かずあき | グルメ | 15:07 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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