水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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関東大震災の暗い歴史

1923年11時58分44秒。
あの関東大震災が発生します。
地震名は関東地震、災害名が関東大震災。

 

ま、そんなことどうでもいいのですが、
当時のきちんとした科学的データが不十分なため、

関東地震の震源地は、著名な学者の数だけある、と言ってもいいくらいなんですね。

大体9か所。

 

鎌倉海岸から南に直進した東経139度30分あたりに南北に三カ所。
また平塚海岸から南に直進した大島との中間点辺り、などで三カ所。
つまり相模湾内説を唱える人が、6人。
内陸が震源と言う人もいて、秦野市のど真ん中、中井あたり、中には箱根辺りが震源と言う説もあるんですね。
ま、いずれにしてもフィリピン海プレートと北米プレートのプレート境であることは間違いないようです。

 

むしろ、最近の研究では、候補に挙がっている震源のかなりの部分が、

連動して、順に壊れた、という考えがあります。
当時の記録などでは、揺れている時間が長かったので、
いくつかの震源が、共振しながら地殻が壊れていった、という説ですね。

 

東日本大震災がそうでしょ。
初めは岩手北部の日本海溝の北側から割れ始め、
宮城・福島・茨城とその壊れた領域が西南に移動していった連動型の地震だったわけでしょ。
地震の大きさと言うのは、言ってみれば、壊れた地殻の面積と言ってもいいんですね。
ですから、東日本の場合、岩手北部から茨城沖までですから相当の面積になります。
マグニチュード9と言うとてつもないエネルギーだったのです。
マグニチュード8でもびっくりでしょ。
マグニチュード9と言うのは、マグニチュード8の30倍の面積が壊れたということです。

ま、この経験から、南海トラフが甚大な被害を招くだろう、と言われるようになったんですね。

 

今から、96年前、正午。
私の父は、まだ小学校に上がったばかり。
二学期の学期初めの行事が終わり、早々に家に戻ってきて、

4歳年上の兄さんと、八幡さんの森で拾ったドングリを小刀で細工をしていた、

その時に起きた、と言ってました。
家は、八幡大門の今の東洋印房です。
棚からゴム印用の活字がばらばらと落ちてきて、家は半壊。
中に閉じ込められた二人は、かすかな隙間から這い出てきて、
頭に多少の傷は負ったものの、一命は取り止めたのです。


この関東大震災の記憶に、例の朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ、各地で暴動が起きている、

と言うデマが伝わってきます。

そこで、町内会の若い衆が自警団を結成し、

夜になると、道の辻辻にかがり火をたいて、
片手に竹やりを持って、巡回していた、と言ってました。
地震で家が壊れ、危うく閉じ込められるという経験をしながら、
むしろ怖かったのはそのデマで、実際に暴動などに巻き込まれたらどうしよう、
と言うことだったそうです。

 

資料によりますと、このデマの流布で、多くの朝鮮人がリンチにあったようです。
中には台湾人、さらには日本人まで含まれていたとか。
異常事態ですから人々の気が立っている。
情報が不十分な時代ですから、真実が何かわからないまま、デマを頭から信じ込み、
相応の行動を取ろうとするんですね。
この悲劇的な大勘違いで、6000名余りの人が虐殺されたとか。

大正12年のことです。


このころすでに、日本民族は朝鮮人への侮蔑的偏見を持っていたんでしょうね。
道々に臨時で構えた検問所では、見た目で、最初に判断し、呼び止め、
五十銭玉を見せて、これはいくらか、と質問する。
この時、日本人の「ごじゅっせん」と言う発音と異なり、少しでもなまるようだと、
その場で朝鮮人と判断し、
時に、勝手にリンチにかけて殺してしまったそうです。

関東大震災では、地震による死者は、東京で7万人、神奈川で3万人。
しかし、地震では命永らえたものの、検問で引っかかって命を失ったものが6千人もいるんです。
阪神淡路大震災の死者数より多いのです。
これは恥ずべき歴史の言ったんですね。

 

考えてみると、このころすでに日本民族と韓民族の

不幸な歴史が潜在的に始まっていたのかもしれません。
根深い物があるんですね。
出来れば根本から解決したいですね。
でないと、日本民族は恥を抱えたままの民族になってしまいます。

| 水嶋かずあき | あれこれ | 14:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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