水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
<< ふるさと納税の在り方 | main | 皆達者で暮らしているか >>
国境は戦争で変わる

丸山なんとかと言う国会議員が、戦争で北方領土を取り返せ的な発言で
辞職勧告決議まで受けることになったものの、のうのうと居座っていて、

こともあろうか、たびたび過激な発言をツイッターで発信しているようです。
ま、正直、いささか低レベルな思考回路の持ち主のようで、
政治家に求められる見識とか、理想とか大局観などかけらもないようですね。
一番問題なのは、品格の無さです。
ま、個人攻撃はともかく、最近、また物騒な発言をしたようです。


竹島を取り戻すなら、

(現状は韓国が実効支配をしているので、取り戻すということなんですが)
戦争で取り戻すしかない、とか言ったんですね。
これがまた韓国を刺激した。
なんか、韓国としては待ってました、という感じの発言だったようですね。
ま、丸山議員の見識の無さ、空気を読む能力の無さが、話をややこしくしてしまったようです。

 

しかし、現実を考えると、領土問題と言うのは、地球上で人間社会が国家を形成した時から
たえず問題になっていた、最重要課題の一つです。
特に国家間のもめごとの種だったんですね。

例えば、近代史レベルの歴史で、どこかの国を調べてみると、
それはそれなりの複雑な経緯があるものなんです。

 

例えば、2020年オリンピックパラリンピック東京大会の時に、
この平塚のまちで、リトアニア共和国が事前キャンプを張ることになったのですが、
このリトアニアと言う国は、どういう国なんだろう、とそれなりに調べてみたのです。
バルト海三国の一番南側、人口280万人。
面積は北海道の8割程度。
ポーランドに接し、ロシアの飛び地と接し、西側がバルト海に接している、というまあ、北欧的位置に存在します。
で、この国にも栄枯盛衰の歴史があって、
いま北海道より狭い領土ですが、その昔、ヨーロッパ諸国の中では最も大きな国だったんですね。
で、第二次世界大戦中は、ナチスドイツとソ連の強欲に引っ掻き回されて、その国境はしばしば引き直され、
ある時期は、ソ連の一部になっていたわけです。
1990年になって、ソ連の崩壊とともに独立した、と言う事なんですが、
一体どこが本来の国境なのか、なんて、時に経緯で変わるので、なんとも確定できない。

 

様々な国境、領土の確定は、ほぼ、戦争が終結した時点で決まるんです。

 

それまでの動画を終戦時に一時停止して、その時の位置が国境なんですね。
今、安倍総理が、訪露し、北方領土の交渉をすると言ってますが、
これはどうあがいても、今更変わらない。
特に、北方領土は、ソ連にとっても戦略的な意味合いが大きく、じゃあ返しましょう、なんていうはずがない。
おそらくそんなことは誰よりも安倍首相自信が感じているはずです。
今はやりのビデオ判定でもしてもらって、その時の状況を再検討することなんでしょうが、
それにしても、国家の利害が絡んで知るんですから、簡単な話ではないでしょ。

 

その意味ではどうしてもほしければ、正に戦争と言う手段で、勝つしかないんですね。
竹島も同じことです。
いつの間にかミニ基地的な建造物まで作られて、
先日の軍事演習では、ヘリコプターから兵士がするすると降りてきて、
銃を構えていましたが、
あの筒先はどこのだれに向けたものなんでしょうね。
まさに、取り戻すには、戦争しかない。
これに勝つしかないわけです。

 

とはいえですよ、今時そんな手を使えるほど、日本の文化観は低下していない。
平和の重要性を世界の国のどこよりも熟知している民族のはずです。
ですから根気よく交渉をするしかないのですが、
繰り返しになりますが、国境は、戦争終結時に決められるものなんです。
ですから、74年経った今、線引きを再考しようとか、取り戻そうとか、そんなことは絵に描いた餅で、
そんなこと考えているのは、現実的認識度がゼロなんですね。

 

世界中の多くの国が、様々な争いの結果新たな国境を引かれますが、
まずはそれどよしとしているわけでしょ。

先ほどのビデオ判定を、第二次世界大戦中に戻すなら、
ポーランドという国は、年々その国境が変化したわけです。
リトアニアだって、100年単位の国土面積をリストにすれば、
同じ面積だった時などなかったのではないか、と思うんですね。

 

街なかでこの間まであった商店が、無くなって駐車場になっていたとか、
再開発で、大きな塊のビルができた、とか、実にさまざまに変化しますでしょ。
領土問題と言うんは、まあ、これの国版でしょうね。

 

何しろ、あの丸い地球儀と言うのは、製造年度が替わると、中古品になるんです。
去年のものはもう中古品なんです。
国境は変わる、国名は変わるはで、

最新情報を載せた地球儀は、製造年度のものしか価値がないんですね。

 

| 水嶋かずあき | あれこれ | 10:52 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









http://blog.mizushima-kazuaki.com/trackback/3145
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2019 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ MOBILE
qrcode
+ LINKS
+ PROFILE