水嶋かずあきの甘辛問答

神奈川県平塚から、水嶋かずあきが語ります。
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姑息な親の意見

例によって、気になる記事から。

 

大雑把にいうと、運動会は必要なのか、という運動会不要論。
提案してきた御仁は、
わが子の出番は正味1時間くらい。

関係のない学年の競技の間は実質待ち時間になることなどを考えると、
非効率的なイベントだと感じているそうです。
昨今の異常気象や教員不足なども考慮して、
体育の授業参観で、学年ごとのリレーやダンスなどを行ってみてはどうか、と。
基本は、合理性を優先させ、人の競技を見ても仕方ない、と言う事でしょ。
驚くべき人間性ですね。

 

運動会は、人の競技を見る会なんです。
ちょっとくじけそうな子を、がんばれ、と応援したり、
活躍する子を称賛したり、
組体操とか、ダンスなど、ここまで仕上げるのにいかほどの隠れた努力があっただろうか、
と感動したり、
1年生の豆のような子供たちの運動能力と、
6年生の卓抜な運動能力の差を実感し、
わずかな歳月で、人がこれほど成長するのか、と再認識したりする場でしょ。

 

もち論、我が子が出場すれば、白熱した応援をするとは思いますが、
人の子に関心がない、という空疎な意識は、教育的じゃないですよね。
こう言う場こそ、人への敬意を育てる大事な実践的な場だと思うのです。

 

私は中学までは、インドアタイプで、運動をはつらつとするタイプではありませんでした。
ですから運動会は苦手な行事だったんですね。
でも、運動会ではつらつと活躍し、正にヒーローになる子は、
比較的、教室では、控え目になっていました。
人によって、得手不得手があるものです。
記憶力の勝負が苦手なら、足の速さで勝負したっていいでしょ。
そう言う子がきっといるはずなんです。
運動会は、このための場、だっていいじゃないですか。
広い心でもう一度考えるべきです。

 

秋になると、あちらこちらで運動会が開催されます。
グランドにスピーカーで、「5年生の女子は正面ゲート前に集まってください」とか、
「ただいまのクラス対抗のリレーは、3組が優勝しました」、とか、
様々なインフォメーションが流され、
ピストルの音、子どもたちの歓声、ちょっと遠くからでも独特の音が流れてきます。
それを聞くと、

これって、この地域の重要なお祭りなんだな、と思うんですね。
バッグにいろいろな弁当を詰めて、シートの上で家族が食事する。
なかなかないシチュエーションでしょ。
家族が、決まったように運動会の時に、我が子、我が孫を応援し、ご近所さんとの交流もある。
正に地域コミュニケーション向上の実践的な場ですよね。

 

何が気にくわないか、この提案者は、自分の感情だけで
これによる様々な効果を無視しています。

 

孫が花乃幼稚園に通っていて、
ここでは大々的な運動会が繰り広げられます。
場所は、総合公園内の総合体育館。
豆粒のような子供たちが、よく覚えられたと思うようなダンスを披露したり、
何十人かのリレーをしたりと、結構内容の濃い運動会なんです。
おじいちゃんとしては、重箱に、あれこれ料理を詰めて、
昼休みの食事を用意します。

ま、総じてなかなかいいイベントだな、と思っています。
少なくとの孫の出番の合間をつまらないと感じたことはありません。
一人一人の子どもの愛らしい動作を見ていると、あっという間に時間は過ぎてゆきます。

 

自分の子供の出番は1時間程度、という感覚は、いわゆる大きな愛が欠落していると思うんですね。
ちょっとさみしい意見です。

 

| 水嶋かずあき | あれこれ | 10:40 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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