水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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酸素のおかげでしょ

私の身のまわりでもタバコを吸う人は結構います。
ところが不思議なことに、同世代とか、やや年齢の近い人の中には、
逆にタバコを吸う人は殆どいません。
理由は分かりません。
年を取るとともに、たばこを吸い続けると言う勇気が無くなってくるのでしょうか。
あれ程のヘビィスモーカーだった人が、次に会った時に、吸ってない。
で、どうしたと聞くと、ほとんどの人が、あっけないほど簡単に、やめたんだと言うんですね。
やめる時に未練はなかったのか、と聞くと、未練無し。
なんとなく、やめちまおうと思って、その日から吸ってない、とか。
実は、禁煙というのは、そうかもしれない。

そんな大そうに覚悟したり、構えたりするものじゃなさそうです。


私の場合もそうでした。
止めちまうか、と思った瞬間から吸ってないですから。

大体、歯ぎしりしながら、未練たらたら状態でタバコを止めようとすると、
心の中に葛藤が生まれてくる。
止めた方がいいのは分かっているんだけど、やめられないという意志の弱さ。
で、ねじ伏せるように、喫煙願望を抑え込もうとする。
でも吸いたい願望が大きくなり、心の中で戦い始める。
それそのものがストレスなわけです。
こんなストレスを抱え込むなら、まだ吸っていた方が精神的にも、肉体的にも
ましなんじゃないか、と思い始める。
どこかの医師が、やめるというストレスの方が体によくない、なんてことを言っている記事を読むと、
我が意を得たりとばかり、禁煙の意志が崩壊してゆく。


で、結局また吸い始め、短期間ながらの禁煙は、元の木阿弥になってしまう。
そこに残されたものは、意志が弱い、という現実を受け入れざるを得ないということです。
つまりマイナスの経験となって、心を一回り小さくしてしまうんですね。
たかだかタバコで、と思うかもしれませんが、禁煙に失敗すると、
間違いなく、人生の展望において、一歩後退します。


だって、そんなことですらできなかった人間と言う事なんですから。

 

私も喫煙期が長く、何度も禁煙に挑戦しました。
3〜4回はチャレンジしたと思います。
当然ですがそのたびに挫折するわけです。
なぜなら禁煙を繰り返したからこそ3〜4回なわけで、
もし一回で禁煙していたら、3とか4とかはないわけでしょ。
で、最終的に禁煙を成し遂げたのは、ある思いを持ったからです。
実に底レベルな理屈なんですが、
それは、たばこを止めている人間は、文化的である、ということです。
そう、私は文化的でありたい、そこそこのインテリジェンスを維持したい、

と言う願望があったものですから、
喫煙はそれに反する、と思ったんですね。
正に、ばかばかしいほどの屁理屈ですが、これが最後の切り札になったんです。

 

真に禁煙に踏み切れない人が、電子タバコに移行し、
ブラックよりグレーの方がまだましじゃないか、と思っているんだと思いますが、
やはり、電子タバコとは言え、それを吸うっていうことは低レベルな行為だと思うんですね。
だいいち、電子タバコが安全とか、それによる副流煙が無害である、なんて結論は得ていないでしょ。
むしろ煙草に依存する精神の弱さは相変わらずなわけで、
依存と言う精神の崩壊については、麻薬と変わらないわけでしょ。

 

電子タバコについても、次々と問題が発生してきていますね。
米食品医薬品局(FDA)は

現在、電子タバコの使用が原因で発生した127件の発作の原因を調査中なんだそうです。
確率だとか、症状のレベルだとか、具体的なダメージだとかについては、

明確なパターンは発見できていないそうです。
実態は、研究者にとっても、

電子タバコの長期的使用と健康被害の関連をまだ解明できていない段階です。
白かもしれないし、黒かもしれない。
で、白だったらとやかく言われることはないだろう、とでもいいそうですが、
本当にそれだけのことなんでしょうか。

 

私は、市内の北口駅前ロータリーの一角、また、まちかど広場の一角に喫煙コーナーがあり、
愛煙家が集まってきて、ぷかぷかやってるのを見るたびに、

みっともない絵柄だと感じているんです。
いい親父が、若い女が、たばこを吸っている様子は、絵にはならないでしょ。

 

そういう見た目以上に、大切な視点があります。
今から6500万年前、白亜紀がとじられた例の隕石衝突による大量絶滅が起きましたが、
この時恐竜が絶滅。
しかしすでに哺乳類の先祖は発生していて、極悪の環境を乗り越え、

生き残り、今日の基礎を作りました。
あの恐竜が絶滅し、ネズミサイズの小さな私たちの先祖が生き残った要因について、
多くの学者が、肉体的構造に違いがあったと、断定しているんです。
その差なんですが、哺乳類は横隔膜を備えていたと言うことです。
隕石が衝突し、ものすごい粉じんが大気中に舞う。
太陽の光が遮られ、多くの植物が死滅する。
酸素供給源の植物の死滅で、大気中の酸素濃度が低くなる。
ですから、酸素を取り込める能力が優れていた哺乳類に有利に働いたわけです。。
そこの差が、生き延びることの分岐点になったというんです。
つまり肺機能が恐竜たちより勝っていたということです。

 

私達は大変優れた肺機能を持っている生物です。
その機能を阻害しているのがたばこでしょ。

酸素を取り入れるための肉体的機能を雑に扱えば、まあろくなことはないでしょ。

生命活動の根幹が、酸素を取り込むことです。
生きてこれたベースですものね。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 16:07 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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