水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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金のとれるプレー

指揮官のパワハラ問題で、代行の監督でベルマーレがここ3試合戦っています。
戦績は2分け1敗。
3試合で勝ち点2と言うことですね。
まずは、10位をキープ。

 

さて、よしんばチョウ監督復帰と言うことになるには、
リーグでの調査委員会などで実態を審査したうえで、正に無罪放免となればのこと。
さらには、ご本人の意志もあってのことなので、
スムースに指揮権を回復するのは、難しいと思われるんですね。

 

正直、最近のさまざまなパワハラ問題、いや、パワハラに限らず、
セクハラとか、何とかハラ問題については、いささか、どさくさまぎれの
私も被害者と言うアピールが目に付きますね。
すでに過去形になりましたが、
体操協会の女子選手とコーチのパワハラ問題。
ま、人が人を管理するのですから、多少はその気があったとしても、
解釈の仕様で、パワハラともそうでないとも取れるケースが多いですね。

時に大山鳴動ネズミ一匹みたいなことがしばしばですね。

 

きっと、チョウ監督の問題も、解釈次第のギリギリのところにあるんじゃないかと思うんです。

前にも、この問題については一度触れましたが、
なんかそういうところの弱者の声を取り上げるという美風にまぎれて、
本来とはいささか違う状況にもかかわらず、
声を上げている感じがするんですね。

 

あまりいいたとえでないかもしれませんが、
電車の中の痴漢の冤罪に近いような気がするんです。
だって、ぎゅうぎゅう詰めの電車の中で、体の接触をしないようにと言うのも、結構きついでしょ。
状況次第じゃないですか。

 

ま、何より、このベルマーレの問題は、

やはりどこか、どさくさまぎれのパワハラ提訴、という感じがするんですね。
この問題で、私が一番基準にすべき要因、と思っていることは、
プロのスポーツ集団であると言うことです。

 

例えば、ある選手のプロセスを考えてみます。

Lリーガーを夢見て、子どものころからサッカーチームに所属し、
比較的身体能力も高かったので、めきめきと頭角を現し、
中学、高校と、エース級の活躍をしてきた子がいたとします。
全国大会などでも、上位の成績を収め、プロのスカウト連中からも高い評価を得られるようになってきた。
本人も、できればプロチームに所属したいと考え、交渉が始まる。
で、話はまとまり、さるチームに所属する。

さて、彼は、いつかプロチームでプレーができるようになればいい、

と夢見てきたことが実現したわけです。
ところが、おうおうにして、それはできる限りの華麗な技を披露するなど、プレーヤーとしての
パフォーマンスを披露するという事なんですが、
それだけではないんですね。
アマチュアとプロは違うんです。
高校までのさまざまなゲームでは、チームの一員として、優秀なプレーをする、
これでいいわけです。
しかし、プロでのプレーは、そのプレーをお金を払って観てもらう、

という、次元の違う世界のプレーするわけです。
ここは、同じようにいいプレーをすればいい、と考えていたら、
大違いでしょ。
じゃあどこが違うのか、と言うと、
高校までは、良い評価を得られればいい、と言うプレーです。
しかし、プロでは、金を払ってみる人々に対価に見合うプレーをしなくてはいけない。
高校までのいいプレーに、プロとしてのプラスアルファ―のプレーです。
明らかに、質とか次元とかがワンランク上がるんですね。

 

この話の発端は、チョウ監督の指導方法に不満があったということですが、
逆に、チョウ監督は、金の取れるプレーはそんなもんじゃないだろう、

と考えたのだと、私は思うんです。
選手は、チームから報酬をもらいます。
チームは観客の入場料を得てチームの運営をします。
つまり見てもらってナンボの世界なんですね。

 

私は、以前、頻繁に球場に足を運んでいたころ、例えば、入場料が3000円だとします。
で、キックオフからゲームセットまでの実質90分間の中で、
いいプレーがあると、今のは500円とか、超美技があると、弾んで1000円とか、
逆に、ぼおーとしていたための失点など、マイナスの1000円とか、
まあ、ともかくえげつないほど、プレーの一つ一つに値段をつけたことがあります。
でもこれは特殊な見方ですけど、要はそういうもんでしょ。
今日に試合は5000円の価値があったとか、

場合によっては金を返してもらいたいというゲームだってあるわけです。
現場を作り出す監督としては、金の取れるゲームをしたいと考えるでしょ。
そのために、お前のプレーでは金にならない、と思ったら、
一言二言、言葉を添えるでしょ。
時に厳しくです。
高校、大学のサッカーの延長で、プレーするな、と。
おれたちはワンプレーワンプレー観客の支払った観戦料に見合ったプレーをしなくてはならない。

そのための努力を精一杯するんだ、と言うことだと思うんですね。

 

文句を言っているトレーナーも、選手も、アマチュア精神が抜けてないんじゃないでしょうか。
プロのスポーツ集団で稼ぐというのは、生半可なことではできないぞ、ということを、
彼は言ったんではないかと思います。

 

私は、チョウ監督の熱い心は、そういうことだ、と解釈してきました。

多くの人にこのことを理解してほしいものです。

 

| 水嶋かずあき | ベルマーレ | 11:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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